異次元、そして   作:橘花

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ブリタニア防空戦 前編

「あーあ、暇だな。」

 

朝早く起きすぎたエイラはなんとなく廊下を歩いていた。

 

「お、エイラじゃないか。ちょうどよかった、ちょっと訓練に付き合ってくれないか?」

 

廊下でばったりと坂本少佐にあった。

 

(うー、面倒だけど・・・・ 暇つぶしにはなるか。)

 

「良いですよ。」

 

というわけで、滑走路のほうまで行き、坂本少佐に木刀を渡された。

 

「準備はいいか?」

 

「いいよ。」

 

先手必勝と言いたげに坂本少佐は間合いを詰めて一気に切りかかる。それをエイラは受け止めて、攻撃の一手を考える。

 

「ここだ。」

 

とっさに、少佐の脇腹を目掛けて木刀をふる。だが、さすがは刀を使い慣れているだけあり、簡単に防御された。しかも、カウンターまで掛けてくる。

 

「さすが未来予知を使えるだけあって一番手ごわい。」

 

かれこれ30分このような駆け引きをする。そんな時起床を告げるラッパがなった。

 

「よし、ここまで。」

 

坂本はエイラから木刀を受け取った。とうのエイラは息が上がっている。

 

ー食堂ー

 

「はあー疲れた。」

 

朝の坂本との組み手で早くも疲れてしまった。

 

「エイラ、大丈夫かよ?」

 

隣に座ったシャーリーが尋ねてくる。

 

「ああ。しかし、坂本少佐の訓練があんなに大変だったなんてなー。宮藤とリーネは良く耐えれるよ。」

 

台所で料理を作っている宮藤とリーネの方を向きながら言う。

 

出された食事を皆が食べ終わった時にミーナ隊長は

 

「皆さん、食べ終わったらミーティングルームへ行ってください。」

 

それを聞いて隊員達はミーティングルームへ向かった。

 

 

-ミーティングルーム-

 

「今日の午後にネウロイが攻めてくるという予報になっています。それまでは各自、鋭気を養っておいてください。」

 

「あー宮藤とリーネ、今日は訓練を中止する。しっかり休んで午後からの戦闘に備えろ。」

 

「了解。」

 

 

 

-連合艦隊旗艦 大和  作戦会議室-

 

「ウィッチ隊からの報告で今日の午後にネウロイが攻めてくるそうだ。」

 

「長官、その情報はあてになるのですか?」

 

あいかわらず情報戦の戦い方を知らない将官等である。山本は溜息を吐いて

 

「いいかね、情報とは確実ではない。だが、それがなければ我々は何も出来ない。作戦を立てることも、戦闘を行うこともだ。情報戦とはそういうものだ。」

 

史実、日本とアメリカは情報戦についての考え方が根本的に違っていた。日本はどうでもいい人間を情報室においたが、アメリカでは情報を得るために暗号を傍受して解読したりなど必死になって暗号解読に力をいれた。

 

「では、あくまで情報を信じろということですか?」

 

「そうだ。そこで数隻の潜水艦でドーバー海峡を哨戒させて発見に務めさせろ。」

 

「了解しました。今現在出撃できるのは8隻です。」

 

「直ちに出撃させろ。」

 

 

 

-午後 1:30分ー

 

哨戒中の潜水艦 伊25潜水艦

 

「電探に感あり。」

 

「潜望鏡上げ。」

 

潜望鏡が上がり、艦長の田上明次中佐は潜望鏡を覗いた。

 

「なんだ、あのネウロイの数は。」

 

ネウロイは潜望鏡には収まりきれない程沢山飛来してきた。

 

「旗艦に入電、『我、ブリタニアに向かう多数のネウロイ視認。数は大中小合わせて200クラス。なお、大型ネウロイの中には空母型あり。』」

 

 

ー旗艦 大和ー

 

「ウィッチ隊に報告をしてやれ。」

 

 

 

「了解しました。全員直ちに出撃。」

 

連合艦隊からの伝令兵から報告を聞くと、ミーナは直ちに出撃命令を下した。

 

「空軍省にも連絡。本土にいる全軍を出撃させる必要があります。」

 

その連絡を聞いて空軍省にいるマロニー大将はブリタニアにいる全てのウィッチと航空部隊に出撃命令を下す。

 

(くそ、ネウロイの奴等め、我々の研究が終えたら貴様等を即刻殲滅してやる。)

 

マロニー大将の謎めいた思惑が判明した。

 

 

そんなことは知らずに、501航空団と連合艦隊の艦載機、ブリタニア中にいる航空部隊はネウロイ殲滅させようと向かっていった。

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