異次元、そして   作:橘花

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アフリカへ

「今日は一時的だけど皆さんと共にする仲間を紹介します。入ってきてください。」

 

ミーナがそう言うと、ガチャっとドアが開き二人が入ってきた。

 

「私は扶桑皇国ジェット戦闘脚実験部隊所属の高岡祥子中尉です。」

 

黒髪をきれいに整えて切ってある13,4歳位のウィッチが言った。

 

「私は扶桑皇国ロケット戦闘脚実験部隊所属の犬塚和子中尉です。」

 

こちらは、少し茶色の混じった髪をしたウィッチが言った。二人とも同じくらい歳であった。

 

「この二人は最近完成したばかりの次世代ストライカーユニットの実戦における性能を確かめる為に配属されました。」

 

「次世代ストライカー?」

 

皆が疑問を浮かべた為、ミーナが簡単な説明をした。

 

「ええ、カールスラントの技術陣が比較的安全な扶桑に渡って実験をしていたストライカーで、通常のストライカーの約2倍の推進力が得られます。」

 

「2倍も推進力を!」

 

「その性能が実戦でも出せるかどうかを確かめる為にきました。」

 

犬塚は言った。

 

 

 

「はい、ではこの話はここまでとして本題に入ります。我々501は二人を加えて、陸戦ウィッチ及び、連合艦隊と共に現地のウィッチーズ隊と協力して、アフリカを解放するために明日出撃します。」

 

「アフリカにはネウロイの巣がは一つだけ、それを叩けばアフリカは解放されます。」

 

皆が喜んだが、バルクホルンは

 

「ミーナ、それではブリタニアの守りが薄くなるのではないのか?ここは欧州との最前線だぞ。」

 

「その心配はありません。あなた達が撮ってきた偵察写真と昨日空軍が撮ってきた写真を見る限り、ネウロイの数は増えていません。仮に攻めてきたとしてもブリタニアには、他にも各国から集められたウィッチと戦闘機部隊があります。」

 

「だが、今まで彼等が出てきたことはなかったぞ」

 

「私達が洋上にて撃墜するため、内陸に入られないので彼等の出番が無かっただけです。」

 

たしかに501が今まで内陸まで入れるような戦闘はしていない。

 

「ええ、それでは連合艦隊の編成は山本さんが説明します。」

 

後ろに座っている山本は立ち上がり、前に出て説明した。

 

「我が連合艦隊は前衛部隊に戦艦長門、陸奥、扶桑、山城、伊勢、日向、空母瑞鶴、翔鶴、巡洋艦8で編成。主力部隊に戦艦金剛、榛名、比叡、霧島、空母赤城、加賀、蒼龍、飛龍、巡洋艦5で編成。陸戦ウィッチ上陸部隊は戦艦大和、武蔵、明日扶桑から到着する新鋭戦艦推古、空母大鳳、信濃、隼鷹、飛鷹、巡洋艦6、輸送型駆逐艦5、輸送船5で編成します。」

 

推古はこちらの世界の紀伊型に値する艦。ちなみに、大鳳、信濃は実験部隊の為にブリタニアにて甲板の延長をさせ、カタパルトを取り付けた。

 

「そんな大艦隊で出撃するのかよ!」

 

シャーリーは素直な感想を述べた。

 

「はい。今、潜水艦にてその作戦を現地のウィッチ達に報告へ向かっています。総力戦になりますので向こうも主力を出すでしょう。」

 

「私達の編成は私、ハルトマン中尉、バルクホルン大尉は加賀。坂本少佐はリネット軍曹とペリーヌ少尉で隼鷹。イエーガー大尉はルッキーニ少尉で翔鶴。エイラ少尉は宮藤軍曹とサーニャ中尉で瑞鶴。犬塚中尉と高岡中尉は信濃の編成で行きます。」

 

芳佳はエイラ少尉とサーニャ中尉とあまり話したことが無いので、これを期に仲良くなろうと思った。

 

「宜しくお願いします。エイラさん、サ-ニャさん。」

 

宮藤は二人の所に行って、あいさつをした。

 

「ああ、宜しく宮藤。」

 

エイラは普通に話してくる。

 

「宮藤さん宜しく。」

 

サーニャは微妙な感じで話してくる。

 

その晩、三人はエイラの部屋に泊まった。出撃前の親睦を深めるということで坂本少佐が提案してきた。二人とも、特に嫌がる素振も見せずに明日のことを話していた。

 

 

 

次の日、ミーティングにてミーナは

 

「昨日も言った通り、アフリカへと出撃します。現地にて、陸戦隊はパットン中将指揮の部隊です。これをストームウィッチーズと共に守りきります。エジプト軍も援助をしてくれるということなので、陸戦隊

をなんとか首都まで守るように」

 

「了解」

 

皆、やる気だけはあった。この作戦の成功、すなわち、アフリカが解放される。それは他のウィッチーズ隊の指揮が上がることもあり、この戦いを早く終わらせることが出来るかもしれないと思っていた。

 

「それでは、各自昨日の編成の通り各空母へと乗艦せよ」

 

そう言うと、皆、いっきに駆け出した。それぞれが空母に乗ったところで艦隊は編成表の通りに次々と出港していった。

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