プレイヤースキルがチート並みでAGIに極振りします。   作:TS 最高

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私は心から渇望する異世界転生を
最強なる転生特典を神から賜る
絶対的ご都合主義の名の下に
自身に仇なす全ての敵に無双しよう
目指す頂は様々な種族の美女たちの桃源郷
世界の誰も私の自由を阻むことはできない
何故なら世界は自分中心に廻っている
さあ、ここに新たな物語を始めよう
創造 Briah――
僕の考えた最強の主人公(シュヴァルツ・ゲシヒテ)

作者が適当に考えた、作者の創造です。
求道型の創造でその渇望は「異世界転生したい」「転生特典で無双したい」「多種族美女ハーレムを築きたい」というもの。
顕現した能力は、空間転移、様々な神話の力、第一級フラグ建築士
そんな能力、作者も欲しい

どうでもいい話はこれで終わるとして
さあ、いよいよシュライバーこと速水刹那の三つ目の特典を発表します!
読者の皆さんは、どんな能力か分かったでしょうか?
あの作品を知っている人は多分、分かるような気がしなくもないです。
でも使っている武器が違うからなぁ~

それでは本編を始めたいと思います。




第一回イベント中盤戦

第一回イベントのバトルロワイヤルが始まってから数十分が経過していた。

二十人を超える集団戦闘をしていた所に乱入して、全員を気づかれずに倒したシュライバーは、その後に新たに獲物を見つける為に駆けて、新たな獲物を見つけた。

 

 

「おお、やってるね。やっぱり、【崩剣】が相手だと複数人で共闘するよね」

 

 

シュライバーが見つけたのは正確には獲物ではなく、宙に浮いている複数の短剣の刃だった。

複数の刃を宙に浮かせられるのは、原作知識で【崩剣】のシンだけだったので、シュライバーはシンだと確信して近づいて行った。

そして予想通り、そこにいたのは【崩剣】のシンがいて、共闘しているであろう五人のプレイヤーがいた。

合計十本に及ぶ短剣の刃を操るシンは、普通のプレイヤーでは圧倒的手数の差で叶うはずもなく、複数人で共闘して戦うことが妥当である。

 

 

「流石原作で、十位以内入賞者。五人相手でも全然押されてないね」

 

 

5対1でもシンは、危なげなく戦っていた。

【崩剣】は複数の短剣の刃を操る能力であり、それを自分の意志でコントロールしなければならず、本来であれば扱い辛い能力だが、シンの才能と言うべきか短剣の刃を自分の自在に操れるので多対一の戦闘が得意なのだ。

そして五人のプレイヤー相手に善戦していたシンだが一人のプレイヤーが戦闘に参戦してきたことで戦況がガラリと変わる。

 

 

「試してみたい技があるから他のプレイヤーには退場してもらおうかな」

 

 

シュライバーは【崩剣】の能力相手に試したいことが有ったので、速攻で他の五人のプレイヤーを片付けることにする。

先の戦いで見せた相手の無意識の死角に入る《抜き足》を使用せず、普通に接近して五人のプレイヤーの首を斬った。

 

ただし、今までと違う事が一つだけある。

それは、斬りかかる速度だ。

本来シュライバーのAGIで接近されれば並みのプレイヤーはその姿をみることもできない。

イベントが始まり最初に戦闘した槍使いがシュライバーの姿に気づきあまつさえ、その攻撃に反応して槍で攻撃してくることなど到底出来ないのだ。

 

つまりシュライバーは最初から手を抜いていたのだ。

だが今回は違う。

死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)】や【最速の理】、【雷纏】といったAGIを上昇させるスキルを発動こそさせていないが、パッシブスキルと素のAGI値だけで異常な数値になっているので反応できない。

 

 

「何だ、何だ。急に倒された?」

 

 

そして五人と戦っていたシンは、突然倒された五人を見て驚いていた。

近くで戦っていたシンでさえ、シュライバーが五人を斬ったことも、シュライバーが戦闘に乱入したことさえ気づけなかった。

 

 

「っっ!? お前のスキルか?」

 

「そう見える?」

 

 

シンは、五人が急に倒れた場所にいつの間にか現れたシュライバーを見てさらに驚いたが、バトルロワイヤルの最中なので気を取り戻して、五人を倒したのはシュライバーのスキルかどうか質問する。

シュライバーはシンの質問に笑みを浮かべながら返答する。

 

 

『何かのスキルだよな。AGIを上昇させるスキルか?それとも転移スキルか?そして攻撃した後は反動があるのか。じゃないと俺に姿を見せた説明ができない。そして俺に気づかれずに戦闘していた五人を倒すスキル。次に発動させるまでにインターバルがあるはずだ』

 

 

シンは目の前に現れたシュライバーの能力を予測するが残念。

単にAGIが異常に高いだけです。

 

 

「【崩剣】!!」

 

『さっきのスキルをまた使われたらやべぇ。それにあの眼帯、何か蒼く燃えてるし何かやばそうだし、早めにけりをつけるしかないよなぁ』

 

 

シンはシュライバーがスキルを発動したと勘違いしたまま、眼帯が【永劫破壊(エイヴィヒカイト)】で蒼く燃えているようなエフェクトを見てシュライバーが、やばいプレイヤーと思い早期決着をつけるために、【崩剣】を発動させて十枚の短剣の刃をシュライバーに飛ばす。

 

 

「この世界に転生して、そういう多方向からの攻撃がなかなか無かったからこの技使えなかったんだよね」

 

 

シンがスキルだと思ってしまった理由の1つであるシュライバーが動きを止めた理由は、ある技をこの世界で使ってみたかったからだ。

 

そして、シュライバー目掛けて襲い掛かってくる十の刃にシュライバーは回避行動は一切取らなかった。

それでも短剣の刃がシュライバーを斬ることはできなかった。

シュライバーに触れた瞬間、全ての短剣の刃は軍服の上を滑り、そのまま傷を付けることなく後方に流されていく。

 

その技は、森羅万象全ての流れを感じ取ることで、目に見えぬほどの微細な動きだけであらゆる攻撃を受け流す、とある剣術の天才が半生を賭してたどり着いた受けの極致ー

 

 

「綾辻二刀流奥義ー《天衣無縫》」

 

 

それは、シュライバーの三つ目の特典の能力の一部【剣技模倣(ブレイドスティール)】で模倣した綾辻一刀流奥義ー《天衣無縫》を特典の1つである【神速反射(マージナルカウンター)】を組み合わせることで本来一刀流の技を二刀流にして強化させた技だ。

 

 

「攻撃があたらねぇ」

 

 

《天衣無縫》を使用したシュライバーにシンはダメージを与える事は叶わず、接近を許してしまう。

そしてそのままシンの首を斬り飛ばす。

 

 

「さてと、そろそろ野生のラスボスに挑戦しようかな」

 

 

シンを斬った後、シュライバーは遠くに見える紫色の三つ首の竜を見て獰猛な笑みを浮かべる。

 

 

「そろそろやっとかないと倒してしまった場合、十位以内に入らないかもしれないしな」

 

 

シュライバーは、最初は第一回イベントで戦うか戦わないか迷っていた。

何故なら、十位以下になることによって【要塞(フォートレス)】と【念力】の二つのスキルの片方しか取得できなくなるのを防ぎたかった為だ。

 

まあシュライバーが100%勝てるというわけではないが、九分九厘シュライバーが勝つ。

現在のメイプルの戦闘スタイルと言えば、【パラライズシャウト】で麻痺らせて、【毒竜(ヒドラ)】か【悪食】で倒すものだが、シュライバーはスキルと装備によって麻痺と毒が効かず、【悪食】以外ダメージを与えられない。

 

AGIを極振りしているシュライバーにAGIが0のメイプルが攻撃を与えられる確率はほぼ0に近い。

そしてイベントの残り時間が一時間になると1位~3位のプレイヤーはポイントの三割が譲渡されるようになる。

そんなこともありメイプルと戦うか迷っていたのだが、シュライバーは簡単なこと事に気づいた。

 

「メイプルを3位以内にしないにするか、残り一時間以内になる前に倒せばいいんじゃないか」という簡単なことに。

そして今の状況なら残り時間は一時間以上あり、【毒竜(ヒドラ)】でメイプルの居場所が明確に分かるようになっていたので戦うことにした。

 

 

「いや~生で見る【毒竜】は迫力凄いなぁ」

 

 

シュライバーは【毒竜】のいる方角に向かっていき、まじかで見る、猛毒で出来た竜の迫力に少し興奮していた。

 

 

「やあメイプル。この三つ首の竜ってメイプルが出していたんだね」

 

「あっ、シュライバー、そうだよ~、どう私が手に入れたスキル凄いでしょ」

 

「そうだな。三つ首の竜、凄い迫力だよ!」

 

「ふふ、そうでしょ。シュライバーもどうしたの?その蒼く燃える眼とその二本の刀身が雷の剣すごくかっこいいよ!!」

 

「そうかい。ありがとう」

 

 

メイプルの近くまで近づいたシュライバーは、メイプルに話しかける。

メイプルも自分の近くにシュライバーがいることに気づき、【毒竜】について言われたのでえへんと胸を張り、自分のスキルを誇るメイプル。

そしてシュライバーは、メイプルの【毒竜】の感想を言いい、笑みを浮かべるメイプル。

シュライバーの姿を見てかっこいいと褒めるメイプル。

シュライバーも装備を褒められ笑みを浮かべる。

メイプルとシュライバーはお互いに笑みを浮かべていた。

 

 

「なんだぁ。いきなり現れやがって」

 

「ほのぼのした空気になるのもいいが、ここが戦場っていうことを忘れるなよ」

 

「戦場では、常に落ち着いていなければならないということを教えてあげよう、お嬢ちゃん」

 

「いくら強いスキルを持っていたって油断したら駄目だぜぇ」

 

「戦いの最中に話し合いとは笑止」

 

 

シュライバーとメイプルの話し合いは、はたから見れば・・・いや、はたから見なくてもほのぼのしており、とても戦いの最中にするものではない。

そう思ったメイプルと戦っていたプレイヤーも好機と思い一斉に、シュライバーとメイプルに襲い掛かる。

 

 

「今、話しているのが分からないのかな~」

 

「もう~今、シュライバーと話してるのに邪魔しないでよもう」

 

 

シュライバーは、獰猛な笑みを浮かべ、メイプルは「しょうがないなぁ(プンプン)」といったような感じで襲い掛かってくるプレイヤーに行動を起こす。

 

 

「【雷纏】」

 

「【毒竜】」

 

 

シュライバーは全身に雷を纏い、メイプルは短剣から三つ首の毒竜を出す。

別にシュライバーは【雷纏】を使わなくてもよかったが、せっかくメイプルがスキルを使ったので自分もといった感じで発動した。

幸いMPは今まで倒したプレイヤーのMPを吸収してその総量は膨大なので問題なく使用した。

 

 

「撤退、撤退」

 

「に、逃げろ~」

 

「やばい、やばい」

 

「乱入した娘も何かやばそうだぞ」

 

「もう、終わりだぁ~」

 

 

シュライバーとメイプルの二人がスキルを発動した瞬間、二人に襲い掛かろうとしたプレイヤーの半分が逃げ、半分がそのまま襲い掛かる。

そのまま襲い掛かったプレイヤーは半分が毒の竜に飲み込まれ、もう半分が雷の双剣に斬り刻まれる。

逃げたプレイヤーも、毒の竜と雷の斬撃に逃げ切れず、二人の周囲にいるプレイヤーは誰もいなくなった。

 

 

「さあ、メイプルそろそろ始めよっか」

 

「そうだね。どっちが勝っても恨みっこなしだよ~」

 

 

二人だけになり戦闘を開始する。

この戦闘は第一回イベントの中でも特に注目される戦いになる。

 

 

「【パラライズシャウト】」

 

「えっ、効かない?」

 

 

メイプルが戦闘開始早々【パラライズシャウト】を発動して、シュライバーを麻痺らせようとするが、【雷神喰らい】の効果で麻痺が無効になるシュライバーには効かなかった。

 

 

「っうわ!ビックリした。でもえへへ、その攻撃は私に効かないよ」

 

『やっぱり【大物喰らい】が発動してない状態で、【大物喰らい】を発動しているメイプルのVITは超えられないか』

 

 

シュライバーは、メイプルが【パラライズシャウト】を使用した後、速攻でメイプルの脇腹を斬るがメイプルは、いきなり目の前に現れたシュライバーに驚いただけでそのHPを減らすことは無かった。

 

 

『やっぱり、首か心臓を斬って、【死神の極意】の力を使わないとダメージを与えられないかな』

 

「けどシュライバー速いな~、こっちの攻撃が当たらないよ」

 

 

シュライバーは、スキルで威力を底上げしないと抜けないVITの高さを再認識する。

メイプルは、接近されえて大盾を振り回すが全然当たらないシュライバーに頭を悩ませる。

 

 

「私から離れたね【毒竜】」

 

 

シュライバーがメイプルから少し距離を開けると、【毒竜】を発動してシュライバーに攻撃する。

そして三つ首の竜は、その場から動かない(・・・・)シュライバーを捉える。

 

 

「ええ~、これも効かないの?」

 

 

【毒竜】はシュライバーに直撃するもINTが0のメイプルは猛毒で相手を倒すのだが、『女王蜂の指輪』で毒は無効化されるのでダメージを与える事は出来なかった。

 

 

「手を抜かないように言ったし、全力でやろうかな。【死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)】」

 

 

第一回イベントが開始される前にメイプルと手を抜かないように約束したのが頭をよぎり、全力でメイプルを倒すと決めたシュライバーは、切札であるスキル【死世界・凶獣変生】を発動させて勝負を決めにかかる。

 

 

「約束だからね。手は抜かないよメイプル」

 

「え、ちょっと待って」

 

 

スキルを発動したシュライバーを見て、焦ったメイプルは待ったをかけるが

 

 

「待った無しだよ」

 

 

5倍になった速度でメイプルの真後ろに一瞬で回ったシュライバーは、待った無しとメイプルに声をそっとかけて首を斬る。

 

 

「や~ら~れ~た~」

 

 

シュライバーの声を聴いて慌てて後ろに振り向こうとするが、その瞬間に首を斬られて倒される。

メイプルの悔しそうな?声を上げながら消えていくメイプルを見送る。

 

 

「【死世界・凶獣変生】を解除してっと。流石に毒無効と麻痺無効とVITを上回る威力が出せれば負けないよね」

 

 

シュライバーは、メイプルと戦闘が終わった瞬間に【死世界・凶獣変生】を解除する。

 

そして戦闘が終わったシュライバーは、また獲物を探しにステージを駆け出した。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「けど、全然原作キャラ見つからないね」

 

 

シュライバーはメイプルを倒してから周囲を探索して、新たなプレイヤーを何十人か倒したが、自分の知る原作キャラとなかなか遭遇しないなっと思ったシュライバーは、誰かいないかと探し始めていた。

第一層しか解放されてない現在で、メイプル程派手な攻撃をするプレイヤーはおらず、見つけるのに苦労した。

 

 

「おっ、やっと見つけた」

 

 

そしてシュライバーはやっと自分が知る原作キャラを見つけた。

 

 

「【四ノ太刀・旋風】」

 

 

シュライバーが見つけた原作キャラは、着物を着た刀使いで戦闘中だったのか相手を刀術スキルを使用して、斬り上げ、斬り下ろしをそれぞれ二回放って敵プレイヤーを倒したところだった。

 

 

「次は、お前が相手か?」

 

「そうだね。お願いするよ」

 

 

戦闘が終わった後に、歩いて近づいていたシュライバーに気づいた原作キャラのカスミは、次の相手はお前かと聞かれたので、そうだと返答するシュライバー。

 

 

「いざ、参る!」

 

 

シュライバーの返答した直後に、接近して刀で斬りかかるカスミ。

その斬撃は鋭く、シュライバーを斬り裂こうとする。

 

 

「攻撃を逸らされたか。なかなかやるな」

 

 

斬撃を剣で受け流されたことにシュライバーを強敵だと認識するカスミ。

 

 

「まだまだ行くぞ!【四ノ太刀・旋風】」

 

 

相手が強敵だと認識しても攻撃を続けるカスミ。

次の攻撃は、先程プレイヤーを倒した刀術スキルを使用する。

 

 

「これも流されるのか」

 

 

振り上げ、振り下ろしを二回連続で続けるが、躱すか受け流される。

それでもカスミを攻撃を止めずにに斬り続ける・・・が

全ての攻撃を特典の1つである『神速反射(マージナルカウンター)』の力で見切り、避け、受け流す。

 

そして、時間にして一分が経過して、このままでは埒が明かないと思ったが、バックステップを取り距離を話すカスミ。

 

 

「まさかここまでしても攻撃が当たらないとはな。お前、名前は何という」

 

「僕の名前かい?僕の名前はシュライバー。お姉さんの名前は?」

 

「シュライバーと言うのか。私の名前は、カスミと言う」

 

 

シュライバーはカスミに名前を聞かれたので答えて、カスミの名前も聞き返す。

いくら原作で知っているからといって、初対面なので、最初から名前を知っていると怪しまれたら困るからだ。

 

 

「だが、シュライバーいくら攻撃を避けたり、受け流しても攻撃しないと勝てないぞ」

 

「大丈夫。もう見切った。今から攻撃に入るよ」

 

 

先程から、受け流す、避けるだけで一向に攻撃してこないシュライバーにいつまでそうしていても勝てないぞと言ってきたが、シュライバーはもう準備は整ったので今から攻勢に入ると答える。

 

 

「私の攻撃を全て見切っただと。その言葉が本当か試してみろ!」

 

「それじゃあ、行くよ」

 

「【一ノ太刀・陽炎】!」

 

 

カスミは自分の全ての攻撃を見切られても冷静だった。

だから、シュライバーに攻撃する様に促し、攻撃を始めようとするタイミングで、敵の目の前に瞬間移動して敵を斬りつける【一ノ太刀・陽炎】を発動させる。

 

そして、攻撃をしようとするシュライバーの目の前に突然現れて、シュライバーを斬りつけようとする。

 

 

「っっ!?」

 

「見切ったって言ったよ」

 

 

カスミが斬りつけてきた刀を弾くシュライバー、そして攻撃が弾かれたことに驚愕するカスミ。

一分間カスミの攻撃を受け続けて、三つ目の特典の一部『完全掌握(パーフェクトビジョン)』でカスミの行動を掌握した。

シュライバーは、一分間攻撃し続けたカスミの情報を事細かく収集した。

コンビネーションの癖、技の出所、発想力、呼吸のテンポ、思考の癖、カスミと言うプレイヤーの全てを。

 

そしてあらかじめ知っていたスキル【一ノ太刀・陽炎】を発動すると読んでいた。

そして、その攻撃を受け流してシュライバーはバックステップで後ろに下がる。

 

 

「じゃあ、そろそろ本当に行かせてもらうよ」

 

「来るか!」

 

 

カスミは防御の態勢を取りシュライバーの攻撃に備える。

そして、シュライバーの攻撃に反撃をしようと集中してシュライバーの行動を見逃さないようにする。

 

シュライバーの姿が一瞬でカスミの視界から消えた。

そして、カスミはいつの間にか首を斬られていた。

 

 

「急に消えただと。シュライバーは何の動作もしたように見えなかったのに」

 

 

シュライバーは別に異常に高いAGIを生かして移動したわけでも、【死神の羽衣】を使用して姿を消したわけではない。

もし仮にその行動を起こしたとしてカスミは、シュライバーが何かしらの行動を起こしたことに気づいただろう。

しかし今回は、カスミはシュライバーが消える前に何か動作を起こしたように見えなかった。

 

シュライバーは『剣技模倣』で習得した《比翼》の剣技を使用していた。

それは、世界が捕まえる事を諦めた、世界最強の剣士にして世界最凶の犯罪者の《比翼》エーデルワイスの剣技。

脳から贈られる信号を変化させることで普通は出来ない0~100までの加速が存在しない、いきなり最高速度が出せ、急激な緩急をつけた動きを可能とする。

 

カスミは、いきなり最高速度で動いたシュライバーを捉えることができなかったのだ。

 

 

『何の動きも見えなかったけど斬られた。それに私の行動が完全に読まれた。どこかでみたような』

 

 

斬られてポリゴンになって消える際に、シュライバーの攻撃にどこかで見たような既知感(デジャブ)を感じる。

 

 

『思い出したぞ。そうかシュライバーはクロガネか、それともクロガネと何かしら関係がある者だったのか』

 

 

ポリゴンになって消える直前にカスミは思い出した。

それは【NWO】以外の剣だけで戦うVRMMOのゲームで伝説となった人物だった。

【剣神】クロガネそう呼ばれた伝説のプレイヤーを。

そのクロガネと呼ばれたプレイヤーとシュライバーの戦闘スタイルは酷似していた。

 

実際その予想は当たっている。

シュライバーは、三つ目の特典である、【落第騎士の英雄譚の黒鉄一輝の力】を試すためにプレイしていたのだ。

 

何故、黒鉄一輝の力にしたかというと、転生させてくれた神様は魔法や気といった理解不能な超常現象を起こす力は貰えなかったので、技術チートである黒鉄一輝の力を望んだ。

超常現象を使うことはできないので、魔力が無く【一刀修羅】【一刀羅刹】を使うことはできない。

 

だが、防振りでAGIを極振りにするなら、【一刀修羅】で身体能力を数十倍に上昇させて高速戦闘ができたのと刀以外の武器を使っても直ぐに使いこなしそうな気がしたから黒鉄一輝の力を望んだ。

それは間違っておらず、違う武器を使っても直ぐに使いこなすことができた。

流石に刀を使った方が強かったが。

だが、【NWO】で刀だけでプレイするつもりはなかったのもあり、初期武器を短剣を選んだ。

そして『バルデッシュ・アサルト』を手に入れて様々な武器に変える事ができるので刀一本にしなくてよかったと思っている。

 

 

そしてカスミを倒したシュライバーは新たな獲物を見つけに動き出す。

 

 

 

 

 




シュライバーの3つ目の特典は、作者が二番目に好きな主人公の落第騎士の英雄譚の黒鉄一輝の力です。

えっ?何で一番好きな主人公にしないのかって?
不死で、MP無限で、規格外な能力を持つ十二体の獣を使役する真祖なんか【NWO】に出せるわけないだろう。
シュライバーの能力も作者が改竄して超絶弱体化させています。
真創造を発動したシュライバーなんか【NWO】で誰も勝てないわ。

初めは見た目を黒鉄一輝にするかシュライバーにするか悩みましたが、AGI極振りのキャラを考えたらシュライバーが出てきて、武器も刀だけにするつもりがなかったのでシュライバーにしました。
後、おいおい装備させようとおもっている物が黒鉄一輝が装備したらすごく違和感を覚えるからです。

以上のことからこの作品のシュライバーができました。
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