「さて、どうゆう形式でやるかな…」
「この中だと一番弱いし、私は二人の手合わせをまず見てるよ。」
「まあ見て覚えることもあるし、まずはそうするか。」
「じゃ諏訪子合図頼む。神奈子もいいな?」
「いつでも。」
そういい構える神奈子の姿は本気だった。
何に本気かなど決まっている。
俺を殺すことにだ。
とゆうか目が狩人の目だ。
まるで獲物を見定めて噛み殺そうとする獣の目だ。
元の世界でもこんな好戦的だったのだろうか。
人気なくなりそうだ。
見てくれはいいから人気はあるだろうな。
「それじゃ…始め!」
と同時に一歩踏み込む。
たった一歩、神奈子の目の前へ。
「!(速…!)」
「ふっ!」
「ぐっ!」
神奈子の腹部へ全力で拳を放つ。
それを神奈子は両手をクロスさせて防ぐ。
辛うじて防いだその両手は、骨が折れていた。
「ぐ…重いね…一発防いだだけでこれかい…」
「あれ…結構軽いと思ったけど…」
加減はしていない。
しかし本気でもない。
妖怪の…鬼子母神との殴り合いの半分程度の力。
その程度で神の体を壊せるのか。
「…あんた…なんか凄い常識外れなこと考えてるね…地面割る程なら私の体は耐えられないよ。」
「まじで?」
目の前の神は無理と断言している。
戦神より体が硬い鬼子母神は妖怪の枠を越えていたのではないか。
「これは…手合わせにもならないね…降参だよ降参。」
「むぅ…あ、それなら弾幕の撃ち合いとかは?」
「その弾、最弱でも家の壁貫通するね…霊力込め過ぎ。本当…なんか…規格外ってあんたみたいなことを言うんだろうね…」
誉められてるのか貶されてるのか微妙に分からない。
しかし加減が上手く出来ていないとなると、修行する必要があるのは俺かもしれない。
「じゃあ諏訪子の方に移るか…」
「……え?早くない?」
諏訪子は少し離れたところにいたため、会話は聞いていなかったようだ。
俺達が止まっているから、どうしたのかと思って来たらしい。
つまり諏訪子には、パンチ一発で戦いが停止した風にしか見えてなかった。
「んーまいっか。それじゃお願い!」
―――――
「あーうー」
色々やった。
修行にしては地味なことを色々。
例えば泥を使って柵を作るとか(秒で崩れた)、俺が踏みつけている地面を操作するとか(微動だにしなかった)、地面の内部だけ操作するとか(意外と出来た)。
出来れば戦術の幅がかなり広がることを色々。
今は力の使い過ぎで倒れただけだ。
「頭痛い~体怠い~」
「なんか風邪っぽいな。」
「力使えば当然だろうね。おまけに能力上、複雑な思考をしてるんだし、慣れないことの疲労も半端じゃないよ。」
霊力が多いため枯渇したことがないため、俺にはその感覚は分からない。
しかし過去教え子達はなったことがある。
寝込む程の風邪と同格らしい。
「無理はしない方がいいな。これぐらいにしとこう。」
「うぅ…少し寝たいよ~…」
「膝枕でもしてやろうかい?」
「香苗にしてもらう~」
疲れると甘えん坊の子供みたいになる。
見た目相応だ。
本人に言ったらキレるだろうが。
二人の依頼は一日じゃどうにもならないため終了。
その日の午後は他の依頼をして過ごした。
ちなみに二人の依頼報酬は俺の依頼の手伝い。
主に急ぎで手の回らない数の時。
二人目当てで依頼をする者もいる。
次からは厳選しよう。
―――――
「……ん?」
依頼を選んでいると、特異な依頼を一つ見つけた。
自らを妖怪と名乗り、依頼の内容は自分の場所に来ること。
場所の指定はない。
時間の指定はない。
ただ一つ、自分を見つけてみろ。
不可能過ぎるし面倒過ぎるし、どうすればいいか悩む。
結局判断を仰ぎに、神々の元へ行くのだ。
―――――
「罠でしょどう考えたって。」
「これは……」
「お粗末な罠だねぇ…」
「まあそうだよな。」
満場一致で罠と断言。
場所の指定がなくても見つけることは出来る。
ただ妖力を辿ればいい。
それぐらい向こうも分かっている。
そのためにこれが罠だと思うのだ。
「面白そうとか思ったでしょ?」
「……別に。」
「…まあ気になるなら調べるのもいいかもね。」
「…勝手にやっとくよ。」
「くれぐれも死にはしないでよね。…心配だから…」
「分かってるよ。」
俺は諏訪子の頭を軽く叩き、依頼を片付ける。
どのみちこれに触れるのは一週間程は開く。
何者がは知らないが、もし罠なら、パンチ一発は確定だ。
そんな風に考えながら、今日も今日とて依頼をこなす。
これが今の日常だ。
神奈子ファンには悪いけど、自分はそこまで好きなキャラじゃないです。山の住人なら秋姉妹が自分は好きですね。結局自分は紅魔勢が一番好きです特に咲夜。推しを早く出したいと思いながら編集してます出るのいつか分からんけど。