前回の戦闘にて、かなりの航空機とストライカーを失い、連合艦隊の航空兵力も損害を受けていた。
「長官、これ以上の損害はもはや我が海軍の航空機全てを失うも当然です。パイロットや機体の補充が無ければ我々は戦えません。」
大西瀧次郎は前回の戦闘の損害を書いた資料を見ながら山本に訴える。
「それは分かっている。だから、今から行われる上層部との会議で言うともりだ。」
「パイロットの補充の方も強く言って下さい。」
大西は念を押して言う。
-ウィッチーズ基地 ミーティングルーム-
「しばらくの間はネウロイは攻めて来ません。だから、皆しっかりと鋭気を養っておいてください。」
ミーナ隊長は相変わらずの笑顔で一同を見渡して言った。そこに、
「ミーナ隊長、総司令部にそろそろ向かわれる時間ですよ。」
一人の整備士が入ってきて伝えた。
「ありがとう。直ぐ行くわ。」
ミーナは整理した書類を持って、外で待っている軍用車に乗りこみ、総司令部へと向かった。
-総司令部 作戦会議室-
各隊からの司令官、及び空軍大将のトレヴァー・マロニーが着席をして会議が始まった。
「早速ですまないが、空軍予算を新兵器開発の為に削減することが決まった。」
マロニーは早速悪いニュースを一同に告げた。
「そんなー、それでは困ります。」
「そうですよ、航空機の生産を減らしたらこの前の戦闘で失った機体の補充が出来ないじゃないですか。」
程度は違うが、各司令官は愚痴等を零す。そんな訳で会議は難航していた。っが、山本はその会議を聞いていて
「予算の方は仕方がありません。ですが、我が連合艦隊へ航空機、パイロットの補充をしていただきたい。それが出来るのなら予算を下げても構いません。」
その言葉を聴き、各司令官は
「なら我々も航空機やストライカーの補充をしてくださいよ。」
「そうだそうだ、補充さえされるなら、我々だって構わない。」
どうやら全員一致であるようだった。
「わかった。航空機やユニットの補充は約束する。それと連合艦隊については既に扶桑に伝えている。一流のパイロットを寄越すそうだ。機体もリベリオンのグラマン社が大量生産をしている。」
「でしたら、我々は構いません。」
なんとか、難航していた会議は山本の一言で解決できた。
-帰りの軍用車の中-
「でも驚いたわ、あの中を見事に解決するなんて。」
ミーナは驚いた表情で山本に言う。
「いえ、いつも我々の会議があんな感じでして、必ず意見が分かれるんですよ。だから、司令である私がその場を宥めているのですから。」
その後、二人は501空の成り立ちや山本等の世界がどういうものなのかを話しながら基地へ向かった。
-連合艦隊帰還 戦艦大和 作戦会議室-
「なんとか補充機とパイロットは確保できた。後は彼等の訓練と我々との連携機動等の習熟させるだけだ。」
「そのことですが、明日ウィッチーズ等と共に模擬空戦を行うよう連絡しました。先ほど許可が下りましてそこで一緒に訓練させればよいかと思います。」
「分かった。ではそのようにしておこう。それで訓練場所は?」
「我々で言うアイルランド沖です。」
「あそこは安全だから大丈夫だろう。」
山本は安堵の溜息をしながら言った。