赤土を踏みしめ、新しい大陸に到達した。
言われた通り土は赤く、また周囲には木の一本もありはしない。
言うなれば砂漠…しかも見える限り全てが砂。
村があるかも期待出来ない。
「……」
「これは…」
「何かおかしいのか?陸とはこのような地形では…」
「いや、おかしくはない…けど…外周周った時にさ、村みたいなのとか…もしくはこの赤いのでも砂じゃない場所とか…見覚えないか?」
「ふむ…村は見なかったが、右回りに五日程の地点の陸は、石のように固まっていたな。そちらへ案内しよう。」
「頼む。」
案内は継続。
話通り五日程、陸の周りを移動することになった。
―――――
「これは…!?」
「どうしたの?」
案内された陸を見ると、明らかなレンガの地面と、建設中のような工事跡…更に街灯。
間違いなく人の手が加えられた場所だった。
しかし素直に喜ぶことも出来ない。
レンガのいくつかは風化していて、見る陰はあっても、そのものの形は保っていなかった。
つまり長い間放置されていたということだ。
「……」
「すまないがこれ以上の場所はこちらも分からない。」
「いや…ありがとう。ここで十分だ。」
少しの挨拶をして、案内役の人魚と別れ散策を開始した。
「…人の気配もない…」
「でもこれって…」
「ああ。多分町か村の跡だ。」
少し進んだ場所に、少し大きい程度の町のようなもの…跡地があった。
人の気配はなく、家屋は崩れ、街灯は折れて、ゴーストタウンもいいとこだ。
「どうして放置されてるんだろう…」
「さあな。妖怪かなんかに襲われて逃げたか…はたまた内戦でも起きたか…事情はよく分からないが、生き残りがいれば近くにいるかもしれない。とりあえず少し漁って、何もなければ移動しよう。」
「うん。とりあえず海から真っ直ぐ…えっと…西?に向かおうか。」
「そうしよう。」
それから散策の結果、更に滅びた町が四ヶ所…やはり何かに襲われたのだろう。
二ヶ所程は、戦闘の跡も残っていた。
「……酷い…」
「ああ。きっとまだあるんだろうな…町を探し続けてみよう。」
「分かったよ。」
―――――
更に数日、歩くこと百数キロの地点に、ようやく人を見つけた。
十歳程度の子供が、バケツを持って歩いていた。
「あれって…」
「砂漠だからな…水の確保が一番大変なんだろ。おーい!」
「!?………」
「え!?ちょっと!?」
バケツを落として走り出してしまった。
突然声を掛けたから驚いたのか。
もしくは…
「追うぞ!」
「うん!」
子供の走りと飛ぶ俺達…追い付くのに時間はかからず、数秒で捕まえた。
「どうして逃げるの?」
「――!―…!」
「!英語か?」
「英語?」
「俺達とは違う言葉ってことだ。えっと…離せ…来るな…危ない?」
要約…危ないから来るな。
子供が言うにしては物騒なものだ。
これまでの町のことからして、水取りに来てた子供がこんなこと言うなど、住処が既に支配されてるくらいしかないだろう。
もしくは英訳ミスしてるだけで、俺達のことを危険な存在と認識しているのかもしれない。
こんなことなら英語の勉強すればよかった(最高78点)
聞き取れるか分からないけど…
「―――」
「―!――…」
「―――」
「待って望。分かる言葉で喋って。」
「――おう。とりあえず事情は分かった。て言っても子供が知ることなんて少ないけどな。」
「町がああだった理由聞いたの?」
「ああ。やっぱり襲われたらしい。しかも滅んだ町の住民全員捕らえて従わせてるようだ。」
「…妖怪がわざわざそんなこと?」
「ないな。偉ぶった人間がやったか、人間に思考の近い妖怪か、何にせよ放ってはおけないな。」
「そうだね。どんな相手だって負けないよ!」
「しかし…どうもトラブルに巻き込まれる運命みたいだな…」
「自分から首突っ込むくせに…」
東方キャラ…関係ある話だけど…時代的にキャラ出せねぇー…