詭弁ですよ!霊夢ちゃん! 作:名は体を表す
お詫びと言ってはなんですが、お待たせしまくりまくった原因を一首詠みます。
暑すぎて
惰性に過ごし
ハーメルン
今日も今日とて
お気に入り登録してある小説をまた始めから読みなおしている今日この頃なんですけども。(字余り)
前回こっっっっそり無意識発動してた事に気がついていた読者はどれくらいいるのかなぁ!?まあ気がつかなくても話に支障は無いぜ。
さて、酒場に乗り込んだ詭弁&早苗ちゃん。酒場……つまりは居酒屋。さて、最近の幻想郷で居酒屋と言えば……?
「たのもぉー!!」
「たのもー!」
バァァァーン!と酒場の扉を開けて中に入るパン一姿の俺と青いワンピースを着た(透明な服の筈なのに……)早苗ちゃん。ガヤガヤと騒がしい店内は一瞬静かになった直後、再び喧噪に包まれた。
「よぉ詭弁!おめぇ……まーたベッピンさん連れてきたな!!」
「やだぁそれって私のこと?」
「いい加減一人に絞れー!」
「うるせぇ酔っ払い共!」
よしよし、呑兵衛共には今の俺の姿に対して特に違和感は感じて無いみたいだな。
「皆私達に対して無意識だから!」
「いらっしゃいませー!」
「んぃ、よぅ
「相変わらず気前がいいですね!ちょっと待ってくださいねー!」
彼女はこの酒場、『
小金の入った小袋を美宵ちゃんに渡す……と見せかけてその失礼なおっぱいを突く。うむ……やはり素晴らしい胸だ素晴らしい。柔らかさと張りが違いますよ。
「もー、まだ飲んでもいない内からこのクソ酔っ払いは♪」
「メゴスッ!!?」
美宵ちゃんがいつの間にか手に持っていた徳利で俺の頭をぶん殴る。ねえ、普通の人間なら額が割れ砕けてますわよ……。
「いま一瞬凄いめり込まなかった?」
「き、詭弁さん大丈夫ですか!?」
「お、おぅ……いつもの事だ……」
「徳利で殴られる事がいつもの事なんですか……?」
自分で言うのもなんだが、自業自得してる俺を心配してくれる早苗ちゃん優しい。結婚しよ。
「まあ、とりあえず座りな」
「えっ……(もうケロリとしてる……)は、はい……。あのぉ……信仰集めをするのでは?」
「勿論集めるさ。だが、それは今じゃない。信仰はビジネス、
「はーいお待ち!有り合わせ盛りと漬物、それにウチ自慢の煮物です!」
「んにぃ、さんきゅ」
そうして出て来たのは焼き鳥に刺身、キュウリや白菜の漬物に煮物と雑多な料理が机の上に所狭しと並ぶ。
「いつもこんなに食べてるんですか……?」
「ん?まあね。空きっ腹に酒はキツいし、特に最近は良く食べるようになったし……あ、此処の料理はめっちゃ美味しいから遠慮せず食いな?」
「ありがとう!いただきまーす!」
「は、はぁ……(流石男の人……いやそれにしても食べ過ぎな気もするけど……)」
そうして酒と料理を摘まみながら機会を待つ。するとある一団の声が鯢呑亭内に響く。
「しっかし最近アレだよなー……なんつーか盛り上がりに欠けるっつーか」
「あーわかるわー。なんかアレだもんなー……アレだもんなー」
「語彙力死んでんのかお前」
「事件らしい事件も起きねえし……なんか
「何言ってるんですか。もうすぐ収穫祭がありますよ」
「収穫祭もなぁー、なんというかマンネリ感があるんだよなー」
「一昨年の
「今年も
「もーこの酔っ払いは。そんなに鼻っ柱折られたいのかしら?」
「怖ッ!?詭弁じゃねえんだから鼻折られたら早々治らねえからな!?」
「……あ。そういえばよぉ……風の噂なんだが、何でも
「『神社』ぁ?ンでまたそんなモン出来たんだよ?」
「なんでも外の世界から来たんだとさ。天狗の新聞に書いてあったってダチが言ってた」
「はぁー?どうせ天狗の妄想新聞だろ?ンなモン間に受けんなや」
「いやいや、さっき山が騒がしかったって言っただろ?ソレと関係あるんじゃねえのか?」
「つーかじゃあなんで外の世界から態々やってきたんだよ?」
「そりゃー……侵略の為とか?」
「話は聞かせてもらったぞ!このままでは幻想郷は滅亡する!」
「「「なっ、なんだってー!?」」」
騒がしい事この上ねえな。
声のデカい一団が幻想郷滅亡論を語っている中で俺と早苗ちゃんは料理に舌鼓を打っていた。
「おいしー」
「早苗ちゃんは酒が苦手なのか?」
「はい……まあ、苦手というか、そもそも
「へぇ……えっ?外の世界には酒が無いの?」
「ありますよ!そうじゃなくて、外の世界では未成年がお酒を呑んではいけない法律があるんです」
「……えっ……なにその悪法……。くっ、汚い大人が酒を独占しようって為の法律かっ、なんてあくどい事を!」
「どこの禁酒令ですか……未成年がお酒を飲むのは健康に悪いって言われてるんですよ」
「それはおかしい。何故なら日常的に酒を飲む俺が健康的な日々を送っているのだから」
「詭弁さんは
「言ってくれるじゃねえか……」
そのおっぱいモミモミしてやる覚悟しろ。
と、揉み攻防を繰り広げる俺と早苗ちゃんの前に有った料理が尽きた。はて、いつの間に?ま良いか。
「美宵ちゃん。ダシ巻きと天ぷら盛り合わせ、追加でナスお願い!」
「はーい!」
そうこうしてると、幻想郷滅亡論を語っていた一団の声が小さくなっていく。何言ってるかは聞き取れないが、恐らく話は終わりの方向に向かっていってるのだろう。よし、そろそろ行くか。
「アナタハカミヲシンジマスカー!」
「どぅ!?ンだよ詭弁か!?脅かすな!」
「悪いな、面白そうな話が聞こえてたからつい。新しく来た神社の話をしてやろうか?」
「何っ、知っているのか詭弁!!」
「知っているのかライデン!」
「左様……妖怪の山に新たに現れた神社、その名を『守矢神社』と言い、風雨の神であり山の神である『八坂神奈子』を祀神としている。外の世界においては軍神としても名を馳せており、その御利益は五穀豊穣や武運、また風関連のアレやそれや等だ。また
「私もおっぱい大きくなるかな?」
「変な御利益を足さないでくださいッ!!」
会話に割り込んでくる早苗ちゃん。
「丁度良い。この子がその守矢神社の風祝、『東風谷早苗』ちゃんだ。見ての通り
「おお……これが神の御利益……」
「ありがたやありがたや……」
「なんで胸に向かって拝んでくるんですかっ!!?」
「ほら、現人神ってそういうモンって言ってたでしょ?」
「意味が変わってきますよねぇ!?」
忘れてはいけないのだが今の早苗ちゃんは透明な服を着ているのだ。例え他人からは普通の服を着ているように見えても、早苗ちゃん主観だと半裸状態で囲まれている……筈なのだが、なんというか……あんまり羞恥心を感じて無いというかいつも通りというか……。
(うーん……半裸で居るのにも慣れてくれば大したことじゃないかな……どうせ周りの人には普通の服を着ているように見えてるんですし。
うっ、なんか背中がゾクっとした……。
と、とにかく……信仰集めを再開しよう……。
「さぁて皆様方お耳を拝借。外より来る神は信ずる人の心をご所望の様子。しかし此処は思いが力となる幻想郷。信心すらも
パンと柏手一つ。音の響きに
「(おお!なんか時代劇でよく見るような芸人みたいですね!)」
「(何呑気な事言ってんだ早苗ちゃん、
「(……えっ?誰が?)」
「(早苗ちゃんが)」
「ええっ!!?」
いや、『ええっ』って……幾ら俺があーだこーだ言おうとも、結局信仰心を集めるのは目に見えて分かり易い『奇跡』って言っただろ?
「(そういうわけでまずは簡単な奇跡からヨロシク!)」
「(簡単なって言われても……『奇跡』起こすのだってタダじゃないんですよ!?長い準備が必要なんです!)」
「(
「(お手本って……ああもう!)」
「さあ先ずは俺から!先日の山の騒ぎの後、守矢の信徒となった俺は信仰を広めるために神奈子様より直々に御力を授けて戴いた。その奇跡を御覧じろ!」
「(えっ!?いつの間に神奈子様からそんな力を貰ったんですか!?)」
「(ただの嘘だ!)」
「(!??)」
要は神様の御利益っぽい結果を引き起こせば良い。それなら俺の魔法でちょちょいのちょいよぉ……(ゲス顔)
「さあこれが『神の風』だ!」
手元に魔力を集め、風に変換させる。無論店の中なので、そよそよとした微風程度の出力に抑える。締め切った店の中で風が生まれるという奇跡だが、ショボ……と思ったそこの貴方!真の
手に集めた魔力を地面に叩きつける。するとそこから舞い上がるように風が吹き―――
「……へっ?」
ザワッ 「おおっ!!」 ザワッ
鯢呑亭の看板娘が着ていた服の裾が大胆に捲り上がり、その透き通るようなモチモチ太ももを晒した。あー大変エッチで良いですねぇー。パンツ……もうちょいでパンツも見えそ……
「でぇいッ!!!」
「ふんッ!!!」
「ばっきゃもッ!?」
早苗ちゃんの拳と美宵ちゃんの蹴りが俺の頭を挟むように放たれ、ダメージが逃げる場も無くそのまま膝から床に崩れ落ちる。み……見え……た……ガクッ。
「……コホン。えー、本当の『守矢の奇跡』をお見せしましょう」
そうして信仰集めは一応何事も無く進んだ。
◆
「頭が割れそう……」
「全く、飲み過ぎですよ詭弁さん!仕事中にお酒を飲むなんて信じられませんっ」
「おう物理的に頭が割れそうなんだよこちとら」
信仰集めは一応『成功』と見て良いらしく、一応それなりに新たな信者を獲得出来たようだ。そして後は地道に布教活動を続けるだけ……つまり俺のお仕事はこれで終了との事である。
「本当に良いのか?」
「はい。詭弁さんのお陰で、幻想郷での布教の仕方は大体分かりましたので」
「脱ぐのか……俺以外の男の前で……」
「脱ぎませんよ!?」
冗談ですぉ。
「んじゃ気をつけて帰りな。……一応言っておくが里の近くに分社を立てる場合、俺じゃなくてちゃんと大工雇えよ?」
「…………あはは、流石にそんな事ぐらい分かってますよー?」
「なんだその微妙な間は」
金さえ出せば何でもやるけど、俺に何でもやらせるな。
……と、もう空はだいぶ日が傾いていて、既に東の空から夜が降りてきている。もう間もなく妖怪達の時間になるだろう。
「詭弁さん、ありがとうございました。それではまた」
「んぃ、またな」
そうして早苗ちゃんと別れる。……さて、晩飯はさっき食ったけど、もう少し何か摘まんで行こうかな。
それからまた暫く。日はほぼ沈み、空は藍色と紫色のグラデーションに染まり、星明かりがアクセントとして光っている。
「あ”~……偶には銭湯も悪くない。こうして湯に浸かりながら脚伸ばせるのは良いな……」
「ウチのお風呂ももっと広いと良いんだけどねー」
腹も膨れたし後は帰るだけ……と思ったんだが、家の風呂を掃除する気力が湧かなかった為にこうして里外れの露天風呂に来た。湯に浸かり、空を眺めながらの一献もオツなモノよ。
此処、里外れの銭湯は広い露天風呂が特徴なのだが、里外れ故に稀に妖怪が潜り込んでくる事があって割と不人気だ。今も俺以外には誰も客が居ない位に。
「私も居るよ?」
はぁぁー……どうして銭湯の風呂は家の風呂と違って疲れが溶け出るような感覚になるのだろうか。酒を傾けながら今日の出来事を思い返す。……うむ、やはり早苗ちゃんのおっぱいは良かった。帰ったらおっぱい番付を更新しておかなきゃな。フフフ……思い出すだけで昂ってきました。
「わっ、わっ、ちんちん大きくなってきた……凄い、私の手より遥かに大きい!」
カララッ!と露天風呂の出入口が開く音がした。
「私いっちばーん!」
「こら諏訪子!ちゃんと掛け湯しなさい!」
入ってきた声は、幼い声と妙齢の女性の声だった。酒に酔った俺ではよく判断が付かないが、そういえば此処は混浴だったなと今更になって思う。だってあんまりにも利用者少ないんだもん。
パチャパチャと掛ける音がしたと思えば、視界の端で小柄な少女が風呂に飛びこむのが見えた。おっと酒が零れる……。
「諏訪子!」
「へへー、やっぱ広いお風呂はいいね~♪神奈子も早く入りなよ!」
「……カナコ?」
はて、最近聞いたような名前の気がするぞ……。
「諏訪子様、神奈子様、はしゃぎ過ぎですよ……他の利用者が居るかもしれないじゃないですか」
「私もかい!?」
はて、ついさっきまで聞いた声の様な気がするぞ。
「良いじゃん良いじゃん。脱衣所に他の客の服なんて置いてなかったんだし、誰も居ないってー……―――ありゃ?」
「久々に外に出たからってはしゃぎ過ぎよ諏訪子―――あら?」
「どうしたんですか?そんなありえないモノを見たかのような声を―――って」
湯面に浮かぶ金髪幼女。屈んで掛け湯をしている最中の美女、しずしずと露天風呂に歩いてくる美少女。全員がタオル一つ持たず、その身を空に晒していた。要するに色々開けっ広げになっていた。
滴る湯を弾くその身にはシミ一つ無く、豊かに実っている
細く締まった腰回りから弾けるように実る
あとなんかプニプニしてそうな子供。
「
顔面に御柱とかが突き刺さる僅か二秒前の言葉だった……
霊夢「……っ!今異変が起きた気がするわ。詭弁に夢想封印撃ちに行かなきゃ」ガタッ
酔蝶華買ってないなんて……そんな……そんな事お前……
くっそ、あんなえっちな服しやがって。
何故カナスワ神様が里まで来たかというと、神社に戻ってきた早苗(透明な服着用)の姿を見て『詭弁は何処だァ!!?』と探し回った結果。
詭弁の家に襲撃掛けたが不在。何処探しても居ない。あー疲れた。おっ、丁度銭湯あるやん、寄ってこ。という思考。フフフまさかそこが混浴だとは神様ですら思うめえよ……。
クズ「」チーン
早苗「ど、どうするんですか?」
神奈子「どうするも何も、脱衣所にでも放り投げておきな」
諏訪子「裸のままで?」
三人「……」
クズ「」チーン <コンバンハ!
諏訪子「ぐへへ、仕方ないなぁ!じゃあ私が責任もって脱衣所で鎮めてきてあげるよ!」
神奈子「絵面がヤバイから止めな!」
早苗「お、お、おち、おち、おちん、おち、……ふっ」バタッ
神奈子「早苗まで倒れたッ!?」
諏訪子「じゃあ早苗の手当は任せた!」
神奈子「あーもー収集が付かないだろいい加減にしろッ!」
「感想、評価、ここすき、いーっぱいくれたら……地底でいーっぱいサービス♥シーンがあるかもっ!だから皆よろしくねー!」