異次元、そして   作:橘花

3 / 33
所属部隊は 501統合戦闘航空団

遣欧艦隊はその後、連合艦隊の護衛をうけ、ブリタニアの501基地に着いた。

 

「宮藤、ここが私達の基地になる所だ。先に宮藤博士の墓に行くから、後で入り口に来い。」

 

「はい、坂本さん、宜しくお願いします」

 

と、宮藤は頭を下げた。

 

連合艦隊はその後、ここに入港後、司令官はブリタニアの総司令部に出頭することになっていた。

 

「長官、一人で大丈夫でしょうか?もし宜しければ私がお供します。」

 

山本と共に海軍航空隊を育てあげた大西瀧次郎は言った。

 

「気持ちはありがたいが、司令一人で来いとの通達だ。」

 

大西はまずい顔をするけど、直に顔をもどし

 

「長官がそう仰るなら私は従います。」

 

その後、全兵士達に見送られて、山本は杉田と共にキューベルワーゲンに乗り、総司令部へと向かった。

 

 

 

その頃、宮藤と坂本は宮藤博士の墓に来ていた。

 

宮藤は墓の前でしばらく黙祷を行った。その間坂本は、少し後ろでその様子を見ていた。

 

「お父さん、なんで、なんで、今更になって手紙を届けたの。もしかして、生きていると思ってここまで来たのに。」

 

宮藤の目からは涙が流れていた。そして、墓に被さっている埃を掃うとそこには、

 

・その力を多くの人を守るために

 

「それは、宮藤博士がよく言っていた言葉だ。ストライカー・ユニットもその思いから生まれたもの

だ。」

 

宮藤は涙を拭い、決心したような目で坂本に向かい。

 

「坂本さん、私をストライクウィッチーズに入隊させてください。お父さんの言葉を守りたいんです。」

 

坂本は驚いた。ここに来るまでずっと軍への入隊を拒否していたからである。

 

「私はここブリタニアで、みんなを守りたいんです。」

 

(みんなをまもりたいか、宮藤博士のいい所を受け継いでるじゃないか)

 

「よーし、わかった宮藤。後のことは全部私に任せろ。後でみんなに自己紹介だ。」

 

「はい」

 

夕焼けが終わり、太陽が沈み始めていく。

 

(お父さん、私はこのブリタニアで皆を守ります。だから、見ていてください。)

 

 

 

 

 

その頃総司令部では、チャーチルとマロニー空軍大将は驚いていた。なにせこの世界の人間ではないと言われては当然である。

 

「では、君達はこの世界の人間ではない。そうだね?」

 

「はい、私達は突然、呉に来た台風に巻き込まれて、艦隊ごとアラビア海に漂流していた」

 

二人は信じられない顔で見ていたが、杉田も同じようなことを言うので信じた。

 

「それでは、あなた方の所属部隊を言います。あなた方は、第501統合戦闘航空団の艦隊としてこのブリタニアの防衛及び、ガリア方面の解放等を命じます。あなたよりも階級は下ですが、そこのミーナ中佐の指示に従ってください」

 

「分かりました」

 

そう言って山本は立ち上がり、敬礼をした。

 

 

 

帰路の中杉田と談笑をしながら、501航空団の基地に向かった。

 

その夜、

 

「ええ、本日より第501統合戦闘航空団の配属となった、宮藤芳佳だ」

 

501のメンバーは、それぞれ反応は違うが、拍手で迎えてくれた。

 

そして、

 

「本日より、第501統合戦闘航空団所属の艦隊となった。連合艦隊の司令である山本五十六特務大将です。」

 

特務というのは、総司令部がミーナに指揮をさせやすいようにしたはからいである。

 

「山本です。どうぞ、皆さんよろしくお願いします。」

 

そう言って、敬礼をした。  ウィッチ隊もそれに応え、敬礼を返した。




山本長官含めて連合艦隊の人間は、基本的に階級無視です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。