詭弁ですよ!霊夢ちゃん! 作:名は体を表す
その後三途の川まで飛んだ意識が戻ってきた後も、異変の時のリベンジだ!と襲われ続けたために全然お酒を飲めなかった。悲しい。
そうして眠るように気絶し、朝。宴会はお開き。
今は寝ている輝夜ちゃんを背負い、レーちゃんと並んで家に帰っている。
「蓬莱人も酔い潰れたりするんだねぇ」
「あれほどお酒を飲んでいたのは初めて見ました」
「……だけど八意永琳はそんな酔ってる感じなかったけど」
「お師匠様にはあらゆる毒が効かないの。お酒も一緒よ」
「んぃ、それお酒飲む意味ある?」
なんとかしてあのおっぱいの痴態を拝めないものか考えながら家に帰ると、阿求嬢が正座して待っていた。
「お帰りなさい詭弁さん。私を差し置いて結婚し、あまつさえ
そう言いながら自身の衣服を丁寧に脱いでいく阿求嬢。なんで服を脱ぐ必要があるんですか?
「決まってるじゃないですか、子作りのためですよ。大丈夫です。こんな時の為に
「詭弁さん貴方こんな小さい子にまで手を出してるの……?ロリコン……」
「誤解だ!」
俺から手は出してないのでロリコンじゃないな!
とか言ってる場合でもなく、もう既に下着だけになっている阿求嬢を止めて服を着せる。
「……つまり『嫁入り修業』の為に詭弁さんの家に来た、と?」
「んぃ、そういう事」
「……なるほど、そうですか。へぇ、なるほどなるほど」
物凄い意味深に笑いながら何度も頷く阿求嬢。
「では、折角ですし慧音先生を呼んで『異変の歴史』を残しておきましょうか」
「んぇ、折角?というか、ちょっと仕事が溜まってるんだけど……」
「 何 か 言 い ま し た ? 」
「ひえっ」
阿求嬢から今まで感じたことのない『凄み』を受ける。はいはい慧音先生を呼んできますよ呼べばいいんでしょう。ぴえん。
輝夜ちゃんを布団に寝かせ、慧音先生のところまで駆け足で移動する。
「……さて、ウサギさん」
「な、何ですか……?」
「詭弁さんは多情仏心ですので、
「し、しようものなら……?」
「
「しません!絶対にしませんっ!!」
「なら、良いです」
「(怖っ!!!なんなのこの人間怖すぎるでしょ!?なんでこんなに
「慧音先生を連れてきたぞぅ阿求嬢……ん?何この空気感?」
「何でもないですよ。さあ、歴史の編纂をしましょう」
◆
先日の異変……『永夜異変』で起きた事を話している最中に輝夜ちゃんが起きてきて、俺が話す内容に時折補足するように情報を加えていく。
「……ふむ、つまり『夜が止まった』のは『満月が欠けた』為に起こした異変であると……そこまでして解決しなきゃいけないモノだったんですかね?」
「阿求にはよくわからない感覚だと思うが、『満月が隠された』というのは妖怪達にとって相当に不安になる事なんだ。無論、私にもな」
「元々夜が明けたら本物の月は返す予定だったのよ。その前に詭弁によって偽物の月ごと永夜の術は壊されたようだけど」
「つまり、詭弁さんが異変を解決したって事ですか?」
「まぁ、そう言えるわね」
「なるほど……」
そうして手元のメモ帳に何かをサラサラと書き込む慧音先生。
「……それでは、異変の日に輝夜さんが詭弁さんと
「話した事って言ってもなぁ……当たり障りの無いような事ばかりだったけど」
「あら、中々興味深い話してたじゃない。
「そんな面白いことかね?親が元博麗の巫女だなんて」
「……はい?詭弁さん、今なんて言いました?」
「ん?いや、だから親が元博麗の巫女だって」
「ええええ!!?なんですかそれ初耳ですよ!!?」
「あぁ……そうか、そういえば阿求が産まれた時には既に『先代博麗』とも名乗っていなかったな、あの子は」
「まあそういうわけで博麗の術とか詳しいのさ。あんまり適正無いけど」
「えっ、えっ、つ、つまり霊夢さんとは御姉弟……?」
「義理的にはそうとも言えるけど、霊夢ちゃんは八雲紫が何処からか拾ってきた子だから母さんとは直接的な血の繋がりはないよ」
「つまり今代の博麗の巫女である霊夢さんと先代の博麗の巫女は義理の親子で、先代博麗と詭弁さんは実の親子関係で、霊夢さんと詭弁さんは義理の姉弟?」
「だから結婚しても問題ないな!」
「……あぁ、もう怒涛の展開で疲れてきました……」
「んぃ、今日はもう終わっとく?」
「そうですね……そうしておきましょう」
「ん、じゃあ俺は仕事に出るから留守番ヨロシクね」
「……!ええ、行ってらっしゃい
「ん?」「は?」「えっ、姫様?」
輝夜ちゃんが俺に抱き着き、頬に口づけをした。は?何だお前あざといの化身か?
「秒で仕事終わらせたらァよ!!!!」
一瞬でやる気MAXになった俺は気分は光速。うおォん今の俺は依頼をこなす
ものすごい勢いで家から飛び出し、そのまま里の外に出て大量の薪と山菜を集め野良妖怪を退治しデカいイノシシを仕留める。今日で依頼全部おわらせたらァよ!
「ふふ、効果覿面ね」
「え、えー……姫様どうしたんですか?頭でも打ちました?」
「あら、『良い妻』は如何に上手に男を働かせるかが腕の見せ所よ?」
「なんだ、これは……私は夢でも見ているのか……?あの詭弁に……『妻』???」
「やはり
「ひぃ!?姫様早く謝って!!」
「??どうしたのよ、
「「 あ? 」」
「あ、あわわ……稗田さんと上白沢さんの顔が凄い事にぃ……」
なんとか日が沈む前に全ての仕事を終わらせて家に帰る。
「おせっせ!じゃない間違えた、ただいま!」
「障子に埃が残ってるっ!やり直し!!!」
「な、なによこれくらい大したことないじゃないの……」
「塵一つ残さず掃除出来ずに何が嫁かっ!!」
「分かった!分かったから頭突き止めてっ!」
「うぅ……手が痛い……」
「洗濯一つとてマトモに出来ないんですか?月は随分な『温室』なんですね」
「うぅぅ~……助けてししょ~……」
「嫁・姑ダブル戦争!?ちょ、慧音先生!体罰教師も斯くやと言わんばかりの頭突き制裁止めたげてっ!阿求嬢!ウチは河童製洗濯機あるからソッチ使って!!」
たった半日で凄い事になった二人は、月が空高く昇る頃には半泣きになりながら永遠亭に帰っていった。
「なんであんなドキツイ指導してたん……?」
「キツイ?ふっ、
「そうですよ。
「え、えぇぇ……」
あの二人はこの二人を怒らせるような事でも言ったのだろうか……。あぁおせっせ……。
そうして『嫁入り修業』一日目は過ぎていった……。
こんな感じで『嫁入り修業編』はーじまーるよー(適当)
そしてずっとひっそり温めていた設定の一つが日の目を見る!
詭弁のマッマは実は元博麗の巫女だったんだよ!!!
逆に詭弁の父はどういう人間なんだ……
よくわかる(訳無い)詭弁マッマ元博麗の巫女の伏線
・霊夢ちゃんと幼馴染
→ゆかりんが何処かから拾ってきた霊夢と先代巫女が産んだ詭弁は短い間だが博麗神社で一緒に育てられていた。その後霊夢がある程度一人立ち出来るようになると、霊夢を神社に置いて先代巫女と詭弁は里に移り住む。
この時からちょくちょく里を抜け出し、霊夢に会いに行っていた。
・妖怪を畏れるが死は恐れない
→先代巫女の教育により、妖怪の本質はなにかに対する『畏れ』である事をしっかり教え込まれている。それは弱小妖怪程度なら片手で倒せるほどに強くなった今でも変わらない。
・博麗式二重結界が使える
→霊夢と一緒に育てられていた為に、一部の博麗の秘術の理論は知っている状態。
伏線……伏線?伏線……なのかなぁ……?伏線……伏線だな!うん!(洗脳)
最近意図的に感想をオネダリしてませんでしたが、オネダリがクセになってしまった読者の方も居るようですし感想のオネダリしますね!
感想さっさと書きだせ♥ざーこ♥ざこ読者♥早く感想書け♥