異次元、そして   作:橘花

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エジプト解放 前編

エジプトの首都解放を終えて、皆がほっとしていると。

 

「こちらは山本です。ウィッチーズ諸君は急ぎ、空母赤城へきてください。今度の作戦を説明します。」

 

山本の言葉にウィッチーズは動き出した。赤城へは各自のストライカーで向かった。

 

 

 

 

―赤城艦内のミーティングルーム―

 

「前回の作戦にてエジプトの首都は解放されました。ですが、まだアフリカにはネウロイの巣が残ってい

ます。」

 

そう言って前の黒板にネウロイの巣を映し出す。

 

「これがあるのが、大体ピラミッドの上空です。」

 

「これを壊さないとネウロイはアフリカからいなくならないのか。」

 

バルクホルンは少し怒りを混ぜた口調で言う。

 

「ええ、そこで一旦ロマーニャの軍港に入港して艦載機の爆撃機と攻撃機を全て戦闘機に換装します。」

 

「確かにネウロイの巣の攻撃に爆撃機や攻撃機は要らないからな。」

 

坂本はこの判断に同意する。

 

「というわけで、我々連合艦隊は一時ロマーニャへと向かい、そこでブリタニア海軍の艦載機に積み替え

て出撃をします。」

 

作戦参謀の黒島亀人が言った。

 

「全艦、針路を北東にとり、ロマーニャ軍港に入港せよ。」

 

山本の号令で各艦艇はロマーニャへ向けて進んだ。

 

 

 

 

 

ーロマーニャ軍港ー

 

入港した空母からは爆撃機と攻撃機が下ろされて、ブリタニア海軍のシーファイアーが積み込められてい

く。そこでパイロット達のやり取りは実に奇妙なものだった。なぜなら、あのまま開戦していたら敵同士

の国のパイロットになっていたからである。尤も、ブリタニア海軍のパイロットは知るはずも無いが。

時々パイロット同士の笑い声が聞こえてくるのを聞いて山本は

 

「あんな風に、軍令部の連中がなってくれればいいのだがな」

 

近くにいた豊田は

 

「それは恐らく無理でしょう。頭の固い軍人が軍令部の大半を占めていますから。」

 

 

 

 

 

 

朝になり、連合艦隊は全艦出港をして外海にて輪形陣を組んだ。史実では殆ど輪形陣を組んだことが無か

った。

 

「長官、今回の作戦は非常に危険な作戦です。我々は今まで以上に激しい戦闘に突入します。」

 

「そんな事は分かっている。第一、戦争に安全も危険も在るわけが無い。」

 

 

 

 

スエズ運河へと侵入した連合艦隊は航空隊の準備を命じた。

 

「航空隊は発艦準備をせよ。ウィッチーズ隊も出撃準備」

 

ウィッチ達も急いで赤城甲板へと向かう。準備が出来た者から発艦位置へと着く

 

Z旗が上っていく、そして下り始めた。

 

「風に立て、航空隊発艦せよ」

 

南雲の声に、全機がスロットルを開き、加速していく。無事に発艦を終え、今度はウィッチーズが発艦を

した。

 

彩雲が航空隊の誘導を行うために前へと出た。

 

「全機、我に続き高度2000にて編隊を組め」

 

ピラミッドまで約120キロメートル位を飛行することになった。

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