異次元、そして   作:橘花

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ブリタニア防空戦 後編

「こちらjw501航空団司令のミーナ・ディートリンデ・ウィルケ中佐です。」

 

<こちら、カールスラント空軍JG27第4飛行中隊隊長のスタン・レーデルです。敵情が新たに入っています。>

 

「どんな事?」

 

<そっ、それが、敵は1000近くいるとの事です。>

 

「なんですって!?」

 

ミーナは非常に驚いた。たしかに潜水艦の潜望鏡は狭いので間違っても仕方がないが、あまりにも多すぎる。

 

「どうするミーナ?。」

 

バルクホルンが隣について指示を待っている。

 

「仕方がないわ。全機へ通達、ブリタニア本土へは一機たりとも入れないで。」

 

しばらく飛んでいると、黒い黒点が現れ始める。近づくにつれてそれがネウロイだと分かる。

 

「あれは、スオムスからの報告やカールスラントで出てきたタイプ?」

 

実際に目の前にいるのはラロス改やトゥーパリフ、後方にはディオミディアが展開している。さらに後方には空母型のネウロイが三体いて、ラロス改を出撃させている。

 

「でも、少し違うような気がするけど。」

 

確かに、報告されていたより、若干速度が速くなっている。

 

「全機へ、攻撃開始。」

 

先導するミーナの指示を受けて、全航空隊は散会、攻撃態勢に移る。

 

「トゥルーデとエーリカは空母型をお願い。」

 

「おっしゃあ、任せろミーナ。来いハルトマン。」

 

「もう、めんどくさいなー。」

 

「本土防空に面倒もなにもあるかー。そのような精神だから祖国を守れないのだ。」

 

「また始まったよ。先に行くよ。」

 

「おい、こらハルトマン。」

 

ハルトマンはバルクホルンを置いて先に空母型へ突入する。

 

 

「ウィ-ラ、これより敵に一撃離脱をかけます。」

 

ウィ-ラというウィッチはディオミディア目掛けて急降下の体勢に入る。

 

「だめ、ディオミディアは後方から狙って。」

 

ミーナは警告するが、時既に遅く。ウィーラは急降下に入った。そして、モロにネウロイのビーム喰らい、ユニットから火が出て落下をしていく。ウィッチは魔法障壁で体を守っているため、これぐらいで死ぬことはないが、明らかに本戦闘への復帰は不可能である。

 

「連合艦隊へ、戦闘が終わり次第駆逐艦を当海域へ派遣して、脱出したパイロット及びウィッチの救助をお願いします。」

 

<了解しました。>

 

次々とネウロイが落ちていくが、それに見合って、此方の損害も増える一方である。宮藤はミーナの警告どおりにディオミディアの後ろへ回り、機銃を連射する。

 

「お願い、落ちてーーー。」

 

かなりの弾薬を消費するが、ようやくコアまで届いてネウロイは光る破片に姿を変える。

 

<こちらはバルクホルン、空母型を2体落としたが弾薬が無い。至急応援を。>

 

救援要請を受けて、数人のウィッチ等が行くが、向かったウィッチ等も殆ど弾薬が残っていない。

 

「ここまでね。」

 

ミーナが諦めかけたその時

 

<こちらは富嶽、現在高度5000を飛行中。お嬢さん方、弾薬は要らんかね?>

 

「その声は佐藤飛行兵長。」

 

坂本は安心したような声で言う。

 

ミーナもこれを聞いて、少し微笑んでから

 

「弾薬の切れた者から上空の富嶽に向かって補給を受けて。」

 

前代未聞の空中補給を受けに、ウィッチ等は上昇をする。   補給を受けた者から順に、最後の空母型に急降下をかける。他のネウロイはというと、情けないことに護衛すべき空母型を残して撤退してしまっている。

 

(護衛の無い奴を落とすのは心もとないが、これは戦争、ましてや祖国を焼いた敵。問答無用)

 

最後にバルクホルンが一撃の怪力を食らわせてネウロイは破壊・・・というよりは叩き割った。

 

 

 

帰還していく部隊は出撃するときよりもかなりの人数を失っていた。大半は生きているが、しばらくは戦線復帰は不可能な者が殆どなので今後は大規模な作戦は取れないだろう。  尤も、ネウロイ側も空母型3体をはじめ、多数の味方(そんな概念があるのか不安だが)を失っているので、しばらくはよくても威力偵察をするぐらいだろうと上層部は考えた。

 

こうして、大量のネウロイによる大規模侵攻作戦は大失敗に終わった。  脱出したパイロットやウィッチ等は要請どおりに駆逐艦が出撃、海面に浮いている味方を全員救助を成功させた。

 

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