詭弁ですよ!霊夢ちゃん!   作:名は体を表す

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いつの間にかランキングに載ってたし、やったぜ。さあ皆感想書け定期。
サブタイトル考えるのもわりと面倒なのよね。


ありきたりな日常?

 宴会から明けて暫く。俺の怪我もほぼ完治し、普通に出歩けるようになった。

 そして今は阿求嬢と慧音先生、射命丸文(変装済み)を交えて先の異変『紅霧異変』の歴史の編纂中である。

 

「……という感じで、博麗の巫女は弾幕ごっこによって吸血鬼レミリア・スカーレットを打ち倒した訳だ」

 

「なるほどなるほど……私の持っている情報を裏付ける証言ですね!」

 

「ふむ、弾幕ごっこ……『スペルカードルール』か……」

 

「弾幕ごっこって、話は聞くんですけど実物を見たこと無いんですよね私」

 

「面白いですよー?鮮やかで写真映えしますし」

 

 そう言って文ちゃんは懐から写真を何枚か出し、阿求嬢に見せる。

 

「弾幕を撒き散らして空を飾る、優雅さを競う遊びです!あ、そういえばここに考案者の一人が居ましたね!」

 

「そうなのか?」

 

 慧音先生が俺を見るが、考案者と言うか遊びのルールにちょっとだけ口出した程度なのだが……。

 

「かの博麗の巫女に弾幕ごっこで勝利を収めたとか!」

 

 勝率一割切ってるのに大業に言うのはちょっと……。

 というか、そもそもそんなに弾幕ごっこで戦ってないのだが。

 

「一応霊夢ちゃんに言われてカード持ってる程度だよ……。考案者っても、『スペルカード切る時に技名宣言した方が良いんじゃねえの?』って言っただけだし」

 

 まあ、とは言えだ。女子供の遊びと揶揄されても、カード持ってるのと持ってないのじゃ里の外の危険度がかなり違う。それでも一般人には危険なのには変わらないけど。

 

「うーん流石。ほぼ毎週のように花の妖怪に襲われている貴方が言うと説得力が違いますね!」

 

「やめろ」

 

 何がイジメ甲斐あるからまた来るわね、だ。毎回瀕死になる俺の身にもなれ。

 

「……と、それで阿求嬢、他に何か聞きたいことはあるか?」

 

「そうですねぇ……あ、吸血鬼レミリア・スカーレットの事についての情報を教えてください」

 

「んぃ。吸血鬼レミリア・スカーレットは500年生きる妖怪で……」

 

 そして阿求嬢に一通り情報を伝えたら今日はそこで解散となった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 時間が経って、紅魔館の門前。そこで俺はメイちゃんと組手をしていた。

 

「ふっ!」

 

「やっ!はっ!」

 

「っづ!」

 

 メイちゃんの攻撃は、一撃一撃が()()上に速い。俺が一撃入れる間に二撃入れられ、しかも威力は俺の二倍くらい。都合四倍差だ。しかもまだ本気を出してないと来た。

 そうして防御の上から腹を蹴られ、一瞬息が止められた瞬間頭に一撃を……寸止めされた。

 

「ぐふぅ……メイちゃんの攻撃重すぎ……」

 

「『気』を自在に使えば詭弁さんももっと強くなりますよ!しかしなんと言うか……詭弁さんは回避と防御が上手ですね。普通の人間なら後半の()()に反応するのも難しいと思うのですが」

 

「目は普段から鍛えてるんでね」

 

 主に揺れるおっぱいとか風で翻るスカートの中とか見逃さないようにだけどね!揺れまくるメイちゃんのおっぱいとチラチラ見えるチャイナドレスの中ゴチです!

 

「うん、メイちゃん。今度からちゃんとブラと、あと下にズボンかスパッツ的な物を履こうね」

 

「……み、見ちゃいました……?」

 

「バッチリと」

 

「…………タイヘン、オミグルシイモノヲオミセシマシタ……」

 

 顔を真っ赤にして俯くメイちゃん。女の子の赤面顔は良いぞ(クズ)

 

「そうだ。今度一緒に下着類買いに行こうか!」

 

「はへぇ!?」

 

「何をやっているのよ……」

 

 突如音もなく現れたのは紅魔館のメイド長、咲夜ちゃん。

 

「咲夜ちゃんも下着買いに行く?」

 

「結構よ」

 

「じゃあ良さそうなの選んであげるね!」

 

「耳付いてます?……って、そんな話をしに来たんじゃないわ。詭弁さん、パチュリー様がお呼びです」

 

「んぅ、何でだ……?結局この前の宴会じゃぁ話はしてないけど……」

 

「私に言われましても。案内しますので付いてきてください……美鈴、門を開けなさい」

 

「へぁ、は、はいっ!!」

 

 混乱して目をグルグルさせていたメイちゃんが再起動し、いそいそと門を開ける。

 

「それではどうぞ、こちらへ」

 

 そうして紅魔館内に案内される。

 

「そういえば咲夜ちゃん、紅魔館の中って外観(みため)以上に大きいよね。どうなってんのこれ」

 

「空間をちょっと弄ってるだけですよ」

 

「ちなみに俺の()()()外観(みため)以上に大きいと評判―――」

 

 凄い勢いで眉間に銀のナイフが飛んできた。

 

「咲夜ちゃん?客人を殺しにくるのは不味いんではないのかね?」

 

「何故死んでないのかしら?」

 

 眉間に張った守護術(ブロック)が間に合わなかったら紅魔館の通路に紅いオブジェが出来上がってるところだぞ。

 というか、今のよく下ネタって通じた―――

 

 瞬間、俺を囲むように銀のナイフが中に浮いていた。

 

「私、裁縫も得意なんですよ。その口縫い合わせてあげましょうか?」

 

「やーいムッツリスケベー」

 

「銀色のハリネズミにしてあげるわ」

 

「はっはー。魔理沙並みの純粋さを取り戻してから言うんだなぁ!」

 

 魔理沙は凄いぞ、大抵の下ネタが通じないんだから。さっきのだって「俺の詭弁君?何言ってんだお前」ってんで、言った俺の方が恥ずかしいくらいなんだから。

 その後「私の魔理沙さん並みに広い心で―――」って言った時はもうどうしようかと。

 

「だから咲夜ちゃんも咲夜ちゃん並みの広い心で許してくれよ」

 

「今日のデザートは口煩い男のケーキね。お嬢様もお喜びになるわきっと」

 

 激おこぷんぷん丸の咲夜ちゃんが弾幕を展開し、俺は懐から()()()()を取り出した。

 

「幻世『ザ・ワールド』」

 

時止め観測(ストップウォッチ)!!」

 

 咲夜ちゃんが波紋状に弾幕を張り、懐の懐中時計に触れて()()()()()()

 

「時が止まった世界ってこうなってるのか」

 

「なっ!?」

 

 時間を止めても尚喋る俺にビックリしたのか、手に持った銀のナイフを取り落とす咲夜ちゃん。

 手品のタネは単純明快。俺の懐中時計に、予め魔法を込めていた。そして咲夜ちゃんが時間を止めると一緒に俺も止まった世界で動くことが出来る。ただ、自分から時を止めるなんて事は出来ないのが欠点だが……まあぶっつけ本番だけどうまくいったようだ。

 

「さて、時間は咲夜ちゃんだけの味方じゃないぜ?」

 

「くっ」

 

 本当に予想外だったのか動きが鈍い咲夜ちゃん。タンと床を蹴って、至近距離で霊撃を放ちスペルブレイクした。

 

「ははは、里じゃぁ『奇想天外の詭弁さん』と有名なんだぞ俺は」

 

「『奇妙奇天烈』の間違いでしょう?」

 

 口では強がっているが動揺しているのが丸わかりだ。そのままあっという間に咲夜ちゃんを撃墜し、弾幕ごっこに勝利した。

 

「……不覚をとったわ」

 

「今日から俺がご主人様だ……冗談だからそんな目で睨むなよぅ」

 

 というか、なんで弾幕ごっこすることになったんだっけ?まあいいや。

 そんなこんなあって、漸く紅魔館の大図書館に入る。

 

「広すぎひん?」

 

 限度ってものがあるだろ……と言いたくなる程上も奥も広く、同様に蔵書もとんでもない量と伺える。

 

「あふふ、遅かったじゃないですかぁ♥️パチュリー様を置いて乳繰り合ってるなんて良い御身分ですねぇ♥️」

 

「別に乳繰り合って……」

 

「やー、咲夜ちゃんがどーしてもどーしてもとオネダリしまくるからさぁー」

 

 ナイフが飛んでくるが見切って……痛いっ!曲がった!?カクッて曲がった!?

 

「煩い蝿がいるみたいね」

 

「そりゃ大変だ。本が齧られちゃう」

 

「あふふ、この図書館の本は全て保存魔法が掛けられているので、劣化や浸食程度じゃ傷一つつきませんよぉ♥️」

 

「なるほど。虫は虫でも本の虫だったか」

 

「あらお上手♥️」

 

 あふふHAHAHAと笑ってるとジトッとしたメイドの視線を感じたがあえてスルー。

 

「着いたのならさっさと案内しなさいよ小悪魔」

 

「あらパチュリー(本の虫)様」

 

 ゴウッ!!

 熱風が吹いたと思ったら、隣にいた小悪魔が跡形もなく消え去っていた。

 

「今日の私は絶好調よ。おちょくるタイミングは考えるべきね」

 

「怖っわ」

 

 ふよふよと漂うように空から紫色の何かが降りてきたと思ったら、ゆったりとした服を着た女の子だった。寝巻きかな?

 突然殺しに掛かるなんて物騒な女の子だなぁ(なお幻想郷ではわりと日常茶飯事)

 

「……いきてますよぉ」

 

 全身が焼け焦げてとても扇情的な姿をした小悪魔が、本棚の間から這いずるようにして戻ってきた。

 咲夜ちゃんを見る。小悪魔を見る。もう一度咲夜ちゃんを見る。ナイフが飛んでくる。掴んで止める。

 

「あ、ふふ……詭弁さん。その方が私の(あるじ)、パチュリー・ノーレッジ様です……」

 

「おお!貴方様がかの有名なパチュリー・ノーレッジ様であられますか!その御高名は遥か海を越えてこの極東の地にも響いていらっしゃいます!!」

 

「っ……そ、そう?なによ、貴方ちょっとは見所あるわね……」

 

 眠たげな眼を細め、口元は少しばかり緩んでいる。成程褒め言葉に弱いと見た。

 

「ここで会えたのもきっと神の思し召し!どうかこの私めと挨拶のハグを!!」

 

「ふ、ふん。本来なら貴方みたいな只の人間とはお断りだけど、今の私は気分が良いからちょっとくらいなら良いわよ?」

 

「ありがたき幸せ!!」

 

 計 画 通 り !!

 だ、ダメだ……まだ笑うな……いや、しかし……っ!

 視界の端では、一切の音を立てずにゲラゲラ笑い転げている小悪魔と侮蔑しきった目を向ける咲夜ちゃんが居るが、パチュリー・ノーレッジはそんなことに気がつかなかった。

 そして縮まる俺らの距離っ!3・2・1・ハグ!

 

 

 デッッッッッ!?

 

 

 えっ?デッッッッ?低身長なのにおっぱいデッッッッ?慧音先生よりデッッッッくない?着やせするするタイプなの?説明不要のデカさなの?無差別級なの?略してむきゅ~なの?

 これはもしや幻想郷おっぱい番付更新もあるか!?いや、まだだ……そう、これは言うなればシュレーディンガーのおっぱい!()()()()()と観測するまでは断言できないっ!観測……そう、観測しなければ(使命感)

 

「あら、感動のあまり絶句したのかしら?」

 

「そぉい!!!」

 

 パチュリー・ノーレッジの超ゆったり服の裾をバサッと一気に持ち上げ、衣服を上にひっくり返す。頭の上でキュッと結べば、さながら胸から下が生えた布袋だ。

 

「……むきゅ?」

 

 残念なことに……非常に残念なことに、服の内側は薄手のキャミソールとドロワーズで守られており、まあそれはそれで良き……じゃなかった。パチュリー・ノーレッジの全容を観測することは叶わなかったが、キャミの上からでも分かる程の大迫力おっぱいが大変おっぱいでしたので晴れてめでたく幻想郷おっぱい番付表の更新が決まりました。やったね!

 

「おめでとうパチュリーちゃん。まさかこんな小さな体に大きなおもちを御持ちになられているとは。これは間違いなく遥か海を越えてこの極東の地に『ラクト()ガール』の異名が響き渡るでしょう!」

 

 さて、おかしいな。なんで俺の両足だけが、時が止まったかのように動かないのだろうか。

 

 あれー?なぁーんか頭上にでっかい火の玉が出現してるぞぉー?あんなにでっかい火の玉が出現してるのに、背中がゾクゾクとして寒気に包まれてるのはなんでだー?

 

「貴方の敗因は……()()()()()()よ……詭弁……

 ()()()()()()単純(シンプル)な答え……」

 

『テメーは私達を(おこ)らせた』

 

「いやそれキャラ的に咲夜ちゃんの台詞じゃな―――」

 

「不可能弾幕『ロイヤルフレア』」

 

 移動縛りで弾幕ごっこっすかぁぁぁ~!!!?

 太陽が落ちてくるっ!逃げっ……れないっ!!あー困りますっ!困りますッ!!!

 死ッ……!!

 

「ン……でたまるかぁッ!!!氷の女王スカディよ、その凍てつく息吹(ブレス)で迫る厄災から守る祝福(ブレス)を授けたまえ!氷結壊(ひょうけっかい)魔法『フロストコラプス』!!」

 

 全魔力を放ち、隠し持ってた氷のエレメンタルを全て使って巨大な炎に対抗する。くっそまた集めなおしだよっ!

 炎と氷が拮抗し合い、辺りに異様な霧と魔力の残滓が飛び散る。しかも威力は向こうの方が高く、魔力制御を一歩間違えれば焼け死にマッハ。

 

「これに対抗出来るなんて大したものね、この暴挙は絶対に許さないけど」

 

その(服がひっくり返されて頭上で縛られてる)状態で喋らないで!?」

 

 やっといてアレだけどちょっとその姿面白すぎない?

 あ、制御ミスっ―――

 

「ア”ーッ!!!!!!!」

 

 視界が炎に染まり……俺は意識を失った。

 

 

 

 

「あふふ♥あんなに(はしゃ)いでるパチュリー様なんて初めて見たわぁ♥」

 

「チッ、まだ息がありますねこの男。トドメを刺しますか?」

 

「……やらなくていいわよ、別に。……ふん、炎と……雷のエレメンタル、ね。コレの代わりに命は取らないであげるわ。小悪魔、適当に介抱してあげなさい」

 

「はぁい♥」

 

 

 

「あふふ~♥まさかまさか、こぉんな()()の男が転がり込んでくるなんて♥あぁ……楽しみだわぁ♥」

 




もっと……もっと感想を書くのです……。
ところでスカートやワンピース的な衣服を捲り上げて頭上で縛るヤツって何か名前あったりします?もっと多種多様なソレを見たいのですが、検索方法がわからん。


・エレメンタルってなんぞ?
クズ「いわゆる『属性の塊』の様なモノだ。俺はソレが無いと属性魔法の威力がカスになる。今の所氷、炎、雷の三種が見つかってるぞ」
魔理沙「属性の塊、つまり超自然的な物の結晶だから妖精と相性が良くて、妖精達が隠し持っている事が多いぜ。ただ私は妖精から集めるのは面倒だから隙を見て詭弁から盗……借りてっているぜ」
パチェ「私はそんなの無くても属性魔法は使えるけど……まあ用途は色々あるわ。ウチの妖精メイドたちも集めてくればいいのに」

・おっぱい番付とは?
幻想郷で人妖神関わらず密かに測定され続けた胸囲度(きょういど)をランキングにした物がもの凄くひっそりと回っている。胸囲度(きょういど)は大きさ、柔らかさ、ハリ、身体との比率で決まり、古今東西のおっぱいが図解付きで説明されている。
その歴史は古く、幻想郷が始まって以来ずっとコッソリ続いてきた。番付表の製作者は代々変わっていき、時に人間、時に妖怪がその作製に関わってきたそうな。
今までは服の上から見た揺れ方や湯浴みを覗く等によって得られた情報ばかりだったが、最近の番付表には実際に触れたかのようなコメントが添えられており、ひっそりながらも爆発的な販売量を誇っている。
尚この番付表の製作者は機密保持のため、その正体は謎に包まれている。

・???程度の好感度
霊夢ちゃん:目の前で他の女とイチャつかれると夢想封印撃ちたくなる程度の好感度
魔理沙:コイツ小さい頃から全然変わってないなーって程度の好感度
慧音先生:普段から真面目にしていれば、まあ私だって……その、吝かではないぞ?程度の好感度
もこたん:色んな意味で気になる弟程度の好感度
メイちゃん:詭弁さんの事を考えると胸が苦しい……程度の好感度
咲夜ちゃん:他人と呼ぶには近過ぎる距離程度の好感度
レミィ:アイツが死ぬ前にはモノにしたいわね……程度の好感度
パチェ:ちょっとは興味あるわね……ほんのちょっとよ?程度の好感度

AQN:じ…………………………………………と見てるだけで満足な程度の好感度
八雲紫:■■■■■程度の好感度
小悪魔:うふふ、うふふふふふふふふははははひはははいひははいひあひあひははあははあはははいひはいあいはいあははいははうふふははふふははははあははふふふひはは
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