ドールズフロントライン Rainbow   作:碧眼の黒猫

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長いこと更新していませんでした。申し訳ない。

理由はAPEXが楽しいのと動画の投稿を始めたので書いてる時間が無かったのです。かなり遅い更新になりましたが、まだ終わりません。遅くても書き続けます。


404小隊、交戦開始

 基地の食堂へ連れていかれた416は、口にテープを貼られて両手を拘束された鉄血人形と仲間の人形達を見渡していて気付いたことがあった。

 

 何処にも404小隊の姿が見えず、基地の窓は鉄板のようなものが完全に塞いでいることに。

 

「あの人形達はまだ基地にいるはず、探して捕まえましょう」

 

「油断しない方が良いと思うわよ~。あの子達、相当な手練れに見えたから」

 

「M2はここで防衛を、その機関銃が役に立つはずです」

 

「DP-28ねぇ……。まぁ、あたしのは戦車にくっ付けたままだから取りに行けないし、仕方ないわね」

 

 ガーランド達は武器の確認を済ませると三人で食堂から出ていき、404小隊を探しに向かった。

 

(悔しいけど、404小隊に任せるしかないわね。信じてるわよ)

 

 416は目を閉じて404の助けを待つことを決めている時、404を探しに向かったガーランド達は404の一人を早くも見つけていた。

 

「……これが手練れに見えますか?」

 

 廊下の壁際で銃を抱き、アイマスクをして寝ているG11を見てガーランドはため息を吐き出していた。

 

「とりあえず、連れていきましょう」

 

「待ってMP40。罠ですわ」

 

 G11に近付こうとしたMP40をStgが止めた時、廊下の角から何かがStg達の足元に投げられた。

 

「っ!グレネード!」

 

 ガーランドは叫びながら目を閉じてグレネードに背中を向けて目を守り、StgとMP40は地面へ倒れて目を閉じた。

 

 グレネードが炸裂すると目が焼き付きそうな程の強い光と耳鳴りがする程の大きい音を出し、ガーランドは敵の罠と判断し、来た道を戻って態勢を立て直そうとするが。

 

「いつの間に!?」

 

 ガーランドが進もうとした先には白い壁のようなものがあり、来た時にはなかったはずの壁ができていた。

 

「ガーランド!スモークですわ!」

 

 ガーランドが退路が塞がっているのに驚いている時、廊下に三つのスモークグレネードが投げられ、近くで寝ていたG11を完全に見えなくする程の煙が廊下に充満した。

 

「スモークですか……正面突破して欲しいと言っているようなものですよ」

 

 ガーランドが銃を背負ってナイフを取り出すと銃声と共にナイフが弾かれ、驚いたガーランドはすぐに廊下の柱へ身を隠した。

 

 Stgは円を描くようにして銃弾をバラ撒き、MP40も煙の中へ射撃を開始し、弾切れになるまで撃ち続ける。しかし、弾切れになると同時に反撃され、Stgは柱へ身を隠そうとした時に自分の銃に銃弾が当たって火花が飛び散り、MP40は足や体を撃たれて地面に倒れる。

 

「うわぁぁあ!!」

 

「MP!?」

 

 煙の中で状況がよく分からない中、MP40の叫び声が響く。すぐに柱に隠れたガーランドは相手が無駄撃ちをせずに正確にナイフやMP40を攻撃したことから、スモーク越しにこちらの姿が見えていると仮定した。

 

「Stg!白い壁をグレネードで吹き飛ばしてください!」

 

 このまま留まるのは危険と判断し、ガーランドはグレネードで吹き飛ばすように指示を出す。これで壁が無傷なら、ガーランドは煙の中を一か八か強行突破するしないと考え、いつでも走れるように準備する。

 

「了解ですわ!」

 

 Stgは銃のマガジンを換え、携帯していた小型のグレネードランチャーで白い壁を爆発させると人一人が通れるほどの穴が開いた。

 

「ガーランド!先に行って!」

 

「くっ!?」

 

 Stgに言われるより早く穴から出たガーランドは足を撃たれ、前へ転がるようにして転倒した。倒れたガーランドを見たStgは柱から飛び出して穴を通り、引き金を引きながらガーランドを避けて撃った人物に向かって走っていった。

 

「っ!?」

 

 引き金を引いたStgは銃が故障して撃てないことに気が付くと姿勢を低くして横へ一回転し、回転した勢いを使って銃を相手に投げ付けて次の一回転で体勢を戻し、相手に向かって走り出す。

 

「優雅に!華麗に!大胆に!」

 

「思ったより速いわね」

 

 銃を投げ付けられて再び銃を向けるのが間に合わないと判断した416は銃を手離し、腰のナイフと足のホルスターからハンドガンを取り出した。

 

 416はStgの一撃をかわし、銃を構える暇さえ与えない程の速さでStgは手と足を使って攻撃してくる。回転蹴り、左右から脇腹や顔を狙った殴り、どれも隙が少ない攻撃で大振りな攻撃が一切ない。

 

「どうしましたの?反撃がないと面白くありませんわ!」

 

「……」

 

 416は返事をせずに攻撃を避け続け、Stgはだんだんと攻撃が当たらないことと、わざと反撃をしてこない416に気付いて苛立ち始める。

 

「この…!わたくしと踊る気がないなら……一気に勝負をつけますわ!」

 

 Stgは自分を全く相手にしてくれない416に我慢できず、416の腕を曲げていても届く距離まで急接近し、投げ技で416との勝負をつけようとした。

 

 しかし、Stgの手が416に届く前に顎から強烈な衝撃を感じた時には、Stgの体は宙に浮いていた。

 

(な、なにが…)

 

 Stgはなにが起きたのか理解できず、床へ叩き付けられて意識を失った。

 

「Stg…」

 

 足を撃たれて床に倒れていたガーランドは416の膝蹴りで倒されたStgを見ていた。

 

「貴女は短気すぎますよ……」

 

「本当にね。こんな奴に負けるなんて……未熟ね」

 

 倒れているガーランドの近くまで歩いてきた416にガーランドは笑顔を見せた。目線をスカートの中に向けながら。

 

「白ですか。可愛いですね」

 

「その余裕がいつまで続くかしら、今すぐ楽にしてあげても良いけど?」

 

 銃を向けられたガーランドは笑顔のまま、動く片足を動かして、ゆっくりと立ち上がろうとする。ふらつきながら立ち上がろうとしているガーランドは、416には見えないようにジャケットのポケットへ手を入れた。

 

「……まだ死ぬつもりはありませんよ。貴女を殺すまでは!」

 

 ガーランドはポケットから取り出した手榴弾のピンを抜いて動く片足で強く地面を蹴り、416に抱き付いた。

 

「油断しましたね。貴女だけでも道連れに…なっ!?」

 

 ガーランドが安全レバーを外そうとした時、416は左手に持っていたナイフを捨て、左手でレバーが外れないようにガーランドの手ごと手榴弾を握って壁へとガーランドを押し付けた。

 

「くっ…!離して!」

 

「アンタと心中なんて御免よ。私にはやるべきことがある」

 

「っ!?」

 

 416の言葉にガーランドは抵抗する力を少し弱め、弱い力で抵抗を続けながら目を合わせないように416の胸元へ視線を向ける。

 

「そんなの……私の知ったことじゃ……」

 

「そう、アンタの知ったことじゃない。関係もない」

 

 ガーランドは段々と抵抗する力が弱くなっていき、416は持っていた銃をガーランドの肩に押し付け、引き金を引いた。

 

「ぐぅっ!!」

 

 肩を撃たれて力が抜けた瞬間、グレネードは416に奪われ、ガーランドは壁に背中をつけたまま床にゆっくりと座り、肩の傷を手で押さえる。

 

「終わった~?」

 

「ええ、あとは一人だけ」

 

 416がガーランドを拘束していると、穴から出てきた45がセンサーをカメラのように持ちながら、416とガーランドに向けてセンサーの調整をしていた。

 

「うーん、敵がグリフィン人形だといちいち自分で味方か敵かを変えないとだから、この部分をもう少し改良して欲しいかな」

 

「あの指揮官に言うことね。それより次はこれで突入するつもりだけど、そのセンサーで確認してくれる?」

 

 416は折り畳まれた爆薬、ブリーチングチャージを取り出して45に見せる。

 

「はいはい、じゃあ最後の一人を倒しに行くよ」

 

「待ちなさい、G11と9はどうしたのよ」

 

 416が穴の方へ目を向けると、9が銃を抱えて寝ているG11を抱えて穴から出てきた。

 

「まったく……起きろ!」

 

 416の拳で無理やり起こされたG11は目をゆっくりと開けて軽く口を開いてあくびをした。

 

「ふぁあ……痛いなぁ……」

 

「寝坊助が……寝るなら仕事を片付けてからにしなさい」

 

 頭を掻くG11に注意をしながらナイフと銃をホルスターにしまい、落とした銃の確認をする。壊れた部分が無いことを確認し終えた416は、他のメンバーと共に最後の人形がいる部屋へと向かった。




R6Sのタチャンカが持ち運びできるようになりました。あとかなりマイナーなグレネードランチャーを持っていますね。

恐らく、クラコフ自動擲弾発射器。モシン・ナガンを改造してグレネードランチャーみたいにした発射器が元ネタだと思います。

では、また次回。

「撤収だ」by.タチャンカ
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