東方白望記   作:ジシェ

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ストック尽きそう…実は夏中こっちしか更新してなくてもう一つの小説は更新出来てない。夏前にストックしてたからね…ストックないと更新できない…書く気でない…ゲームも出来ない程ほぼ寝てる…


七十五話 ~苦労の末に~

あの時には深く考えなかったが、行きたい方に泳げる海にいる感覚だ。

この状態で戦うのも慣れれば出来そうだ。

 

(さてと…何か…)

『無茶するわねあんた。』

(……そういえばいたな…)

『露骨に嫌な顔するわね…まあそこはいいわ。でも長居しない方がいいわよ?』

(言われなくとも…)

『もっと強く注意して下さいよ!望さん!そこは危険です!五分もいないで下さい!』

 

(何が危険なんだ?)

 

『言ってる時間も惜しいんです!』

『とにかく妖精探しなよ。終わりで教えるから。』

 

(……まあ分かった。てかいるのか?)

 

『いるよ。でも厄介だしあと二分で見つけて。』

『何で探させてるんですか!?右に真っ直ぐにいます!早く!』

 

(お、おう…)

 

一体何を慌てているのか分からないが、早く終わるなら願ったりだ。

ナビ通り向かうとしよう。

あとお前はいつか殴る。

 

『言われてるわよ?』

『貴女です!』

 

(漫才始めんなよ…あれか?)

 

『はい!』

『ただ身体から離れてるだけだから、身体に押し付けて境界を歪めれば勝手に入るわ。とにかく急ぎなさい。』

『誰のせいで遅れてるんですか!?でも言う通りですから早く!』

 

(…絶対後で教えろよ?)

 

言われた通り二人を引っ張って身体に連れて行く。

意識はないようで微動だにしないのが少し気になるが怪しむ時間はおそらくない。

気にするのは後にして今は引っ張ることを急ごう。

 

(これでいいか?)

 

『オッケーよ。身体と魂の境界を上手く繋げなさい。あんたが出てくるときと同じ。』

 

(………多分よし。)

 

『…まあいいんじゃない?』

『二人分終わりましたね!?じゃあ早く戻って下さい早く!』

 

まだ一分も経ってない。

が、こっちが言うなら信用出来る。

 

『出来ない天使がいるみたいな口振りねぇ?』

『神様からの信用もないでしょ貴女…』

 

―――――

 

「……」

「ん……」

「!望さん!大丈夫ですか!?」

「おぉ…」

「二人は…」

「とりあえずは平気だ…と思う。急かされたせいでちゃんと確認出来なくて…」

「急かされた?」

「あー…」

 

説明に困って言い淀んでいると、天使の声が頭に響いた。

 

『望…少しヤバいから、今すぐ逃げなさい。』

 

(逃げる?)

 

「どうし…」

『逃がさない…』

「!誰だ!?」

 

 

 

不意の一撃に反応が遅れた。

まち針並の大きさの針が、全身に数十刺さるのが分かる。

痛みはない。

代わりにあるのは、力が抜けていく感覚だけ。

身体の力だけじゃない。

霊力も含めて抜けていく。

立つことさえ儘ならない程に。

 

「望さん!」

「んだこれ…?」

『ヤバいわこれ…』

「あ…妖精…?」

「妖…精…?あいつも…?」

 

『あれは謂わば妖精王…ただし、この世界の神様を越えた超越種よ。』

(んだよそれ…)

『言ってる通りよ。昔会った諏訪子達は、私達の存在は知らない。神を創った神についてに気づいてない。あれは…それに気づいた存在よ。』

(…!まさか…俺と同じ…!?)

『ええ。転生とかじゃないけどね。おそらく外の存在と会ったことがある。何を吹き込まれたか知らないけど、多分私達を敵と認識してる。』

 

偶然来た森でそんなのに目を付けられるなど冗談じゃない。

というか吸血鬼以上にヤバい奴が野放しでこんなとろにいるなんて分かるかよ。

しかも妖精王なら妖精の各能力使えて且つ半不老不死みたいなものだ。

実質俺の上位互換。

勝てるのは膂力位か。

 

(ふざけんなよ…)

『しかも霊力落とされてるしねー…どうにか逃げれる?』

(難しいな…)

「待って!」

 

倒れた俺を庇うように、隣にいた妖精が前に出る。

 

「何でこんなことを!?貴女は誰なんですか!?私の友達の魂を切り離して…望さんに攻撃して…同じ妖精でも、容赦しませんよ!」

『…組するなら…お前も…』

「させません!貴女を倒して、皆を護る!」

 

倒れた俺の前に立ち、啖呵を切る妖精。

それに敵対する妖精王。

 

(……任せるか。)

 

俺はしばらく様子を見ることにした。

 




望は最初期から亜人ばりに再生しますよね?能力使えなくても膂力はありますね?…いつでも戦えます。
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