東方白望記   作:ジシェ

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…お久しぶりです。もはや言い訳はしません。新しく買った三、四年前発売のデジモンゲームにガチめに嵌まってサボってました!しかも三作分クリアしてもまだやってます…このように自分ゲーム好きなのでサボりもまたあるかもしれません。ごめんなさい。


三十四話 ~口は災いの元~

「お、望今日は団子食ってないのか?」

「もう食ってぶらぶらしてたとこ。」

 

彼はこの村の門衛であり、最初に俺に声をかけた人物である。

来てから既に半年程経つが、最も交流があったのは彼だろう。

 

「白亜はどうした?」

 

白亜というのは白鐸のことだ。

というのも妖怪退治をする旅人もいるようで…白鐸は既に討伐対象らしい。

…あいつ妖怪じゃないよなぁ?

まあそれにそもそも人の名前っぽくないし。

ちなみに原因は白鐸の狩り現場をみられたことだ。

も一つおまけに門衛の片思い相手でもある。

正体知ったらどうなるだろうか。

一応後悔する程度のことは言ったから、何があろうと自己責任で頼みたい。

 

「白亜は今頃酒でも飲んでるんじゃないか?あいつ常に腹ペコだし。上手い物ならがっつくし。」

「そ、そうか…」

 

白鐸はとにかく食べる。

それこそ俺の五倍くらいは。

元々供え物で人間の料理の味を知って、軽く中毒になっているのだろう。

彼女は今日も貪り続ける。

団子だけなら俺の方が多いが。

 

「な、なぁ!白亜に飯でもどうかってさ…俺言ってたって伝えてくれないか?」

「えー…自分で行けよ。」

「いや、その…な?」

「…分かった。でも次からは自分で誘え。」

「あ、ありがとう!」

 

二人の仲を取り持つのは難しい。

いや訂正面倒くさいだけだ。

大体半年で飯にすら誘えないのはどうなのだ。

 

―――――

 

更に半年の時間が経った。

白鐸と門衛の仲は少し…そう少しだけ進んだ。

お茶友くらいには進んだ。

日常的に二人から聞かされると二人の交流のほとんどが聞ける。

前の記憶の時友達がリア充爆発しろとか言っていたが、俺はどちらかと言えば応援する派だ。

人口減るのは望まない。

人の不幸は水の味、人の幸福は…砂糖水辺りかな。

つまり興味ないだけだけど。(応援してない)

 

「この一年で思ったことがある…」

「?また暇とか言うのですか?先日も同じことを…」

「違う…わないけど、それじゃない。一年の間神連中やら…実は少し交流ある妖怪からの連絡もない。」

「そうですか…別に問題ないのでは?」

「そう思うか?一年連絡なしとか…月読に次会ったら串刺しじゃないか?もう片方は単に気になる。」

「月読様もそこまで過激ではないでしょう…おそらく。」

「まあ一番は暇なんだけどさ…今ならちょっとした町の危機とか歓迎するぐらい…」

 

フラグは立ったようだ。

その言葉を言い切る前に、鐘のような音が辺りに響き渡る。

危険信号…つまり門衛では戦力が足りないような場合の鐘だ。

 

「……あんなこと言ったからかな…」

「…では、責任を取ってきて下さいね。」

 

俺はため息を吐きながら、音の方へ向かった。

 

―――――

 

『槍構え!絶対に通すな!』

『はっ!』

『――!』

 

「すげぇ…」

 

いつも妖怪が攻めてくる時は決まって数体。

それが群れ…凡そ百近くの群れで来たのだ。

まさに町の危機そのもの…俺のせいじゃないようん。

 

「加勢した方がよろしいのでは?」

「対処出来なそうならするかな…この町に俺らが留まるわけでもないし。いなくなった後考えるとな…」

「…そうですね。」

 

見るところ槍も出来ているようだし、妖怪と争うには十分な装備があるようだった。

相手に能力持ちや痛みをものともしない変異種がいない限り…

 

「あっ」

「どうしました?」

「……また余計なフラグ立てたわ…」

「…?」

 

口は災いの元とは言ったものだ。

 

「あれは…」

「能力持ちだな…矢が全部地面に落ちてる。周りも沈んでるし、重力辺りじゃないか?」

「どうしますか?」

「どうって…なぁ?」

 

久々に…暴れよう。

争いの中心に、俺は飛び出した。

 

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