一京のスキルを持つ悪平等と転生者な僕   作:カステラプリン

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知られざる英雄•1

安心院さんからのアドバイスもあり、あの後、僕は最高の出会い方など、と難問を考えるのではなく、なるべくいい出会い方を一日使って考えた。ちなみに今は次の日の朝である。

 

 

そして、答えは出た。知られざる英雄(ミスターアンノウン)、日之影 空洞と知り合いになればいいのだ。

 

 

何故なら、日之影 空洞は数日後、めだかちゃんに助けを求められるからである。その時に、僕という存在もその場にいて、日之影 空洞から紹介してもらえば、おそらく万事解決だろう。

 

 

まあ、しいて難点があるとすれば紹介される程の関係をこの短い期間でどうやって築くか、だけど、この先の展開、求められる人材、から推測するにやはり、知られざる英雄、日之影 空洞と戦って、僕のスペックを見せる必要があるだろう。勿論、この場合は過負荷と対面できる精神力も見せなければならない、が、先日、球磨川くんと対峙した事により、ある程度は大丈夫な気がする。根拠はないけど。

 

 

ともあれ、方針は決まった。そして、十三組に出席の義務はないがそれでも、日之影 空洞は十三組の決まった席にいるだろう。

 

 

と、いう訳で久々に真面目に箱庭学園に登校する事にした。ちなみに、僕の顔を広める為に珍しくわざわざ歩いて登校した。

 

 

たった一日、効果はそんなにないだろうけどね。

 

 

なーんて、考えながら、登校した僕は今、十三組の入り口にいる。さて、彼の指定席は……原作知識によれば、確か前から三列目、右から三列目の教室のど真ん中だね。

 

 

ドアを開けて、教室に入ると中にはそこに人がいるなんてのが嘘みたいに、無人であった。無音、無臭、無気配のオンパレードで本当に人がいるのかすら疑わしい。けど、まあ、そこにいるのはしれてるので注視してみる。

 

 

ただまあ、先程はあげなかったがもう一つ難点があるんだよね、実は。その難点ってのがまず、僕に日之影 空洞が見えるのか、だ。

 

 

複数人の異常性、過負荷を技として得ている僕なら、名瀬ちゃんの改造も得ている僕なら見えるはずだけれど……

 

 

と、内心少しだけ不安にかられつつ、注視するといきなり巨大な男が目の前に現れた。

 

 

「……ん? 霧島くんか。なんだ、俺に用事でもあるのか?」

 

 

名前を把握されてる……!? と少し驚くも原作知識を思い返してみるとそう言えばこの人、全校生徒を把握してるんだっけ。イレギュラーな僕の名前も知ってるなんて、流石って所だよ。

 

 

「うんまあ、用事あるよ、日之影くん」

 

 

「おー、そうか! で、用事ってのは何なんだ?」

 

 

「えーと、すごく説明しずらいんだけど、数日後に君を訪ねてくる人がいるんだよね。で、その人は君に助けを求めるんだけど、その時に僕も紹介して欲しいというか?」

 

 

あまり詳しく説明する訳にも行かないので、やや軽口でそう言う、けど。

 

 

「んー? いまいちよく分からないな。まず、誰が、何の用事で俺に助けを求めるんだ?」

 

 

まあ、こうなるよね。ってな訳でもう少し説明する事にした。

 

 

「めだかちゃんが日之影くん、君に会いに来る。その時に過負荷、球磨川くん、このワードがおそらく出るから、事後になるけど、これが証拠だと思って欲しいかな」

 

 

「……説明が足りてねえんじゃねえか? 過負荷? 球磨川? 話についてけねえんだが……」

 

 

「ま、だよね。でも、これ以上は話せない。話せない代わりに単刀直入に今からする事を話すね。僕は、今から知られざる英雄、日之影 空洞に喧嘩を挑ませてもらう」

 

 

「……もう一度頼む」

 

 

「残念。二度目はなーいー……よっ!」

 

 

教室じゃ狭いし、教室を荒らされるのは彼も好まないだろう、と思い、不意打ち気味に駆け出し、日之影くんに触れて、瞬間移動のスキル、足しげく通うを発動し、教室から瞬間移動……しようとした僕だったが、それは彼が反射的に右拳で僕に殴りかかってきた事により防がれる。とはいえ、僕も自動操縦でそれを反射的に防いではいるのだけれど。

 

 

が、やはり日之影くんと言った所か、先代生徒会長だけあり、今まで戦った中でも古賀ちゃん、めだかちゃんばりの怪力を持っているらしく、防いだ腕にずきずきと痛みが走る。

 

 

とはいえ、ダメージはスキル、全治死を持つ僕にとっては瞬時に治るものであり、痛みを堪えつつ、僕は拳を防がれて、驚いている彼の腕を掴んで、一緒にこの場から瞬間移動した。

 




足しげく通うさんマジ便利スキル。
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