後半はジェム君視点でお送りします。
度々思うことだけれど、俺はよくここで働かせてもらっているなぁと思う。
仕事中に抜け出すことも多いし、なんなら迷惑もかけてしまっているのにマスターは俺を辞めさせることなく、変わらずに雇ってくれている。
「ねえ、カツキ」
「うん?」
最近は異星人がやってくることが多いので、今度こそは真面目に仕事をしようと意気込んでいると、ふとアルファが声をかけてくる。
俺と同じくバイト時のエプロン姿の彼女は、遠慮気味に口を開く。
「カツキってペットとか欲しい?」
「ペット? アルファは欲しいのか? うちはマンションだから多分無理なんじゃないかなぁ」
「いやいや、そういう直接的な生き物じゃなくて……あー、なんというか喋るぬいぐるみみたいなやつとか、そういう感じのやつ」
「ぬいぐるみ?」
どういう意味だ?
ちょっと分からないが、アルファはそういうぬいぐるみが欲しいのだろうか?
年齢的に別におかしくはないけれど、どういうことだろうか。
「いいんじゃないかな。バイトで溜めて買うつもりなの?」
「う、ううん。この前、プロトチェンジャー使って変身するように頼まれていたでしょ?」
「ああ、そうだね。もしかして、AIっていうとあの子のこと?」
「うんうん」
店内に人がいないのを確認してからそう言ってきたアルファの言葉に思い至る。
今は行方不明の黒騎士の着ていたスーツの改良版を試してほしいと言われ、つけてはみたが俺では全く操ることができなかったアレか……。
その際に、腕時計型の変身アイテムに懸命に話しかけられたのを覚えている。
「君と話したがっていてさ。……その、どうかなって」
「全然構わないぞ」
「本当? よかった。なら後でレイマに話してみるよ」
プロトチェンジャーか。
またうちが賑わしくなりそうだな。
「おーおー、仲睦まじくて結構。だが客がいねーからって手を休めんじゃねーぞー」
「分かっていますよ」
厨房の方で食材の確認などを行っていたマスターが顔を出してくる。
話はするが、手を動かしていかなきゃな。
「ったく、お前はアレだな。最近、調子に乗ってんじゃないか?」
「どうしたんですか、急に」
「いや、最近、急に知り合った小娘共が来るようになったじゃないか。他人の浮いた話ほど面倒な話はないんで、さっさと馬に蹴られるかなんかしてくんねぇかって常々思っているんだが」
「そんなこと思っていたんですか、貴方」
にやにやとしてそう言っているので冗談なのだろう。
すると、無言で聞いていたアルファが、にやりと笑いマスターへと声をかける。
「マスターだってモテモテじゃん」
「……もしかして喧嘩売ってんのか?」
「きゃー、こわーい」
声を震わせるマスターに、ささっ、と俺の後ろに隠れるアルファ。
俺を盾にしないで欲しいなと思いつつ、マスターが最近、誰にモテているのかを思い出して苦笑する。
「は、ははは、あの人は悪い人じゃないと思うんですけど……」
「ざけんな。俺は生まれてこのかた、あんなに恐ろしい生物と遭遇したのは二番目だと思っているぜ……」
一番目はなんだろうか?
地味にそこが気になる。
すると、不意にカフェの扉が鈴の音と共に開かれる。
お客さんだ、と思いながらそちらを向くと、そこにはつい先ほどまで話していた人物がやってきていた。
「また来ちゃったわー」
「ゲェ!? 来やがった!?」
入ってきたのは身長2メートルより少し下くらいの身長の大男。
筋肉質な身体と、紫のシャツと赤のズボンというド派手な服を着た男性が躍動感溢れる挙動で店内へと足を踏み入れる。
「こんにちわ、サニーさん」
「こんにちわ! 相変わらず礼儀正しくて私嬉しくなっちゃうわ!!」
オネェというべきか、服装もそうだが言動も性格もインパクトが強すぎて胃もたれしそうになるこの人は、通称サニーさん。
本名は分からず、そう呼んでくれと言われたから呼んでいる、一か月ほど前から結構な頻度でカフェに来てくれている常連さんだ。
「ははは、そこまで驚くことですか?」
「ええ! 私の職場の人たち、みんな挨拶しないの! 全員スルーなの!!」
三日に一度くらい来てくれるので、見た目のインパクトと親しみやすい人柄ですぐに覚えることができた。
俺としても話しやすい人物なので、挨拶を交わしていると、ふとサニーさんの視線が俺の後ろへと向けられる。
「あら、アルファちゃん! またカツキ君の後ろに隠れちゃって! カワイイ!!」
「ぐるるるる……!!」
サニーさんがやってきてから俺の背中に隠れて威嚇しているアルファ。
いつもにこやかにお客さんに対応する彼女だが、相手がちょっと変わった人なので警戒しているようだ。
「こら、お客さんの前だぞ。すみません、いつもアルファが……」
「フフフ、気にしていないわ。小さなことを気にしないことが立派なレディよ」
「男じゃん……」
「ん? 何か言ったかしら?」
ぐるんと振り返ると、ふいっと俺の背中に隠れるアルファ。
そんな様子に苦笑しながら、サニーさんはいつも座っているカウンターテーブルまで移動する。
「アルファ、怖がりすぎじゃないか?」
「本能的に無理」
「動きにくいからしがみつかないで欲しいんだが……」
とりあえずメニューと水を差しだすべく、アルファにしがみつかれたまま移動する。
「マスターも相変わらずのイケメンね」
「おいやめろよ気持ち悪ぃ……さっさと頼むもの頼んでお祓いされろよ」
「私、妖怪じゃないわよ?」
「巨漢のオネェとか妖怪以外のなんだと思ってんだよ」
ドン引きした様子のマスターの毒舌に、サニーさんは笑顔を崩さない。
「そんなこと言って、照・れ・屋・さ・ん」
「カツキ!! 塩持ってこい!! 業務用でいい!!!」
「だ、駄目ですって! 相手はお客さんですからっ!!」
「ええい、お客様はミュータントだ!!」
どういう理屈ですか!?
顔を青ざめさせ塩を取りに行かせようとするマスターを止める。
とりあえず、彼を厨房に移動させ俺が代わりにカウンターテーブルの前に立つ。
「すみません、お騒がせしてしまって」
「こっちが騒がせたようなものだから、謝らなくてもいいわよ。じゃあ、いつものお願いしてもいいかしら?」
ブレンドコーヒーのアイス、それがサニーさんが最初に頼むメニューだ。
コーヒーはマスターにしか淹れられないので、彼に注文を伝える。
数分ほどで、アイスコーヒーがサニーさんの前に差し出される。
「フフフ、私、ここのコーヒーのファンになっちゃったの」
「豆オンリーで出すぞ、化物」
「乙女はいつだってけだものなの」
「……。言ってやれ、カツキ」
なんで俺に丸投げされたんですか?
「マスターも口では言わないけれど、自慢のコーヒーを褒められて喜んでいますよ」
「まぁ」
声を潜めてそう言うと、サニーさんはニコニコとした笑顔で頷いてくれる。
それに合わせて未だに俺の後ろにいるアルファは、子供のように裾を引っ張ってくる。
「あら、嫉妬しちゃって。そんなに睨まなくてもカツキちゃんは狙ってないわよ?」
「信じられない……」
「だって私の心はマスターに向いているんだもの」
「うっ……」
マスターが顔を青くさせて厨房に逃げ込んだ……!?
その様子にサニーさんは苦笑する。
「あまりからかうと可哀そうですよ」
「フフフ、反応が面白くて、ついね」
「マスターも、ああ見えて純粋な人ですから」
サニーさんも分かっててからかっているんだろうけど。
ふと、そのまま会話が途切れて静かな時間が流れていく。
相変わらずアルファは俺から離れないのは、どうかと思うけれども。
「最近怖いわねぇ、異星人の侵略」
数分ほど経ったくらいでサニーさんがそんなことを呟くように俺に言ってきた。
「そうですね……早く、終わって欲しいと思います」
「同感よ。私もあまり好きじゃないし」
憂いを帯びたような顔で水滴が浮かぶコップに視線を落とす。
「みーんな、戦いなんて忘れて、おもしろおかしく過ごせればいいのにね」
「ははは、そうだったらどれだけよかったことか……」
「考え直してくれないかしら。ねぇ? ……駄目かしら?」
ちょっと違和感のある尋ね方に疑問を思う。
しかし、それほど気にすることでもないので普通に返事を返す。
「相手が考え直して、戦いをやめてくれたら万々歳ですよ」
「……。そうね、私もそう思うわ。やっぱり、カツキちゃんって凛々しいわね! 正直、嫌いじゃないわ……!!」
「いや、どういう話の流れですか」
いきなりテンション振り切ったな。
彼の声に驚いていると、いつの間にかコーヒーを飲み終えたのかサニーさんが立ち上がる。
「それじゃ、長く居座るのも悪いし、ここらでお暇させてもらおうかしら。ごちそうさまでした。お会計、お願いね?」
「あ、はい」
いつも通りお会計を済ますと、サニーさんはにこりと微笑みながら俺とアルファを見る。
「カツキちゃん、アルファちゃん。また来るわ」
「はい。またのご来店をお待ちしております」
「ウゥゥ……!」
まだ唸っているのかアルファ。
君は、警戒心の強い子犬かなにかか。
最後まで濃い人のまま、店内を後にするサニーさんを見送った俺は、一息つく。
「やっぱり不思議な人だな。サニーさんって」
「怪しい人だと思う」
「こら、失礼だぞ。あといつまでもしがみついているんじゃない」
「きゃうん」
アルファを引きはがしながら気を取り直して、バイトの仕事に勤しむ。
もうすぐ昼時なので、その前に色々と準備をしなくてはな。
【
【
「ああ、おはよう。ようやく身体が出来上がったか。 ……出来上がってしまったか」
首と胴体が繋がり、全身の感覚を取り戻す。
覚醒した白騎士との戦いで肉体の大部分を失い首だけとなってしまった私だが、数日ほど時間を要すれば新たなボディを作ることは容易い。
本当なら、目的も達成して万々歳なはずなのだが……。
「お体の調子は?」
「快調だよ、MEI。……それで、船内の状況はどうなっている……」
「姉君が滞在なされている区画は、予想通りの有様となっております」
「クソォ、あの電気生命体がァ……!!」
映し出される区画の映像に目を落とすと、通路が焼け焦げ、この俺が選び、中には自らデザインし配置させた拘りのインテリアすらも目も当てられない有様になってしまっている。
「やはり予想通り、専用スーツを着ていなかったか……!!」
「姉君曰く、可愛くないから着たくない、だそうです」
「ぐ、うぅぅぅ……! 俺は機械! 機械でできているので心を乱されたりはしないぃぃぃ……!!」
あの姉はここに来るたびに無自覚にこの船を滅茶苦茶にしていくからな……!!
船の動力には近づかないという最低限の常識こそは守っているが、それ以外は自由気ままに船の中を散策し、無自覚に周囲に破壊をまき散らしていく、まさに生きる災害のような存在。
「マスターの復活に気付いたようです。近づいてきます」
「MEI、ボディは?」
「対姉君用の特殊防雷スーツとなっております。姉君がその気になれば意味をなしませんが、普段の余波ならば耐えられます」
「よぉっし……」
俺のボディも同じ仕様なので準備はできている。
数秒もしないうちに、ビリッ、という弾ける音と共に、目の前に突如としてエネルギーで体を構成させた人型の何かが現れる。
『ジェム、復活してくれて嬉しいぞぉ!! あぁ、もう首だけとなって可哀そうだったお前の姿はものすっごい憐れだったし、相変わらず不自由な身体を持っているなぁって軽く優越感に浸ったりした直後に、普通に心配になって、今日の今日までネリネりと船の中を歩き回りながらお前の復活を待っていたんぞぉ!!』
「と、とりあえず、俺から離れてくれレアム。壊れる、俺が」
相変わらず返答を待たずに話し続ける姉だ。
返答を待つその時間すらも、彼女にとっては億劫なほどに退屈なのは分かっているが、その話している内容は俺にとって劣等感をビシバシと刺激していく。
相変わらずの傍若無人っぷりだな、こいつ……!!
ビリビリと電撃を受けるボディに冷や汗ならぬ、冷やオイルを流しながら相対する。
「とりあえず、周りに電撃をまき散らすのをやめろ」
『あれれ、まき散らしてた? ここって私の実家感覚だから全然気にしてなかったわ』
「……」
この姉をぶん殴れたら……!! ぶん殴れたらよかったのに、そうしたら電撃で壊れるのは俺の方だ……!!
姉、レアムは、意思を持つ電撃である。
なぜそのような肉体を持つことになったと説明するとなると、俺と姉が肉体を失う時にまで遡る。
目の前で傍若無人っぷりを発揮する姉から現実逃避すべく、俺は脳内に過去を思い起こす“回想プログラム”を発動させる。
『フハハ! これでこの星は無限のエネルギーを手に入れることになァる!! お前達は誉ある人柱となるのだァー!!』
大雑把な経緯を省くと、俺と姉のいた星は爆発してなくなった。
別に侵略されたとかそういう理由ではなく、星にいた悪の科学者が生命体そのものをエネルギーへと変えるという控えめに言って、外道的な実験に失敗したからである。
ついでに言うなら、俺と姉はその実験体だった。
『ジェム、逃げろ! 私を置いて!!』
姉が被検体として選ばれ、大掛かりな機械に身体を取り付けられ実験が始まり、速攻で異変が起きた。
電撃をまき散らしながら周囲を破壊する姉の姿に研究者たちは逃げ出し、俺も姉に吹き飛ばされながら急いでその場を逃げ出した――が、宇宙船に乗り込み、逃げ出す際に研究所が星すらも飲み込むほどの爆発を引き起こし、大多数の脱出艇を巻き込み、宇宙の藻屑へと消えた。
『こ、ここまでか……』
勿論、俺の乗り込んだ船も例外ではなかったが、俺は肉体の四割を喪失させる大怪我を負いながらもなんとか生きながらえた。
最後の力を振り絞り、思考及び脳内のデータを端末にコピーした俺は、元あった肉体を諦め、機械の肉体を持って新しく“生まれ直した”。
まあ、そういう意味では俺は本人ではなくコピーのようなものだ。
仮初の命と言われればその通りだが、本体は満足して逝ったのでそこらへんはあまり考えないようにしている。
『ジェム! 私だぞ、私!! レアムだ!』
そんなこんなで急造の機械の肉体を用い、星の瓦礫を集めながらなんとか生きながらえていると、突如としてガス状のエネルギー体となった姉が現れ二度目の死を経験しそうになった。
俺は機械の身体に。
姉は、意志を持ったエネルギー体に。
それぞれ元の肉体を捨て、異様な姿へと変化した俺達は、色々あって今の地位に納まることになったのだ。
【
つまり、肉体を失い、どういうわけかエネルギーでその意思を構成させた存在こそが、この姉である。
生きる上で必要なものは存在せず、ただ空中にたゆたう僅かなエネルギーさえあれば、決して死ぬことのない規格外のエネルギー生命体、星将序列七位“双星のレアム”
意思を持つエネルギー体である、姉の力は星一つを容易く破壊し、単独での宇宙間移動も可能な出鱈目な存在である。
機械である俺にとっても天敵同然で近づきたくないのだが、これでも血を分けた姉弟なのでそういうわけにもいかないのだ……。
「レアム、頼むからスーツに入ってくれ」
『それよりさ、ジェム』
「聞けよ……!!」
『ジャスティスクルセイダーは強かった? 白騎士は強かった?』
単刀直入すぎる話題に、それが目的かと察する。
俺が地球で彼らの戦いを挑むと知り、その結果を聞きに来たのだろう。
「強いよ。でもまだあんたが出張る時じゃない」
『まだ? まだってことはさ……』
電撃で構成された体から、さらに電撃が迸る。
まるでレアムの高揚を現すかのように周囲を焼け焦がすその威力に、眩暈を覚える。
『私と戦えるくらいに強くなるってこと?』
「……ああ」
『そっか。ふふん』
で、電撃を納めてくれたか……。
まあ、嘘は言っていないし、地球が後々大変なことになるかもしれないが、それは白騎士かジャスティスクルセイダーがなんとかしてくれるだろう。
「じゃあ、俺とMEIは別の銀河の観光に向かうから、後は好き勝手に――」
『ジェムぅ、そんな堅いこと言うなよー。私達、姉弟だろ?』
「ふざけるなぁ!! お前のせいでここの修理をしなければならないんだぞぉ!! 頼むから、俺に干渉しないでくださいお願いします……」
「必死ですね、マスター……」
この姉は星将序列七位の化物である。
例え、地球の電撃ナメクジ怪人であってもこいつの持つ膨大なエネルギーを吸い取り切る前に、消滅させられるくらいにデタラメな存在だ。
それより上の連中が六人もいることに、現実味がなくなってくる。
『それじゃあ、私の身体作って』
「脈絡がないな。おい。だから、お前の傍迷惑な電撃をまき散らさないスーツは作ったと」
『ジェムのセンスは嫌いだ。ゴテゴテしてるし、全然可愛くない』
……今、こいつなんつった?
「ふざけんな、クソ姉ェ!! この俺の造形美を愚弄するかァ!!!」
「お、落ち着いてくださいマスター!?」
このシャープなボディに詰め込まれたロマンに、多機能な武装の数々!!
無駄を最大にまで省き、機械としての魅力を詰め合わせた俺の作品たち……!!
それを嫌いの一言で片づけるとは、例え姉だとしても許さんぞォォォ!
恐れている姉にさえも食って掛かる俺だが、そんな怒りをものともせずに奴はふわふわと宙に浮く。
『近いうちに地球に行くから地球人に似せた生体スーツを用意しておいて』
「聞いてない!?」
『ジェムは話が遅すぎる。私はもうお願いはした。なら、後は実行することだけが私の望みだよ?』
「く、う、おおおおお!!!」
弟は姉には逆らえない。
例え、機械になったとしてもその事実は覆らない。
俺は、オイルの涙を流しながら、研究室へとダッシュで向かっていく。
『もう三位が遊びに行っているらしいからなー、私も出遅れないうちに行っておきたいなー』
やはり、レアムは俺にとって最大の障害だった……!!
「マスター、できれば私の分もお願いします」
「え、なんで……?」
「……」
「いや、可愛く首を傾げても誤魔化せないぞ。え、まさか、お前もそのボディ嫌だったの? MEI!?」
死闘を乗り越え、平穏は訪れたはずだ。
しかし、まだその平穏を享受するにはやらなければならないことがたくさんあるようだ……!!
戦闘なし回でした。
地味に壮絶な生い立ちのジェム君。
未だに姉と絶縁していないのは、なんだかんだでお願いを聞いてしまう彼の性格のせいとも言えます。
姉は肉体を持たないエネルギー体となります。
性格も傍若無人ですが、普通に動くだけでも強力な電撃をまき散らすので非常に傍迷惑な存在です。