東方白望記   作:ジシェ

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モンハン面白…けどモンスター少ねぇよ…メイン武器だと楽過ぎて別武器使用率がメイン超えたよ…ストーリー裸で看板モンスター以外乙なしだよ…ラスボスどこが禁忌級なんだよぉ…まあ…面白いからそろそろ130時間だけど!


八十八話 ~相見えるは屍の怪物~

「…落ち着いたか?」

「ん…ありがとう…」

 

感情が溢れた泣き方をしたからか、かなり落ち着いた様子で感謝の言葉を発した。

それからすぐ扉へ歩き、姉を呼んだ。

しかしそこに姉の姿はなく、犬が一匹いるだけだった。

気を遣ったのだろう。

本当に…話を聞かなきゃこういう行動からまともにしか見えない。

走り出した犬がすぐにさとりを連れて来た。

 

「もういいの?」

「うん。」

「…そう…それならこいし。今度は貴女が少し席を外してくれるかしら?」

「……分かった。」

 

少し躊躇ったのはやはり心配なのだろう。

それでもよしとしたのは少しは信頼を得れたのかもしれない。

同じく犬に待つよう命じていた。

扉を閉めたさとりから、会話は始まった。

 

「望さん…貴方はどうして姿を現したの?どうしてここに来たの?どうして―」

 

また苦しめるの?

 

「!?」

 

それは予想だにしない言葉。

会ったこともない子供からの怨嗟の念。

違った。

違ったのだ。

確かにさとりは機械的…感情は感じられない。

だがまともに見える行動、こいしへの態度、こいしに対する言動は、心を閉ざしているとは思えない。

そこに違和感を感じ、彼女は心ない人形と認識した。

現に彼女の目は、真っ暗な程濁っている。

だが違う。

このさとりには…心がある。

心を閉ざしている?

感情が感じられない?

そうじゃない。

そんな存在がここまで…憎しみや恨みを見せるものか。

体が震える程の怒りを、貫くような瞳を、表に出せるものか。

 

「ああ…成る程な…これは納得だ…」

 

これは救えない。

少なくとも町の連中は関われない。

心ないように見せてるだけのこいつは、他から見たら怪物だ。

篭に囚われた偽りの心は、こいし以外を許さない。

今か今かと復讐を待ち侘びる。

人形どころか憎しみに支配された屍だ。

 

「厄介な壊れ方だ。こいしぐらい分かりやすければいいのに。」

「…分かったでしょう?もう去りなさい。もう貴方の…出る幕はない。」

「…ふ…当然断る。」

「…なら…ここで死ね。」

「絶対に嫌だね。」

 

こいしに見せるべきじゃない。

だからこそ本気で、本当に戦うつもりはない。

まあ…鬼子母神レベルの殺気と神奈子レベルの妖力…何よりも…こいしレベルの異常さ。

これを相手に加減し、速攻で、意識を奪わず倒す。

 

(前もあったなこんなムリゲー…)

 

妖力だけで俺の体が吹き飛んだ程だ。

でも実は方法はある。

つくづく思うことだが、紫の能力はチートもチートだ。

何せ大抵何でも出来るのだから。

それをほぼ模倣出来る俺もチートだろうが。

本当に何でも出来る…記憶を覗いたりな。

少々強引な手段を取ることにした。

さとりの記憶の境界を俺に繋げ過去を見る。

こうなった原因の記憶を奪い、それ以前の記憶と今の記憶を合わせる。

記憶に空白が生まれるしサードアイを治すことは俺には出来ない。

つまり記憶は混濁するし能力は使えないが、手っ取り早く、それでいて最も救われる手段だ。

負の感情など忘れてしまえ。

それが最適解だ。

 

「あんな子供が…苦しむ必要なんてないだろ…?苦しむのは…お前じゃない!」

「!?」

 

俺は無警戒に走る。

当然弾幕がもはや壁のように展開される。

ルールなどない。

確実に敵を倒すための…そして近付けないための壁。

それに無警戒に突っ込む。

無論…死ぬつもりなど毛頭ない。

俺の目の前の弾幕が突然消えた。

そう見えるだろう。

何せ今、さとりの弾幕は俺の目の前だけがら空きなのだから。

これが二つ目の切り札…『暴食』だ。

強欲から創られた能力だ。

キャンパスに当て嵌める模倣の強欲。

そしてこれは、キャンパスに書き移す『吸収』。

暴食は相手の攻撃を全て、キャンパスに喰らわせる能力だ。

イメージ通りなら相手の能力も喰らえそうだが、まだそこまでは出来ない。

だが目に見える物なら何でも出来る。

 

「コストも安くないけどな…」

 

キャンパスは無限じゃない。

書けば減る…当たり前だ。

その貴重な一枚を強制的に使う。

解放して吐き出せば関係ないが、俺の限界はまだ多くない。

 

「迅速に片付ける!」

 

俺の能力はイメージ次第…とは言え前みたいな魂抜け状態とは違い射程が極少。

触れてようやく干渉出来るだろう。

 

「後少し…待ってろよ…!」

「救いなんて…いらない…私には…こいしだけでいい!」

「いいわけあるか!」

 

絶対助けて説教してやる。

 




花粉嫌い
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