筆者は、エルム街は、未視聴です!
でも、『フレディvsジェイソン』は見てます。
それだけなのに…、書くものじゃねーなっと、反省していますが、書きたくなったんです……。
なお、フレディは、過去にアロクドさんに、ボッコボコにされており見たら逃げたくなるほど怖がっています。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
帝丹小学校生徒、連続怪死事件。
地元新聞がそう報じている。
事件は、朝起きたら生徒が死亡したという謎の怪死事件である。
共通点が、帝丹小学校の生徒ということ以外に共通点が見つからず、だが単なる偶然にしてはあまりにも不自然であるためネット上などの噂では、米花町に奇病が流行っているというトンチンカンなことが流されており、いわれのない中傷があったりするなど、帝丹小学校在学の子を持つ家庭が困っていた。
「こりゃ、アレだなぁ…。」
「アレだ。」
「出たよ。アロクドとレミーの知ってるってやつ。」
もう慣れてきたコナンがあきれ顔で言う。
「お前も他人事じゃないぞ~、コナン。お前も一応今は、帝丹小学校の在学生なんだからな。」
「わーかってるよ。で? 今回はナニ?」
「すっかり忘れられてると思ったけどよぉ。ところで、コナン。変な噂が出回ってないか?」
「あー、変な病気ってアレか?」
「違う違う。例えば、次にその話をしないと自分が殺されるとか…そういう類いの噂だ。」
「なんか学校の怪談みてーだな?」
「近からず遠からずだ。お前のことが心配だから、少しばかり聞き込みでもしようか。」
「仕事でもないのに?」
「営業も必要なのさ、レミー。」
その後、帝丹小学校に行こうと思ったら、元太と光彦が走ってやってきた。
「どうした?」
「あ、歩美が…。」
「えっ!?」
「あー、やっぱり……そっちか。」
アロクドは、悪い予感が当たったとばかりに頭を押さえた。
そして一行は、歩美の家へ。
歩美の部屋には、ベットの上でうなされている歩美が眠っていた。
「どうしたんだ? なんか普通じゃない…。」
「ところで、コナンの友達の二人さん。なんか最近怪しいこととかなかったか? なんでもいいから。」
「さ、最近…、俺らの学校で変な噂が流れてんだ…。」
「例えば、全身火傷をした鉤爪の男に夢で殺された無いための、おまじないを教えて欲しければ小遣いを寄越せって感じか?」
「そ、それです!」
「それを歩美が!?」
「アイツは…、子供殺し趣味の輩だからな。メチャクチャ張り切って、それはそれは楽しんで殺して回っていたんだろうぜ。」
「どうするんだ?」
「アイツを引っ張り出す方法はひとつ。アイツに襲われた状態で起きることだ。今からこの子の夢に入って起こす。」
「どうやって!?」
「寝るだけだ。」
そう言ってアロクドは、歩美が寝ているベットに近づき、両膝をついて頭を歩美の腹の辺りの上に乗せ、そのまま目を閉じた。そして数秒で、ぐぅ…。
早っ、とコナン達が思っていると。
数秒後だろうか、歩美のうなされている状態がますます酷くなる。
「歩美! しっかりしろ!」
「起きてください!」
心配した元太と光彦が必死に声を掛ける。
やがて……。
『うおおおおおお!?』
ドスンッと部屋の端に何かが落ちた音がした。
そちらを見ると、顔から首にかけて全部焼けた肌をしたしましま模様の服を着ていて、鉤爪を持つ男が首から床に落ちた状態になっていた。
『ちきしょーーー! なんでアンタがいんだよ!? アロクド!』
「……引っ越したんだ。で、お前も引っ越しか? フレディ?」
起きたアロクドが夢から覚めて泣いている歩美を抱きしめて慰めながら、ジトッとフレディという存在を見た。
「てっきり、忘れられちまってたかと思ったがな? あれっきりまったく噂がないもんでな。……誰かが作った創作怪談が偶然にもお前に似ていたからそれに便乗しただけって口か?」
『そ……そーです…。』
アロクドが歩美から離れ、フレディを見おろすように立つと、フレディはダラダラと汗をかいて、綺麗に正座。
「……それで? どこの、誰が、お前の噂を流して小遣いを子供からふんだくってんだ?」
『それは…。』
そしてフレディは、語った。
聞き終えたアロクドは、フレディの首を掴んだ。
「よし、行くぞ、レミー。」
「うん。」
「アロクド! 犯人の目処が立ったのか!?」
「コナン。今回は、警察がどうのって案件じゃないし、探偵が出る幕でもない。ただの金に困った性根の腐った無職の男が子供の小遣いをふんだくるために噂を流しただけだ。法的には処罰できない。」
「そ、そんなぁ…! 僕らの学校の生徒が何人も死んでるのにですか!?」
「どうしようもない。だから…、コイツに罰してもらうのさ。」
『ウヘヘヘヘヘ……、わかりやした~。この日本にあんたらがいるんなら、俺…、もう悪さしませんから…。』
「ソイツは、何者なんだ? それぐらい…。」
「こいつは、ただの過去の殺人鬼だ。いいか、忘れろ。それが一番だ。何かしらコイツに繋がる話を流してみろ、途端にコイツは力を増す。コイツはそういう奴だ。分かったなら、返事!」
「は、はい!!」
アロクドの大声に、思わずビシッと背筋を伸ばすコナン達。
「よし、約束だからな? 破ったら……、分かってるな? 良い子にしろよ?」
「はい…。」
元太と光彦、そして歩美はビクビクだ。
そしてアロクドは、フレディを引きずって歩美の家から出て行った。レミーもついていった。
その後、帝丹小学校に、小遣いを奪う不届き者は姿を消した。
「で? 結局、どんな罰を与えたんだよ? それぐらい教えてくれよ。」
「悪夢には、悪夢。」
「まさか…?」
「噂を流した張本人も、まさか本当に子供が死ぬとは思ってなかったらしい。だが、今更嘘だとも言えなかった。最近の子供の小遣いの額が美味しいからだ。だから、本物の怪人にお出まししてもらって、思いっきりこわ~~~~~い、思いをしてもらったのさ。殺された子達は、もっと怖かっただろうしな。こーいうのが、殺しても足りないってやつだ。生かさず殺さず…。」
「廃人か…、反省して性根を直して人生をやり直すか…。」
「………ただの死刑の方が良いってこともあるんだな。」
「そーいうこと。」
アロクドは、タバコに火をつけた。
イメージとしては、漫画『ぬ~べ~』の、てけてけの話だったかな?っをモチーフにしています。
噂を流した男は、ニートで、金に困り、極論で幼い子供から小遣いを奪うために怪談を創作して流しただけです。
まさか、それがフレディ・クルーガーと創作した怪談が似ており、本当に子供が死ぬとは思っておらず、怖々しながらも、小遣い欲しさに噂を消さなかったのです。
その男がその後どうなったかは……、ご想像にお任せします。
アロクドが日本にいると知って、フレディはもう悪さはしません。死ぬより怖い思いをするから……。