詭弁ですよ!霊夢ちゃん!   作:名は体を表す

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初めて異変解決側に立ってテンション高めの萃香と相方がロリでテンション低めの詭弁君。
前回がStage1なら今回がStage2。今度こそセクハラ成功なるか?


そこ征くお嬢様、ちょっとお待ちくださいな!

 時刻は大体亥三つ……なのだが……

 

「月、動いてなくね?」

 

「ん?あ、ほんとだ」

 

 空を見ると、少し前に見た時とほぼ同じ場所に月が昇っていたままだった。

 

「誰かが夜を止めてるのかな」

 

「夜を止めるって……そんなこと出来るもんなのか?」

 

「そりゃ紫なら夜を止める事くらい出来るさ」

 

 八雲紫。非常識こそが常識な幻想郷において、なお()()()側に存在する大妖怪。おっぱいが大きい。世界を創る事も壊す事も容易という、神にも等しい能力を持つ妖怪として有名だ。あとおっぱいが大きい。

 

「ということは紫と霊夢が本格的に異変解決に向かったって訳だ。詭弁急げー!」

 

「あーはいはいわかったわかった……もうすぐ目的地に到着するからな」

 

 そう言いながら霧の湖を()()()渡っている。魔法の氷で向こう岸までの橋を作る事もお茶の子さいさい。

 

 ……と、霧の向こうに大きな妖気を感知した。

 

「伊吹萃香、ちょっと霧を払ってくれ」

 

「ん?あいよ」

 

 伊吹萃香が何かを手で払ったような仕草をすると、万年霧で覆われている湖の霧が一瞬で晴れていった。

 そして晴れた向こう側には、目的の相手が空を浮いていた。

 

「あら?詭弁……こんなところで何をしているのかしら?」

 

「もしや異変とやらの犯人……な訳ないか」

 

「レミリア嬢に咲夜ちゃん、こんばんは。良い夜……じゃ、なさそうだね」

 

「アンタらが月を欠けさせた犯人?」

 

「はあ?なんで私達が月を欠けさせなきゃいけないのよ」

 

「『美しい真円に嫉妬した悪魔は、満月を欠けさせる事で世界から真円を消しました』ってのはどう?」

 

「月に嫉妬?馬鹿馬鹿しいわ。私は夜の王、月すら私にひれ伏すの」

 

「うーん、どうやら犯人じゃなさそうだぞ」

 

「だからそう言ってるじゃない」

 

「なんでもいいや。とりあえずぶっ飛ばす!」

 

「やれやれですわ。どこも『鬼』というのは話を聞かないんだから……」

 

「咲夜、それどういう意味よ」

 

 そして飛び上がる伊吹萃香とレミリア・スカーレット。

 俺と咲夜ちゃんは霧の湖に出来た氷の橋に向かい合って立つ。

 

「……それ、ちゃんと身に付けてくれてるんだ。嬉しいなぁ」

 

「別に、外す理由が無いだけよ」

 

 さて。互いの相方が戦っているのに、立っているだけというのは納まりが悪い。互いに武器を構える。

 

「この前は邪魔されたけど、今日は二人で踊れそうだ」

 

「おあいにく様。踊り狂うのは貴方だけよ」

 

 そして始まる弾幕勝負。咲夜ちゃんは服を剥ぎに来るのを警戒してか、離れた場所から弾幕を放ってくる。まぁ、距離を取るというのなら相応の戦法を使うまで。

 

「『水巨人の腕(ウォータイタン)』!!」

 

 湖の水が盛り上がり、巨大な腕となって咲夜ちゃんを捕まえようとする。咲夜ちゃんは飛び上がる事で回避しようとするが、空で戦っているロリ二人の流れ弾がその身に掠り、大きくよろめいた。

 

「しまった!?」

 

「隙……ありッ!『氷巨人(ブリザードデビル)』!!」

 

 咲夜ちゃんに向かって伸びた水の腕ががっちりと凍りつき、良い足場と変わる。出来上がった足場を駆け抜けて一気に間合いを詰め、陽輝棒の一撃を見舞う。

 

「ぐぅっ……!!やってくれたわね!幻符『殺人ドール』」

 

 返すように大量のナイフが飛んでくる。俺は足場にしていた氷を溶かし、水の中に隠れるように避けた。

 

「なっ、水に潜った!?」

 

 湖の水はかなり綺麗で、夜とはいえ水の中に居る者が見えなくなる程暗くはない。水の中を泳ぐ俺に向かって弾幕を放ってくる……が、残念。妖精手甲があるかぎり水の中も俺のフィールドだ。魚のように素早く泳ぎ弾幕を回避する。

 そして一瞬の隙を突き、水の中から咲夜ちゃんに飛びかかる。

 

「なっ!?」

 

「食らえ!『水龍弾(ストリームバレット)』!!」

 

 魔法で集めた水を撃ち出し、咲夜ちゃんをぐしょ濡れの濡れ透けにさせる。やったぜ。

 

「最近はまだ暑いから着てると思ったぜ!薄手の生地のメイド服をよぉ~ッ!!」

 

「あ、な、た、は~ッ!!!何故真面目に戦わないのよッ!!!」

 

「戦いに勝つよりも大事な事があるだけだ!!うひょーホンの僅かに透けて見える下着がえっちでグッドデザイン賞!!」

 

「また訳の分からないことをっ…………はっ!お嬢様っ!?」

 

 咲夜ちゃんが空を見上げたので、俺は隠し持ってたカメラで濡れ透けのスカートの中身を撮影すると膝が鼻先に飛んでくる。

 

「死になさいっ!」

 

「HAHAHA!!俺の目の前で隙を見せるほうが悪いのさぁ!!『最新鋭でじかめ』とやらはスゴいぜ!撮った映像がすぐ見れる!」

 

「それを渡しなさいっ!渡せっ!」

 

 咲夜ちゃんのびしょびしょパンツを接写した写真を吟味する。

 ……ほう、やはり咲夜ちゃんの()()は銀……

 

『デフレーションワールド』

 

 大量のナイフが飛んでくるのを、写真を見ながら避けーーー

 

「どわぁー!?ナイフが凄いなんか凄いことに!?」(語彙消失)

 

 投げられたナイフが突如連鎖するように()()し、俺の腕を掠っていく。おかしい、『時間停止』なら時止め観測(ストップウォッチャー)を持ってる俺に感知できない訳ないのに。

 

「これは『時間停止』じゃなくて『時間操作』よ。投げたナイフの時間が収縮し、過去・現在・未来全てが『今』に集約される」

 

「メチャクチャだなぁ!?」

 

 要するにナイフが凄いことになるって事だな!俺は頭悪いんだからそんな説明で分かる訳無いだろっ!

 飛んでくるナイフの軌道を読み、その刃先から逃れる。その直後にさっきまでいた場所に連鎖したナイフが置かれていた。怖っ。

 ナイフを避け続けていると、空から伊吹萃香が降ってきて咲夜ちゃんを一瞬で殴り飛ばした。

 

「おーい詭弁。大丈夫そうだなー」

 

「んぃ。そっちは終わったのか?」

 

「ああ、まあね。流れ弾がメイドに掠った後あいつの動きが悪くなって、そこをぶん殴って紅い館にまで飛ばしてやった。楽しかった~」

 

「あ……そう。じゃぁ異変解決ごっこはもう終わりで良いか?」

 

「まだ犯人捕まえて無いじゃん!ほら次行くよ次々~!」

 

 そうして再び俺の肩に乗ってくる伊吹萃香。あ~今日は夜更かしコースだなぁ~。……次は何処に行こうか、

 

 

 時刻は子一つ(だいたい午後11時半)。未だに月は止まったままだ。




一話辺りを短めにして投稿速度をキープしようという意気込み。

さすがだぞ!作者のモチベーション維持のしかたをバッチリわかっているんだな!
そう!作者は感想を書くことでやる気がみなぎってくるんだ!
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