東方白望記   作:ジシェ

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バイト時間変わって夕方多くなった影響により…話書くどころかゲームのモチベすら著しく低下してました。おかげでペルソナ3やり直してる始末…猫に癒されながら書きます。


六十一話 ~好敵手~

椅子から殴り飛んだ奴は、とうとうその身自ら武器を手にした。

おそらく能力の略奪が奴の能力…その能力で…

 

「しっ…!」

 

武器を操る能力だけ除外されるわけがない。

棍を後ろにやり、回すように振り回す。

更には周囲から剣が飛んで来て、更に地面は針の山…

前は棍、下は針、四方八方剣の弾、正しく四面楚歌だ。

 

「だから何だ。」

 

棍を除く全ての攻撃を消滅させ、迫る棍に拳を合わせる。

棍は砕け、そのまま奴の顔面に拳が…届くことはなかった。

砕けた棍がそのまま、捕らえるように腕に突き刺さる。

 

「消し飛べ。」

「断る。」

 

圧縮した弾幕を、ビームのように発射する。

腕を消滅させ、それを回避する。

すかさずビームの軌道を変えようとする奴は、そのまま後方へ吹き飛んだ。

回避した直後に踏み込み、残った手で殴り飛ばしたのだ。

 

「これで二発。後一発だ。殴った後で捕まえる。」

「この程度…不死と呼ばれしこの我が、傷や痛を負うとでも?」

「いいや?ただのストレス発散さ。…本命はこっちだしな。」

「何を…」

 

奴の上から巨大な針が降り注ぐ。

 

「少し前から置いておいた。避け切れるか?」

「造作もない。」

 

まるで回避場所が分かってるかのように、奴は最低限の動きで完璧に回避した。

予知か予測か、遅い攻撃では着弾点も把握されている。

針の間にいる奴は、その場からこちらに攻撃を仕掛ける。

仕返しだと言わんばかりの針山が、地面から発生する。

不意の攻撃のため、避け切れず腕や足に刺さる。

 

「ふ…そちらは避け切れんようだな?」

「避ける必要がないだけさ。それに…お前も油断したな?」

「こちらの台詞だ。」

 

お互いの針山が爆発する。

俺の針には内部に時限爆弾が。

おそらく奴の針はそのものが爆弾だ。

普通であればここで決着することだろう。

何せ相手は不死身の吸血鬼…いかに頑丈な人間でも、この大爆発では無事ではいられない。

 

「普通ならな!」

「何!?」

 

互いに煙の中、しかし俺は奴の顔面を確実に捕らえ、殴り飛ばすことに成功する。

せっかくの豪邸を台無しにしながらの奴の自爆特攻は、自らが殴られる結果を生んだ。

 

「……何故無事なのだ…?人間ごときが…」

「生憎こっちも普通じゃないんでね。それよりも…あと一発だ。」

「…ふん。まさか人間がこれ程とは思わなかったぞ…」

「そりゃそうだよな?お前も俺を殺せないんだから。」

「!」

「お前の能力の奪い方…その相手を喰うことだろ?それも面倒な手順がありそうだ。そうでなくとも形ある死体でなきゃ無理みたいだな?」

「…それがどうした。もう貴様に加減はしない。」

「へぇ?」

「貴様を我が好敵手と認めよう…能力を手にすることを諦め、全力で消し去る…」

 

ここからが奴の本気…ここからは死に物狂いで殺しにかかることだろう。

対してこちらは殺さないよう加減しながら防ぎ切る。

過去類を見ないクソゲーだ。

 

「ここからがラストラウンドだな…!」

 

 




次回決着。予定通りだし構成あったのに更新時間掛かる程モチベ低下中。はっきり言ってペルソナの次にマナケミアやるつもりでした…
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