俺が虚の女王様?!   作:修司

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蹂躙

「・・・・あの、2人とも?」

 

 

 

「・・・♪」

 

「・・・♡」

 

 

「俺さっきまで走ってて汗とかかいてるからさ、あんまり近づかないで欲しいな、なんて・・・」

 

 

「・・・・・」ギュッ

 

「・・・・・」ピト

 

 

「ううぅ・・・・」

 

 

現在俺ことハイプリエステスは両手を鎖で縛られた状態でボロボロの屋敷に軟禁されておりそんな自分の両脇には金髪の美少女と緑がかったウェーブの髪の美女に引っ付かれている。

 

どうだ。羨ましいか?

 

 

 

俺は恐ろしい・・・。

 

 

 

「・・・」ピタピタ

 

「・・・」サワサワ

 

 

 

「頼むから汗かいた地肌そんなに触んないで代謝がいいから恥ずかしい・・・!」

 

 

 

「「・・・・・」」ピラッ

 

 

 

 

「ちょ裾の隙間に手を入れないで・・・・!」

 

こいついつもつかまってんな、そう読者が思うのも無理はないだろう。ぶっちゃけ作者もそう思っている。

彼が今の状態になったのは、かれこれ数時間前の事ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この後どうしたものか。

現在自分はデッドマスターの素を離れて衝撃音のする方から反対の方向に向かって走っている。

このままブラック★ロックシューターの下に向かっても戦いの足手纏いになるだけだ。というのも今の自分の身体能力は前世とほとんど変わっていないためだ。

 

 

「助けに来てくれたのに離れるのは申し訳ないけど・・・今は戦いに巻き込まれないようにしなきゃ」

 

 

 

もちろん他にも理由はある。

このまま遠くに逃げ続けたらおそらく二人は自分を追いかけてくると思う。そうしてどちらかが自分を捕まえたらあとは追いかけっこの始まりだろう。

 

「・・・かわいい女の子が戦う。漫画とかでは当たり前なのに、実際見るとあんなに痛々しいんだ」

 

遠く離れた場所から二人を見る。現在ブラック★ロックシューターとチャリオッツはお互いの武器から弾丸と巨大マカロンを放ち、硝煙と甘ったるい香りをあたり一面に吹き出している。

 

とりあえず追いかけっこになれば互いに攻撃の手をやすめるだろう。先延ばしでしかない作戦ではあるがいまの自分にはこれしか思いつかなかった。

 

「それにしても・・・」

 

 

何故彼女達は自分に関心があるのだろうか。

あえて言わせてもらうが自分はモテたことなどこれまでの人生において一度もない。一度女の子と仲良くなったことくらいは流石にあるがここまでではなかったはずだ。

 

 

「ましてや出会って数時間しか経ってないのに」

 

確かに自分の顔はこの世界において整ってこそいるものの、これまでの事態はどう考えても異常だ。

考えても見て欲しい。いくら美男美女といえど道を歩いていただけでここまで過剰な反応が起こりうるだろうか。ましてやハイプリエステスの顔は美形とはいえ芸能雑誌を除けば1人か2人ほどは見つけられるくらいでしかないのだ。

 

 

「・・・音が止み始めた。2人とも気づいたかな」

 

 

目が痛くなるような道をひたすら走るハイプリエステスは破裂音や破壊音が途中から止んでいることに気がついた。

おそらくどちらかの意識がこちらに向かってきているのだろう。その証拠に今度は何か巨大なものやすごいスピードなものがぶつかるような音が響いていた。

 

 

「うぅ・・・そもそもとしてなんで男の俺がこの世界?百合の間に入るみたいで地獄に落ちそう」

 

訳の分からない独り言を漏らしつつも走ることはやめない。あたりにはハイプリエステスともう一つの足音が響くばかりで静まり返っている。外であるにもかかわらず風の音すらしないその空間は周りのオブジェクトと相まってよりいっそうの不気味さをーーーーーー

 

 

 

 

 

「ん?」

 

 

 

・・・・・もう一つの足音?

 

 

ふと、足を止める。

それと同時に止むはずだった足音は、何故か変なタイミングで止まったことに気づく。何かがおかしい。

 

 

「・・・・・」

 

 

目の前に伸びる自分の影、はて?自分の影はこんなふうに複雑な形をしていただろうか?こんな大鎌を持ったドレス姿のようなーーーーーーーーーー

 

「・・・・・・・・・・・・ッ⁈」ゾクッ

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

 

何故、何故この距離で気付かなかったのだろうか。ハイプリエステスは決して鈍いというわけではない。少なくとも半径5mの地点まで何かが近づいたら気配くらい感じるしましてや近づくものも完全に気配を消して近づくなんてことは不可能だ。

であるのに何故だろうか.

 

 

 

 

何故ハイプリエステスのま う し ろにいる存在は、こんなにも近づいているにもかかわらず、ハイプリエステス本人が気づいているにもかかわらず、未だ気配を感じないのだろうか・・・。

 

 

ハイプリエステスは全身から冷や汗を流しながらゆっくりと後ろを振り返る。

 

 

 

「ウワッ⁈」

 

「・・・・・・」

 

 

彼の目の前に立っていたのは先程自分を離してくれた少女デッドマスターだったからだ。

それもただの目の前ではない、パーソナルスペースなど知ったことかと言わんばかりの50cm先に彼女は立っていた。

 

 

その瞬間、響く金属音ーーー

 

 

「オグッ⁈?」

 

デッドマスターを完全に認識するよりも早く、デッドマスターは持っていた鎖をハイプリエステスのクビに巻きつけた。

思わずえずくハイプリエステス。それと同時に急な力が加わったため思わず瓦礫だらけの地面に尻餅をつく。

 

 

 

「ぐッ・・・・!で、デッドマスター、さん?いきなり何をーーーー」

 

 

 

いきなりの奇行にハイプリエステスは上目遣いにデッドマスターの顔を覗き込んだ。当然ではある、自分には無害とばかりに考えていた少女からの攻撃だ。何はともあれその顔色を伺うだろう。

 

 

 

しかし、ハイプリエステスはその行動を後悔する。

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

「ヒェ」

 

 

目だ。

某ロボットアニメのような緑の螺旋を描くその瞳。デッドマスターの瞳孔が開ききっていた。

しかもそれだけではない、陽の光を知らないかのように白い肌に浮かぶ紅、僅かに震えるきめ細やかな唇の端、そこから流れる一筋のよだれーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

完全に女の子がしてはいけない顔をして微動だにせずこちらを見下ろしていた。

 

 

 

 

 

「くわれる」

 

 

 

 

 

ハイプリエステスとて年頃の男だ。エッチなことに興味を抱く思春期である。とはいえそれはまだ一歩か二歩踏み出したかしてないか程度の知識しかない。

だがデッドマスターのその浮かべる表情を視界に入れた途端、動物の本能故か、それとも人間としての経験ゆえか、ハイプリエステスの口は自然に言葉を紡いでいた。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後のこと?

もう大体わかってもらえるとは思うが一応説明しておく。ふつーに持ち帰られてふつーに弄ばれています。なんだこのクソ雑魚主人公と呟く作者をよそに骸の少女2人の行動はエスカレートしていく。

 

 

 

 

「・・・・・♡」

 

「・・・♡♡」ぐいっ

 

 

 

「ぐぅ・・・!き、急になんで・・・」

 

 

デッドマスターはハイプリエステスの首にかかる鎖を引っ張るとその勢いで引き寄せられた顔を自身に近づける。ハイプリエステスから見たその表情は相変わらず女の子がしてはいけない表情で見る人が見れば110番通報してもおかしくは無い様子である。

息を静かに荒げながらデッドマスターはその鎧によって包まれた指先(尖っている)をハイプリエステスの頬に僅かに突き立てる。

 

 

「ぐ、いった・・・」

 

 

「・・・・」ぺろ

 

 

「ひゃぁ!」

 

チクチクとした感触にハイプリエステスはみじろぎする。

そんな様子を見てなにが楽しいのかデッドマスターは笑みを強め、僅かに流れた頬の血を舐める。先ほどとは異なる未知の感覚にハイプリエステスは思わず悲鳴をあげた。

 

 

「・・・・・」むー

 

 

それを見たチャリオッツは面白くない、と言わんばかりに頬を膨らませる。

これは自分の方が先に目をつけていたのだ。

なのにこいつはそれを忘れて好き勝手に遊んでいる。確かに彼女は自分の友達だ。だが自分を差し置いて遊ぶのは気に食わない。

 

 

 

 

「・・・・・」がしっ

 

 

 

 

「うぁ・・・こ、今度はなにーーーーーー」

 

 

 

 

 

 突然だがハイプリエステスの服装について説明させて欲しい。

彼の格好は法衣をモデルにしたかのような白い服を着ており、全身に拘束具のようにベルトが巻かれている。

一見着にくそうに見えるだろうが、実はこの服は一枚の布のみによって構成されており、それらをベルトによって拘束することによって法衣のような形にしている。

 

ブラック★ロックシューターが駆け寄った際に服全体がずり落ちたように肩を露出させていたのはそれが原因だ。

とはいえベルトで拘束されているこの法衣は意外に丈夫で、ちょっとやそっとでは着崩れることはない。

 

なぜこの説明をしたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃま!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

服破られた。

 

 

ポテトチップスの袋開ける感じで。

 

 

 

 

 

 

「・・・え?」

 

 

 

ハイプリエステスが思わず惚けた声を上げる。

チャリオッツが突然自分に近づいてきたかと思いきや、いきなり自分の一張羅をポテトチップスの袋を開けるみたいな感覚で破り捨てたのだ。

それなりに丈夫なベルトと、袖にあたる部分を残しあらわになるハイプリエステスの上半身。

 

突然の行動にデッドマスターも思わず目を見開き、ハイプリエステス本人に至っては未だなにが起こったのかわからないとでもいうような表情を浮かべるのみである。

だがそんなことはお構いなしにチャリオッツは露わになった上半身に狂気的な瞳を向けるとーーーーーーーー

 

 

 

 

ジュウウウウウウウウウウウウッ

 

 

「ひゃああああ!?」

 

 

鎖骨のあたりに思いっきり吸い付いた。

 

 

 

「や、やめてチャリオッツ!い、痛いしくすぐったい!」

 

 

「・・・・・♪」

 

 

ハイプリエステスの身体に快感にも似た痛みが走る。

チャリオッツの薄く桜色の唇からは卑猥な音が響き渡りそれに伴いハイプリエステスは身をくねらせようとする。しかしその身体は前と後ろで人智を超える力の持ち主たちに拘束されているため抜け出すことはできない。

 

 

「あうっ、な、なんでこの子達いきなりこんな、うああっ・・・」

 

 

 

ハイプリエステスは未知の感覚によって思わずその瞳に涙を浮かべ始めた。しかしそんなことはお構いなしと言わんばかりにチャリオッツの唇はバードキスをするかの如くハイプリエステスの白い肌に赤い跡をつけて行く。

 

「デ、デットマスターさん、と、止めて。チャリオッツをどうk」

 

 

僅かな希望を抱きつつハイプリエステスはデットマスターに懇願した。

このまま行けば自分はどうなるかわからない。唯一動く首を真後ろにいるであろう緑の少女へと向けようと動かす。

次の瞬間ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「グァ?!」

 

 

「・・・・・・」

 

白魚のような指がハイプリエステスの口の中へと突っ込まれた。

 

「くぁ、り、りゃだぁ。く、くりゅしい・・・ひゃめろぉ・・・」

 

「・・・・・・・・♡」

 

 

状況を説明しよう。

ハイプリエステスはまず座った状態で正面からチャリオッツの手によって両腕を拘束され、むき出しとなった素肌に吸いつかれている。そしてそんな身動きのできない状態の背後、デットマスターの豊満な胸に押しつけた頭は左手の鎧の指により拘束され、口の中を蹂躙されていた。

対抗しようにも2人がかりの拘束は非力なハイプリエステスにはどうしようもなく、噛みつこうものならいつその大鎌によって切り裂かれるかわからない。

 

 

「あ、おぉう、あぁああ・・・」

 

 

指は喉奥、うち頬、食道の手前と苦しむハイプリエステスを無視して動き回る。

あたりにくちゅり、ぴちゃりといった音が響きそれに合わせて声にならない声を鳴らしながらハイプリエステスは思わず涙を溢れさせた。

そんな様子を見たデットマスターは口を吊り上げ白い頬を赤く染め上げた。よく見れば少し息が上がっているように見える。

 

 

 

 

デットマスターは目の前の存在の浮かべる涙を見た瞬間胸の内から何かが湧き上がってくるのを感じた。

それは先ほど感じていた感情よりもどす黒く、しかし全身を掻き立てるかのような感覚であった。みじろぎするそれは苦しいのかうめき声をあげており、その声が耳に入るたびに背筋をゾクゾクとくすぐらせた。

 

もっと見たい・・・

 

 

本来存在しないその考えに従い、ハイプリエステスの舌を指で掴み軽く引っ張る。

 

 

「あえぇぁぁ・・・・」

 

 

涙をぽろぽろと流しながら頬を染めうめき声と涎を洩らすハイプリエステス。

 

あぁ、目の前の存在が浮かべるその表情。

だめだ。これはだめだ。

 

 

 

これは自分を歪ませる。

 

 

 

 

 

もっとみせろ!

 

 

 

 

 

相反する二つの思考。

ダメと考えているにもかかわらず、もはやデットマスターに己を止めることはできなかった。

 

 

2人の美しい少女によってゆっくりと何かを壊されて行く少年。

 

 

 

デットマスターは湧き上がってしまった欲望のままに、次なる蹂躙のためにハイプリエステスへその美しい顔を近づけていった。

 

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