プレイヤースキルがチート並みでAGIに極振りします。   作:TS 最高

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森林の女王蜂

シュライバーは、西の森の奥の方で虫系モンスター数匹と戦闘をしていた。

モンスターの攻撃を避けて、短剣で連続攻撃して、また避けるヒットアンドアウェイの戦法でレベル上げしていた。

 

 

「今のでレベルが18か、ステータスポイントはAGIに極振りしてっと」

 

 

戦闘が終わり自分のレベルを確認して、ステータスをAGIに振り分ける。

今のシュライバーのAGIの基礎値は150だ。

 

 

「それにしてもSTRにステータス振ってないから、倒すの少し時間がかかるな」

 

 

シュライバーはそんなことをいっているが、本来STR無振りの状態でシュライバーと同じ武器で同じ時間で同じモンスターを倒すことは不可能である。

シュライバーはAGIが高いお陰で攻撃の速度が異常で、並みの剣士が剣を一回振っている間にそれ以上のダメージを与えられる。結局モンスターを倒す速度は並みのプレイヤーと同じどころか速い。

まあVITが高いモンスターと戦った場合ダメージを与えることが食べる以外でできなくなるが。

 

 

「次は、あそこの巨大な木があるとこに行くか」

 

 

シュライバーは遠くに見える巨大な樹木を目指して更に森の奥に入っていく。

巨大な樹木に近づいたところで樹木に異変が起こる。

 

「なにあれ。蜂の巣か?」

 

樹木から数メートルはあろう巨大な蜂の巣が落ちてきて、そこから三十匹の蜂系モンスターが出てきて、樹木から巨大な女王蜂が降りてくる。

 

「この森のボスモンスター的なやつかな?」

 

実際にはボスモンスターではなく、8時~8時半と20時~20時半の間だけ樹木の付近に近づくと出現するモンスターだ。

それも現在の上級プレイヤーが対策を練ってパーティを組まないと倒せない強敵だが。

そんなことは知りもしないシュライバーは、女王蜂の取り巻きの蜂系モンスターに短剣を構えて走っていく。

 

「防御力が高くないのが救いだな。VITが高かったら詰んでたところだ」

 

蜂系モンスターを3匹倒したところでVITが低いことに安堵して戦い続ける。

そして10体蜂を倒したあたりで、今まで静観していた女王蜂に動き出す。

 

「やっと動き出したか。っん、やばっ!」

 

女王蜂が腕の先についているランスのような針から毒を飛ばしてきたので、取り巻きに攻撃していたのを途中で止め、飛散してきた毒を避ける。

 

「これは、立ち止まっていたらやられるな」

 

シュライバーはそう言い、自分の出せる最高速度で動き出す。

 

シュライバーの判断は間違っていなかった。

毒を飛ばしてきた女王蜂クイーン・ポイズン・ビーの毒は猛毒で更にはで高確率で麻痺になる追加効果がある。

更には、その毒は取り巻きの蜂には効かない為、仲間を気にせず撃ってくる。

 

「やべっ短剣が壊れた」

 

毒を避けながら取り巻き蜂を20体倒したあたりで短剣が壊れる。

 

「武器の装備はそう簡単にさせてくれないよな」

 

武器を装備しなおそうと思ったシュライバーに取り巻きの残り10体の蜂たちが襲ってくる。更には20体倒したあたりで本格的に戦闘に参加してきたクイーン・ポイズン・ビーにまで。

 

シュライバーは武器を装備できないので戦闘方法を変えた。

取り巻きの蜂にわざと自分を尾の針で攻撃させ、それを別の取り巻きの蜂に当てさせる方法に。

取り巻き蜂が30体いる時にたまたま自分に攻撃してきた蜂が、違う蜂に当たりダメージエフェクトが出ていたので思い付いた作戦だ。

 

「女王蜂の近接攻撃も適用されるのか」

 

その作戦はクイーン・ポイズン・ビーの針による直接攻撃にも適用された。そのおかげで取り巻きの蜂の排除がかなり楽になった。

 

そこから20分程かけて取り巻きの最後の蜂を倒した。その時にスキルを獲得したシステム音声が流れる。

 

『スキル【最速の理】を取得しました』

 

戦闘最中なのでスキルを見る暇がないのでそのまま戦闘を続ける。

 

「あれ?速度が段違いに上がったか?【最速の理】の効果か」

 

自分の速度が倍近く上昇したの感じさっきの取得したスキルの効果だと考えてすぐさま戦闘態勢に入る。

 

「それにしても転生特典がなかったら取り巻き蜂すら倒せなかったな」

 

シュライバーは最後の1匹になったクイーン・ポイズン・ビーを見ながらつぶやいた。

 

転生者シュライバーこと速水刹那は神様に転生されて防振りの世界に転生された。

その時に5つの特典の2つに『直感』と『神速反射(マージナルカウンター)』を貰っていた。

その特典のおかげでシュライバーは、神懸かった回避能力を持っていたのだ。

 

「やっと短剣を装備しなおせるな」

 

敵がクイーン・ポイズン・ビー1匹になったところで短剣を装備しなおす。

 

「あれ?速度が遅くなった。武器解除でAGIを上げるスキルか」

 

短剣を装備しなおして【最速の理】のスキルのだいたいの能力を把握する。

 

「残りHPは8割か。後どれくらいで倒せるかな」

 

シュライバーは再び最大速度に入りクイーン・ポイズン・ビーに向かって襲い掛かる。

クイーン・ポイズン・ビーが攻撃をしにくくさせる為にクイーン・ポイズン・ビーの身体にあと少しで密着しそうな距離を移動しながら攻撃し始める。

HPが残り5割なったところでAGIが上がり、針から飛ばす毒が単発から連射に変わるが、シュライバーは気にせず先ほどと同じ様に接近して移動しながら攻撃を続ける。

 

 

 

◆◇◆◇ 30分経過 ◆◇◆◇

 

 

クイーン・ポイズン・ビーが光り、ポリゴンになって消える。そして頭の中るシステム音声が流れる。

 

 

『レベルが20になりました。スキル【疾風怒濤】を取得しました』

 

 

「レベルが2つ上がったか。でスキルはっと」

 

 

シュライバーは自分のレベルが上がったことを確認しして、取得したスキルも確認する。

 

 

 

スキル【最速の理】

武器を装備していない時にAGIが2倍になる。

武器以外の装備欄で空欄1つにつきAGIを10%上昇させる。

取得条件:

HP、MPを除くステータスでAGIが他の10倍以上差が有り、武器を装備していない状態で敵を10体以上倒す。

 

 

スキル【疾風怒濤】

連続で攻撃し続けることでSTRを10%~100%まで上昇させる。(一撃ごとに1%上昇)

一定距離を離れるか、敵から攻撃を受けるか、攻撃を止めると解除される。

取得条件:

敵を一定距離から離れずに100回以上攻撃して攻撃を受けずに倒す。

 

 

「【最速の理】は逃走用だな。【疾風怒濤】はSTRが武器依存の俺にはあんまり関係ないな」

 

 

シュライバーは取得したスキルを確認してそんなことを思う。

そしてクイーン・ポイズン・ビーがいた辺りに宝箱が出現したので中身を確認する。

 

 

『女王蜂の短剣』☓2

【STR+30】【女王蜂の毒】

 

『女王蜂の指輪(レア)』

【HP+50】【毒無効】【麻痺耐性(大)】

 

 

【女王蜂の毒】

敵に攻撃した時、50%の確率で毒状態、30%の確率で猛毒状態、10%の確率で麻痺状態にする。

 

 

「結構いい装備が取れたな」

 

 

ドロップ品を見て笑顔になるシュライバー。そして女王蜂の短剣を両手に装備して、始まりの町に戻った。

 

 

始まりの町に戻った瞬間にシステムメッセージが届いた。

 

 

『あなたは、隠しダンジョンの攻略条件をクリアしました。隠しダンジョン【殺戮狼の洞窟】が解放されました。攻略に向かいますか? YES/NO』

 

 

 




スキル【最速の理】は魔法少女リリカルなのはのフェイト・T・ハラオウンを意識しました。
次はいよいよユニークシリーズをゲットさせたいと思います。
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