詭弁ですよ!霊夢ちゃん!   作:名は体を表す

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ド下ネタ注意


週に何回してんの!霊夢ちゃん!

 俺の発言で宴会中の博麗神社の境内が凍り付く。

 

「……なんだって?」

 

 凍りついた世界の中で一番始めに動き出したのは、俺のパートナー(会話相手的な意味で)の博麗霊夢ちゃん。脇丸出しの奇抜な巫女服を身に纏った女の子だ。

 

「だから、週に何回オナニーしてんの?あ、オナニーってのは自慰の事で――」

 

「そういう意味で聞き直してんじゃないわよ」

 

「え?じゃあ聞こえなかっただけ?仕方ないなぁ、霊夢ちゃんはぁ!週にぃ!何回「そういう意味じゃないわよ!!」弾幕は止めろォ!!?」

 

 霊撃によって撃ち抜かれ地面に倒れ込む。愛が痛いなぁ……!!

 

「へ、変な事言うなっての!」

 

「変!?愛を謳うのが変ですと!?そんな、俺と霊夢ちゃんの仲じゃないか!互いの身体のホクロの数を数え合った仲じゃないか!」

 

「昔の話をほじくり返すんじゃないわよ!」

 

 追加の夢想封印(単)が俺をぶち抜く。今時暴力系幼馴染は流行らないぜ……?

 

「知るか!」

 

「おいおい、暴力系幼馴染巫女に更にツンデレまで付けたら属性過多で大渋滞起こすぜ。まあ幻想郷ならそれくらいのキャラ付けしなきゃ埋もれるから気持ちは分からなくも無いけど」

 

「アンタもうちょっと黙ってなさい!」

 

 なんかよく分からない札が俺の顔に向かって飛んでくるが、近くに居た金髪の子を盾にして回避する。

 

「むぎゅっ!!?……っ!!……ッッッ!!!」

 

 金髪の子が口に張り付いた札を指差して何かを叫んでいるが、全く何を言ってるか分からない。

 

「……おいおい、幾ら俺達が以心伝心の仲だからって口を塞ぐのにこんなお札使うなんて無粋だなぁ」

 

「避けんな!」

 

「口を塞ぐのならマウストゥマウスじゃなきゃなー?」

 

「誰がアンタとするか!」

 

「酷い!将来を誓い合った仲なのに!!結婚を前提としたお付き合いの真っ只中なのに!!」

 

「ンな事誓った覚えないわよ!!」

 

「……えっ?お、おいおい霊夢ちゃん。えー……それマジで言ってる?若年性痴呆のフリは流石にキツいぜ?」

 

「なっ……そ、その手には乗らないわよ!」

 

「嘘だろ?……なあ、嘘だって言ってくれよ。あの時俺の告白を受け入れてくれたじゃんか……本当に忘れちまったってのか……?」

 

「な、何を言ってるのよ……!」

 

「っ……そ、そうか……博麗の巫女はその高い霊能力故に記憶を無くしやすいって話は本当だったのか……。ゴメン、霊夢ちゃん……。でも、良いんだ。霊夢ちゃんの記憶から何度俺が消えようとも、俺は何度だって霊夢ちゃんに告白するよ……!」

 

「……」

 

 俺は霊夢ちゃんの手を握り、目を合わせる。

 

「なあ、霊夢ちゃん。満月の日に伝えた言葉を、またもう一度伝えるよ。俺は霊夢ちゃんが好きだ!愛してる!」

 

「っっ!!」

 

「……あー。良い雰囲気の所悪いけど、博麗の巫女が記憶を無くしやすいってのは初耳なんだけど?」

 

 空気を読まない双角のロリ鬼が手に持った瓢箪の酒をグビグビ飲みながら割り込んでくる。

 

「……へぇ」

 

「あ、あのー霊夢さん?」

 

 ついさっきまで顔を赤く染めていた霊夢の髪が逆立ち、明らかにヤベーオーラを発している。て、テヘペロ……?

 

「また……騙したのね詭弁?」

 

「は、はぁい!貴方だけの詭弁ですよ!霊夢ちゃん!」

 

 さっきまで掴んでいた手が逆に掴まれる。あー困ります困ります!指はソッチに曲がりませんですことよ!!

 

「……ちょっと気晴らしに付き合いなさい」

 

「ははは霊夢ちゃんそう言って俺を無理矢理空に引っ張り上げるのは良くない良くない良くないなぁ!!誰か救けてー!!!」

 

「問答無用!『夢想封印』」

 

「ゼロ距離夢想封印止めっ……ギャー!!!」

 

 今日もまた神社の空に散る。ふ、此処で倒れようとも第二第三の俺が……あの、二度目の夢想封印は流石に遠慮します。遠慮しますから!止めてっ!本当に死ぬっ!!死……アッー!!!

 

 

 

「……汚い花火だぜ」

 

「本当に懲りないわねあの男」

 

「顔は良いのになんでああも性格が残念なのか……」

 

 魔女三人がため息を吐く。

 

「霊夢もあんな変な男に纏わりつかれて大変そうねぇ」

 

「あらあら、霊夢も満更じゃなさそうじゃない?」

 

「何故こう……幻想郷の人間は変なのばかりなのか……」

 

 紫色を基調にした女性が呆れ、大量の料理を胃袋に納める亡霊が笑い、偉そうな幼女が血のように紅いワインを飲み干す。

 

 

 ここは幻想郷。人と妖が密接に関わる場所。そして人外染みた人間が割と跋扈している魔境である。

 




・詭弁答弁(きべん とうべん)
 10代 人間 男 口が回る程度の能力を持つ。
 イケメン、高身長、んでオープンスケベで女の子大好き。モテる男だが性格で全部台無しにしている感もある。
 空は飛べないが素の身体能力が高く、霊力や魔力を扱う才能も有り、頼まれれば何でもやる里の便利屋を営んでいる。ただ普段から里の外を歩き回っている為、里内で見かける方が少ない。


 私が書いてる別作品『詭弁ですよ!ヤオヨロちゃん!』の主人公の設定をそのまま幻想郷に持って来ただけ。尚生まれも育ちも幻想郷なので、本当に設定だけ持って来た感じ。ソッチの話を読んでいただければ主人公のキャラが理解しやすいかもですが、完全に別次元の話ですのでコッチでもキャラ詳細を書いていきます(予定)

その場合タグってどうすれば良いんだ?教えてエロい人!
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