達也が風紀委員にならないが圧倒的に多いので、水波が風紀委員になります。
翌日
昼休み
達也は穂波が作った弁当をもって生徒会室に来ていた
達也「失礼します、1-Bの風間です。」
リーナ「同じく工藤です。」
真由美「どうぞ。入って~!」
中に入ると、既に深雪がいた。
リーナ「深雪は生徒会に入るのね。」
深雪「まぁね。水波ちゃんが教職員枠で選ばれたから」
達也「森崎の代わりはさぞ辛そうだな。」
リーナ「達也、一回黙りなさい。」
真由美「まぁまぁ、2人も座って。ご飯は、お弁当を持ってきているのね。」
リーナ「水波のお母さんに作ってもらったのよね。」
摩利「へぇー、桜井の母親は料理上手なのか。」
摩利はリーナからおかずを一口もらいそう答えた。
達也「で、それで、俺達を呼んだ理由は?」
真由美「まずは、委員の紹介ね。まずは、書記のあーちゃんこと、中條あずさ。」
あずさ「会長~。後輩の前であーちゃんはやめてくださいよ~。」
達也とリーナはあーちゃんだなと思ってしまった。
真由美「で、次が会計のりんちゃんこと市原鈴音。」
あずさ「ちょっ、無視ですか~。」
真由美「で、風紀委員長の渡辺摩利。」
摩利「私は生徒会のメンバーじゃないぞ。」
真由美「で、あとは、副会長のはんぞー君が今期のメンバーです。」
深雪「私はどの役職に就けばいいのでしょうか。」
真由美「そうねー。なら、書記に入ってちょうだい。仕事内容はあーちゃんに教えてもらって」
達也「で、俺達は?」
摩利「君たちは私が呼んだ。何故ならば…。」
達也「お断りします。」
摩利「…まだ何も言っていないんだが……。」
達也「どうせ、風紀委員に入ってくれ。でしょう?」
摩利「よくわかったな。」
達也「あのですね、入学式の日に断ったはずですよね。」
摩利「そうは言ってもな。あの技術は称賛に値するんだ。」
真由美「貴方のその魔法式を読み取る力があれば、使った魔法もわかるし、その分罪が軽くなる場合もあるのよ。だから、お願いします。」
達也「何度頼まれても答えは同じです。俺は親の仕事を手伝わなくてはいけないんですよ。活動なんてできるわけないじゃないですか。」
真由美「その事なんだけど、親はどこで働いてるの?」
リーナ「達也の親はMSTで働いてるわ。」
あずさ「MST!?」
真由美「それって、トーラスシルバーの会社だったわよね。」
あずさ「はい!!USNAで〈ループキャスト〉システムを実現させてソフトウェアを十年は進めたといわれているMr.シルバーとその相棒と言われているMr.トーラスが起業した会社です。風間くんはトーラスシルバーの正体を知っているのですか?」
達也「一応、知っていますが、教えられませんよ。」
あずさ「そうですよね。年齢も性別も経歴も全てが謎な人ですからね。」
真由美「たしか、USNAと日本のどちらにもあるのってシルバーがUSNAでトーラスが日本だったからよね?」
達也「そうです。シルバーが実現した〈ループキャスト〉システムに対応できるハードの凄い人を探してたら日本にいて、その人と仲良くなって起業した。と話してましたね。」
摩利「詳しいんだな。まぁ、それもそうか。実際に手伝いに行ってるんだもんな。」
達也「でも、トーラスはともかくシルバーはほとんど会社内でも姿を見せませんよ。だから、一、二回くらいしか見たことはありません。」
鈴音「そういえば私、Mr.シルバーと同じ研究テーマなんですよ。」
達也「というと、加重系三大難問の一つの重力制御型熱核融合炉ですか。」
鈴音「そうです。」
達也「まさか、あなたもでしたか。」
鈴音「あなたもというと?」
達也「俺がMSTで手伝いを始めたのも常駐型重力制御式熱核融合炉の実現ですから。…どうやら貴方とは話が合いそうですね。」
鈴音「ふふっ、そうですね。では、今度じっくり話し合いましょうか。」
達也「そうですね。」
真由美「ちょっと、ストップ。熱中してるとこ悪いけど、風紀委員の話よ。」
達也「なら、俺は十三束鋼を推薦します。彼なら申し分ないでしょう?」
ここで、チャイムがなったため話は放課後へと移ることとなった。
二話分でやっと1日って感じがします。
次回は(なぜか)達也とはんぞー君が戦います。
そして、アンケートにご協力頂いた皆様、投票ありがとうございました。
このあとも何回かアンケートをすることになるので、そのときもよろしくお願いいたします。