東方白望記   作:ジシェ

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一話から書き方変わってるの書いてる今気付いた。ということでここで謝っときます急に変えてごめんなさい。
あと今回長くてごめんなさい。


四話 ~彼女(天使)はきっとやり過ぎた~

何故だ……何故こうなった…?自分の周りに壁造ろうとしたのに何で消し飛んだ…?

 

「おかしいなー?こういうのってイメージが大切なんだろ?前世の俺の考えでは。……とりあえず何度かやってみるか!」

 

同じことをした。爆発した。またやった。地面が爆発した。さらにやった。倒れた。

 

「………俺何やってんだ。夜にでも聞けばいいじゃん。……帰ろ。」

_____

 

「夜~?ちょっと聞きたいことあんだけどー」

 

足音がした。程なくして夜が戸を開けた。

 

「望?妖怪を探しに行ったんじゃ……?」

「全然見つからなかったから霊力使う練習してたんだよ。でもやり方なんて何も知らないし…能力があるわけでもないからとっかかりもないし…そういうの知ってそうな知り合いいない?」

「霊力の使い方?それなら永琳先生に聞けばいいかも……」

「永琳?」

「うん。ツクヨミ様の次にこの街の権力を持ってる人。能力も持ってるし、そうゆうこと聞くなら頼っていいと思う。」

「永琳……課題の内容のと同じ…それにツクヨミか…」

「?どうしたの?」

「ああいや、何でもない。どこいる?」

「案内するよ。行こ。」

「おお、サンキューじゃあ頼む。」

 

―――――――

 

家を出て二十分くらい、相変わらずひそひそと夜の悪口ばかり。誰も近づこうともしない。普段は話の長い夜が静かで、かなり気まずい。

 

(どうしたもんか……そういえば……)

 

俺は気になっていたことを聞いてみた。

 

「なあ夜?永琳って人がここの権力者の二番手ってことは、村長はどうなんだ?トップはツクヨミ…様なんだろ?」

「………この村の村長で間違いはないよ。皆の信頼も厚いし、私もいい人だと思う。でも『権力』でいうならちょっと違う。」

「?」

「村長はすっごい優しいから、残酷なこととか非道なことって何も出来ないの。」

「あーなるほど。切り捨てる判断も出来ない奴に、トップは張れないってことか。」

「うん……」

 

多少分かるけど人気で決めるのも別におかしくはないだろうに。………?俺前に似たようなこと考えて……その内思い出すか。

 

「もうすぐ着くけど…ありがとう。」

「?なんで感謝するんだ?」

「外であんまり話して、親しいとか思われたくなかったの。思われたら……望も酷いこと言われる…」

「だから話しかけなかったことに感謝したの?馬鹿にされるくらい別にいいけど…」

「私がよくない!私を見てくれる人を、馬鹿にされたくないよ……」

「……そっか。」

 

正直俺にはよくわからない。近しい人も、守りたい人もいない俺には、そんな気持ちはわからない。

そうこうしていると、すぐ目前まで迫っていた扉から、白衣の女性が顔を出した。

 

「人の家の前で、何言い合ってるの?夜。」

「永琳先生…!?」

「いや…悪い。」

「はぁ…とにかく入りなさい。」

『はい』

 

_____

 

昼飯を食って街の外に出た。永琳はよく外に出るようで、門番?から止められることもなく外に出られた。妖怪は平気なのだろうか。

 

「まずはどれくらいのことが出来るか知りたいから、霊力を解放してくれる?」

「ああ。解放だけでいいんだよな?」

「ええ。」

「では失礼して。」

 

意外とイメージすれば簡単に抑えることは出来たし、抑えがなくなることをイメージすれば出来るか?

 

「っ!?待って!力抑えて!」

「へ?何で……」

「いいから!」

「は、はい。」

 

力が抑えられることをイメージした。すると力が抑えられる感覚がくる。

 

「何よその馬鹿げた霊力は………?」

「え?そんな多いの?自分じゃそんなに分かんないけどなぁ。」

「普通なら死んでもおかしくないわよ………」

「ほんとですね………」

(…もしかしてまずい?)

 

やっぱり自分じゃ分かんねえ。なんか永琳も夜も驚いてるし。そんな凄いのかなぁ?

 

「ねえ、前周辺を消したときは何をイメージしたの?」

「ん?結界張るのを出来るかなーって思って壁を作るイメージした。」

「護る筈のもので、逆に消したっていうの……?」

「うん。」

「………ねえ、見せてくれる?」

「別にいいけど、離れたほうがいいぞ。」

「分かってるわよ。夜も少し離れて。」

「は、はい。」

 

二人が離れたことを確認して、前と同じように壁を創ることをイメージした。当然のように辺りを消した。範囲は変わらず、周りの木を完全に消滅した。

 

『……………………』

「……あれ?二人ともどした?」

「……今の、本気?」

「へ?いや…」

「……まず抑え方とイメージの仕方から教えるわ。」

「え、ああ。分かった。」

________

 

「もっと強くイメージして。形を抽象的にじゃなくて正確に形を創るの。自分の創造じゃなくて、自分の知ってるものを創る気でイメージするの。」

「それが出来ねえんだよ!なんで壁作んのこんな難いんだよぉ!?」

「えっと……壁じゃなくて、もっと簡単なものにしてみたら?」

「夜の言う通り壁以外の物にした方がいいかもね。霊弾をまずはやってみましょう。」

「霊弾?」

「霊力を球体にしたものよ。ほら、こういうの。」

 

そう言って永琳は、掌から透明な球体を出した。

なるほど。試しにやってみるか。えーとボールでいいかな?

 

「…出来ちゃった。」

「…出来たわね。」

「…出来ましたね。」

「………試しに多く造ってみて。」

「どんぐらい?」

「じゃあ造れるだけ。」

 

じゃあ周りに大量に浮かべてみるか。出来るだけ………

 

「こんぐらいか?」

「多すぎる……」

「これで本気じゃないなんて……」

「……飛ばしてみて。」

「ああ。」

 

軽く木に向かって飛ばしてみた。当たった木が倒れた。正確には当たった場所が消えてその上から倒木した。

 

「ほんとに能力使ってないの……?」

「だって能力ないし。」

「それだけの威力の霊弾、しかもそれほどの数の弾幕を張れるのなら妖怪なんて相手じゃないわよ。」

「うん…永琳先生がそう言うのなら、もう練習の必要もないと思う。」

「…………」

________

 

そのあとすることもなくなって街に戻ってきた。帰ってきてからも二人は呆けてた。

 

『……………』

「なあ、ほんとに必要ないのか?」

『……………』

「なあってば!」

「………必要ないわよ。明日にでも妖怪退治に行ってみたら?多分さっきの木とほとんど変わらないわよ?」

「そ、そうか……」

 

なんでこんな無気力なわけ?怖いよ!

 

「………じゃあね、夜。」

「はい……望もじゃあね…」

「お、おう。」

 

二人が言うなら行ってみるか。殺されても生き返るし。……死にたくないなぁ。

________

 

「さてどうするか。腹は減ってないし寝るには早いし、二人は無気力に帰ってっちゃったし。やーることねー」

 

家に帰るか?でも帰っても何もないし。やっぱりやることないな。…よしやっぱ復習しよう。

外から帰ってきたばかりなのにまた外に行くのも面倒なので、家に帰ってイメージトレーニングをすることにした。

________

 

イメージトレーニングっつても弾幕の操作ぐらいしか出来ないよな。じゃ密度とか意識してやってみるか。後は数を増やそう。……あれでも多い方何だっけ。ま妖怪が何匹(体?)いるかも分らんし、多い分には問題はない…よな?

 

―――――

天使サイド

―――――

 

私はずっと…ではないけれど彼を見ていた。

それほど秀でたところも無ければ、人並み以下のこともあまり無く、ただ不幸に見舞われただけのただの少年に、何故かは分からないが惹かれた。

だから少しだけ手助けをした。

いや、少しだけだと思っていた。

私には、その者の過去を見ることも記憶を見ることも出来ない。

だから少しだと思ってこの力を与えた。

能力とは違い、ただ霊力の量をあることから換算し、変換する力。

彼の霊力量は、それに比例した量になった。

 

「過去にどれだけの善行をしてんのよ…」

 

今彼を尊敬している人(向こうの世界での生前も含めて)の人数によって霊力を増やす力。

ゲームで言えばパッシブスキルのようなもの。

そしてこれが少しだと思ったのは、不死である彼なら、これから増えると思っていたからだ。

というのに、既に彼の霊力は、三桁のレベルまでなっている。

つまり彼を今尊敬している人は、少なくとも百を超す。

 

「何をすればたかが十六の少年がここまで善行積めるのよ…いい子過ぎるじゃない…」

 

ここにきて私は気付いたのだ。

 

「やり過ぎた…」

 

しかし私のせいではないのではないかと思うことにした。

 




この力を能力として出しても良かった。まあ能力っぽくないし天使管理だから八百長出来ないし難しい。という理由で却下。でも幽香さんにはまだ勝てない。霊力多いだけで弱いからね!まぁ生暖かい目で彼と僕を見て下さい。今回本当長いですねごめんなさい。
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