異次元、そして   作:橘花

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訓練 中編

-次の日- 空母機動部隊旗艦 赤城飛行甲板

 

ブウウウンっと、轟音響かせて扶桑皇国の補充パイロットが見えてきた。

 

「あれが扶桑からのパイロットですか? なかなか練度が高そうなパイロットですね。」

 

南雲司令長官は隣に居る源田航空参謀に言った。

 

「はい、なんでも山本長官が仰るには一流パイロットとの事ですから。」

 

「わかった。ところでウィッチーズ隊のほうは?」

 

「空母加賀に既に乗艦しています。ユニットの方も積み込みを完了しています。」

 

その間に補充部隊の1番機が着艦体勢に入り始めた。

 

「そのまま、ゆっくりと降下して来い。」

 

ドピュッと音がして、1番機が鮮やかな三角着地を決める。続き、2番機 3番機と続々着艦をしていく。

 

「見事なものだな。全機が三角着地を決めるとは」

 

南雲はいくら言われているからといって、内心は非常に驚いていた。そこへ、先程の1番機のパイロットが艦橋に上がってきて着任の挨拶をする。

 

「私は横須賀海軍航空隊第203航空隊隊長の加島信行(かしま のぶゆき)中尉です。扶桑皇国からこの艦隊へ補充の任を任されて参りました。」

 

そして、見事な敬礼をする。これをみて南雲も

 

「私は連合艦隊第一航空艦隊司令の南雲忠一中将です。支援に来てくれて感謝します。」

 

「私は第一航空艦隊の航空参謀の源田実中佐です。」

 

二人は挨拶を終えて

 

「よし、訓練に参加する艦隊は出撃。」

 

-参加艦艇-

 

第一航空艦隊より    訓練部隊の洋上補給や輸送任務を担当 

 

第一航空戦隊 空母 「赤城」 「加賀」

 

第二航空戦隊 空母 「飛龍」 「蒼龍」

 

第七駆逐隊 駆逐艦 「曙」「潮」 「漣」

 

第二三駆逐隊 駆逐艦 「菊月」 「夕月」 「卯月」

 

 

第一艦隊より      第一航空艦隊の護衛と哨戒を担当

 

第三戦隊 戦艦 「金剛」 「榛名」 「霧島」 「比叡」

 

第六戦隊 重巡 「青葉」 「衣笠」 「古鷹」 「加古」

 

 

 

以上が参加する艦艇です。

 

出港した艦隊はドーバー海峡を北上、ブリタニア北方を回って陸に沿ってそのまま西方した。

 

「長官、この海域は穏やかですね。丁度我々は経度0°を進んでいます。」

 

護衛する艦艇はどれも30ノットを越しているので移動は素早かった。

 

だが、アイルランド沖に入った。着いたのは夜なので、一時錨を下ろして朝になるのを待つことにした。

 

「明日はいよいよ、我々と補充パイロット、ウィッチーズ隊との模擬戦ですね。パイロット等はみな腕が試せると喜んでいます。」

 

「攻撃隊や爆撃隊にもしっかりと訓練させてやらんと、腕が落ちてきてしまうぞ。」

 

「御心配なく、ブリタニア海軍が喜んで標的旗を貸してくれました。それで訓練をさせましょう。」

 

「なかなか素早いな航空参謀。」

 

会話をしていて、二人とも眠くなったので自室に戻って寝ることにした。

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