完全オリジナルも楽しいですが、二次創作も楽しい。
さて、今回はタイトルがヒントなので前書きはここまでです。
私は皆と帰ってきて楽しくゲームでもしようかなと思っていたのに、帰ってきたらグリフィンの独身おばさんに怒られました。
どうやら私が一緒に出撃したことが良くなかったそうで、今後は人形達と出撃することは認めないとのことでした。
予想はしていたからこそ、416にヘリの操縦を教えたわけだけど、ちゃんと輸送ヘリ用の人員は送っていると言われた。
私がそんな人は来ていないことを伝えると、おばさんは少し考えた後、また連絡すると言って通信を一方的に切ってしまいました。
「ってのがさっき司令室で話してたことなんだけど、どう考えてもまた救出任務か捜索任務が来るよね。だから、間に合わないだろうけど今後のことも考えて捜索特化のガジェットを作ってるんだ~」
「そうなんですね~。お疲れ様です指揮官、お茶をどうぞ~」
「ありがと~」
私は休憩に宿舎へやってきて、話を聞いてくれているL85とお茶をしていた。
ガスマスク越しにお茶を飲んでいるのに誰も驚いてくれないし、というか間近にいるL85ですらも笑顔のまま何も聞いてこない、他の皆はゲームに夢中だから仕方ないだろうけど。
「行けぇぇ!!」
「こら!スコーピオン!?アッシュの使い方間違えておるぞ!それはボマーに向けて撃つものじゃないのじゃ!」
「爆弾だらけの部屋が……ここをEMPで……」
「えぇっと、新しいドアを作りますわ……。よし、今度はこのセリフが良いですわね」
「うぬぬ……オーバーヒートしちゃいそう……」
「大丈夫?K2。無理しなくて良いのよ?私が代わるわ」
「ありがとう416。でも、やりたいって言ったからにはやるよ!私!」
「ステンさん、ここでスタンドマイクを使いましょう!」
「了解!それ!……あれ、何か落ちて…うわぁぁぁぁ!!ニトロセルじゃないですか!!」
皆、楽しく遊んでくれているようだ。
アッシュのブリーチング弾をボマーに向けて撃ったり、爆弾だらけの部屋にEMPを投げ入れるのではなく、何故か遠方から部屋に投げ入れようとしていたり、テルミットのセリフを覚えようとしていたり、ハンマーをスタンドマイク呼ばわりして使っていたりと、聞いたり見たりしているだけでも楽しい。
416に教えてもらいながらオーバーヒートしそうなK2は一生懸命、ゲームを覚えようとしていた。
そんな姿もとっても良い、頑張ってねK2。
皆がゲームをしている様子をお茶を飲みながら見ていると、無線機から短い音楽が流れた。
これは新しい人形ができたことを意味している。
「さてさて、誰が来るかな。ちょっと行ってくるよ」
「行ってらっしゃ~い」
L85に見送られて工廠へ向かった私は今ある資源を持っていたタブレットで見てみると、もう次の人形を作るほどの余裕は無くなっていた。
「次に来る子がガジェットを持てるくらいの資源は持っておかないと駄目だよね。うぅ、一旦アレの開発は中止だね……」
もし、アレが開発できてもまだ使える人形を作っていない為、作ったところで置物になってしまう。
なるべく人形ができてからガジェットは作りたい、そう思う私だった。
工廠の扉を開けて中に入ると、背の高い長い金髪のお姉さんがいた。
「坊や、よろしくね。何かお困りかしら?」
「いや、何も困ってないよ。……ところで、アイドルにならない?」
「……?突然すぎて何を言っているのかわからないけれど、アイドルは私向きじゃないわね」
「そうかな、持ってるそれに三脚付けて踊るだけでアイドルになれるよ」
「……えぇっと、坊や?あなたが言っていることが理解できないのだけど……」
「あっ、じゃあ簡単に言うとね。その銃を少しいじらせて欲しいなってこと」
「私の銃を?ダメよ。これは私の半身なんだから、何をするつもりなのか教えてくれないかしら?」
「だから、アイドルにする」
「駄目ね……。話が戻ってしまったわ……。私、もしかしておかしな所に来ちゃった?」
頬に手を当てて困っている顔をしているDPに私は何か物足りなさを感じていた。
そう、ヘルメットだ。
あのヘルメットが無ければ、たかが機銃に三脚付けるだけではアイドルにはなれない。
私はなんて大事なことを忘れていたんだろうか、私はすぐに近くの道具を使って少ない資源を使い、最高級品のヘルメットを作り上げた。
「とおぉりゃぁぁぁあ!!」
「えっ?あぁん!……もう、いきなり何をするの?坊や。まったく乱暴ね……」
「隙あり、君にはアイドルになってもらう!!」
DPが隙を見せた瞬間に銃を奪い、私は銃を抱き抱えた。
「あっ!返しなさい!おねーさん怒るわよ?」
「むぅ、まあ無理矢理するのは良くないよね。ごめんね……」
「あら、素直ね坊や」
「まぁ、本人が許してくれないんじゃ仕方ないかな……。はい、ここの地図だよ。宿舎に行って皆と挨拶してきて……」
「そう……坊や?大丈夫かしら?さっきまでの元気はどうしたの?」
「なんでもないよ……。早く行っておいで……」
「え、えぇ……?」
DPが工廠から出ていった後、私は気分転換に外に出ることにした。
工廠を後にし、私は重い足取りでヘリポートに向かった。
~皆のアイドル、DP-28登場~
DP-28は先程の指揮官の言っていたことを理解してあげようと必死に頭を回していたが、理解できずにいた。
「とりあえず、これ暑苦しいわ」
無理矢理被せられたヘルメットを脱ぎ、ヘルメットを見てみるとヘルメットの右側面に白い一本の横が引かれ、線の上にДпとかかれ、下には28と数字が書かれていることにDP-28は微笑んだ。
「へぇ、好んで被ろうとは思わないけれど、こんなことされたら捨てられないじゃない。フフ、かわいいことする坊やね」
銃と同じくらい大事にしようと思ったDPはヘルメットを脇に抱え、地図を見ながら武器保管庫に向かい、銃を保管庫に預けた。
ヘルメットは抱えたまま、宿舎に向かい、どんな人形達が居るのかとDPは心を踊らせながら宿舎の扉を開くと、なにやら楽しそうな声が中から聞こえてきた。
「良いか!タチャンカはこう使うのじゃ!」
「おおっ!!凄いよナガン!爆発野郎もすぐに死んじゃったよ!」
「フッフッフ、じゃろう?タチャンカは決してただのネタキャラなどではないぞ。ちゃんとした運用をすれば、とても強いオペレーターなんじゃ!」
ナガンとスコーピオンが盛り上がっているのを見たDPは何で盛り上がっているのか気になり、彼女達が食らいつくように見ているモニターを覗いた。
そして、そこには三脚付と知らないオプションが付いている自分の銃があり、立ててあるシールドのようなものの後ろで来る敵を次々と倒していた。
「あら、私が映っているわ」
「そうじゃぞ。おぬしが映って……うん?私……あぁっ!」
「こんにちは、同志」
「おお!DP-28!おぬし、来ておったのか!」
ナガンはゲームをすることを止めてDPと軽く抱き合い、顔を合わせた。
スコーピオンがその隙にナガンが使っていたパソコンを乗っ取り、代わりにゲームをし始めた。
「おぬしが来るのはもっと先じゃとばかり思っておった。会えて嬉しいぞ、同志DP!」
「こっちも会えて嬉しいわ、同志ナガン。ところで、どうしてさっきは盛り上がっていたのかしら?」
「あぁ、それはじゃな。……あっ!こら、スコーピオン!また機銃で遊びおって!!」
ナガンが振り向くとナガンが座っていた場所にスコーピオンが座り、操作を乗っ取ってタチャンカの機銃を上下左右に振り回して遊んでいた。
「誰か~!この動きを見てよ!前より良い動きができてると思うんだ~」
前よりも良い動き、と言うよりは前より滑らかに動くことができるようになったと言いたいのだろう。
しかし、ゲームを遊んでいる人形でそれを見る余裕がある人形は誰一人としていなかった。
「へぇ、そんな遊び方もあるのね」
「勘違いするでないぞ。こやつは間違った遊び方をしているだけじゃ」
「遊び方は皆それぞれよ。個性的で良いと思うわ」
「ぬぅ、甘いのう。まあ、楽しければ良いというのはワシも同じなんじゃが……」
「ナガン、個性は大事よ」
「そうかの?ワシには、ただ馬鹿なことをしているだけなような気がするんじゃがな……」
ナガンとDPはゲームを楽しく遊んでいるスコーピオン達を見ていると、突然宿舎の扉が勢い良く開いた。
「大変!大変!指揮官が!」
扉に視線が一気に集まり、指揮官という単語が出たことで416が何かを察したかのように扉を開けた人形に詰め寄った。
「指揮官がどうかしたの!?FMG!」
「う、うん、ヘリに乗って何処かに行っちゃったんだよ!」
「「「えぇっ!?」」」
全員から驚きの声が上がり、416は部屋をすぐに飛び出して行ってしまい、それをSMG達とAR達が追いかけて行った。
「どういうことなんじゃ?何故、指揮官が……」
「それが、酷く落ち込んだ様子だったから……もしかしたら自殺する気かも!?って思って……」
「なんじゃと?……うぅむ、あの指揮官が自殺など考えるような気はせんのじゃがな……。しかし、どうして落ち込んでいたんじゃ?」
「えっと、多分DP-28が原因だと思うんだけど……」
「何?どうしてDP-28が?」
「あぁ……もしかして、改造を断ったからじゃないかしら?まさか、そんなに落ち込むなんて思わなかったわ……」
「改造?……そういえばおぬし、そのヘルメットはおぬしのか?」
「えぇ、アイドルがどうとか言って無理矢理渡されたのだけど……」
「あぁ……なるほどの……、じゃあ大丈夫じゃ。何処へ行ったのかはともかく、死ぬような真似はせんじゃろう」
「でも、他の子達は探しに行ってしまったけれど、呼び戻した方が良いんじゃないのかしら?」
「そうじゃな、まったく人騒がせな指揮官じゃな……」
「えっ?……あれ?……もしかして私、余計なことしちゃったのかな?」
渋々、歩いて部屋から出ていく二人の背中を見てFMG-9 は余計なことをしてしまったことに気が付き、顔が青ざめていった。
「や、やっちゃったよーーー!!」
皆が騒いでいる中、ワルサーは宿舎で一人早い睡眠を取っていた。
ということで資源が少ない中で来てもらいました。
しかし、活躍の場は先になりそうです。
アイドルになるかは……分かりません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では、また次回。
「知りたいんだろう?この缶の中身について……命が惜しくないなら、教えてやっても良い……フフ、冗談だ。落ち着け……で、缶の中身だが……知らない方が良いかもな」by.スモーク