バトルボードの予選が終わり、今日の予定が新人戦スピード・シューティングの決勝リーグのみとなった。
ちなみに、男子の部では三高の吉祥寺真紅郎が優勝して、二位に一高の森崎駿が着いた。
決勝リーグに進んだ八人のうち、一高は三人揃っての出場を果たした。
その後、一高の3人に三高の1人が試合を勝ち進み、準決勝戦にまでついた。
―準決勝 第一試合―
第一試合は一高の優勝候補である北山雫と三高の優勝候補である十七夜栞、優勝候補の対決なだけあって観客は相当数になっている。
―控え室 達也&雫―
達也「さて、下準備は終わった。後は雫の頑張り次第だ。」
雫「うん。」
達也「そのCADは今まで使ってたのと少し違うが、大丈夫か?」
雫「問題ないよ。……ねぇ、本当になる気無いの?」
達也「あのお願いはお断りだ。…ただ、友達としてならやってあげてもいいぞ。ただし、優勝したらの話だけどな。」
雫「わかった。優勝してくる。」
雫が試合会場へと向かった。
―控え室 真紅郎&栞―
栞「すごい観客ね。やっぱり真紅郎君目当て?」
真紅郎「僕じゃなくて達也の方だよ。……さて、優勝の為には達也の裏をかかなきゃいけないんだけど、達也の裏は取りにくいから正攻法で行こうか。」
栞「達也君ってそんなに難しいんだ。」
真紅郎「そうだね。僕の頭脳と将輝の魔法を足して2で割ったくらいかな。…まぁ、そこはおいといて。彼女の使っているCADは特化型だ。振動系統の魔法を使っている北山選手は対戦形式には不利だ。…その点、君のその
栞「真紅郎君も勝ってるのね。なら、私もしっかり勝ってくるわ。」
真紅郎「うん。その意気だよ。」
栞が試合会場へと向かった。
そして、真紅郎はそのまま達也のいる控え室に向かった。
達也「来たか、真紅郎。」
真紅郎「呼んでくれてありがとね。」
達也「まぁ、楽しんでくれよ。」
真紅郎「盛大にもてなすよ。」
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達也と真紅郎が回りが聞くと理解が出来ないような高度な会話をしていると、ついに試合時間になった。
試合は点数が拮抗しているなかで、栞がミスをしたところから動き出した。
真紅郎「おかしい…。まさか!?」
達也「気付いたか。あれは汎用型だ。」
真紅郎「くそっ、達也が来てる時点で照準補正付き汎用型の可能性を視野にいれておくべきだった…。もしかして、これを見越してこの作戦をたてたのかい?」
達也「真紅郎は考えすぎなんだよ。去年行われた実験の結果が酷くてもそれのお陰でこれは完成したわけだしな。」
真紅郎「さすがは、天才技術者シルバーかな。」
そして、試合は98-96で雫が勝った。
達也「そうだ。例の新型CAD使ってみるか?」
真紅郎「いいのかい?」
達也「ああ。真紅郎と将輝と愛梨にだけ、夜に訓練場に来てくれれば使わせてやるよ。」
真紅郎「将輝と愛梨に伝えておくよ。じゃあまた後でね。」
その後、雫はそのまま優勝したが、栞は不調が続き、4位になった。
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一高テント
真由美「お手柄ね、達也くん!!」
達也「いえ、選手達が頑張ってくれたので。」
真由美「それでも、上位独占はもう快挙よ。」
「なんか、自分のやつよりも使いやすかったよ。」
エイミイ「そうそう、魔法が上手くなった、みたいな?」
雫「私の優勝は達也さんのおかげ。」
鈴音「北山さんの魔法ですが、魔法大学より、〈
達也「断っていいですか?それ。」
真由美「ええー!!快挙なのよ、それを断るの!?」
達也「あの魔法は振動系統に適正があれば、誰でも戦争で大量虐殺が可能になります。」
達也の言葉に戦争を経験したことが無い第一高校の面々は顔を青くしてその場で立ち尽くした。
達也「まぁ、適正がなくても使える魔法ではあるので。それに、しっかり制御できていれば、そんな心配はありませんよ。今のはifの話だと思って忘れてください。」
摩利「いや、普通は忘れられないだろうが…。」
恋人の影響か、それほど顔を青くしなかった摩利が達也に突っ込んだ。
―その後、掲載を強要された達也は作成者の欄を雫に押し付けて、テントを離れた。
次回は三高の会議から夜の飛行魔法体験会に次の日まで行けたらいいなと思ってます。
では、また次回。