プレイヤースキルがチート並みでAGIに極振りします。   作:TS 最高

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前回の話で読者様からメイプルが落ちてきた時、シュライバーの【空蝉】が発動しなかったのですか?と読者の方が教えて下さり、せっかくシュライバーをメイプルがどうやって倒すか考えていたのに話を書いている際にすっかりと忘れてしまっていました。
最後の所少し内容を変更しています。
内容を少し追加しただけなので、別に読まなくても大丈夫です。
【空蝉】は発動しましたが、シュライバーが上にメイプルが乗っているので連続で【悪食】が発動した為に倒されたってことです。

さあ、第一回イベント残り時間十五分。
メイプルに運悪く倒されたシュライバーは何位に入れるでしょうか?

それでは本編を始めたいと思います。


第一回イベント真終盤戦 最後の十五分

 

「やばいなぁ。残り時間十五分しかないのか。ポイントの三割メイプルに譲渡されたからもしかしたら十位以内になれないかもしれないのか」

 

 

シュライバーはメイプルによって倒されてリスポーンし、メイプルにポイントの三割がメイプルに譲渡され、残り時間が十五分しかないことに不安を覚えていた。

 

 

「ちょっと本気でやらないとまずいのかな?」

 

 

なのでシュライバーは今回使うつもりがなかった、スキルや魔法を使用することにした。

 

 

「【死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)】!!」

 

 

シュライバーはいきなりスキル【死世界・凶獣変生】を使用してAGIを5倍にして速度を上げる。

 

 

「残り十五分頑張ろうか」

 

 

そう言った瞬間シュライバーの姿がその場から消えた。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「やばいな。後十五分しかないぞ」

 

「やっぱり上位三人の誰かを倒さないと十位以内に入れないのかなぁ?」

 

「俺たち全然倒せてないからな」

 

「殆どのプレイヤーが同じ考えだよ」

 

「大半のプレイヤーが上位三位以内のプレイヤーを倒そうと必死になってる」

 

「俺たちも行くか。じっとしていても何もできないし」

 

「「「「おう」」」」

 

 

第一回イベントでポイントを余り稼げなかったプレイヤー達。

大半のプレイヤー達は、手を組んでイベント上位三人の誰かを倒そうと手を組んで挑む。

彼らもその中の一組だ。

彼らも上位三人のメイプル、ペイン、ドレッドの誰かを倒そうと行動を始めようとしていた。

 

 

「見つけた」

 

 

そんな彼らに死刑宣告とも言える声が聞こえた。

 

 

「「「「「えっ!?」」」」」

 

 

彼らにとって死刑宣告が聞こえた瞬間、彼らが五人のプレイヤーの首が斬られポリゴンになって消えていった。

 

 

「よし、これでMP補充も十分だね」

 

 

倒されたプレイヤー達がいた場所に、眼帯をしている軍服の男の娘がいた。

その手に握られている武器は、柄だけで刀身が雷の双剣・・・では無く、『バルデッシュ・アサルト』の基本形態の斧の状態だった。

そして五人のプレイヤーのHPを吸収して、眼帯が蒼く燃え盛っている様なエフェクトが出る。

 

 

「時間もないし次だ」

 

 

MPを補充して目的を達成したので速攻でその場から立ち去る。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「あそこにプレイヤーの集団があるね。マップを見るに上位三人はあそこにいないけど。まあいいか」

 

 

MPを補充したシュライバーはプレイヤー達を見つける為にイベントステージを駆けた。

シュライバーのAGIは【死世界・凶獣変生】で5倍になっており、普段の5倍の速度で駆けるのでプレイヤー達を直ぐに見つけることができた。

 

 

「【フォトンランサー】!!」

 

 

プレイヤーの集団から少し離れたところで、シュライバーはMPを消費して魔法を発動する。

前回の【真なる死神】の時のように単発発射ではなく、今回は連続射撃だ。

【フォトンランサー】はMPを追加で消費する代わりに連射できる魔法だ。

 

 

「おい、ちょっと待て。なんかこっちに飛んできていないか?」

 

「そんなこといって、油断した所を攻撃するつもりだろ」

 

 

シュライバーが発射した【フォトンランサー】を集団の中の一人が朧げに視認して戦闘中のプレイヤー達に言うが誰もが油断させる為の嘘だと思い、誰も聞く耳を持たなかった。

それは当然の反応とも言える。

もう第一回イベントの残り時間が後少ししかなく、皆ポイントを稼ぐのに必死で戦闘をしているのだから仕方がない。

 

 

「ぐうぁ!!」

 

「何だ?急に黄色いモノが飛来してきたぞ!」

 

 

集団の一人のプレイヤーの言葉を聞かなかった為、無抵抗で魔法が直撃する。

そして魔法を受けたプレイヤーは麻痺状態になりスタンする。

 

 

「うがぁ!?」

 

「うおっ!?」

 

「くぁwせdrftgyふじこlp」

 

「おい、さっきから何かが次々飛んできてるぞ」

 

「何かの魔法か!?」

 

 

被害はそれだけに留まらず、次々と他のプレイヤーに【フォトンランサー】が直撃していく。

集団の大半のプレイヤーがスタンと確率で麻痺になった所で一人の死神が舞い降りた。

 

 

「おい、あれって」

 

「やばい、あいつはやばい」

 

「あいつってさっきまで一位やったやつじゃ…」

 

「お、終わった」

 

 

集団の中に乱入して来た死神、シュライバーの姿を見て、その中の六割がシュライバーがさっきまで一位だったプレイヤーと気づき絶望した。

 

 

「じゃあね」

 

 

シュライバーは集団のプレイヤー達お別れの台詞を言って、プレイヤー達が視認できない速度で『バルデッシュ・アサルト』で首を斬り飛ばしていく。

元々素の全力の速度でプレイヤー達が視認できないのに【死世界・凶獣変生】で五倍になったシュライバーはその場にいる全てのプレイヤーを倒すのにさして時間はかからなかった。

 

 

「よし、次だね」

 

 

全員を倒してMPを先ほどよりも大量に補充したシュライバーは、ある場所に向けて駆け出した。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「あそこに三位がいるのか。流石三位みんなポイントを稼ごうと必死で狙ってるな」

 

 

シュライバーが向かった先は、マップで上位三人の内、一番近かった三位のドレッドがいる場所だった。

そこには、ドレッドを倒してポイントの三割を得ようとするプレイヤー達はたくさんいた。

それはシュライバーにとってとても都合が良かった。

 

 

「【フォトンランサー】」

 

 

シュライバーは、先程と同じように集団から少し離れた所で魔法を連射する。

そして、集団に向かって雷の発射体(フォトンスフィア)が発射され槍の様な形状になり次々と集団のプレイヤーに突き刺さり、麻痺、スタン状態にしていく。

 

 

「【群狼】攻撃命令」

 

 

シュライバーはある程度プレイヤー達がスタン、麻痺された所でスキル【群狼】で追撃をかける。

【群狼】で召喚された狼達は、その場にいるプレイヤーに襲い掛かる。

 

 

「おい、周りの奴が麻痺になったかと思ったら何か大量の狼が来てるぞ」

 

「モンスターが出るなんて聞いてないぞ」

 

「おい、周りのやつらが動けないせいで凄く動き辛いぞ」

 

 

【フォトンランサー】が当たらなかったプレイヤーは、狼が自分に向かってきた事に驚く。

そして周囲のプレイヤーがスタン、麻痺になっているせいで自分の動きが阻害されていることに危険を感じる。

 

 

「早くあの狼を迎えっ!?」

 

「おい、どうしt!?」

 

「何d!?」

 

 

狼を迎え撃とうとした所で状態異常になっていないプレイヤーをシュライバーが高速で近づき首を斬り飛ばす。

一人を斬った後、直ぐに別のプレイヤーを斬りに行くのでその場にいるプレイヤーには気づかれない。

そして、動揺しているプレイヤーを次々倒していき、更にシュライバーに追いついた【群狼】達がシュライバーが倒していない麻痺状態のプレイヤーに襲い掛かる。

 

 

『ポイントが三位のドレッドさんを上回った為、シュライバーさんが三位になりました』

 

 

ある程度プレイヤーを倒した所でドレッドのポイントを上回り、三位が入れ替わった。

 

 

「あれ、順位抜いちゃったかぁ。あれ?そういえばドレッドがいないな?」

 

 

シュライバーは、ドレッドの順位を抜いたことを知り、ポイントの三割譲渡がなくなり少し残念がる。

そしてドレッドがいるか周囲を見渡してドレッドがいないことに気づく。

 

 

「逃げられたのかなー?」

 

 

シュライバーが思った通り、ドレッドはシュライバーを見て、得意の感が最大限に警報を鳴らしているいたので、順位変更のアナウンスが流れた所でこっそり戦闘から離脱していた。

 

 

「まあ、三位じゃないしもう追わなくていいか。それに」

 

 

ドレッドが三位じゃなくなり、ポイントが三割譲渡されないので見逃した。

 

 

「順位が変わったならそいつをやるだけだ」

 

「マップを見るにあいつか」

 

「うぉぉぉ俺が上位十位以内になるんだぁ!」

 

「俺がなるんだぁ!」

 

 

状態異常になってなく、シュライバーに倒されていないプレイヤーと新たに来たプレイヤー達がシュライバーを狙って襲い掛かかりにきた。

 

 

「ポイントが向こうからやってくるしね。『バルディッシュ・アサルト』ライオットザンバー・スティンガー」

 

 

シュライバーは、『バルデッシュ・アサルト』の【形態変換】で斧から双剣に変更する。

 

 

「【雷纏】」

 

 

更に雷を纏い、STRとAGIを上昇させて、襲いかかってくるプレイヤーを高速で向かい打つ。

 

 

「おい、姿が消えたぞ」

 

「み、見えねぇ?」

 

「あいつ何処に行った」

 

「もしかして逃げたのk!?」

 

 

駆け出したシュライバーの姿が視認できなくなったプレイヤーが倒されていく。

 

 

「【群狼】攻撃命令」

 

 

そして、シュライバーは新たに狼の大軍を召喚する。

 

 

「おい、また狼が出てきたぞ!」

 

「あいつの魔法か?」

 

「あの化物と狼達を同時に相手しないといけないのか?」

 

「それ無理ゲーすぎん?」

 

 

シュライバー&群狼VSプレイヤー集団の戦闘が始まる。

 

 

「周りの狼達一体一体が何気に強いぞ」

 

「しかもあの数だろ。きつすぎる」

 

「更には、あいつと戦わないといけない」

 

「あいつ一人でも手に置けないのに更に狼の大軍とか最悪だぁ!」

 

 

その戦闘は一方的なもので、無双するシュライバーと質が良く、量が非常に多い狼達、プレイヤー達にとって地獄の戦場だった。

プレイヤー達が狼を倒して数を減らしてもまた召喚され増え、召喚した狼達がある程度自分から離れるとまた召喚される狼達。

MPはプレイヤーを倒すことで、【永劫破壊(エイヴィヒカイト)】で吸収するので一向に減らないどころか逆に増える。

【群狼】で倒したプレイヤーも吸収されたので、さらに吸収効率が更に増していた。

しかも召喚士であるシュライバーは、弱いどころか見えない速度で動き一撃で相手を倒す化物プレイヤー。

そんなシュライバー&群狼に蹂躙されるプレイヤー集団。

そんな虐殺劇(グラン・ギニョル)がイベント終了まで続いた。

 

 

『終了!結果、一位メイプルさん、二位シュライバーさん、三位ペインさんです。それではこれから表彰式に移ります』

 

 

第一回イベント終了のアナウンスがイベントステージ全体に響き渡る。

 

 

「メイプルを追い抜けなかったかぁ」

 

 

シュライバーは少し残念な気持ちになりながら白い光に包まれた。

そしてイベント前に最初にいた広場に転移された。

そして一位から三位までが壇上に上がるように言われたのでシュライバーは壇上に上がる。

 

『まず初めに、一位のメイプルさん何か一言どうぞ』

 

「えっあっえっ?えっと、その、一杯耐えれて良かったでしゅ」

 

 

一位のメイプルが盛大に噛んだのを見ていたシュライバーにマイクが渡される。

 

 

『次は、シュライバーさん!一言どうぞ!』

 

「一位になれなかったのは残念だけど、一杯殺れて良かったです!」

 

シュライバーは殺れてのところで嗜虐的な笑みを受かべる。

その姿を見て、ある特殊な性癖を持っているプレイヤー達が撃沈された。

 

 

そして記念品を受け取りシュライバーは広場を後にした。

表彰式はカメラで撮られており、メイプルとシュライバーの姿も動画として記録されていた。

その夜。掲示板では、メイプル可愛すぎ、シュライバーきゅん可愛い、シュライバー様に蔑まれたい、メイプル強すぎ、シュライバー強すぎスレで大いに盛り上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっと第一回イベントが終わりました。
予想よりかなり長くなってしまいました。
次話は、多分終盤戦の掲示板とおまけとしてメイプルが落ちてくる少し前の状況を書こうと思っています。
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