ミーナ等は無事にパットン陸戦隊とその上空援護を行っているストームウィッチーズに合流することができた。そこで懐かしの顔を見る。
「久しぶりだな。ハルトマン、ミーナ、バルクホルン。」
そこには、彼女等がカールスラント防空戦にて共に戦った、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユがいた。
「おいマルセイユ、私はともかくミーナは中佐だぞ。敬語を使わんか。」
バルクホルンは怒った表情で言う
「いいのよトゥルーデ。」
「ミーナ、本当にいいのか?」
「お前だって敬語を使ってないだろ。」
「なっ、貴様だってそうだろ」
と、二人が言い争っていると。
「おいおい、喧嘩ならこの任務が終わってからにしてくれないか。君達は我々が無事に首都へと突入するために援護しているのだぞ。」
無線機からの連絡で二人は我に返った。
「あのう、失礼ですがそちらは?」
「自己紹介が遅れたな。私はパットン中将、この首都解放軍の指揮官だよ。」
「し、失礼しました。中将殿」
「私がストライクウィッチーズの司令のミーナです。我々の任務はあなた達の上空防衛です。」
「そうか、宜しく頼むよ。」
ミーナ等は敬礼をする。パットン軍団は戦車56両、兵員輸送車34両、歩兵支援車24両などの大規模な部隊で陸戦ウィッチは28人が参加している。これに、アフリカでは無敵を誇っているというストームウィッチーズが防空をしている。
メンバーは指揮官の加東圭子大尉、スーパエースのハンナ・ユスティーナ・マルセイユ中尉、マルセイユの補助を務めるライーサ・ペットゲン少尉、配属されたばかりの稲垣真美軍曹とそれなりのメンバーが揃っている。
「前方にて、地上ネウロイを数体確認、戦車部隊は突入、ウィッチ隊は援護しろ。」
パットン中将の命令が聞こえてくる。
「上空にも、爆撃型ネウロイを視認、攻撃を開始します。」
ミーナの声に、バルクホルンとエーリカ、マルセイユが反応してすぐさま迎撃体制に入る。
「ミーナ、あの爆撃機は私達がやる。周囲の警戒を任せた。」
「分かったは、気をつけて。」
爆撃機の迎撃にバルクホルン、エーリカ、マルセイユ、ライーサが向かう。ミーナは固有魔法で周囲の警戒を行う。
地上のネウロイは後退をしていく。
「突撃しろ、奴等をこのエジプトから追い出せ。」
下では激戦が続いている。だが、パットン隊はほとんど損害が出ていなかった。
「こちらバルクホルン、ミーナこいつはなかなか硬い。」
いくら機銃を連射してもネウロイには傷一つつかないでいた。
「トゥルーデ、こいつ硬すぎるよ。なにか物理的に破壊しなくちゃ。」
「任せろ。」
坂本等が合流をした。坂本は扶桑刀を抜き、ネウロイに突き立てる。ネウロイはコアごと一刀両断されて白い破片に変わった。
「少佐、上陸とかも成功したのね。」
「ああ、攻撃も成功した。首都にいたネウロイの半数以上を倒した。」
坂本は状況を説明する。
「グズグズしてないで、地上部隊のスピードに合わせて。」
ストームウィッチーズの加東が言ってきた。
「ごめんなさい。それでは進みましょう。」
首都を目前とした位置までパットン軍団は進んだ。
「あと、敵ネウロイは地上に30、上空に12、」
ミーナの固有魔法の三次元空間認識で正確な数を伝える。
「かなり小規模だな、これなら解放できるだろう。」
坂本はそう言った。
「全軍突撃せよ」
パットン中将の号令で陸戦ウィッチ、戦車部隊が突撃をする。歩兵はネウロイの出す瘴気にやられないように防護服を着ている。
「ウィッチーズ隊も上空のネウロイを攻撃します。 」
ウィッチ等はそれぞれの小隊に分かれて、一機ずつ落としていく。
ズガガガガ、機銃を撃つもなかなかネウロイに当たらない。
「お願い当たって。 」
宮藤はそう叫ぶ
「落ち着け宮藤、訓練を思い出せ。」
無線機から坂本の声が入ってくる。宮藤は落ち着いてネウロイを狙い、引き金を引く。
ズガガガガと発射の後にネウロイは落ちていく。
「やったな宮藤。」
同じ小隊のエイラがほめてくれる。
「すごいよ、芳佳ちゃん。」
サーニャもほめてくれる。
「えへへ、ありがとう。あっ、今名前で呼んでくれた?」
「うん、ちょっと変かな?」
「そんなことないよサーニャちゃん。」
こんな会話をしているとエイラは宮藤のほっぺを引っ張る。
「いたい、いたいですよエイラさん。」
「えーい、サーニャに変なことを言った罰だ。」
「やめてくださいエイラさん、今戦闘中ですよ。」
エイラは引っ張るのをやめて、次の敵を探した。だが、もう上空にはネウロイがいなかった。
地上の方も、砲声がやみ、エジプトの首都からネウロイは駆逐された。
「協力に感謝します。ミーナ中佐。」
加東大尉が敬礼をしてくる。
「こちらこそ、お役に立ててよかったです。」
ミーナも敬礼を返す。
「こちらはパットン中将だ、上空のウィッチ諸君、よく最後まで護衛をしてくれた。部隊を代表して私からお礼を言おう。」
パットンは敬礼をしている。ウィッチーズは敬礼を返した。
「マルセイユ、また会おうな。」
先ほどの喧嘩など忘れた表情でバルクホルンは言う。
「ああ、また会えるだろう。」
マルセイユも言葉を返す。
「ストライクウィッチーズ、これより帰投します。」
ミーナがそう言うと
「了解」
そう言って、各空母に向かって飛んでいった。