詭弁ですよ!霊夢ちゃん! 作:名は体を表す
お陰でばあちゃんの病気が治りました!
「あふふ♥️あふふふふ♥️詭弁さん♥️詭弁答弁さん♥️あぁ……あの巫女なんかよりも遥かに
◆
茶巾ずしィ!!!?
はっ、夢か。
「あふふ、起きましたかぁ♥️」
「あぁ……うん…………なんで俺裸に剥かれてんの?」
「あふふふふ♥️とても素敵な一夜でしたわぁ♥️」
「ン何をしたァ!!!」
目を覚ませば図書館の一角。そのソファの上で何故か全裸で寝ていた。服返せこら。
「あふふ、冗談ですよぉ……詭弁さんの服はパチュリー様の魔法で焼けてしまいましてぇ。図書館にはパチュリー様か私の替えの服しか置いてないんですよねぇ」
「なんと、女装して家に帰ることになるとは……」
まあ?俺ってば中性的なイケメンだし?女物でも着れば似合う事は硬貨を投げて表か裏が出るくらい当たり前な事実だし?
「わりと乗り気なんですねぇ……」
「冗談だ、じょーだん……半分くらいは」
まあ本当に着るとしても咲夜ちゃんのメイド服やメイちゃんのチャイナドレスの様なものは流石にキツい。主に絵面的な意味で。
その点パチュリーちゃんや小悪魔の着ているような服なら足とかは出ないからわりと平気そうだ。
「まあ、見映えさえ気にしなければわりとどうにでもなるし……『
魔力で糸を紡ぎ、糸から布を織る。人形遣いから教わった糸の魔法をアレンジし、魔法の服を造り上げた。
魔法の服……なんて、名前だけなら強そうなものだが実際は不純物だらけの魔力糸で織った布だから色がくすんでみすぼらしい印象。ちゃんとした魔法使いならもっと高純度の魔力糸で、色合いも綺麗になる。
「……まあ、俺に服飾の才能は無かったということで」
「あふふ♥️原始人みたいですねぇ」
くすんだタンクトップに腰ミノ……『最低限以下』を行くスタイルは、いくら俺がイケメンだからといっても許される服装じゃなかった。
咲夜ちゃんが突如現れ、物凄いしかめっ面しながら燕尾服一式を持ってきた。有るんならもっと早くだな……
「貴方が紅魔館の執事に形だけでもなることが耐えられないだけよ」
「またまた~素直じゃないんだからーもー…………んぃ、着替えたよ。似合う?」
「さっきの野蛮人姿と比べれば遥かにマシね」
「『一緒に働くならやっぱりこの格好が良いわね』?」
「貴方耳何処に付いてるのよ……」
何故か大きさがぴったりな燕尾服に袖を通し、小悪魔と咲夜ちゃんに一礼。ついでに咲夜ちゃんの手をとり、その甲に口付けを落とす。
「何かご用命が有れば何なりとお申し付け下さい、お嬢様」
「っ!」
パッと瞬間移動したかのように消える咲夜ちゃん。
「あふふ♥️女誑しですねぇ♥️」
「特技ですから」
「いつか背中を刺されますよぉ♥️」
刺される程度で済めば良いけどな……まあ、女の子を口説くのはライフワークなもんで。
「んぃ、それで……俺はそもそも何で図書館に呼ばれたんだ?この格好で社交ダンスでもすれば良いのか?」
「あふふ、運動不足のパチュリー様相手は難しいですよぉ?いえ、そうではなく。パチュリー様が貴方に興味があるそうでぇ」
「俺に興味ねぇ……。まさかパチュリーちゃん、あれで面食い?予想外にも程があるな」
「ち が う わ よ !!」
噂をすれば影と言うように、パチュリーちゃんが怒鳴りながら俺達の所に飛んできた。
「面食いじゃない?……もしかして、身体目当て!?」
「違ーう!!あんたの能力が気になるから呼んだのよっ!!」
「……やっぱり身体目当てじゃないか!!」
「その言い方止めなさいっ!ゲホッゲホッ……ヒュッ、ヒュゥ……」
「パチュリー様、大丈夫ですかぁ?急に叫んだりするから……」
「さ、叫ばせるコイツのせいでしょ……ゴホッ」
「んぉ~う、もしかしなくても喘息か?……専門じゃないが俺は医者もやってる。パチュリーちゃん、一旦目を閉じて心を落ち着けて……ゆっくり息を吸うんだ」
「ひゅっ、ゴホッ……スゥ……」
「息を吐いて……ここは空気の済んだ森の中。暖かな木漏れ日が優しく自分を照らしている……息を吸って」
「……スゥー……」
「済んだ空気が自分の中の悪い気を洗い流し、代わりに良い気が肺から全身を巡っていく……息を吐いて」
「はぁー……」
「森の空気が肺の細胞一つ一つに染み渡り、自分の肺を大きく広げていく……息を吸って」
「すぅー……」
「悪い気は全て洗い流され、次に息を吐く時には身体はすっかり元気を取り戻している……息を吐いて」
「はぁー……」
「……はい、処置完了。パチュリーちゃん、目を開けて良いよ」
「……すっかり調子が良くなったわ……不思議ね」
「あふふ、凄い手腕ですねぇ♥️専門じゃないと言ってましたが、外科の方が得意ですか?」
「いや、『医者が』専門じゃないという意味だ」
「ヤブ医者じゃないの!!!」
「んぃぃその通り。里で一番有名な
quackは英語で『ガーガーうるさい』という意味でもある。つまりそういうことだ。
病は気から。大抵の病気は何とかなるし、怪我も回復魔法を使えば大抵間に合う。勿論
実際それで効果有るんだから真っ黒とか言うな!
「さて、落ち着いたところで……俺の身体目当てのパチュリーちゃんは何をしようってんですかね」
「だから身体目当てじゃないって言ってるでしょ!!!」
「パチュリー様ぁ、無限ループってご存じですぅ?」
「パチュリーちゃんなら治療費は『1おっぱい』でいいぞ!」
「身体目当てはアンタじゃないのッッッ!!!!ヒュッッ!!?」
「あらぁ……これは……」
「……さて」
「ヒュッ……カヒュ……」
1.もう一度森林回復呼吸治療
2.胸部圧迫療法
3.人工呼吸
「どれを選ぶっ!!!?」
「面白そうな三番でぇ♥️」
「私で遊ぶなッッッ!!!」
本日の治療費 2おっぱい
「こんなの詐欺よ詐欺ッ!」
「パチュリー様ぁ。また叫ぶと喘息発症しちゃいますよぉ?」
「ぐっっっぬっっっ……!!」
「ん~……どーしてもおっぱいがダメなら、まあ別の物でも良いよ。しょうがない」
「ふん!金でも魔力結晶でも賢者の石でも言ってみなさいよ!」
「ん?今何でもって」
「言ってないわよ!!」
「じゃぁ『パチュリーちゃんが読んだこと無い魔導書』を10冊程」
「……ん?」
「勿論一回の治療費が10冊だから、二回で20冊『パチュリーちゃんが読んだこと無い魔導書』を見繕って貰おうかな!当たり前だけど
「良いわけないでしょ!?な、なんでそんな……アンタにちょうど良い感じの魔導書なら幾らでも見繕ってあげるわよ!」
「ダメ。『パチュリーちゃんが読んだこと無い魔導書』じゃないと。と言う訳で小悪魔サン!適当に良いの見繕ってきて!出来れば神話級にレアで読む気も起きない位えげつない位分厚いヤツ!!」
「はぁい♥」
「ま、待ちなさいっ!待ってっ!」
「んもぉ!ワガママばっかだなパチュリーちゃんは!おっぱいは嫌、魔導書も嫌、じゃあ治療費は何で払う気なんだ!」
「だ、だから金塊とか、貴方レベルに合わせた魔導書とか出すって言ってるでしょ!?」
「
「想像以上のクズ男じゃないの!!!」
「パチュリー様、喘息ぅ」
「―――っ!……ふぅー……」
「おっぱいは嫌、魔導書は嫌、じゃあしょうがないなぁ。ここは
「っ!?」
「うんうん、この
「はぁい♥」
「待っ!?ってか小悪魔貴方どっちの味方よ!!」
「あふふ♥私は常にパチュリー様の味方ですよぉ♥契約の範囲内でですが♥」
「クソッ!!悪魔種特有の快楽主義者がっ!!」
「ぱっちぇさん口汚いなおい」
世の中の原理は
さて、そんな魔法使いに『貸し一つ』なんて言う超曖昧なモノを交換すると……こうなる。
「う……くっ……うぅ……」
「わぁ♥パチュリー様の表情筋が今まで見た事も無い程に動いてますぅ♥」
おめめがぐるぐるしてるぱちゅりーちゃんはかわいいなぁ!!!
小悪魔がもの凄い良い笑顔で親指を立てる。心なしか肌がツヤッツヤになってる気もする。
「(知識を尊ぶ魔女が、その知識を得る機会を手離す?ありえない……!なら、貸し一つ……駄目っ!このクズ男に何を要求されるか分かった物じゃないっ!な、なら要求が分かっているモノに、つまり
「(―――なんてパチュリー様は考えているんでしょうねぇ。選択肢としては
「(―――そう、俺の目的はただ一つ。『パチュリーちゃんのおっぱいを存分に揉みしだく事』ッ!!!!あの胸、男なら揉まずに居られるかッ!閻魔が怖くて
―――ちなみに詭弁は、喘息で悶えるパチュリーを落ち着かせて深呼吸させただけである。それだけでおっぱいだって?何のことは無い、最初っから
「くっ……分かったわ。治療費はおっぱいで払えば良いんでしょう……っ!」
「「 いよっしゃぁ!!! 」」
「いやなんで小悪魔まで拳握るのよっ!」
「あっ、つい……あふふ♥」
そうと決まれば早速おっぱいの準備である。小悪魔の魔法によって
「お……おぉ……少し前にしっかり見たとは言え、服を押し上げているあのボリュームはヤベェな……」
「あふふ、ですよねぇ♥パチュリー様ってばあのようなゆったり服しか着ないので、初めて出会った時は妊婦かと思いましたよぉ♥」
「小悪魔、貴方後で覚えてなさいよ……(あれ、そもそもなんで私おっぱい揉まれる事になったんだっけ……?)」
そしてパチュリーちゃんのほっそい腰を跨るように上に乗り、逃げられないように両脚でしっかりパチュリーちゃんの腰を挟む。
「(……今の私の状態って、もしかして……
急にパチュリーちゃんの顔が真っ赤に染まった。えっ、なんでこのタイミング?
「あふふ♥パチュリー様は
「つ、艶本?……え、つまりパチュリーちゃんは、この
俺がそう言った瞬間、パチュリーちゃんの耳と首もとまで真っ赤に染まった。スカーレットデビルってお前の事だったのかよぉ。
……というか、マジか。今の状況を見れば、
「……?どうしたんですかぁ?パチュリー様のおっぱいを揉みしだかないんですかぁ?ペッティングしないんですかぁ??」
「ペッティングとか言うなよ!生々しいだろっ!」
馬鹿野郎お前ここぞという時のヘタレ方舐めんなよお前。伊達にこの年まで童貞じゃねえんだぞコラァ!!
あ、やば。俺の詭弁君が勃っ―――
思わず腰を浮かしてしまったら、パチュリーちゃんが俺の腰に両手を添えてきた。
「あふふふふ♥パチュリー様もなんだかんだ言って受け入れてるじゃないですかぁ♥誘い受けですかぁ?」
「あっ!?ち、違うのよこれは!?」
あ、あー……これはアレですわ。もうあれですわ。つまり今日が卒業式だったんですね。悪いな、里の悪ガキ達。一足先に大人になるぜ俺は。
詭弁っ!
瞬間、小悪魔に首根っこを引っ張られベッドから引きずり落とされた。
その直後、身体を
「ちょっとー、小悪魔風情が私の邪魔しないでよ」
「……あふふ。詭弁さん、貴方一体どんな星の下に生まれたんですぅ?」
「――っ、妹様!?いつの間に地下から……」
一瞬でズタボロになったベッドから顔を覗かせれば、弾幕が放たれた方向には赤い洋服に身を包んだ10にも満たないような幼い子が立っていた。
そして、その子の背中には七色の結晶と、それらを繋ぐ枝の様な翼が生えていた。
うーん、あの身から感じられる妖力と魔力、そしてパチュリーちゃんが言った『妹様』。これは……アレか。レミリア・スカーレットの妹って奴か。
「そいつ、パチュリーを襲ってたんでしょ?なんで守ろうとするの?……あっ、分かった!小悪魔はそいつに
そう言って手に持った悪魔の尻尾のような杖を振り回し、小悪魔の頭に振り下ろした。
「
「ヒィッ!!?」
小悪魔を抱き寄せ、入れ替わるように杖の軌道に入る。
「『
霊力と魔力を込めた障壁で杖の一撃を防ぐ。その一撃は、障壁を貫きはしなかったものの衝撃を止めきる事は出来なかった。左腕の表皮が大きく裂ける。
「っ!!くっそ、コレだから
「あははっ!貴方が誰だか知らないけど、私の一撃を受け止めきれたのはそんな居なかったわ!」
「そもそも本気で暴れたことあるのかお前さんはよぉ!」
「んー。よく考えたらそんな無かった」
「イマドキ手加減も出来ないと遊び相手に困るぜ?」
「別にいいもん。私いつも地下室にこもってるし」
「お前も引きこもりかよ……この館引きこもり率高くねぇ?」
「そんな事知った事じゃないわ。ねえ、そんな事より貴方人間?初めて見たわ」
「お前も吸血鬼なんだろ?なんで人間見たことないんだよ」
「だって今まで人間なんて飲み物の形でしか見たこと無いの。良くあるでしょ?」
「なるほどな。最近の子供は切り身の状態でしか魚を知らないみたいなもんか」
「私は
「495年引きこもってれば生まれたての子供と変わんねえだろ」
「じゃあ貴方は生まれたての子供に負けるのね」
「ズルい手使ってでも勝つのが大人ってモンだ」
「あはっ!じゃあ正々堂々勝ってあげる!」
そうして吸血鬼が大量の弾幕を放って来た。
さぁーてイキったのは良いが、小道具の類はパチュリーちゃんに燃やされてほぼ無し。今着ている燕尾服は多少丈夫程度しか効果がなさそうだ。これは敗戦濃厚かなぁ……。
小悪魔は弾幕戦が始まる少し前に離脱していき、パチュリーちゃんはかなり離れた所で様子を窺っているのが見えた。
さて、これは……
口だけでパッチェさんをだまくらかした詭弁がパッチェさんに跨る?死刑。
これが等価交換だ。覚えておけ。
幻想郷において歩く死亡フラグは……思い当たるヤツ結構いるな。
まりちゃん「詭弁お前医者の真似事なんてすんのか」
クズ「何でも屋なのでなんでもします!」
うどん「催眠術とかも……」
クズ「なんでもします!」
みょん「えっちな按摩とかも?」
クズ「なんでもします!」
フルーツ「神様と信仰ックスも!」
クズ「な ん で も し ま す !!」
霊夢「詭弁?分かってるわ・よ・ね?」
クズ「ごめんなさい!何でもはしません!!!」
あ、ちなみに『1おっぱい』とは大体10分くらいおっぱいを揉むことです。一説によれば一日10分おっぱい見ると寿命が延びるのだとか。なら揉めばもっと寿命が延びるね!!詭弁は長生きだ!
現金に換算すると?幻想郷の少女達のおっぱいを10分揉み放題の権利を現金に換算するの?本気かよ。