山本は旗艦大和にて会議を行っていた。
「そのため、わが艦隊は501航空団に配属となった」
山本は、総司令部の命令を参謀等に伝えた。
「長官、私達は彼女等よりも階級は上です。なのに、何故我々は従わなければならないのですか?」
それも当然である。本来、軍は階級の上の人の言うことは絶対である。それを、下の階級の者の言うことを聞くことは屈辱的でもある。 山本はそんな参謀等に
「納得いかないこともあるだろうけど、この世界の事をまだよく分からないのである。だから、ここは、従うべきだろう。」
参謀等も山本の言葉には逆らうことが出来ない。意見を言うことは、軍でも正当であり、指揮官が迷っているときは、副官や参謀も意見を言うことができる。だが、具体的解決策がいまこの場に居る者で持っているはずもなかった。
「我々は、元の世界に戻れるのでしょうか?」
皆、思っている疑問を三川軍一中将は述べる。
「今はまだ分からん。だが、我々は必ず元の世界に戻る。それだけは皆、忘れないでいてもらいたい」
その言葉に皆頷いた。
一方、501基地でも、ミーナ中佐が皆をミーティングルームへ集めていた。
世界中から集まっただけあって、それぞれ、軍服のもの、自分の服など様々である。寝ているもの、机にうつ伏せになっている者、しっかりと座っている者と、こちらも様々である。
そんな中、ミーナ中佐が宮藤を連れて入ってきた。そして、前の机の所に行き
「はいはい、皆、注目」
ミーナは手を叩いて皆を注目させる。
「今日から正式に配属となった。宮藤さんよ、みんな、仲良くするように。」
「宮藤芳佳です。よろしくお願いします。」
そう言って、頭を下げた。
「階級は、軍曹なので、同じ階級のリーネさんが面倒を看てあげてくださいね。では、解散」
その合図と共に、みなが立ち上がった。ミーナは机から離れた。芳佳はおどおどする。
そんな時、後ろから、手が伸びてきて、芳佳の胸を揉む。芳佳は赤面しながら困惑した。
「どうだ?」
と501で一番背の高い魔女が聞いてきた。
「うーーん、残念賞」
プラチナ色の髪の長い魔女は、
「リーネは大きかった。」
と、リーネの方を向いて薄ら笑いを浮かべた。 リーネは、顔を下に向けたままである。
「あっははは、私程じゃないけどな」
と、言って、手を差し出してきた。
「私は、シャーロット・E・イェーガー、リベリオン出身で、階級は大尉だ、シャーリーって呼んでくれ、宜しく」
「宜しくお願いします。」
芳佳は、その手を握ったが、強く握られて痛みを堪える破目になった。
「うーーん、詰まんない」
先程、胸を揉んだ小柄な魔女は、シャーリーの胸の間へ顔を入れる。
「私はフランチェスカ・ルッキーニ、ロマーニャ出身で、階級は少尉」
「よ、宜しくおねがいします。」
プラチナ色の長い髪の魔女は、眠っている銀髪の少女を連れてきて。
「私は、エイラ・イルマタル・ユーティライネン、スオムス出身で、階級は少尉」
「こっちは、サーニャ・Ⅴ・リトヴァク、オラーシャ出身で、階級は中尉」
エイラは、サーニャの分まで自己紹介をする。
「よし、各自、自己紹介はそこまで、午後から宮藤とリーネは訓練だ。」
「はい」
芳佳は大きな声で返事をするが、
「はっ、はい」
リーネは、どことなく消極的である。
「よし、それまでリーネは宮藤にこの基地を案内してやれ」
坂本は指示をした。リーネは芳佳の所に近づき
「リネット・ビショップです。」
と、リーネは自信無さそうに自己紹介をする。