異次元、そして   作:橘花

4 / 33
自己紹介

山本は旗艦大和にて会議を行っていた。

 

「そのため、わが艦隊は501航空団に配属となった」

 

山本は、総司令部の命令を参謀等に伝えた。

 

「長官、私達は彼女等よりも階級は上です。なのに、何故我々は従わなければならないのですか?」

 

それも当然である。本来、軍は階級の上の人の言うことは絶対である。それを、下の階級の者の言うことを聞くことは屈辱的でもある。 山本はそんな参謀等に

 

「納得いかないこともあるだろうけど、この世界の事をまだよく分からないのである。だから、ここは、従うべきだろう。」

 

参謀等も山本の言葉には逆らうことが出来ない。意見を言うことは、軍でも正当であり、指揮官が迷っているときは、副官や参謀も意見を言うことができる。だが、具体的解決策がいまこの場に居る者で持っているはずもなかった。

 

「我々は、元の世界に戻れるのでしょうか?」

 

皆、思っている疑問を三川軍一中将は述べる。

 

「今はまだ分からん。だが、我々は必ず元の世界に戻る。それだけは皆、忘れないでいてもらいたい」

 

その言葉に皆頷いた。

 

 

 

一方、501基地でも、ミーナ中佐が皆をミーティングルームへ集めていた。

 

世界中から集まっただけあって、それぞれ、軍服のもの、自分の服など様々である。寝ているもの、机にうつ伏せになっている者、しっかりと座っている者と、こちらも様々である。

 

 

 

そんな中、ミーナ中佐が宮藤を連れて入ってきた。そして、前の机の所に行き

 

「はいはい、皆、注目」

 

ミーナは手を叩いて皆を注目させる。

 

「今日から正式に配属となった。宮藤さんよ、みんな、仲良くするように。」

 

「宮藤芳佳です。よろしくお願いします。」

 

そう言って、頭を下げた。

 

「階級は、軍曹なので、同じ階級のリーネさんが面倒を看てあげてくださいね。では、解散」

 

その合図と共に、みなが立ち上がった。ミーナは机から離れた。芳佳はおどおどする。

 

そんな時、後ろから、手が伸びてきて、芳佳の胸を揉む。芳佳は赤面しながら困惑した。

 

「どうだ?」

 

と501で一番背の高い魔女が聞いてきた。

 

「うーーん、残念賞」

 

プラチナ色の髪の長い魔女は、

 

「リーネは大きかった。」

 

と、リーネの方を向いて薄ら笑いを浮かべた。 リーネは、顔を下に向けたままである。

 

「あっははは、私程じゃないけどな」

 

と、言って、手を差し出してきた。

「私は、シャーロット・E・イェーガー、リベリオン出身で、階級は大尉だ、シャーリーって呼んでくれ、宜しく」

 

「宜しくお願いします。」

 

芳佳は、その手を握ったが、強く握られて痛みを堪える破目になった。

 

「うーーん、詰まんない」

 

先程、胸を揉んだ小柄な魔女は、シャーリーの胸の間へ顔を入れる。

 

「私はフランチェスカ・ルッキーニ、ロマーニャ出身で、階級は少尉」

 

「よ、宜しくおねがいします。」

 

プラチナ色の長い髪の魔女は、眠っている銀髪の少女を連れてきて。

 

「私は、エイラ・イルマタル・ユーティライネン、スオムス出身で、階級は少尉」

 

「こっちは、サーニャ・Ⅴ・リトヴァク、オラーシャ出身で、階級は中尉」

 

エイラは、サーニャの分まで自己紹介をする。

 

「よし、各自、自己紹介はそこまで、午後から宮藤とリーネは訓練だ。」

 

「はい」

 

芳佳は大きな声で返事をするが、

 

「はっ、はい」

 

リーネは、どことなく消極的である。

 

「よし、それまでリーネは宮藤にこの基地を案内してやれ」

 

坂本は指示をした。リーネは芳佳の所に近づき

 

「リネット・ビショップです。」

 

と、リーネは自信無さそうに自己紹介をする。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。