異次元、そして   作:橘花

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ストライクウィッチーズの任務

リーネは、坂本少佐の午後の訓練まで宮藤を案内するように言われて

 

「ここが、皆の使う食堂です。」

 

「今日の食事当番はどうなっているの?」

 

「特に決められてはいませんが、主に私がやっています。でも、時々皆が自分の国の料理を作ってくれますよ。」

 

それを聞いて芳佳は嬉しくなり

 

「じゃあ、扶桑の料理も食べてくれるかな?」

 

「料理は得意なんですか?」

 

「自分の作った物を食べてくれるのが嬉しいの。」

 

リーネは軽く頷いた。

 

 

 

「あっちが司令室のある建物です。」

 

リーネと宮藤は外歩いていた。

 

「あのう、その建物の前で取材をされているのは誰ですか?」

 

リーネは司令室の建物をみて

 

「エーリカ・ハルトマン中尉です。先日、撃墜数が200機を越したんでその取材を受けています。」

 

「その隣はゲルトルート・バルクホルン大尉です。撃墜数は250機を記録しているんですよ。」

 

芳佳はその数に驚いた。

 

「今までそんなに戦ってきているんだ。」

 

 

 

「ここが基地で一番高い所です。」

 

司令室の建物の最上階の窓を開けてリーネは説明する。その先には、ヨーロッパ大陸が広がっていた。

 

「ヨーロッパは今ネウロイに侵攻をされて、そのほとんどが占領されています。」

 

リーネは悲しそうに言った。その顔には微かに涙が流れた。

 

 

 

その後

 

坂本の地獄とも言える過酷な訓練を宮藤、リーネは行っていた。

 

滑走路の往復を行っているときに坂本は

 

「お前達の前には何が見える?」

 

「海です。」

 

「その先は?」

 

「ヨーロッパです。」

 

「ヨーロッパは今どうなっている?」

 

「ネウロイに占領されています。」

 

「そうだ、我々はそこを奪還しなくてはならん。お前達に必要なものはまず体力である。後10往復。」

 

「はい」

それが終わり2人はヘトヘトになってしまった。だが、その後は飛行訓練が行われようとしていた。

 

3人はハンガーに行きユニットの装着を行っていた。そのとき、

 

「坂本少佐、私も訓練に参加させて頂きますは」

 

金髪の少女がハンガーの中に入ってきた。

 

「お、新人と一緒に訓練とはいい心掛けだな。」

 

「いえ、私は、その、タッグを組んだほうがやりやすいかと」

 

少しモジモジした感じで答えた。

 

「気が利くな。」

 

「私はペリーヌ・クロステルマン、ガリア出身で、階級は少尉ですことよ。今日はあなた達の訓練に付き合って差し上げますは。」

 

ペリーヌは貴族調でいった。

 

「宜しくおねがいします。」

 

芳佳はお辞儀をするが、ペリーヌはそっぽを向いてしまう。

 

「では、訓練を始める。」

 

坂本の号令と共に全員が魔道エンジンを点火する。轟音と共に4人は空へと上がった。

 

 

 

訓練が終わり、2人はもはや動けなかった。

 

「ま、初日はこんなものか。」

 

「あなた達が居ると足手まといですわよ。」

 

ペリーヌは喧嘩口調になって言ったが、

 

「訓練も十分につんでいないんだ。しかし魔法のコントロールはバラバラ、体力もまだ足りないな。」

 

「それよりも坂本少佐、試してみたい空戦機動があるのですが、宜しければ付き合ってくれませんか?」

 

「じゃ、もう一回飛ぶか」

 

そう言って二人は再度、上昇していく。その間にペリーヌは芳佳に向かって、べー、をした。

 

そして動けない2人の所にバルクホルンが来た。

 

「新人、ここは死亡率が一番高い最前線基地だ。命がほしいなら、荷物をまとめて国へ帰れ。」

 

そう言うと、バルクホルンは立ち去った。

 

 

 

次の日、ミーティングルームでミーナは

 

「今日はガリア地方での偵察任務があります。連合艦隊から戦艦、大和、武蔵、長門、陸奥、金剛、榛名、空母、蒼龍、飛龍、その他、駆逐艦15隻が出撃します。そして、途中から、坂本少佐、バルクホルン大尉、エーリカ中尉、ペリーヌ少尉が空母から発艦し、ガリア上空を偵察します。」

 

「これまた、大胆な命令を上層部は送ってきたな。」

 

 

「ええ、そして、これが連合艦隊初の出撃です。山本さん、よろしいですか?」

 

「はい。」

 

ミーティングに参加するようにと、ミーナから言われて山本も参加していた。

 

「連合艦隊は、いつでも出撃できるように準備をしています。兵達も日頃の訓練を試せると喜ぶでしょ

う。」

 

実際、連合艦隊の訓練は、厳しいの一言。この一週間も休み無しに訓練を続けていて、この世界のどの海軍にも負けない高い練度を獲得していた。

 

「では、宜しくお願いします。」

 

と、ミーナは敬礼をした。山本もそれに答える。

 

 

 

昼になり、連合艦隊の出撃艦は一斉に出港し、途中で輪形陣を作った。

 

ガリアに近づき、坂本達は各空母から発艦した。続き、偵察機の彩雲も発艦した。

 

彩雲には機体下部に偵察用カメラを付けている。ウィッチの各機もカメラを持っている。

 

 

 

その時、基地ではネウロイ接近を知らせる警報が鳴っていた。

 

「出撃できるのは私と、エイラさんだけ、サーニャさんは?」

 

ミーナは出撃待機所にいるエイラに聞く

 

「夜間哨戒で魔力を使い果たしている。ムリダナ」

 

エイラは指でバツを作って言う。

 

「では、出撃しましょう。」

 

そのとき、芳佳が入ってきて

 

「私もいきます。行かせてください。」

 

芳佳は頼み込むが、

 

「残念だけど、訓練の十分でない人を実戦に出すわけにはいかないの。」

 

その後も芳佳は強く訴えるので、

 

「でも」

 

と、ミーナが迷っていると。

 

「私も行きます。」

 

リーネが入ってきた

 

「二人いれば、一人分にはなります。」

 

その言葉にミーナは負けて、

 

「90秒で支度しなさい。」

 

 

 

4人は無事出撃をした。

 

「二人はここで援護を、エイラさんと私が先行します。」

 

そう言って二人は加速した。今度のネウロイは非常に速くて、射撃を思う様に当てられない。

 

「速度を合わせて、後方に。」

 

エイラは親指を立てて答えたが、ネウロイはさらに加速をした為、二人はもはや追いつけなかった。

 

「リーネさん、宮藤さん。あなた達が便りです。ネウロイを仕留めて。」

 

無線でその声を聞き、リーネは焦ってライフルを構える。が、なかなか当たらない

 

「だめ、私、飛ぶことに精一杯で射撃をコントロール出来ないの。」

 

「じゃあ、私が支えてあげる。 」

 

そう言ってリーネの股の間に入った。

 

「これで安定する?」

 

「はっ、はい」

 

リーネはそう言って射撃を開始する。その中の一発がコアに当たり、落ちっていった。

 

「やった、やったよ、宮藤さん。私、初めて撃墜したよ。」

 

と、リーネは芳佳に飛びついた。その為、二人はバランスを崩して海に落ちた。

 

「芳佳でいいよ、私達、もう友達だもん。」

 

芳佳のそんな言葉にリーネは嬉しくなり

 

「それじゃあ、私もリーネで」

 

「うん分かったよ。リーネちゃん」

 

「ありがとう、芳佳ちゃん」

 

 

 

二人はその後、偵察任務を終えて帰投中だった連合艦隊の駆逐艦に救助されて基地に戻った。

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