達也はヴァージニア=バランスのお陰で、無事にUSNAにたどり着いた。
ちなみにバランスは英語だけでなく、多国語を多く話せる。(もちろん日本語も)
バランス「達也、君は今日からUSNA人のタツヤ=バランスだ。」
達也「わかりました、義母さん。」
バランス「義母さんか…。いいね、」
そして、バランスは親バカに目覚めた。
バランス「とりあえず、四葉で戦闘訓練を受けてきた君ならスターズにも入れるだろう。そこには君と同い年の女の子で日本の九島家の縁者の子がいるから仲良くなれるんじゃないか?」
達也「九島ですか…。まぁ、四葉よりかはマシな思想を持っていると思いますがね。」
バランス「そういえば、真夜さんと深夜さんからの伝言だ。「週に一回は電話するからね。」だそうよ。」
達也「……。」
そして、しばらく歩くととある一軒家の前でバランスは止まった。
バランス「ここが、今日から達也が住む家よ。」
達也「わかりました。」
バランス「数日後、この国の生活に慣れたら、近くの学校に転入だからね。準備しなさいよ。それと、家の仲では丁寧語じゃなくて良いわよ。」
達也「分かった。」
達也は自分の部屋に荷物を置いた後に、地下に魔法の訓練場があると言うことで、早速、母から貰った『
達也は現在自分に合うCADを持っていない。
達也(魔法はイメージ。)
達也は暗闇の一点を狙い打つイメージで魔法を放つ。
達也「できた。なら、次は、このスピード・シューティングの台で練習だ。」
達也はスピード・シューティングを一人で行った。
達也「『分解』と『再生』なら完璧にマスターしたんだけど、これは難しいな。百個中七十個か。とりあえず、今日は八十になるまで頑張るか。」
その頃、養母である、バランスはとある人に電話をしていた。
バランス「あの子、早速貴方から貰った魔法を練習し始めてるわよ。」
真夜「そう。完全に習得できたらご褒美をあげなくちゃね。…それより、あの子をスターズに入れるのでしょう?」
バランス「ええ。やはり、あの子にはこの国の為に役立てとは言わないけど、せめて自分の身は自分で守れるようになってもらわないとね。」
真夜「あの子にはもともと私の魔法の適正はあったのよ。それなのに、家の頭でっかち共は…。」
バランス「まぁ、彼が完璧にマスター出来るまでは見守ってあげましょう?」
真夜「そうね。今さら達也が上手く魔法が使えるようになったからって、四葉に戻すのは虫が良い話だから。達也には十師族に捕らわれずに暮らしてもらいたいわね。」
バランス「スターズに九島の縁者がいるのよ。もしかしたら、彼女と付き合ったりしてね。」
真夜「九島の縁者って言うと、先生の弟さんの孫かしら?」
バランス「ええ、そうみたいよ。」
真夜「先生の弟さんはUSNAで既に日本とは関わらなくなっているから大丈夫ね。それと、なんか日本で活動することがあったら言ってね。なんかしらのサポートはするわ。」
バランス「分かったわ。なら、また今度。」
真夜「ええ。達也によろしく言っといてね。」
次回、第三話は達也のお友達が登場です。