詭弁ですよ!霊夢ちゃん! 作:名は体を表す
いいか?君達は何も見ていない。何も見ていないんだ。
深夜に投稿されたモノを見た者は速やかにAクラス記憶処理を受けるように。
閑話ッ!!
もうじき夏も終わる。……何処かで『秋度』なる物を集めてる奴が居なければの話だが。
夜もだいぶ涼しくなってきたかと思いきや、いやいやまだまだ熱帯夜と言わんばかりに暑い日もあり、夏が過ぎて秋になりそうでならなさそうだ。秋姉妹がキレてそう。
さて、今日は竹を採りに迷いの竹林にやってきた。
青々と涼しげな色合いの竹は加工して生活小物にしたり、竹の先端部は食材として使えたりと年中そこそこに需要がある物だ。
そして俺はキノコよりタケノコ派(燃料投下)
「たけのっこーのこのこたけのっこー」
タケノコの歌(自作)を口ずさみながら迷いの竹林外周に生えている竹を伐採していく。竹林の中?入る訳無いじゃないですかーやだー。
迷いの竹林の中に入る時は必ず脱出できる算段をつけてから。これ常識。
「おやおや~?誰かと思えば、其処に居るのは里のプレイボーイこと詭弁ウサ」
「うわ出た」
迷いの竹林の中からニヤニヤしながらぴょんと跳ねて出て来たのは因幡てゐ。……うっ、何故かコイツを見たら寒気が……。
「ん?風邪かい?丁度良い。風邪に良く効くオクスリがあるよー?」
「要らん。自分で何とかするわ」
因幡てゐ、あの有名な因幡の素兎と言えば分かり易いか。こんな子供みたいな見た目をして、百何万年も生きているらしい。どう見てもそう見えない。
子供……妊娠……ウッ、アタマガ。
「本当に体調悪そうね……大丈夫?」
「ダメかもわからん」
閑話休題
「そんな外側の竹よりも、もっともっと上質な竹が向こうに有るよ?案内しようか?」
「要らねえよ。お前、前に俺を竹林に置いて行ったの忘れてねえからな?」
「むむっ」
この兎妖怪、タチの悪い事に妖精並みにイタズラ好きで妖精以上に頭が回るものだから厄介なこと厄介なこと。『人に幸運を与える』という能力が無ければ、『討伐』どころか『討滅』されてもおかしくはない。『妖怪兎の言葉に耳を貸さない』これ里の常識。
「良いのかなぁ~?丁度すぐ近くで妹紅が水浴びしてるんだけどなぁ~?」
「バカ野郎お前すぐに案内しろ」
あの妹紅先生が水浴びしてる?つまり裸?裸なの?
見なくては(使命感)
「……あたしアンタのそう言うところ好きよ」
「そういうの良いからはよ案内!はよ!」
例え嘘だったとしても1パーセントの確率が有るのなら……男なら、行かねばならぬ。
そうして迷いの竹林の奥地へと向かった……。
◆
「騙された……」
竹林の奥地。今俺は一人でここに放置されている。
あの兎、俺が足元の落とし穴に気を取られた瞬間姿を消しやがって……。今度会ったら鍋にしてやろうか……。
ま、騙されてくよくよするより脱出する事に集中するべきか。
さて、こういう時にも妖精手甲。こんなこともあろうかと自分の家、つまり人里方向にマーキングを施してあり、妖精手甲に魔力を通すことで道標の魔法を簡単に使うことが出来る。
手甲に魔力を通し、目を閉じて念じれば目蓋の裏側にボンヤリ光るモノが見えた。これが道標だろう。
「使うのは初めてだが、上手くいったーーーーーと思ったらなんだこれは?」
目蓋の裏側でボンヤリと光った方向に向かって歩きだしたのだが、向かった方向には『光る竹』が生えていた。
もう一度目を閉じ、道標を思い浮かべる。光る竹の有る方向がボンヤリ光る。
「あ、あるぇ~?使い方間違えたかな~……?」
迷いの竹林奥地で迷子になった。それなんて死亡フラグ?
「落ち着け俺。まだ慌てる時間じゃない」
そう。手甲を使った道標の魔法の使い方が悪かったんだ。手甲ごと拳を地面につけ、魔力を通しながら言葉を発する。
「我が家まで案内しろ!」
なにも起きない。
「おおお落ち着け俺。まままだあわあわあわ慌てる時間じゃななない」
お、おかしいな。小悪魔から教えてもらった魔法なんだが……。
頭の中で小悪魔が『あふふふふ♥️』と笑いだした。
「あのやろう担ぎやがったなっ!?」
きっと『嘘』じゃなかったのだろう、小悪魔の中では。ただ人間の俺には使えなかっただけで……。
くそ、やられた……覚えてろよ、次会った時おっぱい揉みしだいてパンツ奪ってやる……。
……さて、何とかして帰るか……の、前に。
「この光る竹だよ」
光る竹、ああ光る竹、光る竹。
光る竹と言えば、あの『竹取物語』のかぐや姫が入っていたモノとして有名だ。迷いの竹林で稀に見つかると噂だったのだが、まさか本当に有るとは。
そして竹から生まれたかぐや姫は、僅か数ヵ月の間で少女に成長したという。……ふむ。
「この光る竹から女の子が産まれる可能性がワンチャン」
そう言った瞬間、竹採り用の斧で光る竹を切り取っていた。他愛なし……。さて、カワイイ女の子居るかな~?
と中を覗いて見たら、黒髪の女の子が入っていた。
「そんなことあるっ!!?」
ほ、本当に入ってるとは思わないじゃん……思わないじゃん……。
ビックリして腰を抜かしていると、光る竹から黒髪の女の子が這い出てきた。
「ちょっと、もう少し丁寧に扱いなさいよ」
「えっ、ごめんなさい……」
「全く……で?ここは何処かしら?竹林……よね」
光る竹から出てきた女の子は、立ち上がると身体が大きくなって普通の少女並みの大きさになった。
そこでようやくマトモに顔が見えた。わお美人。
「というか、何故に竹の中に入ってたのさ」
「ん~……さあ?ちょっとしたイタズラをしたんだけど、永琳にお仕置きされた所までは覚えているのよね~」
「お仕置きの一環として竹に入れられるとか……怖っ」
「……ところで、貴方イナバ?こんな顔のヤツ居たかしら……?」
「イナバ……?因幡てゐ?」
「その反応、イナバじゃ無いわね。……というか良く見たら貴方人間じゃない。久々に
そう言って袖で口許を隠しクスクス笑う少女。その仕草が堂に入っているというか……お姫様感しゅごい。
「自己紹介がまだだったわね、私は蓬莱山輝夜。『竹取物語のかぐや姫』と言えば分かりやすいかしら?」
「あ、どうも。詭弁答弁です。……かぐや姫?並み居る男達を斬り倒し、貴族五人を薙ぎ倒し、時の帝を打ち取り国を取った『傾国の剣豪』という
「
意外にもノリが良い性格らしい。今のは冗談であることを伝える。
「……この私に嘘を吐く者は幾らでも居たけど、まさか初対面でいきなり来るのは初めてよ」
「ほう。つまり俺は、かのかぐや姫の
「変な言い方しないで!」
「大丈夫、輝夜ちゃんの
「言い方ァ!!……はぁ、なんか一気に疲れたわ……」
「というかかぐや姫って月に帰ったんじゃないの?」
「えっ、このタイミングで聞く?普通そういうのってもっと早い段階で聞かない?常識的に」
「
「言いきったっ!?」
「うーん中々良いツッコミ。これは鍛えれば漫才師として名を馳せるだろう……」
「名を馳せるも何も、もう『かぐや姫』って名前が有名なのだけど」
「平安の世ではソロ活動でも良かったんだろうが現代ではそうはいかない!時代に求められているのはソロの独創性とコンビの多様性だっ!」
「何のソロ活動よ。そもそも活動って活動はしてないわよ」
「えっ!?じゃあ平安から今まで何してたの!?」
「特に何もしてないわよ。強いて言えば逃亡生活って所かしら?」
「ええっ!?逃亡生活って……かぐや姫まさかの犯罪者!?」
「違うわよ!……あ、いや、違くはない……けど、チンケなこそ泥とかじゃないわ!」
「ほう……俺の中にあった『かぐや姫月の大罪者説』が急浮上して参りました」
「……へぇ、どうしてそんな風に思ったの?」
「『かぐや姫』がなんやかんや有って月に帰る時、帝は軍勢集めて月の使者に抵抗しようとした描写があった。だが月は人の抵抗すら許さない程に圧倒的にかぐや姫を地上から奪還した……。そこから、月は地上とは一線を画す程の文明が有るのではないかと予測を立てた」
「へぇ……ただの妄言って訳でも無さそうね。続けて?」
「地上よりも遥かに発達した月の文明……では、何故『かぐや姫』は地上に落とされ、再び月に帰る事になったのか。そこで『かぐや姫単身旅行説』と『かぐや姫月の大罪者説』の2つを思い付いた」
「……それで?」
「『かぐや姫単身旅行説』は竹形旅行ポットに一人乗り込んで地上に
『かぐや姫月の大罪者説』はかぐや姫が月で大罪を犯し、
「……ふふっ、それだけではまだ
「……『かぐや姫』が月から追放された罪。それは……」
「それは?」
「ずばり『姦通』ッ!!!数多の男を弄んだその手腕は地上に来る前から月で存分に振るわれ、月の偉いヤツ全員と
「もう良いわッッッ!!!」
「はゲブゥっ!!?」
腰の入った拳が俺の頬に突き刺さる。あっ……かぐや姫貴方思った以上に力強いのね……。
「バカじゃないの!?なんで!よりによって!犯した罪が『姦通』なのよっ!!!」
「言ったじゃん。『貴族五人を弄んだ』『時の権力者すら袖にした』悪女の手腕、地上に居る間に身につけたとは思えないし……それに
「隠せてない!本音が隠しきれてないわよ貴方!!面白いって言った!?今『かぐや姫』目の前にして面白さ優先の仮説披露したの貴方!?」
「実際は
「こけし体型じゃなくてスリムって言いなさいよ!?張り倒すわよ!!」
「あ、すみません。『かぐや姫』よりもエッチな体型の美少女は幻想郷に沢山居ますんで、自分の体型の事誇張するのやめてもらっていいですか?」
「それ暗に子供体型って言ってるでしょ貴方!!?殴るわよ!?淑女にあるまじきグーでいくわよ!?」
「えっ!?グーでイく!?長い長い逃亡生活によって乱れまくった性事情がフィスト○ァックまで出来るようになった!?」
「違う!!!いい加減にしないと撃ち殺すわよ!!?」
「大丈夫だよ輝夜ちゃん。たとえ自分の
「死にたいのね死にたいんでしょ殺してあげるわ!!!」
「わーははは!!月の悪女に追われるなんて男冥利に尽きるぜぇー!!!」
「待てっ!待ちなさいっ!このっ!」
弾幕の嵐が巻き起こるが、笑いながら逃走する。お姫様然とした女の子をイジるのは楽しいなぁ!!
「ウサウサ……詭弁のヤツ、懲りずにあたしの嘘に引っ掛かるんだから。遊びがいあって良いわねぇー。……さて、流石にそろそろ迷子の迷子の詭弁君を見つけてやろうかな……ん?」
「ははははは!!!その身は不老不死でも、衣服はそういう訳でもなさそうだなぁ!!!」
「変態っ!!!変態っ!!!服を返しなさいっ!!」
「『かぐや姫』が数多の男達の恋心を奪って返さぬように、俺もまた奪った衣服は返せないっ!」
「心と服を同列に語るなっ!!」
因幡の素兎の前で、煤だらけだが目立った怪我の無い男と、怪我一つ無いが
「……は?いやいや……見間違い見間違い……」
因幡の素兎は己の目を擦り、もう一度先の景色を眺める。
「パンツ取ったどー!!!」
「きゃぁぁぁ!!?変態っ!!!えーりん!助けてえーりーん!!!」
「さぁって長い逃亡生活の間はき続けたパンツはどんな匂いかなぁー?」
「毎日はき換えてるわよ!!!着替えすらやってないズボラみたいな言い方止めなさい!!!」
知り合いの男と知り合いの女が乳繰りあっていた。
「なんだ、夢か」
因幡てゐは踵を返して、自らの住みかである永遠亭に戻っていく。
「お師匠様ー。睡眠薬ってあるー?」
「あら、てゐ……すごい顔ね」
「ちょっと……しばらくの間なにも考えたくないウサ」
「……あ、そう……」
そうして因幡てゐは眠った。一日中眠った。眠ってる間に、全裸にまで
夏が、終わる。
ダークネスの方に投稿するのを忘れ、しかも匿名投稿に変えてなかったのをそこで気が付くという……。
月一感覚でやらかす作者であった。
せ、宣伝……宣伝だから……
『ダークネス投稿を間違えさせる妖怪』の仕業だから……
う っ か り と も 言 う !!!
というわけでダークネスありマス。
https://syosetu.org/novel/230504/
18才以下の良い子は見ちゃダメだゾ★
悪い子は感想書いて♥️
普通の子は……感想書いて♥️
これからの更新内容について参考までにご意見をください。あくまで参考程度にします。
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なるべく原作時間軸沿いで異変に絡ませて!
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気が付いたら異変解決してる体で日常回多め
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時間軸バラバラでも書きたい事だけ書けば?
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ダークネス展開(R-18)はよ!
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詭弁君には違う世界線に行って貰いたいな!