異次元、そして   作:橘花

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ウォーロックの攻撃

「なっ、黒く変わっていく?」

 

「坂本さん、これは一体?」

 

突然ネウロイを殲滅した謎の機体が黒く変色し始めた。

 

「分からない。全員警戒しろ。」

 

「了解。」

 

変色し終えたウォーロックはセンサーの目を赤く変えてウィッチにビームを放った。

 

「うわー。」

 

辛うじて回避に成功したウィッチは

 

「散開。攻撃態勢。」

 

ミーナの指示で散開してウォーロックに攻撃を仕掛けようとする。だが、ウォーロックは変形してウィッチから離れていく。

 

「どういう事?」

 

「分からない。だが、その方角は!」

 

「はっ、上陸支援艦隊の方角。」

 

ウィッチは気づいてウォーロックを追っていく

 

「急げ。艦隊がやられたら制空権を失う。」

 

 

 

司令部

 

「くそ、早く復旧しろ。」

 

「無理です。システムがダウンしていて復旧など不可能です。」

 

「司令。ここは自爆させるべきです。」

 

「ならん。あれを失ったら我々は世界の利権確保はできなくなる。」

 

「しかし、既に味方を攻撃しているんですよ。」

 

「司令、憲兵隊が押し寄せています。」

 

「なんだと。何故ここが分かった?」

 

「研究員の一人が知らせていたようです。」

 

「くそ、そいつはクビにしてしまえ。」

 

 

「長官、正体不明の飛行物体が接近中。距離は3700。」

 

「第二次攻撃隊は発艦中止。爆撃機を格納庫を入れて、戦闘機はそのまま発艦させろ。格納庫の戦闘機も発艦準備させて発艦させろ。」

 

山本の指示を受けて第二次攻撃隊の戦闘機は発艦を始めて、爆撃機は格納庫に下げる、格納庫の戦闘機も銃弾を装備して出撃準備を始めた。

 

「戦闘機隊は飛行物体の迎撃を行います。」

 

零戦は編隊を組んで正体不明の飛行物体に向かう。

 

「目標視認。速い!。」

 

零戦のパイロットはウォーロックの飛行速度を見て驚く。

 

「攻撃用意。散開して攻撃しろ。」

 

零戦は編隊を解いて散開、ウォーロックの周囲から攻撃しようとする。

 

「撃ち方はじめ。」

 

零戦の20mmが連射されて、ウォーロックの表面に穴をあけていく。だが、その穴はすぐに再生されて無くなる。

 

「なっ!。どういう事だ?」

 

パイロットは疑問に思ったが、

 

「うわ、」

 

乗機の左翼にビームが命中してバランスを失い、きりもみ状態になって落ちていく

 

「畜生、」

 

パイロットは風防を開けて脱出に成功するが、他の機体が燃えながら落ちていくのを見て悔しがる。

 

「俺達じゃ敵わないのか?」

 

そう思った時、ウォーロックに遠くから放たれた一発の銃弾が命中する。その衝撃でウォーロックはバランスを失い、急降下していった。

 

「やったあ。」

 

リーネの対戦車ライフルから放たれた銃弾は見事ウォーロックに命中させることができた。ウォーロックは海面に今だ浮かぶ武蔵の艦首に激突して武蔵共々海中に沈んでいく。

 

「長官、武蔵が完全に水没しました。」

 

「分かった。」

 

山本はただ短くそう言うと、武蔵の浮かんでいた方を見る。

 

「謎のネウロイは完全に水没。消滅は確認できないが恐らく」

 

「そうでもないぞ。」

 

バルクホルンの言葉をあっさりとエイラは否定する。

 

「これを。」

 

エイラは自分の持っているタロットカードを隊員に見せる。そのカードは『塔』

 

「最悪だよ。」

 

エイラは武蔵の沈没地点を見る。すると、突然海面から水柱が上がった。

 

「な、何だ、あれは!」

 

海面から突然赤と黒に染まった武蔵が出現した。

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