一京のスキルを持つ悪平等と転生者な僕   作:カステラプリン

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あらすじに書いてある部分を描写せず、出会いから書いてきますのでご了承を。原作では文字のみで描写が省かれたスキルもなるべく使っていく予定です。


人外さんな安心院さんとの出会い

……なんていいますか、ぶっ飛んだ展開だよね、うん。死んでますって言われて神様?に言われて、転生できるよ、しますか?とかのお話中になんか光って、目の前が見えなくなったと思ったら、気づけば、これだもの。まず、死んだって辺りからついていけてないのに、展開は僕を追いつかせる気がないのだろうか。

 

 

強烈な光に目を閉じていた僕がしばらくして、目を開いてみたらそこには、どこかの教室とよく読んでいた漫画のキャラクターにそっくりな……いや、両手を肩の辺りで螺子で刺された白髪の浴衣姿の人外さん本人。コスプレとかそっくりさんに感じず、本人だと思えるのはコスプレとかでは表せない存在感を感じるからだ。このごくごく一般人な僕でさえ、気づくんだから、なんでもないそっくりな一般人では確実にないだろう。

 

 

と、一応表情には出さないようにして、内心ですっごく考察してたつもりの僕だけど。まあ、やはりというか一京のスキルを持ってるこの人外さんに、そういうのは意味をなさないようで。

 

 

「やあ、困惑してるようだね」

 

 

「! か、考えを読むなんて流石……」

 

 

「いや、表情に出てるぜ、少年」

 

 

おっと、どうやらスキルを使ってすらなかったようです。え、顔に出てたかなぁ。ほっぺたをむにゅむにゅと触ってみるもまあ、うん、分からないや。

 

 

「ははは、まあ、あれだ。説明だけで長文なんてまどろっこしいからさ。簡潔に説明するよ?」

 

 

と言うと、安心院さんはほんとすごく簡潔に状況を説明してくれた。まず、僕は死んでいて、神様とやらに転生がどうのの話をきいていたようで。この辺はいろいろインパクトが強い出来事多すぎて、うろ覚えである。覚えとけってのが無理だと思うよ、うん。

 

 

で、ええと、目の前の安心院さんが存在している世界、めだかボックス、が漫画として存在していた世界にいた僕は二次小説とかでありがちな漫画の世界に転生とやらの説明をきいていた途中でどうやらこの悪平等な人外さんに乱入されたらしい。

 

 

ちなみに話を遮り、そんな事が可能なのか、ときいてみると何やら、普段ならそう簡単にはできない事というか、考えた事もなかったが僕と神様とやらが転生する世界を探っているうちにこの世界に繋がったらしく、乱入できたとの事でした。あ、乱入の理由は今まで感じた事のないものを感じて、面白そうだったから、との事らしい。どんだけ自由なのさ、この人。

 

 

「さて、状況は把握できたかい? あ、ちなみに君の世界の神様とやらとはお話してきて、僕になら任せていいや、って事だったから一任されてきちゃったぜ」

 

 

効果音がつくなら、てへ、とかがつきそうなにっこり笑顔で安心院さんは僕にそう告げる。え、なに、神様、もう放置入るの? 大概、こういうのってもうちょっと関わらない?

 

 

そんな僕の心境はさておいて、安心院さんは話をどんどん進めていく。

 

 

「あ、そーそー。そういえばだけど、まずは君の名前がききたいかな」

 

 

……僕の名前? そんなの決まってる。僕はーー。

……あれ? な、ま、え……?

 

 

「ふむ、やはりと言った所かな」

 

 

名前をきかれて、戸惑う僕を見て、安心院さんはそう呟く。

 

 

「いやはや、僕が乱入した時に不具合が生じたみたいでね。神様の話によると、君の記憶に欠陥ができたみたいなんだ。と言っても、改名して転生とかの付近で乱入しての不具合だから、過去の名前の記憶が欠落してるだけなんだけど」

 

 

記憶に欠落、ときいて、思わず思考が数秒停止してしまったけど、どうやら名前だけ、らしい。いや、名前の記憶を失ってだけってのもおかしいけどさ。

 

 

「とは言っても、元々、転生時の処置とやらで記憶は所謂、原作知識とかくらいしか残してなかったみたいだけど」

 

 

え。そうなの? 確かめようと記憶を辿るが、確かに原作知識などのくだらない事しか覚えておらず、大事そうな事は覚えていない。

 

 

「まあ、この対応は正しいと思うけどね。転生する以上、前の世界の記憶は必要以上にあると未練を少なからず残してしまうだろうし」

 

 

飽きてきたのか、やや興味なさげに話す安心院さんの言葉に、僕もまあ、確かに、とは思う。というか、すごく未練がある人はまず、転生すら行わないだろうし。

 

 

「……まあ、あれだね。どうせ神様とやらとも同じやり取りしただろうし、他の世界を選ぶ自由と名前を決める自由を奪っちゃった埋め合わせとして、まずは名前を決めさせてあげよう。スキル 名を名乗れ(フルネームミステリアス)があるから、この世界の戸籍としてもちゃんと使えるぜ?」

 

 

おお、どうやら安心院さんの乱入で名前をつけそびれた僕に名前を決める自由を再度くれるみたい。え、でも、いきなり言われてもなぁ……原作知識くらいしか記憶もないし……

 

 

悩む僕に、安心院さんはくすりと笑い、一言。

 

 

「そんなに悩む事ないさ。僕には名前を奪う 名乗るほどの者ではない(フルネームノートリアス)ってスキルもあるし。まあ、所謂あれさ、リネームって所だね」

 

 

「……そんなんもあるんだ……なら、うーん…………霧島 響弥とかでいいかな、とりあえず」

 

 

ぱっと、思いついた名前を口にすると安心院さんはにこりと微笑む。

 

 

「はい、おしまい。これで今日から君は霧島くんだ」

 

 

「え、もう終わったんだ」

 

 

驚く僕に安心院さんはにこりと微笑んだまま、この僕を誰だと思ってるのさ、と得意気そうなご様子。流石、スキルは万能だね……

 

 

「さあさあ、霧島くん、驚いてる暇はないぜ。神様とやらが名前以外に授けるはずだったのは特殊な特典とかみたいだし、邪魔したお詫びとしてサービスとして僕のスキルをいくつか貸し出してあげよう」

 

 

……! え、なにそれ、すごっ。名前つけたり、奪ったりもできる人智を超えるスキルを僕に貸してくれるとか少しテンション上がってきたんだけど!

 

 

「あ、そういえば君は原作知識とやらがあるんだろう? 僕のスキルについて知ってるなら選んでくれて構わないよ。まあ、僕もそれを貸し出していいか、の判断はさせてもらうけどさ」

 

 

おお、選んでいいんだ! ええ、でも、思い浮かばないなぁ……どうしよっか。

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