詭弁ですよ!霊夢ちゃん!   作:名は体を表す

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前話で感想と評価をネダったお陰で感想欄と評価がそれはそれは凄い事に。皆ありがとう!!!
じゃ、今回もヨロシクな(ゲス顔)

今回は薄い本にはあまり出てこないけど、二次創作界隈では大変お世話になる(印象)あのお方の話。


強化フラグは主人公の嗜みですよ!

 夏も終わり、秋の収穫祭が近づいてきた頃。俺は自身の肉体強化に限界を感じ、その現状を打破するために新たな道を模索せんと魔法の森が入口に建立している不思議な外装の古道具屋『香霖堂』に来店した。

 

「……あー、つまり『すれ違った女の子が持っていた刀がカッコよかったから自分も刀を振り回したい』ということかい?」

 

「流石霖ちゃん話が早い」

 

 複雑な言い方をしていたが要するにそう言うこと。

 まあ、刀だけでなく手頃な武具の類いがあればと思った。メイちゃん(紅美鈴)との組手を続けてきたお陰で()()()の扱いと近接戦闘に慣れてきたが、前に幽香ちゃんに言われたように素手で攻撃を受け止めるにも限界がある。

 今まで武器らしい武器を使わなかったのは、メンテナンスに時間やお金を掛ける必要があるから。使い捨てで、壊れても惜しくない物を妖怪退治によく使っていた。ただ如何せん、そうも言ってられない事情も有ってだな……。

 

「そんなに魔理沙に負けたことが悔しいのかい?」

 

「当たり前だろ!あんチクショウ勝った後に散々煽りやがって!!」

 

 魔理沙は紅魔館の大図書館から本を大量に持って(盗んで)いき、それを取り返すようにパチュリーちゃんから依頼を受けて魔理沙の家に向かったのだが、返り討ちにあったのだ。

 

「それで依頼はどうしたんだい?」

 

「んにぃ、勿論後日達成したさ。アイツん家の中はごちゃごちゃの山積み状態だからな、()()()が多少無くなったり入れ替わったりしてもバレやしないさ」

 

 そっちがその気ならこっちも手を変えるだけだ。便利屋の名は伊達じゃない、鍵開け術(ピッキング)だってお手の物。魔理沙が留守の間に家に侵入し、持ってかれた魔導書と入れ替えるように小悪魔謹製の弾幕を撒き散らす本を詰め込んでおいた。因果応報、どうなろうが知らん。

 

「まあ、それはそれとして。なにか良さげな道具はある?戦国武将の魂がこもった刀とか、神製の剣とか」

 

「名も無き鉄砲隊の無念がこもった火縄銃はどうだい?」

 

「絶妙にいらんわそんなモン」

 

 かさばるしメンテナンス時間掛かるし、そもそも遠距離攻撃には困ってないし。ってか銃あるんだ……。

 

「ふむ、しかしそういう事なら丁度良い物があるよ」

 

 そう言って一度店の奥に引っ込む霖ちゃん。そして持って来たのは、一対の手甲と長い棒だった。

 

「どっちも拾い物だが、キミの役に立つだろう」

 

「触っても?」

 

「勿論」

 

 霖ちゃんが持って来た長い棒を手に取ると、身体の内側から何らかのパワーが吸われる感覚がした。

 

「それは『如意陽輝棒(にょいようきぼう)』と言って、使用者の()を力に変える道具だ。『如意』は自由自在、『陽』は太陽、『輝』は光。つまり()を込める事で使用者は自在に太陽の光を―――」

 

 大体三尺(150cm程)の長さで、握るのに適した太さ。材質は鉄?の様な気もするし木製の様な感じもする。要するに分からない。軽く持ち上げて動かしてみると、その見た目からでは予想できない程に()()。色は青白く、なんかカッコいい(超重要)

 

「―――つまりかの斉天大聖、孫悟空が所持していた如意金箍棒(にょいきんこぼう)に通ずるものがあり、かの武器のように小指の先から家並みに大きさを操れる訳ではないが似たような事が出来る事から、恐らく―――」

 

 小さくなれ、と念じながら()を込めると、長さが三尺から一尺程度まで縮み、太さも腕並から指並くらいまで細くなった。持ち運びにめっちゃ便利やん……。

 

「―――事から、道教における陰と陽の気もまた理論上自在に操ることが出来る筈だから―――」

 

「霖ちゃん、コッチの手甲は?」

 

「ん?ああ、コッチは『妖精手甲(ようせいしゅこう)』と言って、身に着けた者に自然の力を与える道具だ。僕が使ってみたんだが、あまり効果が無くてね。妖精に好かれやすい君ならもしかして、と思って持って来たんだ」

 

 その鮮やかな銀碧色の手甲を持ってみると、見た目相応の重さがずっしりと手に伝わった。腕の先、前腕から手首、手の甲までをしっかりと保護している作りだ。

 早速装着してみると、さっきまでの重さは何処へやら。腕全体が軽くなったような感じがする。

 

「……なるほど、やっぱり僕の見立ては間違いじゃなかったか。『自然の力』というのは、妖精が持つ特有の力の事で間違いなさそうだ。どうやらその手甲は着けている者と場所によって効果が違うようだね」

 

「面白いな、それは」

 

 なんにせよ嵩張らず、またメンテナンスも簡単そうな物が見つかってよかった。色もカッコいいから言う事無しだな。

 パチュリーちゃんからの依頼料がほとんどぶっ飛んだが、良い買い物だったと思う。

 

 さっそく、そうびしていくかい?

 ニア はい

 

 というわけで手甲を着け、香霖堂の前で如意陽輝棒を振り回してみる。

 里の槍術の達人による演舞を思い出しながら、見よう見まねで突いたりなぎ払ったりしてみた。

 

「ほう、なかなか様になっているじゃないか」

 

「んぃ、思った以上に手に馴染むんだよコレ」

 

 太陽の光を浴びてキラキラと光る棒は、振る瞬間僅かに伸び、振り終えると元に戻っている。さらに棒の()()()も、持っているだけでは非常に硬いのだが、なぎ払う瞬間竹のようにしなる。まさに自由自在。

 そして何より、()だけじゃなく霊力や魔力を込めると更に強く輝きだした。これは強い(確信)

 その状態でえいやと振れば光弾が放たれ、一直線に飛んで行き空の果てまで飛んでいった。……強い(確信)

 

「良い買い物だった」

 

「それは何より」

 

 そうして霖ちゃんと別れ、棒を振り回しながら帰路に着いた。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 天界

 

「あー……暇ねぇ……何か面白いことでも起きないかなぁ」

 

 その直後、雲を裂きながら高速で飛んできた光弾に撃ち抜かれ、服だけが燃え尽きた。

 

「ぎゃわーっ!!?何っ!?何が起きたのよ!!?」

 

「何ですか騒々しい……天子様もいい加減年相応の振る舞いというのを…………あっ、裸族の方でしたか」

 

「なっ、違!?」

 

「天子様、いくら退屈だからといってそのような趣味に走るのは……」

 

「違うって言ってるでしょ!!ちょっと!聞きなさいよ!」

 

「空気の読めるこの永江衣玖、この辺で退散させていただきますね」

 

「待ちなさいよっ!待て!!ちょっと!違うんだからー!!!」

 

 

 




妖夢「私の出番はー!?妖々夢編の主役キャラの私の出番はー!!??」
クズ「ステイ、ステイ……いや、何勝手に主役取ろうとしてんだ」


詭弁は武装『如意陽輝棒』と武装『妖精手甲』を手にいれた!
そしてその場に居なくてもセクハラに余念が無い詭弁であった!
ちなみに孫悟空の如意棒は伸びたり太くなったりする事から、男のアレのメタファーという説もあるのだそうな。(なんて説だ)
詭弁の如意陽輝棒も伸びたり太くなったり……あっ(察し)


皆様、感想・評価ありがとうございます!!前話だけで感想11件(投稿時点)、評価は私の好きな赤色っ!!しかも日刊ランキングの常連みたいになっちゃいましてすみませんねぇほんとグヘヘヘヘ(クズofクズ作者の極み)
飽きるまでは投稿速度維持したいと思っています!思って()います!
これからものんびりよろしくお願いします!


ちなみに、やっぱり『短編』から『連載』に変えたほうが良いんですかね……
文字数的にはまだ短編っ!短編だからっ!!
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