《マジック・スライム》を愛してやまない男、真崎 来夢(まざき らいむ)は諸事情あって地下に存在する茂木もけ夫専用寮へと配属される事になった。

周りに干渉されることもなく、唯一同じ寮生である茂木もけ夫とマイペースにスローライフを楽しむ来夢。そんなある日実技担当最高責任者であるクロノス・デ・メディチが二人の元を訪れて……

軽いノリで書こうとして斜め方向に走り出した作品ですが、よかったら見てやってください。

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【遊戯王GX】マジック・スライムに愛を捧ぐ【短編】

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「“見えるけど見えないもの”って何だと思う?」

 

 いつだったか従姉に聞かれた事だ。その時は従姉の食べるアイスのカップを眺めながら「皮下脂肪」と投げやりに答えたのだが……そして良い笑顔のままこめかみを拳でぐりぐりとされた……しかし今ならばその答えは一つしかない。

 

 本来ならばその答えは“パズルの答え”かもしれないし、“絆”かもしれないし、“覚悟”かもしれない。でも僕にとっての“見えるけど見えないもの”はそんな確かなものでも、優しいものでも、前向きなものでもない。

 

……“見えるけど見えないもの”は今日も僕を追い立てるのだろう……

 

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 オベリスクブルー所属生徒、茂木もけ夫(もてぎ もけお)。オベリスクブルーの制服はそこら中がすり切れてボロボロであり、ぼさぼさの黒い髪や寝ぼけたような眼も相まって浮浪者のようにしかみえない彼だが、デュエルアカデミアのNo.1デュエリストだったこともある優秀なデュエリストである。

 彼は《もけもけ》と出会ってからデュエルで相手や観戦者達がやる気を失っていくようになり、学園を去る生徒が続出したためにアカデミア地下の専用寮に隔離されたのだった。

 

 しかし専用寮であるはずのこの場所に連れてこられた生徒が一人。彼の名は真崎 来夢(まざき らいむ)。彼もまたオベリスクブルーの生徒であり、意図したかどうかは別として専用寮に隔離されるような問題を起こした生徒でもある。

 

「やぁどうも、茂木先輩ですか?」

 

「そーだよー。キミは誰かなー?」

 

「真崎来夢です。どうぞよろしく」

 

 互いに和やかな雰囲気で二、三言葉を交わした後、来夢は荷物を開封しはじめる。荷物の内容はほとんどはアカデミアの生徒らしくデュエルモンスターズのカードがしまってある透明なプラボックスであり、それ以外には申し訳程度にグラスケースなどの日用品が紛れ込んでいる程度である。

 もけ夫が何の気なしにカードケースの山に目をやると、パッと見ただけでも明らかに多いカードがあった。よほどそのカードが好きなのか、あるいは特定のパックばかりを買い漁った余りなのか、そのどちらかは分からないが執念めいたものを感じるほどそのカードが多く見られた。

 

「《マジック・スライム》……?」

 

 来夢はもけ夫の独り言に耳聡く反応し、首が180°回るのではないかという勢いで振り向いた。目の前にいるというのに揺れ続けている目に、言いしれない恐怖を感じたもけ夫は一歩後ずさる。

 

「あ、えっとー……」

 

「もしかして!《マジック・スライム》に! 興味が! あるんですかぁ!?」

 

 ずんずんと近づいてくる来夢にもけ夫は己の迂闊さを呪う。・・・隔離寮に連れてこられるということは、何かしら学園存続が危ぶまれる程の問題を起こしているということに他ならない事を忘れてしまうだなんて。

 来夢に肩をがっしりと掴まれたもけ夫は抵抗を諦め、流れに身を任せることにした。《もけもけ》と出会ってから身体の力を抜いて生きてきたのだし、今更じたばたしたところでどうにかなるわけではないだろう。

 

「《マジック・スライム》とは、レベル3、水属性水族のデュアルモンスターであり、そのステータス攻撃力700、守備力1200といういわゆる低ステータスモンスターなのですが、デュアルモンスターである以上は墓地もしくはフィールドにおいて再度召喚されるまでは通常モンスターであるという特徴を持ちます。それはすなわち豊富な蘇生手段を持ち、使い回しが容易であるということに他なりません。さらに低攻撃力であることも蘇生手段の豊富さに拍車をかけており、それだけでなく召喚対応罠の定番である《落とし穴》や《奈落の落とし穴》の発動条件から回避できるためにその効果も相まって極めて優秀なカードなのです! 強いて言うならば《連鎖除外》や《連鎖破壊》が天敵となりますが、高攻撃力が恐れられる現状では一定基準以下のモンスターを狙い撃つこれらのカードは余り人気とは言えないので対策は余裕のある時でもいいでしょう。そしてレベル3というのも素晴らしい点の一つで、低攻撃力と合わせることで三大ロックカード《レベル制限B地区》、《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》、《平和の死者》の影響を受ける事無く攻撃することができるのです! その上水属性であるおかげで《海竜神の加護》や《サルベージ》、《強欲なウツボ》などのサポートカードに恵まれ、水族であるおかげで先に挙げた天敵の一つである《連鎖除外》の対策として《フィッシュアンドバックス》が使う事ができるのです! そして何よりもあの美しいデザイン! 金属光沢のごとき艶かしい輝き! 激しさを内包した波打つ表情! これほどまでに美しいカードは未だかつてこのカードの他にはない! このカードを生み出したことはペガサス・J・クロフォード最大の功績と言っても過言では無いでしょう! あぁまったくアカデミアの生徒であるはずの彼らが何故これほどのカードを名も知らぬ雑魚などと言う事が出来るのでしょうか。まぁそのようなことはデザイン・能力・組み合わせの自由さを兼ね備えた《マジック・スライム》の魅力の前では些事ですね。そうそうこの名前ですがそれもまた素晴らしいセンスだと思いませんか。“魔法のスライム”ですよ、確かにこのカードには魔法がかけられているとしか思えないほどの魅力で溢れてますし、更には英語名の《Magical Reflect Slime》という名前もまさしくこのカードを表すのにピッタリの素晴らしい名前としか言いようがありません。そして・・・ふふふ、力強さとともに愛くるしさを感じさせてくれるこのデザインはそれだけでも僕らを魅了してやまないというのに、ソリッド・ビジョンでこのカードが動く様を見た時は思わず・・・おっと失礼、意識が飛んでいました。それでどこまで話しましたっけ?」

 

 もけ夫は目の前の男がこの寮に隔離された理由を実感してしまった。異常なまでに特定カードにこだわり、スイッチが入ってしまえばノンストップで賛美を始める。それが一回や二回ならばまだいいが毎日、いや毎時間のようにそれを続ければ最早洗脳である。本人にその気はないというのも質が悪い。しかもデュエル中のように興奮状態で刷り込まれればどうなることか……

 もけ夫自身も意図する所ではないとはいえ多くのデュエリストからやる気を奪い、デュエルできない状態へと追いやっている。しかし来夢の場合はそれだけではなくバイオハザードのごとく感染者がさらなる感染者を増産し続けるため、毒を抜くように洗脳を解除するまでは迂闊にアカデミアから放逐するわけにもいかないのだ。

 ……そんな相手と共同生活をしなければならないという現実を理解しながらも「なんとかなるさ」とにへらと笑う事ができるのは持ち前の能天気さのなせる事なのだろうか。ともあれ別方向にマイペースな二人の共同生活はココから始まった。

 

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 最初にそれに気付いたのはアカデミアの中等部に入学してからしばらく経った頃だった。その時はあまり気にしていなかったけれど、時間が経つにつれて色あせていく景色が僕の歪さを浮き彫りにしていった。

 

……“見えるけど見えないもの”は今日も僕を歪めるのだろう……

 

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 海に浮かぶ小さな島。澄み渡る青空はソリッド・ビジョンの映像だが、外につながった海は本物であり、潮の香りを隔離寮に届けている。この隔離寮の住人である茂木もけ夫と真崎来夢は横に座って釣り糸を垂らせていた。

 魚釣りをするならば多少なりとも釣り竿に意識を向けそうな物だが、この二人に関してはほとんどぼんやりと空を眺めるついでとなっている。ソリッド・ビジョンの空なので太陽光の暖かみは感じないものの多少の雲は流れており、それを見ているだけでこの二人の一日が終わる事もしばしばある。

 

 いつもならば何事もおこることなくただ時間だけが過ぎていくのだが、来夢が突如向いた方向の空に穴が開き、そこから宇宙服のようなものに身を包んだ何者かが二人の元へ近づいてくる。

 

「ボンジョールノ、シニョール茂木、シニョール真崎、今日は二人にちょっとしたお願いをしに来たノーネ」

 

 そういった男の名は、クロノス・デ・メディチ。オベリスクブルー男子寮の寮長であり、デュエルアカデミア実技担当最高責任者でもある彼は実のところ二人との直接の面識はあまりない。二人が高等部での授業に参加していないためそのことは当然なのだが、しかしクロノスはこの二人の事をよく耳にしていた。

 パンドラの箱に残された希望とも言われるこの二人に共通して言える事は、優秀であったがある日を境に人が変わったかのように今までと違う行動を取るようになったこと。変貌を遂げたにも関わらず高い実力は健在であるということ。そしてアカデミアを崩壊させうる程の影響を対戦相手に与えること。

 今は隔離寮に入れられているとはいえ一応はオベリスクブルーの生徒である。にっくきドロップアウトボーイを本校代表の座から引き摺り下ろすための相手としては、これ以上に無い程適任とクロノスは考えたのだった。

 

「……というわけで、遊城十代とデュエルをして欲しいノーネ」

 

 そんなクロノスの思惑通りに、もけ夫は遊城十代という少年に興味を惹かれた。自分以外に精霊を扱えると思しきデュエリスト、何の精霊が共にいるのか、どんなデュエルをするのだろうか、彼は自分を熱くさせてくれるだろうか、様々な思いが頭を巡っているもけ夫とは対照的に来夢はどこともなく視線を向けるだけだった。

 

「それは楽しそうですねー。じゃー準備してきます」

 

 もけ夫はいつものにへらとした笑顔で頷いてデュエルディスクを部屋まで取りに戻ったが、来夢はその場に残ったままで動く気配がない。クロノスは交渉決裂と捉えていいのか悩みながらも、もけ夫が興味を持っただけで上々の釣果であることから敢えて薮を突くことはしなかった。

 どちらも興味を持たなかったなら鶏に自慢の金髪をつつかれながらもこんな所に来た意味がなくなってしまうだけでなく、場合によっては学園を去った生徒のようにやる気をなくしてしまうか《マジック・スライム》狂にされてしまうだけにクロノスも迂闊な行動は慎むようにしていた。

 

 

 

 数分後、準備を終えたもけ夫をクロノスが脇に抱えてそのまま出発してしまおうとした時、ようやく来夢が口を開いた。

 

「僕も準備は出来ていますが、同行しなくていいんですか?」

 

 今まで口を開かなかったのはその必要がなかったからなのか、それとも何か別の理由があるのかは分からなかったが、元々二人共連れて行く予定だったクロノスはあまり気にする事無く来夢も脇に抱えて飛び立った。

 

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 それに気付いてから考える事は少なくなった。相手を知るための観察も、相手に対抗するための戦術も、相手に勝つための計算も、何もかも必要じゃなくなったからだ。

 

……“見えるけど見えないもの”は今日も僕を操るのだろう……

 

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 デュエルアカデミアの屋上で茂木もけ夫は久しぶりの日光浴を楽しんでいた。真崎来夢は日陰で寝転んでいるが、こちらは雲の動きを眺めているようだ。本来の目的を覚えているのかどうか怪しくなるほどの満喫っぷりに、ここへ二人を連れてきたクロノス・デ・メディチはこれから行われるであろうデュエルへの不安を覚えていた。

 この二人本当に強いノーネ? そんな言葉が頭をよぎるが、連れてきてしまったものは仕方が無い。後は事前調査通りにドロップアウトボーイこと遊城十代がここにくるのを待つばかりである。

 

 そんな事を思っていると、屋上まで駆け上がってくる足音が聞こえてきた。そして飛び出してきたのは赤を基調としたオシリスレッドの制服を着た茶髪の少年、待ち人である遊城十代その人だ。彼は屋上にいた先客に驚いていたようだが、彼らが代表の座から引き摺り下ろすための刺客だなんて思いもしないだろう。

 事前に相談していたのか、どうやらもけ夫が先にデュエルをするつもりらしい。来夢は空を眺めるのに飽きたのか、寝返りをうっていよいよ本格的に眠る体勢である。

 クロノスは何のために連れてきたのか頭を抱えそうになったが、相手がオシリスレッドのドロップアウトボーイでは彼の気を惹けないことは仕方ないと思い直した。

 

 そうしてもけ夫と十代が話している間に、ギャラリーが集まってきたようだ。

 黒髪をオールバックにした真面目そうな雰囲気漂うラーイエローの少年、三沢大地。美しい金髪を腰程まで伸ばしている気の強そうなオベリスクブルーの少女、天上院明日香。外はねの水色髪でオシリスレッドの制服を着た弱々しそうな眼鏡の少年、丸藤翔。コアラのような顔をした前田隼人もオシリスレッドの生徒だが翔や十代の着ている制服とは異なったものだ。

 もけ夫はそんな色とりどりの観客達を気に留めることもなく、のんびりと立ち上がってデュエルディスクを構える。来夢は邪魔にならないようにもう少し離れる事にしたようで、ゴロゴロと転がっていった。

 

「「デュエル!」」

 

 かけ声とともに、もけ夫と十代のデュエルの火蓋が切られた。

 

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 その姿を見た時、僕が次に関わる相手だと認識した。その声を聞いた時、僕が次に戦う相手だと理解した。そしてそのデュエルを見た時、僕が次に勝つ相手だと確信した。

 

……“見えるけど見えないもの”は今日も僕を勝たせるのだろう……

 

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 茂木もけ夫とのデュエルでもやる気を失わないまま遊城十代は勝利した。もけ夫を含めた他の人々が皆眠る中、真崎来夢は立ち上がり十代と向かい合う。

 

「初めまして、遊城十代くん。僕はさっきの茂木もけ夫と同じく隔離寮で生活してる真崎来夢だ。僕もキミとデュエルをしたくてね。連戦になるけど構わないかな?」

 

 来夢の浮かべる表情は穏やかなものだが、目はどこか遠くを見ており、声色は既に確定した事を告げるようなものだ。十代はそんな事を気にする事も無く、次なる強敵への期待だけが高まっているようだった。

 

「いいぜ、強い奴とデュエルするのはいつだってワクワクするからな!」

 

「それは何よりだ」

 

 互いにデュエルディスクを展開して相手を見る。十代は髪と同じ茶色の瞳を輝かせて挑戦的な笑みを浮かべているのに対し、来夢は穏やかな表情を崩さない。

 

「「デュエル!」」

 

 先攻を取ったのは十代だった。

 

「俺は手札から《E・HERO ワイルドマン》を召喚! カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

《E・HERO ワイルドマン》ATK/1500

 

「では僕のターン、ドロー。僕は手札から《マジック・スライム》を召喚しよう」

 

《マジック・スライム》ATK/700

 

「あぁ、相変わらず美しい……と、さらに魔法カード《二重召喚》を発動、これにより僕はこのターン2度目の通常召喚を行うことができる。そして《マジック・スライム》を再度召喚!」

 

 召喚の力を注ぎ込まれた《マジック・スライム》は様々に色や形を変え、遂には“遊城十代”の姿となった。

 

「なっ、俺の姿になった!」

 

「ふふふ、《マジック・スライム》の特殊能力だよ。それではバトル、《マジック・スライム》で《E・HERO ワイルドマン》に攻撃」

 

「馬鹿な! 《マジック・スライム》の方が攻撃力が下なのに……迎え撃てワイルドマン! ワイルド・スラッシュ!」

 

 “遊城十代”の姿のままワイルドマンへと突撃する《マジック・スライム》。しかし《E・HERO ワイルドマン》が勢い良く振った剣を避けようとする素振りはなく、あっけなく叩き斬られた。

 

「再度召喚された《マジック・スライム》の効果により、この戦闘で発生した僕へのダメージは相手……つまり十代、キミが受けるんだ」

 

「何っ!?」

 

《E・HERO ワイルドマン》ATK/1500

《マジック・スライム》ATK/700

 

 十代LP4000→3200

 

「《マジック・スライム》は相手に擬態してその攻撃を受けさせる。つまり《マジック・スライム》を傷つけようものなら相手がその痛みを負う事になるんだ。あぁ《マジック・スライム》はなんて素晴らしい能力を持っているのだろう。自分の痛みを相手が知れば争いなんて起こらない素晴らしい世界が作れるだろう。それでもなお戦い続ける愚か者はやがてその痛みで自滅するんだからね」

 

 酔いしれたように顔を上気させ、うっとりとした眼差しで虚空を見つめる来夢。しかしすぐに十代へと向き直り、元の穏やかな表情へと戻る。

 

「カードを2枚伏せて僕のターンは終了だ」

 

「俺のターン! 俺は《E・HERO フェザーマン》を召喚! 行くぜ、《E・HERO フェザーマン》でダイレクトアタックだ!」

 

《E・HERO フェザーマン》ATK/1000

 

「させないよ。リバースカードオープン、永続罠《蘇りし魂》。僕の墓地から通常モンスター扱いの《マジック・スライム》を守備表示で特殊召喚」

 

《マジック・スライム》DEF/1200

 

 十代は来夢のモンスターがいない間にライフを削ろうとしたが、来夢は当然のようにそれを防ぐ。《E・HERO フェザーマン》では守備表示の《マジック・スライム》を突破することができない。それならばと十代は《E・HERO ワイルドマン》に目を向け、

 

「なら《E・HERO ワイルドマン》で《マジック・スライム》に攻撃だ!」

 

 《E・HERO ワイルドマン》の攻撃で再び破壊される《マジック・スライム》。しかし来夢は穏やかな表情を崩すことなくそれを受け入れる。

 

《E・HERO ワイルドマン》ATK/1500

《マジック・スライム》DEF/1200

 

「俺はこれでターンエンド!」

 

「なら僕のターンだね。僕は手札から2体目の《マジック・スライム》を攻撃表示で召喚。そして装備魔法《ヴィシャス・クロー》を《マジック・スライム》に装備して攻撃力を300ポイントアップさせる」

 

《マジック・スライム》ATK/700→1000

 

「いくよ、《マジック・スライム》で《E・HERO フェザーマン》を攻撃」

 

「ならフェザーマン、フェザー・ショットで迎え撃て!」

 

 《マジック・スライム》はスライム形態のまま妖しげな爪を操り《E・HERO フェザーマン》に襲いかかる。《E・HERO フェザーマン》も背中から羽根を射出し、その余波で爆発が起こる。

 

《マジック・スライム》ATK/1000

《E・HERO フェザーマン》ATK/1000

 

 そして煙が晴れた時に残っていたのは装備していた爪を失った《マジック・スライム》だった。

 

「《ヴィシャス・クロー》の効果。装備モンスターが戦闘によって破壊される場合、代わりに《ヴィシャス・クロー》を手札に戻す事で破壊を免れる」

 

「何っ!」

 

《マジック・スライム》ATK/1000→700

 

「それだけじゃないよ。さらに戦闘を行った相手モンスター以外のモンスター1体を破壊し、相手に600ポイントのダメージを与える。この効果で《E・HERO ワイルドマン》を破壊する」

 

「ワイルドマン!?」

 

 十代LP3200→2600

 

「その後、相手フィールド上に《イービル・トークン》を1体特殊召喚する」

 

 十代の場に青緑色の甲殻と三本の角を持つおぞましい悪魔が産み落とされた。

 

《イービル・トークン》ATK/2500

 

「そしてこの効果を使ったターン、《ヴィシャス・クロー》はこのターン手札から使用できない。それにしてもこのカードと《マジック・スライム》の相性の良さは素晴らしいよ。本当ならもう一枚を伏せておいてから装備し直すんだけど、戦闘破壊耐性と厄介な相手の除去、さらにダメージソースになる高能力値モンスターを相手フィールドに呼び出せるなんて、まさに《マジック・スライム》のために設計されたようなカードだね。ついでにちょっとした打点強化とバーンまでやってくれるんだから痒い所に手が届くっていうのかな、本当にたすかるよ……おっと、僕はこれでターンを終了するよ」

 

「俺のターン! 俺は手札から《融合》を発動! 手札の《E・HERO スパークマン》と《E・HERO クレイマン》を融合! 現れろ、《E・HERO サンダー・ジャイアント》!」

 

《E・HERO サンダー・ジャイアント》ATK/2400

 

「そして俺は《E・HERO サンダー・ジャイアント》の効果発動! 手札を1枚捨てて元々の攻撃力がこのモンスターよりも低いモンスターを1体破壊する! 《マジック・スライム》を破壊しろ、ヴェイパー・スパーク!」

 

 《E・HERO サンダー・ジャイアント》の稲妻に撃たれてあっさりと消滅する《マジック・スライム》。だというのにも関わらず来夢の表情は変わらない。それすらも分かっていたと言わんばかりに表情を変えないままだ。

 

「行けっ!《E・HERO サンダージャイアント》でプレイヤーにダイレクトアタックだ! ボルティック・サンダー!」

 

「リバースカードオープン、永続罠《バブル・ブリンガー》。このカードが存在する限り、レベル4以上のモンスターは直接攻撃することができない」

 

 《E・HERO サンダー・ジャイアント》の放った攻撃は泡に阻まれ、来夢まで届かなかった。自分の攻撃が尽く防がれている十代はそれでもなお楽しげに笑みを深める。

 

「俺はこのままターンエンド!」

 

「僕のターン、《バブル・ブリンガー》のさらなる効果を発動。このカードを墓地に送る事で自分の墓地の水属性、レベル3以下の同名モンスター2体を効果を無効にして特殊召喚する。僕が蘇らせるのは当然《マジック・スライム》だ」

 

《マジック・スライム》ATK/700

《マジック・スライム》ATK/700

 

「そして手札から《融合》を発動。場のデュアルモンスターである《マジック・スライム》2体で融合召喚、吼えろ、《超合魔獣ラプテノス》」

 

 来夢の場につぎはぎの龍とも呼ぶべきモンスターが現れる。その咆哮は如何なる感情の現れか、それとも主の命に従っただけなのか。意志を感じさせない眼差しを敵に向け、龍は何も語らない。

 

《超合魔獣ラプテノス》ATK/2200

 

「更に手札から魔法カード《サルベージ》を発動。墓地から攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を手札に加える。2体の《マジック・スライム》を回収し、その内の1体を攻撃表示で召喚する」

 

《マジック・スライム》ATK/700

 

「《超合魔獣ラプテノス》が表側表示で存在する限り、フィールド上で表側表示で存在する全てのデュアルモンスターは再度召喚された状態になる。そして手札から《ヴィシャス・クロー》を《超合魔獣ラプテノス》に装備するよ」

 

《超合魔獣ラプテノス》ATK/2200→2500

 

「バトル、《超合魔獣ラプテノス》で《イービル・トークン》に攻撃する」

 

 つぎはぎが破れることも構わずに《超合魔獣ラプテノス》が《イービル・トークン》を攻撃する。《イービル・トークン》も反撃しているが、捨て身で仕掛けてくる《超合魔獣ラプテノス》に引き裂かれてしまった。

 

《超合魔獣ラプテノス》ATK/2500

《イービル・トークン》ATK/2500

 

「分かっているだろうけど《ヴィシャス・クロー》の効果を発動するよ。《ヴィシャス・クロー》を手札に戻して《超合魔獣ラプテノス》の戦闘破壊を無効にする。そして《E・HERO サンダー・ジャイアント》を破壊し、十代に600ポイントのダメージ。最後に《イービル・トークン》を十代の場に特殊召喚する。今回は守備表示にしておこうか」

 

 十代LP2600→2000

 

《超合魔獣ラプテノス》ATK/2500→2200

 

《イービル・トークン》DEF/2500

 

「そして再度召喚状態の《マジック・スライム》で《イービル・トークン》に攻撃、その戦闘ダメージを受けてもらうよ」

 

《マジック・スライム》ATK/700

《イービル・トークン》DEF/2500

 

 十代LP2000→200

 

「これでターンを終了するよ」

 

 来夢は表情こそ穏やかなままだが、かすかな違和感を覚えてる。いつもならばそろそろ相手が染まってしまうのだが、十代は依然元気にデュエルを行っている。

 

「《マジック・スライム》の素晴らしさは堪能してもらえているかな?」

 

「ん? あぁ、確かにアンタのフェイバリットカードは強ぇ。でもそれを使いこなすアンタはもっとスゲーよ! さっきの奴もそうだったし、こんな奴らと二回も戦えるなんて今日はツイてるぜ!」

 

 来夢は十代の思わぬ発言に目を丸くした。対戦者から“《マジック・スライム》の素晴らしさ”ではなく“それを使う来夢のすごさ”を聞くのは初めてだったからだ。

 

「へへっ、でも勝つのは俺さ、俺のターン! 俺は手札から《ホープ・オブ・フィフス》を発動! 墓地のE・HEROを5枚デッキに戻してシャッフルし、カードを2枚ドローする! 戻ってこい、《E・HERO ワイルドマン》、《E・HERO フェザーマン》、《E・HERO スパークマン》、《E・HERO クレイマン》、《E・HERO サンダー・ジャイアント》!」

 

 墓地のヒーロー達をデッキに戻して手札を補充する十代。ドローが良かったのか、飛び上がって喜びを表現する。

 

「よっしゃあ! 俺は手札から魔法カード《ヒーロー・マスク》発動! 俺はデッキから《E・HERO フェザーマン》を墓地に送り、エンドフェイズまで《イービル・トークン》の名前を《E・HERO フェザーマン》に変更する!」

 

 禍々しい悪魔にヒーローのかぶり物という不思議な状態になったが、心までもヒーローになったのか纏う空気に高潔さが感じられる。

 

「いくぜ! さらに手札から《ミラクル・フュージョン》! 墓地の《E・HERO フェザーマン》と《E・HERO バーストレディ》を除外して融合召喚! マイフェイバリットカード! 《E・HERO フレイム・ウィングマン》!」

 

《E・HERO フレイム・ウィングマン》ATK/2100

 

「なるほど、《E・HERO バーストレディ》を《E・HERO サンダー・ジャイアント》の効果コストで墓地に送っていたわけだ。」

 

「そうさ、それじゃ《E・HERO フェザーマン》を攻撃表示に変更してバトルだ!《E・HERO フェザーマン》で《超合魔獣ラプテノス》を攻撃!」

 

《E・HERO フェザーマン》(イービル・トークン)ATK/2500

《超合魔獣ラプテノス》ATK/2200

 

 来夢LP4000→3700

 

「《E・HERO フレイム・ウィングマン》で《マジック・スライム》を攻撃! フレイム・シュート!」

 

《E・HERO フレイム・ウィングマン》ATK/2100

《マジック・スライム》ATK/700

 

 来夢LP3700→2300

 

「さらに、《E・HERO フレイム・ウィングマン》が戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送ったとき、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える!」

 

 来夢LP2300→1600

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

「僕のターン、《マジック・スライム》を攻撃表示で召喚。そして《スーペルヴィス》を装備して再度召喚状態にする。更に《ヴィシャス・クロー》で攻撃力を300ポイントアップ」

 

 来夢はダメージを負っても表情を崩す事は無かった。最早詰みに入っているところなのだ、今更1000や2000のダメージはライフが0にならない限りは問題視するようなものでもない。

 

《マジック・スライム》ATK/700→1000

 

「さて、これで終わりにしよう。《マジック・スライム》で《E・HERO フレイム・ウィングマン》を攻撃」

 

 攻撃力差1100のダメージ、もしくは《ヴィシャス・クロー》による600ポイントのバーンダメージ。そのどちらでも十代のライフを0にすることができる。それ故に来夢の表情は穏やかで……

 

「それを待ってたんだ! リバースカードオープン! 《異次元トンネル — ミラーゲート —》! このカードは相手攻撃モンスターと攻撃対象になった自分モンスターのコントロールを入れ替えてダメージ計算を行う罠カード!」

 

「なっ!?」

 

 来夢は一瞬動揺を見せたがすぐに落ち着きを取り戻す。攻撃力差1100ではこちらのライフは残るし、さらに《ヴィシャス・クロー》がダメージを与えるのは十代だ。来夢の勝ちは揺るがない。

 

「まだだ! さらにリバースカードオープン! 《突進》! 俺は《E・HERO フレイム・ウィングマン》の攻撃力を700ポイントアップさせる!」

 

 全てのカード効果が適用され、ソリッド・ビジョンで表示される状況が変化する。《E・HERO フレイム・ウィングマン》が来夢の場に、そして“遊城十代”の姿をした《マジック・スライム》が十代の場に移動し……《マジック・スライム》がその姿を変え、サングラスをかけてオベリスクブルーの制服を着た白髪少年、“真崎来夢”の姿になった。その顔は喜色満面である。

 

「は、はは……あはははははは、あぁ、そうだ、そうだった、僕は、僕はそんな顔を、そんな姿をしていたんだったね、あはははははは」

 

 何がおかしいのか壊れたように笑いながら、《E・HERO フレイム・ウィングマン》の攻撃の余波で来夢はそのまま倒れる。負けたというのにその表情は清々しいもので、まるで憑き物が落ちたようだった。

 

《マジック・スライム》ATK/1000

《E・HERO フレイム・ウィングマン》ATK/2100→2800

 

 来夢LP1600→0

 

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 視界に写り続けていたそれは素晴らしいものだった。見た通りにすれば全てが上手くいって、負ける事も無くなったし、アルビノだと馬鹿にされる事も無くなったし、一人でいる事も無くなった。

 だけど僕はもう大丈夫。そんなものに頼らなくても僕はもう大丈夫なんだ。

 

……“見えるけど見えないもの”はどこかへ消えてなくなった……

 

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「ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ!」

 

 勝者である遊城十代が倒れている真崎来夢に向けてビシっと指を二本揃えて指す。刺された方の来夢は「それはどういう意味だい?」と笑いながら訊ねるが、イマイチ要領を得ない返答しか返ってこない。それがまたおかしいのか、来夢はさらに大声で笑い始める。

 

「あぁ、笑った笑った。これだけ笑ったのはいつぶりだろう」

 

「いつもはあんまり笑わねぇのか?」

 

「さぁどうだったかな。それでもここまで笑う事はなかったと思うよ。こんなに近くにある太陽を初めて見たからかな?」

 

 来夢は自分の発言にもひとしきり笑ってから立ち去った。十代には何がなんだか分からなかったが、来夢の姿が完全に見えなくなる頃には周りの人間が寝たままの屋上に残された事に気付いて「これどうするんだよー!」と叫ぶことになる。

 

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 もしもし、従姉さん(ねえさん)? 久しぶり、僕だよ、僕。……え? 詐欺じゃないってば。もしかしてアメリカでも流行ってんの?

 

 ずいぶん前に“見えるけど見えないもの”がどうこう言ってたときがあったよね? そうそう、従姉さんが高校生ぐらいの時。

 あの時と違う答えが最近分かってね。うん、従姉さんの皮下脂肪じゃなくて。え? 帰ったら覚えてろ? それじゃこっち帰る時に、前の時と同じアイスを買っておくね。

 

 ……冗談、冗談だからそんな怖い声出さないでよ。ファンの人に聞かれたらどうすんのさ。今ホテルの自室だから大丈夫よって、壁に耳有り障子にメアリーだよ。そっちじゃメアリーはいても障子なんてないだろうけど。

 

 おっと、国際電話は高いんだし、いい加減冗談ばっかり言ってる場合じゃないよ従姉さん。……冗談言って一人で笑ってるのは僕のほう? それもそうだ。

 ……あぁいや、大丈夫だよ。妙にテンションが高いのは認めるけど、イジメられたりはしてないし、そもそも従姉さんの母校ほど治安の悪い学校はそうそうないから。

 

 うん、それで“見えるけど見えないもの”なんだけどね?

 “エルピス……パンドラの箱に残されたもの……”って答えはどうだろう?

 えっ、全然意味がわからない? それはないんじゃない!?

 

—————

 

おしまい

 




あとがき:
 初めましての方が大半でしょうか? 筆者の祐弘千尋です。
 この度は遊戯王GX二次創作短編〜マジック・スライムに愛を捧ぐ〜を最後までお読みいただきありがとうございました。ここからは裏話やら何やらをしていこうと思います。

 パンドラの箱に残されたものは希望とも予兆とも言われています。しかしその箱が閉じられてしまったので人々は希望の無い世界に住んでいるだの、未来が見えずに無駄な努力を行うことになるだの、色々な説がありますね。神話の細かな所はWikiを見ればきっと詳しく書いてありますので、それはこの程度にしておくとしまして。
 “見えるけど見えないもの”ということで“次の瞬間には見えるけども今は見えない”という解釈で来夢は限定された予知能力を持っていました。“パズルの答え”は解釈として近いのですが、未来は可変であるため「そんな確かな物ではない」と冒頭では述べています。
 来夢は予知された通りにすれば無駄な努力をしなくて済んだわけですね。しかも良い結果になる未来が見えているので、自分でごちゃごちゃ考えるまでもないわけです。それが何故《マジック・スライム》狂信者になったのかは……まったく別の内容だった名残です。

 そもそも最初はゆるい感じのコメディの予定でしたからね! ただのイカレた《マジック・スライム》使いがあちこちにデュエルを申し込んで《マジック・スライム》を布教しまくる短編集みたいにするつもりでした。タイトルからしてそんな感じですよね! 本当ならその通りだったんですよ!!
 それが名前を決める段になり、《マジック・スライム》→まじく すらいむ→まざき らいむ→真崎来夢→真崎って杏子の名字じゃね? ……という連想ゲームが成立してしまいまして。
 どうせなら杏子だそうぜ、GXだけど!→杏子の名言といえば?→「城之内死す!」いやだめだろ→じゃあ全体テーマ的に“見えるけど見えないもの”とかどうだろう→“見えるけど見えないもの”ってなんぞや……となりまして。
 気付いたらこんな風になっていました。どうしてこうなった。

 これはもう我らがガッチャさんがなんとかしてくれるに違いない! ガッチャさんなら大丈夫だ! でも覇王ヘルガッチャは勘弁な! などと開き直ってもけ夫と一緒にガッチャしてもらいにいきました。

 隔離寮に決定したのはパンドラの箱云々とは実は全く関係ありません。クロノス教諭が隔離寮をパンドラの箱と例えていましたが、そっちではなく「短編だから絡むキャラを少なくして、ついでに変人に定評がありそうな場所」となったときにティンときた結果です。初期案ではちょいちょい脱走していつの間にか灯台で亮に絡んでいたり、万丈目ハウスでおジャマ達と踊り明かしたり、異世界でユベルとヤンデレ論争をしていたり、とパンドラの箱よりもシュレディンガーの猫な状態でした。

 来夢がアルビノというのは特徴的な見た目の代名詞であったり、十代=太陽という発想からですね。最後まで書いてからアポロンさんも太陽神だし、太陽神の言い付けを守らずに箱を開けた罰という解釈もできるなぁ、などと考えたり。……もしかしてこれって偏見を助長することになるのでしょうか。そうだったら申し訳ないです。
 それも相まって「デュエルの決め手はミラーゲート」と決めていたこともあり、他のキャラは髪の色や服装などの描写をしているのに来夢に関してはほぼ描写なし等の(読むのに面倒な)伏線の張り方をしています。しかもOCG版の効果とアニメ効果違うんですよね! こういった違いに頭を痛めるのは遊戯王二次創作者あるあるだとおもっています。もしかしたら他の方々はそんなことなくスイスイかけてしまうのかもしれませんが……

 最後に、ある意味本題でもある何故《マジック・スライム》なのか、という点ですが……実際に【マジック・スライム】というだけでデッキを10も20も作るような変t、げふん、愛好家ですからね! そりゃあ《マジック・スライム》の二次創作もしちゃいますとも。
 なお夢は「ワシの《マジック・スライム》は108式まであるぞ(デッキ的な意味で)」をやることなのですが、友人には「きめぇ」と一言でバッサリ切られました。いいじゃないですか、《マジック・スライム》。ホント色んなデッキが作れるんですから、頑張れば108ぐらい作れると思うんですよ。周辺パーツが揃うのかは知った事ではありませんが。


 なお筆者の遊戯王GX二次創作で現在連載停止中の「二度手間っていうなっ!」ですが、PCのデータが消し飛んだり環境が変わったりと色々ありまして更新再開の目処は立っておりません。設定のおかしなところも多々あるので、いっそ最初から書き直そうか、などと考えております。
 続報をお届けできるのがいつになるのか分かりませんが、忘れた頃にやってくると思うので気長にお待ちください。


 それでは、本当に最後の最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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