次の日、食堂には大量のブルーベリーが置かれていた。
「あら、ブルーベリー? でも、何でこんなに沢山?」
ペリーヌはブルーベリーを見つけるなり疑問に思う。
「私の実家から届いたんです。ブルーベリーは目に良いんですよ。」
リーネはもう一束ブルーベリーの籠を持ってきて答えた。
それが朝の食堂に並んだ。
「いただきます。」
そう言うなりエーリカはブルーベリーを食べ始めた。
「こら、エーリカもう少し上品に食べんか。」
あまりのひどい食べ方にバルクホルンは呆れ顔で注意をする。
「おいしい」
サーニャは小声で言う。皆ブルーベリーを気に入ったようだ。
「よし、朝食が済んだところで、お前達は夜に備えて寝ろ。」
いきなり夜間専従班が呼び出されたと思うと、坂本ははっきりとそう言った。
「え?」
さすがに呆気にとられた。そういうわけでサーニャの部屋に入り、部屋を暗くした。
「ごめんねサーニャちゃんの部屋なのに暗くしちゃって。」
「ううん、いつもの事だから。」
「ねえ、サーニャちゃんとエイラさんの故郷って何処だっけ?」
「私、スオムス。」
「オラーシャ。」
「えーと、それって何処だっけ?」
「スオムスはヨーロッパの北の方、オラーシャは東。」
「ヨーロッパって殆どがネウロイに」
「うん、私の居た町もずっと昔に陥落している。」
サーニャは少し悲しそうな声で言った。それから三人は眠った。
「夕方だぞ、起っきろー。」
ルッキーニの言葉に3人は目覚めた。部屋から出ると。
「うわー、汗でべたべただよ。」
「じゃあ、汗かきついでにサウナに行こう。」
「サウナ?」
「ふーん、宮藤はサウナを知らないのか。」
エイラは満面の笑みを浮かべる。
「これじゃあさっきと変わらないよ。」
サウナに来るなり宮藤は中の温度に驚いた。
「スオムスじゃあ風呂よりサウナなんだぞ。」
そんなこんなでサウナに入った宮藤はエイラに連れられて、外にある水風呂の方に行った。
「こっちこっち。」
「ちょっとエイラさん、待ってくださいよ。」
「気持ちいだろ?」
「確かにひんやりしてて気持ちいけど。」
そんな時、またサーニャのあの歌が聞こえてきたので、エイラと宮藤は岩陰でその歌を聞いていた。するとサーニャは2人に気づいた。
「あっ、ごめんサーニャちゃん。」
「なんであやまるの?」
「いや、邪魔しちゃったから。その、その歌は素敵だね。」
「これはお父様が私の為に作曲してくれたの。」
しばらく話をして3人は夜間哨戒の為、ハンガーへと向かった。