サイタマ「女って気楽でいいよなあー」

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▪️スランプなので気分転換にリハビリも兼ねて執筆。
▪️我輩以外にもTSサイタマ書く人いるだろうと思ったがそんなことはなかった。


力を得る代償に性転換したサイタマさん。

 

 

 怪人とヒーローが日夜、死闘を繰り広げている世界がある。

 

 

 その世界のある日のこと、その世界にある「A市」というの名の都市の中心部にて都市の全機能を麻痺させるほどの巨大な爆発が突如、発生した。

 

 

 ヒーローたちが急いで現場に駆け込み原因を突き詰めると一体のガタイのいい人型の怪人と遭遇、すぐさま戦闘に入る。

 

 

 しかし怪人は彼らが想定していたよりも遥かに強く、ヒーローたちをあっさりと蹴散らしてしまった。

 

 

 その怪人はヒーローたちを排除した後、周囲の建物等をエネルギー弾で破壊しながら街を徘徊、瓦礫の山を作っていく。

 

 

 そして街を無差別に破壊している怪人はやがて一人の少女を見つけてしまう。その少女は周囲の惨状と親とはぐれているせいか一人で泣いていた。そのためか怪人が近づいても逃げ出そうとしない。

 

 

 怪人はその少女に向かって、ゆっくりと右手を伸ばす。

 

 

 はたから見たら怪人が憐れな少女を助けようと、あるいは慰めようとしているように見えなくもない。

 

 

 だが少女に向かって伸ばしている怪人のその右腕が少女に触れるか否かのところで急に停止、瞬く間に膨張、凶悪に膨れ上がった右手でもって少女を握り潰しにかかる。

 

 

 しかし握り潰される寸前のところを一陣の風が通り過ぎて怪人の巨大な右手が空を掴む。何者かが間一髪で少女を救いだしたのだ。

 

  

 怪人が地面の一点を見つめる。そこには両足を大きく広げ腰を深く落とした姿勢で少女を小脇に抱えた青いジャージ姿の女性が一人。光沢を放つ艶のある黒く長い髪を持った女性が鋭い眼差しで怪人を見つめていた。

 

 

 女性は気を失った少女を安全な場所に横たわらせると一人、悠々とした足取りで怪人へと近づく。

 

 

 やがて向かい合うようにして対峙する両者。怪人は女性に向かって何者かと尋ねると、女性は腕を組みながらにこやかに答える。

 

 

「趣味でヒーローをやっているものだ」

 

 

 ……と返答が返ってきたが怪人はその返答が気に入らないのか額に青筋を立てて「ワクチンマン」と名乗り、自分の目的である「人類滅亡」その必要性を力説する。

 

 

「やはり人間は根絶やしにするほかないようだ!」

 

 

 一頻り喋ってそう結論づけるとサイタマを排除すべく体を大きく膨張させ、一軒家ほどの大きさまで膨れ上がらせると眼下に立つサイタマに向かって襲いかかった。

 

 

ぐっはああああああああああああ!!!?

 

 

 しかしサイタマが大して力を込めていない軽く上に突き上げただけの右の拳がワクチンマンの上半身を粉砕、砕け散った肉の破片が辺りに散らばり、上半身を失った下半身だけがその場に残った。

 

 

(……またワンパンで終わっちまった)

 

 

 拳を天に突き上げた格好のまま過去の経験から件の怪人が己の一撃で絶命したことを悟ったサイタマは内心そんなことを思い……

 

 

「くそったれぇええええええええ!!!!」

 

 

 しばらく時間が経ってから天に向かってそう吼えた。さらに……

 

 

「力が欲しいと願ったけど……

 その代償が性転換なんて聞いてねぇ!!!!

 

 

 どこまでも建物の残骸しか見えぬ場所の中心にてサイタマの慟哭が響いた。

 

 

 これは常日頃……

 

 

「女って気楽でいいよなあー。なれるもんならなってみてえよ」

「おれも女だったらこんなに苦労しないだろうに……」

 

 

 ……等々と口にしているために性転換してしまった数多ある平行世界の一つにいるサイタマの話である。

 

  




( ´・ω・)にゃもし。

▪️過去に削除した作品をちょっと変えて執筆よん。
▪️前のTSサイタマは東方projectの星熊勇儀だったが今回は普通に性転換のみ。星熊勇儀の時はいろいろあったので。オレ、アイツ、キライ。

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