前半がマスター視点。
後半からきらら視点に移ります。
一度は異星人にぶっ壊されちまった店だが、社長さんの援助もありまた新しい店として開くことになった。
前のこじんまりとした喫茶店の雰囲気も好きだったが、こっちもこっちで悪くない。
ジャスティスクルセイダー、KANEZAKIコーポレーションのスタッフさん達も来てくれるから売り上げも安定しているし、なにより変わらずに喫茶店を経営できることに満足していた。
「はぁ」
「客の前でため息なんて零すなよ。まだ開店前だからいいものを」
「うっさい」
なんだかんだで店の手伝いをしている異星人の小娘、コスモ。
大分地球の暮らしに慣れてきたこいつはカウンターに肘をついて大きなため息を零していた。
「まったく、どいつもこいつもボクを嘗めやがって……ボクは召使いじゃないんだぞ」
「バイトだもんなお前」
「うっさい!」
つんけんしてんのも変わらねぇな。
カツミ達と関わって少しは大人しくなるかと思ったらそうでもねぇようだし。
「お前、上の階の奴らとうまくやれてんのか?」
「……。あの三人の女は怖い」
「怖い? そりゃ戦っている姿は壮絶だけどよぉ。変身しなけりゃ普通の女子高生だろ?」
「普通? ハッ、笑える冗談だ……」
なんだよこの反応。
え、ジャスティスクルセイダーの三人って変身しなくても怖いのか?
そうは見えなかったんだが。
「カツミとは?」
「……悪い奴じゃない。殺しかけた相手のボクを気にかけてくれるし」
「まあ、あいつは口は悪いが結構素直なところがあるからな」
それは黒騎士として怪人と戦っていた時も変わらなかったわけだ。
あんな過去を経験してんのにあんな人柄なのは奇跡以前に不可思議とさえ思えてくるほどだ。
「……そろそろ開店か。コスモ、扉のプレートをひっくり返してくれ」
「ああ」
慣れた様子で扉のプレートを『OPEN』という文字を表にさせる。
さて、少しずつ常連客も来る頃だし、こっちもあれこれ準備しなくちゃな……っと、思っているともう客が来たようだ。
「ほれ、客が来るぞ。迎えてこい」
「チッ……分かったよ」
態度は悪いが素直。
舌打ちをしながら自身の頬を両手でほぐしたコスモが後ろを振り向く。
それと同時に扉の鈴がなり、今日一番目の客が入り———コスモが満面の笑みで迎える。
「いらっしゃいませ! 喫茶店サーサナスです!!」
「……む」
ん? どうした?
元気な声から一転して震えた声になったコスモを見れば、なにやら白髪の男性を前に硬直してしまっている。
店に入ってきたのは長身の男。
年齢は50代か60代ほどだろうか?
オールバックにさせた白髪に整えられた髭、そして黒を基調としたスーツというピシッとした装いの男性は視線をやや斜めに逸らし気まずそうにする。
「あ、あ、え? ど、どうしてここに……?」
「……すまん。出直してきた方がいいか?」
「だ、だだだいじょうぶでぇす」
これ以上にない震え声で白髪の男性を店内に迎え入れるコスモ。
その顔は真っ赤に染まっている上に瞳には涙がためられているのでただ事ではないのが分かる。
「うまくやっているようだな」
「ハイ……」
「あー、まぁ、似合っているぞ?」
「……」
ふるふると震えたままコスモがカツミ達のいる上階へと駆けあがってくる。
いったいどうしたんだよあいつ……。
……待てよ、コスモの知り合いっつーことはこの老人も宇宙人ってことか?
「失礼。いいかな?」
「あ、はい」
肝心のコスモがいなくなってしまったので俺が代わりにメニューを受けに行く。
近くで見ると妙な凄味のある爺さんだな。
俺も老けたらこんな貫禄のある老け方をしたいもんだな。
「この場所の食べ物には疎くてな。お勧めのものを頼もうか」
「ではブレンドコーヒーとケーキのセットでよろしいでしょうか?」
「ああ、それでいい」
凄味はあるが話しかけづらいってわけじゃないな。
ちょっとコスモとの関係性も聞いておくか。
「失礼ですが、うちの店員と知り合いかなにかで?」
「む? ああ、すまない。君には話しておくか」
こほん、と軽く咳ばらいをした老人は淀みなく言葉を発する。
「あの子は娘なんだ。義理ではあるが」
「……あー」
なるほど、これは流石にコスモに同情するわ。
「お父様でいらっしゃいましたか」
「娘が世話になっている」
心配で様子を見に来たのかな?
そう思っていると上階からジャスティスクルセイダーの三人娘ともう一人と……依然として顔を青ざめたコスモが降りてきた。
……いや、これから戦争でもするつもりなのか?
また俺の店破壊されんの?
私の学校の友達、此花灰瑠。
あの子との付き合いは長い方だと思う。
一年生の頃から知り合いだったし、当時のハイルがカツミ君の隣の席だったということも聞いていた。
だからカツミ君自身がハイルのことを友達と口にした時は本当にびっくりした。
え、隣の席同士で友達だなんてずるい、などと我ながら嫉妬する気持ちがなかったといえば嘘になるけど、それ以上に彼の高校生活が孤独なものじゃなかったことを嬉しく思えた。
だから私はカツミ君をハイルに会わせようと思った。
また恋敵を増やしたいというわけでもなく、二人の友人として会わせたいと考えたからだ。
でも……。
『あいつは俺のことを覚えていないんだよ』
事情は思っていた以上に複雑なものだった。
ハイルはカツミ君と友達だった時の記憶を忘れている、と彼は言っていた。
全ては語らなかったもののなにか私たちの知らない事情があるのはすぐに分かった。
『穂村君はねぇ。いっつも眠そうにしてた』
けれど、ハイルが語ったカツミ君の話は……どこか昔を懐かしんでいるように見えたんだ。
それ以上の話を聞く前に、下の階からコスモちゃんがやってきた。
慌てたように私達を呼びつけた彼女は酷く動揺しながら私たちにこう言ってきた。
『———父上がお店に来ちゃった……!!』
いや、いったいどういうことなの……?
コスモちゃんのお父さんは星将序列第一位のあの鎧の戦士だった。
あまりにも衝撃的すぎる事実に驚愕しながら急いで一階へと降りてみれば、たしかに店内に白髪の老人が窓際の席に座っていた。
白髪をオールバックにさせた黒いスーツ姿の渋い老人。
年老いた、というより磨き抜かれたと表現してしまうほどの雰囲気と見て分かるほどの強者。
以前遭遇した時は戦闘スーツのようなものを着ていて、今は生身だけれど……正直得体が知れない。
ただ座っているだけなのに圧倒されてしまいそうな存在感は、本気で戦おうとするカツミ君と重なる。
「お姉ちゃん、あの人って……」
「晴。私から離れないで」
「う、うん」
この場で事を起こす気はないようだけど、一応私たち4人は第一位を監視できるカウンターへと座る。
コスモちゃんは第一位の対面の席に座り、借りてきた猫のようにこじんまりとしている。
「カツミ君は降りてきてないの?」
「そういえば……。きらら、社長には連絡した?」
「うん」
アカネの言葉に頷く。
カツミ君が降りてきていないことが気がかりだけど、もう話が始まりそうだ。
「元気にやっているようだな」
「は、はぃ」
いつもの強気なコスモちゃんからは想像できないか細い声だ……。
「ど、どうしてここに?」
「サニーに教えられてな。色々と世話になったそうじゃないか」
「そう、ですね」
サニー、星将序列第三位。
またしても大物が出てきた。
シリアスな空気になる私たちだが、カウンターの前にいる新藤さんがその顔を青ざめさせながら声を潜めて私たちに話しかけてくる。
「なぁ、サニーの野郎がさらっと俺の店の場所を把握している事実にツッコんじゃ駄目なのか? なぁ?」
「マスター、今大事な話をしているんです」
「ちょっと静かにしてください」
「話が聞こえない」
「俺にとって死活問題なんだが……!?」
今、重要なのはコスモちゃんと第一位の会話だ。
「父上は、ボクに失望なされましたか?」
「……」
「組織を……ルイン様を裏切り、敵であったジャスティスクルセイダーの味方をしたこと。それに、ルイン様の望みを履き違えていたこと」
沈んだ表情をするコスモちゃんに意外にも一位は顔を顰めることもなかった。
「お前は幼いころから思い込みが激しかったからな」
「……はい」
「そも、あの方を目の当たりにすれば大抵はお前のようになって当然なのだ。失望というより、しょうがないとさえ思っていた」
最初に遭遇した時のコスモちゃんは大分凶暴だったもんなぁ。
カツミ君を問答無用で殺しにかかっていたし、思い込みが激しいということも分からなくもない。
「ジャスティスクルセイダーに与したことについては俺から特になにもいうことはない。だが、いつかこの俺を含めた序列上位と事を構えることは覚悟しておけ」
「覚悟しております」
「ならいい」
そこで一区切りつけるようにコーヒーを口にした一位は穏やかに微笑んだ。
「いい顔をするようになった。余裕もなく、ただ認められたいと考えていた頃とは比べ物にならないほどに成長してくれたようだ」
「父上……」
「そのまま迷わず進むがいい。お前は運命という大きな流れの中にいる。そこで何を成すかは、お前次第ということだ」
「……はい」
そこで会話が途切れ沈黙が店の中を支配する。
敵とはいえ、ちゃんと父親をしていることに素で驚いてしまった。
「さて、次はお前達だな」
「「「!」」」
一位の視線が私達へ向けられる。
無意識に左手のチェンジャーに右手を添えながら、一位の反応を見る。
「いい加減、表に出てきたらどうだ」
私達を見ながらおかしなことを言う一位に首を傾げる。
表に出てくる? 誰が?
———ッ。
不意に頭の中で“身に覚えのない記憶”が溢れ出てくる。
眩暈と共に倒れないようにカウンターに手をつくと、アカネも葵も私と同じように額を手で押さえている。
「お、お姉ちゃん!? アカネさんにきららさんも大丈夫ですか!?」
「……なに、これ……!」
「夢の中の、記憶……?」
「アサヒ、様?」
そうだ、私達はずっと夢の中で鍛え続けられていたんだ。
ジャスティススーツのエナジーコアのアルファ、アサヒ様に。
『下手な小細工は考えるな』
『こじんまりと構えるなみっともない』
『もっとこう、でかく攻めろ』
『でかいのはその乳と尻だけかァ!!』
結構なセクハラをされた上に夢の中でボコボコにされた記憶しかない。
だがそれでも私たちにとっては夢の中で鍛えてくれていた師匠とも言える存在だ。
……そのはずである。
「首狩りサディスティック女武者……!!」
「精密キルマシーン弓ゴルゴ……!!」
「怪力バカ力斧お姉さん……!!」
全て思い出した。
夢の中でとんでもないスパルタ教育を施されていたことに……!!
それぞれが夢の中の訓練を思い出し、思い思いの呼称を口にした直後、不意に隣のアカネの身体から力が抜け、私によりかかってくる。
「アカネ? どうしたん?」
「む、心配ない」
すぐに意識を戻したアカネはそのまますくりと立ち上がると、自身の身体を見回しながら軽く背伸びをする。
……いや、待って、アカネじゃない!?
「アサヒ、様?」
「あまり表に出るつもりはなかったのだがな。だが生前のわらわを下した者がいるとなれば出るしかなかろうよ」
「あ、アカネはどうしているんですか!?」
「心配ない。了解はとっている」
了解はとっているって……。
僅かに瞳を赤く光らせたアカネはそのまま一位を見ると、口角を歪ませる。
「久しぶりだなぁ、ヴァースよ」
「貴様の言っていたことが現実となったな」
「わらわは虚言を吐かん。あの死合いを境に可能性は開かれ、今に至っている」
そう言葉にしながら一位の前の席に近づいたアサヒ様は先に座っていたコスモちゃんにひらひらと手を振る。
「ほれ、ちょいずれろ緑頭」
「緑頭!? うぇ!? ど、どくから押し込むな」
コスモちゃんを奥に押し込むように椅子に座ったアサヒ様は尊大に座りながら足を組む。
うーん、尊大な態度は夢の時から変わらないようだ。
「本当は表に出たくなかったんだがなぁ。なんならこのまま正体すら明かさずにいたいとすら思っていた」
「そりゃ悪かった。余計なことをしてしまったようだ」
「全くだ。……故に、わらわが自分の意思で表に出てくることは最後だ。聞きたいことがあるなら今のうちに話せ」
いや、なんかアカネとは思えない大人のオーラ出ているんだけど。
気品とかそこはかとない妖艶さも出て、アカネの残念さが完全に消え失せている……!?
「……いや、ないな」
「む?」
「貴様の存在が確認できた時点で用は済んだようなものだ」
「……くくっ。娘もできて落ち着いたように見えても貴様は変わらず堅苦しいままだな」
くつくつと笑うアサヒ様。
一位とアサヒ様は旧知の間柄だった?
恋人、という感じではない。
むしろアサヒ様は敵意むき出しって感じだ。
「こいつらは強いぞ。いずれは貴様の命に手を掛けるほどには」
「だろうな。貴様が見出した適合者だ。そうでなくてはつまらん」
そこで会話を終わらせた一位が立ち上がり、マスターへと視線を向ける。
「長くいれば迷惑になるだろう。さて、お代を払おう」
「い、いえ、そんな! 父上、どうせここはしけた店なので払わなくても大丈夫です!!」
コスモちゃんにしけた店呼ばわりされたマスターが額に青筋を立てた。
「コスモの言う通りお代は結構ですよ。ちゃんとこいつのバイト代から引いておくんで」
「なんでだよ!!」
マスターに食って掛かるコスモとその様子を微笑ましく見ている一位という混沌とした状況。
さらにここで上階から社長とカツミくんが降りてくる。
社長は息を切らしてこれ以上になく動揺しているけど、カツミ君の方は分かっていたかのように一位を見ていた。
「ゴールディか」
「先生……!」
「お前にそう呼ばれる資格は俺にはない。だが……壮健そうでなによりだ」
続いて社長の隣にいるカツミ君を見る。
「会うのは二度目だな、少年」
「あんたは……」
「
会話……?
一位のその言葉に一瞬目を見開いたカツミ君が大きなため息を零す。
「はぁ、楽しめるはずがないだろ」
「ハッハッハ、そんなことを口にできるのは君くらいのものだろうな。だからこそ、あの方は惹かれるのだろう」
「こちとらいい迷惑だよ……」
愉快気に笑った一位はそのまま私たちに背を向ける。
「ではな、中々に楽しめた」
「父上……」
「娘の元気な姿も見れたことだしな」
ごく普通に扉から出ていく一位。
その姿を呆然と見送ることしかできなかった社長は、そのまま床にへたり込むように座る。
「まさかここに直接彼が来るとは……。グリーン!! どうして序列一位が父親だと言わなかった!! もう変な汗かいてしまったではないか!!」
「知ってるもんだと思ってたんだよ。あとボクをグリーンって呼ぶな!!」
「知るかこんのボケェ!! あれだぞ!? 序列一位だぞ!? ルインに次ぐやばい存在がこんな気軽さで来たんだぞ!? あちらがその気ならここら一帯は撫で斬りにされるくらい大変な事態なんだぞぉ!!」
大の大人が泣きながらコスモちゃんに詰め寄るんじゃない。
割と本気で引いているコスモちゃんを庇い……あれ? 何かを忘れているような気が……あっ。
「アカネ!! 元に戻った!?」
そういえばアサヒ様に乗り移られたアカネを忘れていた。
すぐに彼女がいた場所に振り向くと、アサヒ様はカツミ君の前に立っていた。
身長差からアサヒ様が見上げる形でカツミ君と目を合わせているけど、当の彼は睨みつけるような視線を向けている。
「……誰だアンタ。アカネをどうした」
「心配するな。わらわは“じゃすてぃすすーつ”の“こあ”だ。暫し、アカネの身体を借りて話しているだけ、もちろん本人も了承していることだ」
カツミ君がジッとアサヒ様を見る。
目を細め無言になる彼にこっちまで戦慄すると、すぐに彼は肩の力を抜いた。
「確かに、ヒラルダとは違うな……乗っ取ったわけじゃないな」
「わらわをあの毒婦と一緒にするでない。それとあまり見るな。アカネがうるさくなる」
警戒を解いたカツミ君は気まずげに頬を掻いた。
「あー、はじめまして。穂村克己です」
「アサヒだ。敬称もなにもいらん。呼び捨てで構わん」
あれ? アサヒ様、初めて会った時私達に敬称をつけろとか言ってなかったっけ?
露骨な扱いの差を感じるのだけど。
おもむろにカツミ君の頬に手を添えたアサヒ様が微笑を浮かべる。
「しかし、いざ目の前にしてみると不思議な存在よな」
「えっと……」
「我が“
……いや、ちょっと近くない?
アサヒ様? なんかとてつもなく嫌な予感がするのですが。
「どれ、ヘタレなお前らのためにひと肌脱いでやることにするか」
「は?」
一瞬、その時なにが起きたのか理解できなかった。
不意にカツミ君の背中に手を回したアサヒ様INアカネがあろうことかその唇を奪……奪った!!?
「!?」
「む、失敗か」
いや! いつの間にかカツミ君の頭にだけ白騎士の仮面が展開されている!?
アサヒ様の行動は仮面により阻まれ失敗に終わったようだ!
「ガウ!!」
「ふん、嫉妬深いことだ」
この場にいる全員がアサヒ様の突然の行動に驚愕していると不意に彼女の身体が脱力する。
元のアカネの人格に戻ったようで、ふらつく彼女を仮面を消したカツミ君が支える。
「おい、アカネ。大丈夫か?」
「!!??」
自分が先ほどしようとしたこと。
目と鼻の先にいるカツミ君。
その他諸々の感情がごちゃ混ぜになったんだろう。
「ぎゃ……」
「ぎゃ?」
「逆に背徳感ッ」
状況を把握し、目を見開き一瞬で顔を茹でだこのように真っ赤にさせたアカネは白目を剥いて気絶してしまった。
「あ、アカネェェ——!!?」
そんな彼女を慌てて支えたカツミ君だが、私達の心境は穏やかなものではなかった。
確かに、仮面越しはそれはそれで衝撃的なのは分かる。
むしろ中途半端に成功してしまっているといってもいい。
「仮面越しといえど絶許」
「せやねぇ」
「……」
正直、ここでアカネを張り倒してでも起こしてやりたいが、腹が立つことにアカネが一概に悪いとは言えない……いや、アカネも悪いなやっぱり許せんわ。
確信犯のアサヒ様は寸前で内に引っ込むという徹底ぶりである。
「なんだか分からねぇがカツミも苦労してるなぁ」
「な、なんだ? どういう状況だ? まさかジャスティススーツのコアも既に意思を表面化させていたのか!?」
「ホムラ。お前一度、誰もいない場所で休んだ方がいいんじゃないか……?」
まあ、とりあえずは社長にアサヒ様のことや一位のことについて報告しておかないと。
特にアサヒ様については私たちにとってもかなり重要なことなのでしっかり説明しておこう。
やりたい放題のアサヒ様でした。
ようやく彼女の存在も知られることに。
アサヒ様憑依状態はイマジンとかが近いかもしれませんね。
今回の更新は以上となります。