プレイヤースキルがチート並みでAGIに極振りします。   作:TS 最高

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今日は、7月7日の七夕です。
作者は、無理だと承知の上でDies irae PANTHEONの配信を願います。
何か起きて配信スタートしないかな?


第一回イベント前の準備

【NWO】で【毒竜(ヒドラ)の迷宮】の攻略している最中の4人組のパーティがいた。

 

「なあ、知ってるか?」

 

「なんの話だ?」

 

 

4人パーティの弓使いがパーティの大剣使いにパーティメンバーに話しかける。

パーティの大剣使いがなんのことだと聞き返す。

 

 

「第一回イベントの開催が公式で発表されただろ」

 

「ええ、それは知っているわ。だから私たちも第一回イベントの為にレベリングしてるんじゃない」

 

 

弓使いの話を聞き、短剣使いがそのことはもう知っており、その為に迷宮を攻略していると返す。

だが弓使いは話はまだ終わってないと話を続ける。

 

 

「それで第一回イベントの開催が残り一週間になった時に、ある現象が一層全域に起こるようになったんだよ」

 

「ある現象?」

 

「聞いたことないわね」

 

「僕も聞いたことがないですね」

 

 

弓使いが最近ある現象が【NWO】に起きるようになったと伝えると、パーティメンバーの大剣使い、短剣使い、魔法使いの全員は知らないとこたえる。

パーティメンバーの反応に弓使いは笑みを浮かべる。

 

 

「モンスターと戦闘している時にそれは起こる見たいなんだよ。戦っていたモンスターが急に倒れたかと思ったら、今度はパーティメンバーが次々倒されて行くみたいんだよ。しかも何で倒されたのか当事者自身も分からないみたいなんだ」

 

「そんなことがあり得るのか?」

 

「そうですよ。それも当事者が分からないなんてありえないですよ」

 

「何か特殊なスキルか魔法を使ったのかも」

 

 

弓使いがある現象について説明すると、パーティメンバーの反応は弓使いが考えていた通り全員疑問を覚えた。

 

 

「まあ、魔法やスキルの可能性は否定しきれないけど、俺はイベント前の運営の隠しイベントか何かだと考えているだよ」

 

「なるほど、何か特殊な条件でその現象が出現して、何らかの手段で条件を満たしてクリアするみたいな感じですかね」

 

「まあ、俺の憶測だけどな」

 

 

弓使いが現象の憶測を言うと、魔法使いがその憶測を過程として予測を立てる。

 

 

「けど隠しイベントの可能性は有ると思うわよ。もしかしたらそのイベントをクリアすると第一回イベントに何か有利な報酬が貰えるかもしれないし」

 

「そうだな、その可能性は否定しきれないな」

 

 

弓使いの憶測をパーティメンバーの全員が可能性は0ではないと思っていた。

 

 

「隠しイベントかどうかはともかくとして、その現象に遭遇しないと関係ないんだがな」

 

「それもそうですね。まず現象が自分達に起きないと関係ないですもんね」

 

「その現象が起こった時に考えることにして迷宮の攻略を続けましょ。一層全域にその現象が起きるなら場所は関係ないと思うし、いつまでここにいても意味ないし」

 

「じゃあ、話し合いはここまでにして奥に進むか」

 

「「「そうするか(しましょうか)」」」

 

 

弓使いのパーティは現象が起きたらその時に対処する方針にして、【毒竜の迷宮】の攻略を続けることにした。

 

 

「モンスターが出てきたぞ。みんな準備はいいか」

 

「「「おう(ええ)」」」

 

 

弓使いのパーティは、周囲にスライムが現れたのでそれぞれが武器を構えて戦闘態勢をとる。

大剣使いと短剣使いがそれぞれ別のスライムに斬りかかり、弓使いが他のスライムに弓を引き矢を撃とうして、魔法使いが全員のサポートをする為に支援魔法を発動しようとする・・・が

 

 

「「「「っえ?」」」」

 

 

弓使いが矢を撃つのを魔法使いが魔法を発動するのを止め、更には、大剣使いと短剣使いまでもがスライムに斬りかかるのを止める。

弓使いのパーティ全員が攻撃を止めた理由は、今まさに戦闘しようとしていたスライム達が一瞬でポリゴンになって消えていったからだ。

いきなりのことで全員が驚いて動きが止まった。

 

 

「っ!?皆気をつけろ。今話していた現象だ!」

 

 

弓使いがいち早く驚愕の硬直が解け、全員に気をつけるように声を上げて叫ぶ。

弓使いの言葉で全員の硬直が解けて武器を構えなおす。

 

 

「いきなり、あの現象とそうグッ」

 

「っ!?大丈夫ですk」

 

 

大剣使いが武器を構えていたが、話している途中でHPが一瞬に0になりポリゴンになって消えて、そんな大剣使いの声が途中で止まった事に反応して、大剣使いの方に気を向けた魔法使いも大剣使いと同じようにHPが0になり、ポリゴンになって消滅した。

 

 

「聞いてないぞ。一瞬で消えるなんt」

 

「こんなのどうしろっt」

 

 

弓使いが一瞬でスライムとパーティメンバーが倒れたことに動揺したところで、短剣使いがこの現象をどうすればいいか叫んでいる途中に立て続けにHPが0になり消滅した。

 

 

「よし戦闘終わり」

 

 

弓使いのパーティメンバーが消えた場所に、軍服を着て、片目に眼帯を着けた美少女にも見える中世的なプレイヤーのシュライバーが立っていた。

 

 

「経験値も大分稼げたなぁ。あと少しで目標のレベルに到着だぁ」

 

 

そう弓使い達が話していた現象の正体は、第一回イベントの為の隠しイベントではなく、ある目標の為に経験値稼ぎをしてレベルを上げていたシュライバーだったのだ。

それもスキル【死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)】を発動してAGIを5倍にした状態のシュライバーにだ。

その手には、前回のクエスト【フェレットの落とし物】のエクストラクエスト【雷光の死神】で入手した『バルデッシュ・アサルト』の鎌の形態で持っていた。

 

 

「さあ、第一回イベントまであと少ししかないし頑張るかぁ」

 

 

シュライバーは、第一回イベントの為にどうしても獲得したいスキルがあったのと、『バルディッシュ・アサルト』の【形態変換】で変えた武器を自分に慣れさせる為に、新たな標的を求めて駆けて行った。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「モンスターが勝手n」

 

「おい、これまずくn」

 

「一体なにが起こっているんだ」

 

 

先程の弓使いパーティと同じようにシュライバーに標的と定められた哀れな子羊、もといパーティを組んでいたプレイヤー達が悲鳴を上げて消えていった。

 

 

『レベルが35になりました。スキル【空蝉】を取得しました』

 

 

スキル【空蝉】

一日に一度だけ自身への致死ダメージを無効化するスキル。

一分間【AGI】を50%上昇する。

取得条件:

レベル35に到達するまでノーダメージであること。

 

 

「っよし!第一回イベントまでに取得できた。イベントでダメージを受けるかもしれないからね」

 

 

シュライバーは、運営から第一回イベントの告知を受けて残り一週間になったところで全力でレベル上げをしていた。

35レベルになるまでノーダメージで取得できるスキル【空蝉】がどうしても欲しかったからだ。

【空蝉】のスキルの取得方法は、前世の知識で知っていたので悪名高き狼(フローズヴィトニル)を倒してユニークシリーズを入手した時から、本格的に取得しようと決めていたのだ。

そしてシュライバーは【空蝉】を取得した達成感に浸ろうとしたところで、頭の中で更なるシステム音が流れる。

 

 

『条件を満たしたので、クエスト【真なる死神】を強制受諾します。今から1分後に転移するので戦闘準備を整えて下さい』

 

 

システム音の後に、シュライバーの足元に漆黒の魔法陣が出現した。

 

 

「っえ?強制受諾何それ?」

 

 

シュライバーは、欲しいスキルを手に入れた後にいきなりの強制受諾という想定外のことに驚いていた。

 

 

「この魔法陣、移動したら一緒に移動するな。これじゃあこの転移から逃げれないなぁ」

 

 

驚きが解けたシュライバーはすぐさま移動して魔法陣の外に出ようとしたが、魔法陣がしっかりとシュライバーの足元に移動していたので諦めた。

 

 

「想定外だけど、似たようなことが二回あったしやるか」

 

 

強制受諾という点を除けば、【殺戮狼の洞窟】【雷光の死神】とほとんど変わらないので、気を落ち着かせて戦闘態勢に入る。

 

 

転移時間残り10秒になるとシュライバーの目の前に赤い10の数字が現れて、10、9、8、7とカウントダウンし始める。

 

 

「さあ、第一回イベント前の最後の大勝負を始めようか!」

 

 

シュライバーは、第一回イベントの前の最後のバトルに気合いを入れる。

そしてカウントが0になり、魔法陣が黒く輝きシュライバーを転移させた。




【雷光の死神】に続けて、【真なる死神】という死神系モンスターを連続で出してしまいました。
予定では、【真なる死神】を出すつもりはなかったんですけど、シュライバーの【空蝉】を取得する為のレベリングについて考えている時にふと思いついたので出しました。
どうかご了承ください。
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