東方白望記   作:ジシェ

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時系列に違和感感じるとか思うことこれからあるかもしれないけど、まとめてるサイトで見てるだけなのでわ違和感あったら『ああそうゆう風にするんだ』くらいに思って下さい。


二十話 ~平野の決闘(戦闘前)~

「…ちょっと待って。」

「ん?どした?」

「大和と戦うって、そんな簡単に約束を取り付けられるはずない!」

「出来たものは出来たんだよ。説明続けるぞ~」

 

今俺は、諏訪子に大和との決闘の説明をしている。

俺が大和で暴れたことも、八百長のことも話すことはない。

これは俺と、天照のみの密約。

諏訪子に話すのは、大和との決闘、その場、ルールについての上辺のこと。

あとは任せるようにという説得を……一時間した。

正直億劫…というより面倒くさい。

何故か知らないが諏訪子は俺を信用してくれてる。

だから簡単に説得出来る…と思っていた。

説明後、反対意見をよく思いつくなという数言い連ね、どう任せるのか具体的にとか勝ち目があるのかとか。

とにかく諏訪子は決闘に関して本当に否定的だ。

恐らく天照も他の神に対して上手くかわしながら説明しているのだろう。

裏方はいつも苦労する。

 

「とにかくだ!もし負けても、なんとか勝っても、この国に危険はないし、諏訪子も無事でいられる!それだけ分かってくれ。」

「むー…」

「勿論勝って条件良くもしたいから、少し鍛錬はしてもらうけどさ…」

「どう鍛錬するのさ?」

「……神力での殴打とか?」

「それだけでよく妖怪避けて旅出来るね…」

「…それが強いんだよ。」

 

国のため、民衆のため、鍛錬をするだけなら、諏訪子はとても積極的だ。

勝てば今のまま平和に、負けても信仰は変わらない。

しかしそれは俺の予測、賭けも入っている。

もしミシャグジが民衆に認識されてなかったら。

脅威に見られてなかったら。

対処の方法を、諏訪子以外に持ってたら。

結局は予測に過ぎない。

勝って確実な平和を得てもらうため、諏訪子には強くなってもらいたい。

その方法は、やはり思いつかないのだった。

 

―――――

 

一週間の間にあったことを教えよう。

鍛錬の方法は至極単純な組み手。

諏訪子の能力は坤の創造…つまりは大地に関する能力。

それを活かす使い方を模索した。

組み手中に能力の使い方がいくつか見つかった分、鍛錬前と後では天と地程の差があるだろう

その他にも俺のやり方と同じだが、神力殴りや弾幕の特殊な操作、身体強化のやり方。

過去習得した俺の物理戦闘術を教えた。

ちなみに特殊な操作というのは、打ち出す時に反転、急加速、回転など軌道を読みずらく、威力を上げる方法のことだ。

一つ一つ神経を張らなきゃ、いけないため、一週間に出来た数は二十。

やはり難しいらしい。

ちなみに一年で俺が出来た数は、千三百二十二。

単純計算で二十掛ける四掛ける十二、九百六十となる。

この差はセンスの問題だろう。

それが出来れば大抵の相手には勝てるのだが、もはや無い物ねだり。

気にしない方がいい。

そして何故一週間のダイジェストを行っているのかと言うと、既に平野に赴いているからだ。

 

「待ってたよ!さぁて…闘ろうか!」

 

鬼と同じ空気を感じ何者かに出迎えられた。

 

―――――

 

「私は八坂神奈子。今回の決闘に選ばれた者だよ。」

「神奈子…て…」

「神奈子は風雨の神霊。実力だけなら、私より遥かに上の存在です。」

「………おい。」

「……」

 

目を逸らすんじゃない。

天使と同じ感じのする神に対して、とてつもなく冷ややかな視線を突き刺す。

こっちが勝った方が条件がかなりよくなる。

国として負けたなら、こちらが勝ちやすい相手を選択する。

それが当然だろう。

あろうことか自分より遥かに強い奴を連れて来た。

決闘形式であるため他の神が観戦に来ている。

八百長も無理。

負けても問題ないとはいえ、修行の意味がなくなるかもしれない、勝ち目的に。

 

「こっちはそっちの能力も詳細まで知ってるし、どうせなら平等に闘いたいからね。こっちも色々教えてあげるよ。」

 

彼女の背後に、注連縄に加え、柱が現れる。

一体どこから出したのだろうか。

その説明もすぐにされることになった。

 

「この御柱は戦闘にも使うからね。神力で現界するんだよ。いやーあんた分かりやすいね~」

「…よく言われるけどさ…そんなに?」

「そんなに。」

「うん分かりやすいよね。」

「……」

 

心外だ。

心読まれなくてもそれだと、隠し事とか出来ない。

後で天使にも聞いてみよう、性格いいほうの。

呑気にそう考えていると、背後から衝撃が走った。

 

「い!?」

「……心配したぞ…天照から聞いて…涙する程に…!」

「あー……悪い。」

「許さん…!」

 

薄く腫れた目元。

涙を流したというのは本当だろう。

考えると月読は、他者の気配を感じるような力の使い方が出来た。

俺が教わったのもこいつからだ。

聞けば何年も、何ヵ月も、何日も、気配がなかったらしい。

まるで世界から居なくなったかのように。

まるで力を失った…つまり不死ではなくなったかのように。

ただの一度たりとも、存在を感じなかったらしい。

 

「……悪かったよ。俺にもよく分からないんだよ。だから説明は上手く出来ないけど…分かってることは話すからさ。」

「…絶対じゃぞ。なれば今は……」

 

言葉を区切り、諏訪子と神奈子を見る。

 

「あちらに集中するか。」

 

―――――

 

「さて、私の能力だけど…乾を創造する、と言えば分かるかな?」

「乾?」

「簡単に言うと、天の操作とか、天に関することを行う能力じゃ。」

「…諏訪子と正反対じゃねえか。」

 

俺は天照を見る。

もはや視線が泳ぐどころかバタフライかましてやがる。

殴っていいかな。

 

「あんたとは相性的にこっちが有利かもね。」

「確かに地に関する攻撃…俺と模索したもののいくらかは、空には対応してないな。でも…」

「その分対策は考えてるよ。」

 

諏訪子には、空に対して有効な攻撃方も手札にある。

相性問題は実際何も問題はない。

ただ最悪まずいことが一つ。

勝ち目が比較的…どころか零に等しくなる程にきついことがある。

諏訪子には教えている。

それに気付いているかどうかは知らないが、神奈子に気付かれたら、その時点で負けが確定する。

一週間では対策しきれなかった。

気付かれない、もしくは出来ないことを祈るばかりだ。

 




切り方ミスってるかな?今更か。感想評価とか、気が向いたらお願いしますね~…あんまりこうゆうの言いたくないのでこの一回だけにします。でも悪い評価でもいいから感想とか気になりますよね…こうゆうの。本当気が向いたらでいいのでおかしなところとか誤字とか教えてもらえると有難いです。
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