久しぶりの投稿になります。
達也の一週間は荒れていた。
剣道部の一幕
達也がエリカと武道棟について剣道部のオリエンテーションを見ていたときにそれは起こった。
剣術部のエース桐原武明が剣道部のオリエンテーションに乱入し、剣道部エースの壬生紗耶香と決闘を行った。
やがて、勝ったのは壬生だったが、桐原が逆上し、常駐型振動系魔法『高周波ブレード』を壬生に放つ。
それを達也が魔法を消してエリカが竹刀を止めた。
その後逆上した剣術部がエリカ(とついでに達也)を襲うが全てエリカが対処した。
途中の魔法は達也が全て無力化した。
その後はトリコロールのリストバンドを持った二科生に何回か攻撃を受けたが、流していた。
その日の夕方に達也はレイモンドに連絡をしていた。
達也「久し振りだな、レイ。」
レイモンド「そうだね。まぁ、久し振りの再開の会話はまた今度にして。達也、どうやら君の学校にはきな臭い連中がいるみたいだね。」
達也「〈ブランシュ東日本支部〉か…。総帥ジード・ヘイグは処刑されたから出てこないと思っていたが、」
レイモンド「どうやらジード・ヘイグが無くなったあとブランシュの総帥を東日本支部のリーダーである司一が引き継いだようだよ。」
達也「ちなみに司一の親類に第一高校に通ってる人物はいるか?」
レイモンド「第一高校三年二科生司甲。どうやら彼の母親の再婚相手のつれに司一がいるみたいだよ。それに、彼の血筋をたどれば陰陽師系の鴨野家にたどり着く。」
達也「なるほどな。とりあえずこの事を国際魔法協会に報告するよ。」
レイモンド「頑張ってね。」
そして、部活勧誘期間も終わった頃
達也の姿は学校にはなかった。
では、何処にいるのか。
答えは自宅だ。
達也はバランスと今回の件に関してを話し合っていた。
横には(何故か)真夜もいた。
達也「――というわけです。」
バランス「この件は国際魔法協会に説明したの?」
達也「それは事後説明と言う形にしようと思います。それに最終的には乗り込んで司一の拘束をします。そして、ブランシュの情報をはいてもらいます。これには横にいる母さんを経由して四葉家に協力してもらいます。」
バランス「わかったわ。この件は貴方に全権を一任するわ。」
達也「ありがとうございます。奴等の拠点はレイに調べてもらっていますので、発見出来次第突入します。」
バランス「わかったわ。では、いい報告を待ってるわ。」
そして通信が切れる。
達也「はぁ、母さん、協力してくれてありがとう。」
真夜「あら、私のかわいい息子なのよ、貴方は。息子の頼みを聞くのも母親の仕事なのよ。」
達也「さて、リーナが帰ってくるまで時間はあるから、お茶でもしましょうか?」
真夜「いいわよ。親子でね。」
達也「もちろんです。」
―――――――――――――――――
翌日
達也が学校に一日ぶりに登校した。
放課後は達也にとってもいいタイミングだった。
達也が教室を出ると、一人の二科生が訪ねてきた。
「ねぇ、風間くん。少しいいかな?」
達也「貴女は、壬生先輩ですか。」
壬生「はじめまして、壬生紗耶香よ。」
達也「それで何のようですか?」
壬生「風間くんにお願いがあるの」
達也「と、とりあえず移動しましょうか。ここではあれですし、」
壬生「そ、そうね。」
達也「で、話はなんですか?壬生先輩」
壬生「何時もみたいに呼んでくれないの?」
周りでは初対面を演じていた2人だが、カフェテリアについて気持ちが楽になった為、友人同士の時の会話に戻っていた。。
達也「はぁ…。分かりましたよ、紗耶香さん。」
壬生「うん。それが一番ね、達也くん。」
達也「で?何のようですか?」
壬生「剣道部に入ってくれないかな?」
達也「理由は?」
壬生「達也くんに入ってほしいから……って言うのが表向きで。本当は協力してほしいの。」
達也「協力?」
壬生「そう。私達は二科生だから、魔法力に関して言えば弱いのは事実。だけど、魔法力だけで私の全てを否定させない。だから、私達非魔法系クラブは合同で部活連や生徒会とはまた別の組織を作ることにしたのよ。」
達也「へぇー。(優遇されていないのと冷遇されているのをはき違っているのか?それとも―)」
壬生「だから、達也くんにも手伝ってほしい。」
達也「協力するかどうかは、貴女方が具体的に何をするのかを決めてからもう一度来てください。電話番号は知っているはずなので決まったらそこに」
壬生「えっ、ちょっ、ちょっと!!」
終わり方が何とも言えないでしたが、この話はここまでです。
今回、達也と壬生さんを友人にしてみました。
達也はスターズの人間なので当然壬生さんのお父さんとも顔見知りかなと言う理由です。