白兎が怪人になるのは間違っているだろうか   作:白米は正義

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悲しき事実

【ロキ・ファミリア】へと訪れた僕と神様は応接室へ通され、少し待っていると神ロキと【ロキ・ファミリア】幹部全員がやってきた。

 

「遅くなって申し訳ない、神ヘスティアにベル・クラネル。こちらでも闇派閥(イヴィルス)への対策会議をしていたものでね」

 

「いや、元々そちらに非はない。自分達が予約なしで来訪したのが原因ですから、お構いなく」

 

「そう言ってもらえると助かるよ」

 

入室と同時に謝罪してくるフィンに対して僕はそう伝える。

 

 

「神ロキ、こちらの急な来訪を受け入れてくださり感謝します」

 

「えぇってえぇって、気にせんでえぇ。それで急にウチの本拠(ホーム)にくるちゅうことは何か特ダネでも掴んできたんかいな?」

 

「ロキ、闇派閥(イヴィルス)だって馬鹿じゃない。そうそうに情報は漏らさないよ」

 

神ロキの言葉にフィンがそう咎める。

 

「…勇者(ブレイバー)、実は闇派閥(イヴィルス)の協力派閥が分かったんだ」

 

「いや、まさかの特ダネ⁉」

 

咎めた矢先に、まさかの情報に【ロキ・ファミリア】の面々が驚く。

 

「その情報源、信用できんのか?」

 

「えぇ、実際に闇派閥(イヴィルス)と協力関係になっている派閥の団員から聞きましたから確かだと思います」

 

「確定の派閥は【ディオニュソス・ファミリア】【イシュタル・ファミリア】【ニョルズ・ファミリア】、確定ではないが【デメテル・ファミリア】も候補に挙がっている」

 

「なんやと!?」

 

「なにか?」

 

「実はな、怪物祭(モンスターフィリア)の時に闇派閥(イヴィルス)の騒動と一緒にモンスターが暴れだす事件があったんや。その時の事を追っとる時にディオニュソスとヘルメスと協力関係を結んだんや」

 

「なるほど、【ロキ・ファミリア】を嵌めようと動き出したという事でしょうか」

 

「おそらくはな…、それに何か別の目的もあるんとちゃうかな」

 

「別の目的ですか」

 

「あぁ、そや。それがなんかは解らへんけど今は様子見しかできへんな」

 

「そうですね、一応ですがウチの団員が監視に入っているので何かあれば連絡します」

 

「あぁ、頼むわ」

 

「あと、これ手土産の神酒(ソーマ)です」

 

「おぉ、ありがとうな!!」

 

こうして、【ロキ・ファミリア】への訪問は終わった。

 

そして、この情報共有を【フレイヤ・ファミリア】【ガネーシャ・ファミリア】【ヘファイストス・ファミリア】にも行った。

 

 

 

本拠(ホーム)に帰ってくると、【デメテル・ファミリア】を監視しているシャルロットが戻ってきていた。

 

「団長、やはり神デメテルは白です」

 

「根拠は」

 

「神デメテルは一人本拠(ホーム)の一室で自神の眷族らしき名前と共に延々と謝罪を続けていました。おそらく神デメテルの眷族は」

 

「殺されているか、実験材料にされたかのどちらかだな」

 

「⁉」

 

僕とシャルロットが出来る限り感情を殺しながら話し合っていると、ヘスティア様が外へと走りだそうとするも僕が抱きしめて抑える。

 

「放してくれベル君、今すぐデメテルの所に行かせてくれ!!」

 

「ダメです、今不用意にヘスティア様が神デメテルに会いに行けば不審に思った闇派閥(イヴィルス)側が更に【デメテル・ファミリア】の人間を確実に殺されてしまう。ここは堪えてください!!」

 

「うっ、うううっ、あぁあああああああああああああああああああああああああああっ………!!」

 

僕の説得もとい事実を聞いてヘスティア様は神友を助けることのできない自分を不甲斐なく思い涙を流して崩れる。

 

「もう少しだけ耐えて下さい、必ず黒幕を御身の前に引き摺り出し断罪の刃を下ろしましょう」

 

もう止まることはない、ここからは蹂躙の時間だ。

 

 

 

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