東方白望記   作:ジシェ

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今回自分で書いててどうしようってなった。


十六話 ~贈り物~

さて…前回何があったのか、簡潔に説明していこう。

 

・鬼子母神との戦い決着

・都市ごと消滅

・よく分からん空間に避難

・天使との生活決定

・そのまま閉じ込められる。

 

こんなところだろう。

 

「とりあえずどうにかしろ。」

「謝ってるじゃんさ~一日だけだし許してよ。」

「天使にも物理って聞くんだよなぁ…」

「あ待って本当にごめんなさい。殴らないで。」

 

わざとらしく謝り倒す真正のクズに対し、もう一人の天使が冷ややかな視線を送っている。

ちなみに一日閉じ込められるだけでどうしてここまで怒るのかというと、ここは隔離空間のようなものではあるが、通常の空間と時間の流れは同じ。

なら余計問題ないと思うかもしれないが、それが問題だ。

実は、都市には月読から残された物が一つだけある。

俺の霊力で開く地下室。

しかし何日も放置すれば、最悪開かなくなるかもしれない。

月読は、俺がすぐに蘇ると思っていた。

故に、それを絶対に俺が手に入れると思い置いていった。

それを見つけることも出来ないなど、何を言われても仕方ない。

だから急がなければならない。

それが閉じ込められた挙げ句に謝罪もない。

 

「いやごめんって。そんな事情知らないわよ。でもとりあえず、とっとと出ましょう。」

「出方を教えろっての。」

「どうせあんた以外には通れないわよ。能力で具現化すれば、出来ないこともないけど…」

「俺専用の通路ってとこか?余計教えろや。」

「分かってるって~まあまずは……」

 

―――――

 

外に出た。

もうそれしか言えない程放心していた。

能力を操って、外に出たまではよかった。

しかし眼前に広がる光景は、森だった。

核で消滅…地面には草花もないはずなのにある。

更に見ると、生物が走り回ったりしている。

そして都市の残骸のようなもの、何かが砕けた破片のような物。

都市があった場所にいるはずなのに、そこは森。

 

「……天使…聞こえてんだろうな…」

『聞こえてますよ~何言うか予想してたし、反応見たいから待ってた。』

「これ…何年経ってんだ?」

『……軽く四千年程?』

「分かったとりあえず説明求む…」

『まあ端的に言うとまあ…人間の限界?不死だからって簡単に復活するわけじゃないのよ。首切るとか心臓刺すとかのレベルなら簡単に蘇れるけどね…消し飛んだらそりゃ時間はかかるわよ。』

「…かかり過ぎだろ。」

『まあそうね。仮にも天使だから、不死は他にも見たことあるけど…ここまでかかったのは初めて見たわ。初めてだし、精々数年早くて一時間とかだと思ってたけど…千越えてるとはね…』

「………」

 

色々謎があるとはいえ、とにかく蘇った俺は、もはや役立たずの天使を無視して月読の残したものを探した。

まあ簡単に見つけることが出来た。

霊力を薄く円のように広げることで、感知のようなことが出来る。

ものの数分で見つけることが出来た。

 

「これか?」

 

見つかったことにとりあえず安堵した。

開放も問題なく出来た。

地面に扉があり、その表面は金属で出来ている。

地下シェルターのようになっているようだ。

まあ開けたら人一人入る程度の部屋。

何を残したかはすぐに見えた。

 

 

「……扇子?それと…刀?」

 

組み合わせの意味が分からない。

扇子が開いて丁寧に置かれ、刀掛けに一刀の刀が掛けられていた。

 

「何だこれ?」

 

意味が分からないものではあったが、月読のことだと思い、手紙でもないかと探った。

結論無かった。

一切なにもなくというわけではない。

風化した紙切れ一枚。

つまりは時間切れ。

 

「…………どうしてくれんだクソ天使…」

 

何かも分からない扇子と刀を手に入れた。

 




時間経過の説明は多分少し先にします。主はいつでめノープランです。
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