星々の王と妃   作:旭姫

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前回の予告内容と違いますがご了承ください。

そして、今回は達也が協力者となった周公瑾に初めて会います。

では、どうぞ。


三章 第三話 無頭龍(ノーヘッドドラゴン)と任務

無事飛行魔法を完成させた後、達也達は真田達のもとに向かった。

 

牛山達が新製品開発の部署だとすると、真田達は軍製品の製造をする部署である。

 

ここには達也の戦略級魔法星屑の穴(スターダスト・ホール)で使うネックレス状のCADや、達也の槍形状の武装一体型CADである〈ゲイ・ボルグ〉の改良や調整を行ったり、リーナや深雪が戦略級魔法を使えるようになったとき用のCAD(リーナのは既に出来ていて、試射も完了している。)の作成や改良を行っている。

 

真田「やぁ、達也くん。久し振りだね。」

 

真田繁留

国防陸軍第一○一旅団独立魔装大隊の大尉で、防衛省に所属する技術士官

 

隊の中では一二を争う腹黒さを持つと言われている

 

達也「お久し振りです。真田さん。」

 

真田「早速だけど、先日預かった〈ゲイ・ボルグ〉と例の完全思考型CADの改良は済んだよ。後は君が調整するだけで終わりだよ。」

 

達也「ありがとうございます。」

 

真田「あ、後、隊長が話したいことがあるそうだから、後で会議室の方に行っといてね。」

 

達也「わかりました。」

 

そして、達也はそれぞれ10分づつで20分で調整を終わらせて、一人で会議室に向かった。

 

―――――――――――――

 

達也が会議室についた時そこには風間少佐と紗耶香の父である壬生勇三、そしてスターズからバランス大佐ともう一人中華系の男がいた。

 

達也「皆さんお久し振りです。それと、そこの方は初めましてですね。」

 

「ええ、そうですね。初めまして。タツヤ=シールズ中佐、私は周公瑾ともうします。」

 

いきなり階級呼びされた為、達也は一瞬驚くもののすぐに冷静になり階級呼びされた意味を理解した。

 

達也「階級で呼んだと言うことは貴方が例の協力者ですか。」

 

周「そうです。私はあの人が処刑されてからはこうしてスターズの協力員として表では横浜中華街で中華料理屋を経営しながら裏では大陸ブローカーをする傍ら、テロ組織が入国した際のスターズへの報告を行っております。」

 

バランス「これからは公瑾は中佐の直接の部下になりますので、これからはそのまま情報を聞いてください。」

 

達也「了解しました。それで、ここにいるってことはもしや。」

 

周「はい。彼の負の遺産を……ブランシュを潰してくださった中佐殿にご報告がございます。……先日、大陸のテログループ無頭龍(ノーヘッドドラゴン)の東日本支部を名乗るもの達が密入国されました。」

 

壬生父「無頭龍はここ数年で犯罪組織に行き渡っている〈ソーサリーブースター〉を販売している組織だ。」

 

達也「〈ソーサリーブースター〉ですか……。たしか、魔法師の大脳を使った魔法増幅装置でしたね。」

 

周「その通りです。そして、ここにいるバランス大佐に入国したメンバーを調べてもらったところ、国際手配されているメンバーが何人かいることが判明しました。」

 

達也はリストアップされたメンバーを見る。

 

達也「で、俺の仕事と言うのが?」

 

周「彼らは今年の九校戦で賭けを行おうとしています。今はまだ動きがありませんが、今後、例えば九校戦前の移動時や、試合中など、様々な所で妨害工作が予想されます。」

 

バランス「では、シールズ中佐に司令を言い渡します。……無頭龍の妨害工作を現行犯で捕らえ、その後彼らを消滅させなさい。」

 

達也「ここに書いてあるメンバーは捕らえなくてよろしいのですか?」

 

バランス「ある程度情報を入手したらそのまま消しても構いません。作戦の成功失敗及び、獲られた情報は風間少佐に伝えてください。いいですか?」

 

達也「はっ!」

 

バランス「では、情報は公瑾に聞いて、作戦は風間少佐と協力して行ってください。では、私は失礼します。公瑾、後は頼みましたよ。」

 

周「了解しました。」

 

バランスが部屋から出ていく。

 

風間「我々は九校戦当日は見に行っているから作戦はそこで決めよう。」

 

達也「わかりました。」

 

風間「では、会場で会おう。」

 

壬生父「じゃあ、達也くん、また会おう。」

 

風間と勇三が部屋から出ていく。

 

達也「さて、周公瑾。いや、俺も公瑾と呼ぶが構わないか?」

 

周「それで大丈夫です。私は任務時にはシールズ中佐と呼びますが、他の場面では達也くんと呼ばせてもらいます。」

 

達也「それで構わない。じゃあ、情報が欲しいときにまた連絡するよ。……それと、公瑾が経営している店の場所を教えてくれないか?今度友達連れて行こうと思う。」

 

周「ありがとうございます。来ていただいた際には盛大なおもてなしをいたしたいと思いますので是非お越しください。」

 

達也「じゃあまた。」

 

達也は会議室から出て、深雪やリーナと共にMSTを去っていった。




すみません。

前回予告した達也が(結局)エンジニアになる話は次回になります。

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