恋愛もの大好き夢主が頑張って初恋メモリーを読ませてもらおうと奮闘する話

無表情はデフォルト いいね?

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私は1人だけどひとりじゃない

とある人間が来たせいで毎日ハチャメチャだ…



まあ、それも悪くないかな


元人間だった系悪魔は初恋メモリーが読みたい

 

 

 

 

 

その日バビルスに桜が咲いた。

 

 

そして私は思い出したのだ、自分が元人間だということを、ここが魔入ました入間君の世界だということを、今現在私は悪魔でアブノーマルクラスにいることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「入間くーん。人間の話をしようか。」

 

 

「え❗あ、うん。でも僕は悪魔だから人間のことなんてし、知らないなー。」

 

 

さすがにごまかし方が雑すぎる…

人間だとばれる=食われる、の方式が頭のなかで完成している入間君に対して悪魔の私が人間の話を持ちかけるなんてばれたと思っても仕方がないだろう。

でも、少しくらい相手してくれたらいいのになー。

 

 

「おい❗入間様が困っていらっしゃるだろう❗もう構うな❗」

 

「いいよ、アズ君。ぼ、僕も話したいと思ってたし。」

 

「そんな、心優しき入間様❗嫌だと考えながらも話を聞くなど…このアスモデウス感服いたしました❗」

 

 

目の前で繰り広げられる茶番劇はある人物が参加することによってさらに混沌と科す。

 

 

「いるまちー❗」

 

 

ゴロゴロゴロ ドーン

 

 

「うわぁ❗」

 

 

「入間様❗」

 

 

「あはは❗楽しいな❗」

 

 

「どこが楽しいのだ❗今すぐ入間様の上からのけ❗」

 

 

ある人物、クララは転がりながら入間君に突撃、そして倒れそうになった入間君を助けようとしたアスモデウスを巻き込んで下からアスモデウス、入間君、クララの順番で私の目の前に折り重なっている。

 

 

「わはは、相変わらず君たち三人は面白いね。見ていて飽きない。」

 

 

「面白くなどない❗」

 

 

アスモデウスが二人の下敷きになったまま私に抗議してくる。しかし、それをはいはいと軽い返事ですませ、クララと入間君に手を貸して起き上がらせる。

アスモデウスにも手を貸そうとするとやんわり断られてしまった。

 

 

「そもそも、面白いと思うのなら表情筋を動かせ。ずっと無表情だとさすがに怖いからな。」

 

 

もっともな意見を言われてしまい私は押し黙るしかない、というわけでもない。

 

 

「おお、これはひどい。アスモデウスのことは女子に対しては優しい紳士だと思っていたのに怖いとは…、さすがの私でも泣くぞ?」

 

 

「それは自業自得だ。自分から女扱いするなと言っておきながら、こういう時にだけ女の皮を被るとは、逆に世の中の女性をバカにしてないか?」

 

 

「さらにひどいな、まあ確かに自業自得なんだがな。」

 

 

話し込んでいると授業を知らせるチャイムが鳴る。

 

 

「もうそんな時間か、さあ急がないと遅れてしまうよ。」

 

 

「そもそも、お前のせいだろうが、ネスト❗」

 

 

ハァー、こういうときのアスモデウスはめんどくさい。

 

 

「あーはいはい、というか先にいっといてくれ。先生から頼まれ事がある。」

 

 

「ならば入間様に構う必要なかっただろうが❗」

 

 

「いいんだよ、アズ君教室いこう❗ね。」

 

 

「入間君もそう言ってるんだ、早く行け。」

 

 

「えー❗ムーちゃんとも遊びたいー❗」

 

 

そしてここで空気を読まない、いや読めないクララがまだ遊びたいと駄々をこねた。チャイムが鳴って数分、そろそろ先生が廊下の見回りに来て教室に帰っていない生徒にいやmゴホン、子供で注意をしにくる。

もちろんその先生とは入間君の使い魔

 

 

「粛に、教室に戻ってないのはまたお前らか。毎回毎回厳粛にと言っているのにまだわからないのか貴様らは。」

 

 

カルエゴ先生である。

 

 

「すみません先生、すぐ戻ります。」

 

 

入間君たちはそそくさと教室に戻っていく。ちくしょうおいてかれた…

 

 

「ムルムス、お前には教材をとってくるように頼んだはずだが?」

 

 

「すいません、使い魔先s…カルエゴ先生。ではこれで」

 

 

少しふざけすぎたかもしれない、煽り文句を言ってすぐさまカルエゴ先生の前から退散する。私に向かって伸ばしてくる先生の手など置いてきぼりだ。

 

 

そして頼まれた教材を職員室へ取りに行き、次の授業の教室へ向かう。次は確か座学の魔歴かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名前は前世はわからない、今世はムルムス・ネスト。ムーちゃんやらネスト、ムルムスと呼ばれているれっきとした悪魔である。

前世を思い出したのは数日前の授業で入間君が桜を咲かせたせいだ。あれがなければ今こうして前世について語っていることはなかっただろう。前世バリバリオタクだった私は学園ものが大好きで普通のラブストーリーからコメディ、人外ものだってみた。そして魔入ました入間君に出会ったのはコミックからでそこからドはまりし、アニメ化したときは本当に嬉しくて友人と共にお祝いしたことを思い出す。

魔入ました入間君自体も好きだが話にちょくちょく出てくる“初恋メモリー”が私は気になって仕方がなく、友人と呑みに行った帰りに見た流れ星に『悪魔になってもいいから初恋メモリーが読みたい』等と願ってしまった。

その事を願ってしまったのが運のつき、見事にトラックに突っ込まれ即死亡。そして転生を果たした、“悪魔”として。

 

 

 

アスモデウスとは本当に小さいとき会ったことがありバビルス入学時に相手が覚えていたのが奇跡ぐらいの勢いなのだが、クラスが一緒なこともあり昔のような関係を取り戻し、無事“お友達”になった。

正直、入間君のお陰で今の性格になったのは嬉しいことで以前より皮肉や軽口を叩いてくるもののつきあいやすくなりつつある。

 

 

 

 

そして言いたいことがひとつ。

私はまだ初恋メモリーを読めていないということだ。

メアリ会長に頼んでこい?ただのアブノーマルクラスの一年になにができる。

というわけで入間君にかまって、アメリ会長との出会うイベントに立ち会おう❗そう思ったときにはその話は終わっていた。

この世界は案外無慈悲らしい。

 

 

 

そのあとも幾度となく入間君にかまい初恋メモリーを読む機会をうかがっているのだがそれが果たされるのはほど遠いこと。

いっそのこと生徒会に入ろうと思ったが、アメリ会長が見ているのは入間君のみ。こちらなど見向きもしない。

 

 

 

そのまま原作の話に流されて、今はもうバトラに入るのを決めなくてはならないところまで来ている訳だが…どこに入ろうか決めあぐねているのである。

私のランクはダレス。アスモデウスとならんでいるのでいろんなバトラに引っ張りだこ、ということにはならないのは私のこの無表情な顔と親のせいだ。

 

 

 

 

やれ禁忌を犯しただの、やれ魔王になるために悪魔を惨殺しただの、どうでもいい私ではない親の話をみんながする。

悪魔は悪い方がいいように扱われるんじゃないかって?とんでもない。それはそれ、これはこれである。例えば混沌の六本指こと六指衆はもはや魔界ではヒーローに近い存在なのは正体が知られていなくてミステリアスだということと、やっている規模が極端に大きいことだと言える。

それに比べ私の一族はみみっちいことばかりをしてきたせいで、逆に反感をかった。

そのせいで魔管に捕まり、唯一なにもしていなくてまだ小さかった私だけが取り残されることになる。

悪魔は所詮自分のことにしか興味のない欲の塊。

一人になった私を気に止めるなどしなかった。仲が良かったアスモデウスともそこで関係が切れて正真正銘の一人となった私は、正直バビルスに入る前の数ヵ月分しか記憶がない。ここまで育った私の記憶はどこかに飛んでしまったらしい。

 

 

 

まあ、そんなこと気にしていては魔界で生きていけないので特に気にしていない。

今住んでいるのは入間君宅(理事長宅)と同敷地内にある繁華街“マジカルストリート”ではなく、教師寮の一角を借りている。

なぜかというと、子供で独り暮らしなのがいけないのと私の一族が反感を買いすぎて誰も家を貸してくれなかったらしい。らしいというのは私の記憶がないせいである。

そして今まで親代わりに育ててくれたのは理事長ことサリバン様とオペラさんなのだ。人間(入間)を連れてきた張本人と共犯者?な訳だがそこそこ仲が良く、オペラさんには戦うすべを教えてもらったりした。

入間君が来てから、バレるのがやだったのか共犯にしたくなかったのか定かではないが教師寮に住むようにいつの間にか手配されていて今まさに住んでいる。

 

 

そこら辺の事情は置いといて話を戻すがまだ“初恋メモリー”を読めていないのだ。こんな辛い思いをして転生して生きてきて成果なし…さすがに笑い話にもならない。

 

 

ここから原作では入間君が魔具研究バトラに入り花火を作る。その時にアメリ会長に“初恋メモリー”を入間君が借りてくる、そこで頼んで読ませてもらえばいいのではないか❗

そうと決まればやることはひとつ。

 

 

 

 

魔具研究バトラに入る❗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________________________

 

 

 

 

 

 

 

「ほほう、魔具研究バトラっていうのはここかい?」

 

 

バトラ室のなかでは四人が何かの組み立てをやっていたらしく、私の声に作業を止めて全員がこちらを向く。

 

 

「私はムルムス・ネスト。一年の三人はわかるよね、わかんなかったら泣くよ。そしてはじめましてキリヲ先輩、単刀直入言います、単刀直入この魔具研究バトラにいれてくれませんか?」

 

 

ポクポクポク チーン

 

そんな音が流れそうな沈黙のあと叫んだのはキリヲ先輩だった。

 

「ル、ルーキーがうちのバトラに四人目❗コフッ」

 

「キリヲ先輩❗」

 

叫んだと思ったら吐血して倒れてしまった。

お?これはお断りということか?

 

 

「どうやらお断りということかな?悲しいことだ、嫌われものの一族全員逮捕の私はバトラにいれてくださらないらしい。」

 

 

シュン、とうなだれながら悲しそう(実際は真顔)に言うとすかさず返事が帰ってくる。

 

 

 

「すまんすまん、堪忍な驚かせてしもて。やな訳じゃないんよ、ただびっくりしてもうてな。えーっとムルムス君やっけ?君を歓迎するで、この魔具研究バトラへ。」

 

 

あっさり、okされてしまった…

 

 

「ではこれからよよろしくお願いします、キリヲ先輩。あと、よろしくね入間君、クララ。」

 

 

「よろしく、ネストちゃん。」

 

 

「わーい❗ムーちゃんとも一緒❗」

 

 

「おい、ネスト❗私に対しても挨拶があっていいんじゃないか❗」

 

 

「…めんどくさいのでパス。」

 

 

「貴様ー❗」

 

 

そんなこんなでバトラにもは入れて万々歳。

 

でも私は気づいていなかった、その魔具研究バトラこそがバトラパーティーで巻き起こる事件の核だということを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じで話が進んでいき初恋メモリーは読めずじまいで花火を作ったり、学校ぶっ壊す事件にもろ巻き込まれたり、入間君に元人間だとばれたり、理事長宅で暮らすようになったり、自分のしっかりとした過去がわかったり、女子会に参加したり、アリさんとお話ししたりして魔界での学校生活を満喫すればいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムルムス・ネスト

 

 

前世人間だった系悪魔。一族のせいで色々大変な生活を送っている。家系魔術はまだ決まってない(考えてはある)。性格は話口調でわかる通りの性格で女子扱いされるのが少し苦手な女の子。魔術も体術もピカイチな天才(努力家とも言う)だが、入学時に他学年に絡まれ正当防衛立ったにも関わらず騒ぎを起こしたのでアブノーマルクラスになった不憫な子。それを理事長の陰謀とも言う。

音楽祭辺りで活躍するはず。(ヒント、ムルムスという名前)

 

 

 

 

 

 

 

 

続け❗

 




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